2019年01月17日公開
2019年01月17日更新
マジレスの意味とは?使い方を例文を用いて紹介
あなたはインターネットを見ている時に「マジレス」という言葉を一度は目にしたことがありませんか?そして意味がよくわからなくてもなんとなくスルーしていませんか?「マジレス」とは一体どういう意味なのか、また「マジレス」とはどう使うのかを解説します。
目次
ネット上でよく見かける言葉「マジレス」
あなたは匿名掲示板のまとめサイトや、SNSでよく「マジレス」という言葉を見かけた事はありませんか?そして、その前後のやりとりからなんとなく意味はわかっても、ちゃんと調べず流し読みしている事はないでしょうか。
かといって、今更あらたまって「マジレスってどういう意味?」なんて、良く目にする言葉だけに友達に聞いたりするのは恥ずかしくてできません。そこで、ここではマジレスとは何か、意味や使い方をご紹介していきたいと思います。
「マジレス」の意味とは?
よく目にする言葉なので今更聞きにくい「マジレス」とは、どういう意味で、どういう時に使うのが正しいのでしょうか。なんとなく略語だとわかっていても、何の言葉が略してあるか知っていますか?これから、正しく使う為に「マジレス」の意味を解説していきます。
「マジレス」の由来
「マジレス」の「マジ」とは“真面目・真剣”という意味です。そして「レス」とはresponse(レスポンス)の略なので、“返事・返答”という意味です。つまり、「マジレス」とは真面目な返答、または真面目に返事をする、という意味です。
インターネットでのやり取りが発祥のネットスラングなので、あまりビジネス等のかしこまった場で使用するのは非常識と思われる場合が多いです。インターネット上以外で実際に使う場合は友だち等気心の知れた人にだけ使いましょう。
「マジレス」の使い方《例文紹介》
では「マジレス」は会話等でどういった使い方をすればよいのでしょうか?
例文を交えて紹介していきたいと思います。
姉はマジレスしないと気が済まない
あなたの周りにはいませんか?どんな冗談やふざけて言った言葉でも真剣に返してしまう人。そんな事はわかっているけど…という様な正論を言わないと気が済まない人は結構世の中に沢山います。そういう人が「マジレスしないと気が済まない」人です。
正論を言わないと気が済まない、と言ってしまうと相手の正しさを認めているみたいで少し嫌な気持ちになります。そういう時は「マジレスしないと気が済まない」人、と言ってしまうと少し馬鹿にした様なニュアンスが入って良いかもしれません。
マジレスするとあの店は美味い
友人間で“あの店ボロボロで汚く見えるけど、料理は美味しいのかな?料理も外観通りまずいんじゃないの?”と話題になった時、自分だけそのお店が美味しいとわかっていたら、普通に「あの店美味しいよ」と言うより、「マジレスすると」をつけてみましょう。
自分が冗談ではなく本当に思った事を相手に伝えたい時、この様に「マジレスすると」とあらかじめ言っておくと“ふざけているのではなく、この人は本当の事を言っているんだな”と思ってもらえます。
ネタにマジレスで申し訳ないけど…それは間違いだよ
ネタとして冗談で言っている事にマジレスされると、場の空気がしらけてしまうかもしれません。しかし、あえて冗談とわかっていても正しい事を言いたい場面が時にはあると思います。
そういう時は、自分が野暮なことはわかっているけど、というような感じで「ネタにマジレスで申し訳ないけど」とあらかじめ言っておけば、あえて空気を読まずに発言します、のサインになります。そうすると、マジレスの内容をちゃんと聞いてもらえる事があります。
「マジレスで」という言い方は“これからする話はマジレスになります”という前置きに便利な使い方です。「マジレスをする」と言うより少しスムーズで簡潔です。
「マジレス」への返し方は「マジレス乙」?
「マジレス」とセットで、「マジレス乙」という言葉を見かけたことはありませんか?
「乙」とは“おつ”と読み、ネットスラングで“お疲れ様”という意味の言葉です。しかしこの「乙」は“お疲れ様”という本当にねぎらいの気持ちを込めて言われるのではなく、“必要ない事をわざわざ言ってくれてありがとう”の様な嫌味を込めた言い方で使われる場合も多いです。
つまり「マジレス乙」とは大概の場合、“こっちは真面目な返事は期待していないのに、空気を読まずにわざわざ真面目に返してくれるなんてお疲れ様”という嫌味で使われます。期待していないのにマジレスを返した時は「マジレス乙」と嫌味を言われるのです。
マジレスしても良い場面とは?
「マジレス乙」というマジレスに対して嫌味で使う言葉がある様に、マジレスには使って良い場面と、使ってはいけない場面があります。こちらではどういった場面でマジレスしても良いのかをご紹介します。
正しくない情報が騒ぎたてられている時
インターネット上ではいろんな情報が飛び交うので、便利な時もあれば、ありもしない様な情報を鵜呑みにしてしまって困る時もあります。あれ、この情報間違っているのではないかな?と思ってもその情報が一人歩きしてしまって騒ぎになる事があります。
自分が見て明らかに間違った情報によって自分の大切な何かが批判されていたり、馬鹿にされていたら辛いですよね。そういう時にマジレスでそれを正してみるのは恥ずかしい事ではありません。マジレス乙と言われても、その人たちが間違っているのですから。
これはインターネット上で特におこりやすい事ですが、普段の人間関係でもそういった場面に出会う事も少なくありません。勇気を持ってマジレスしてみてください。
相手が真剣な返事を期待している時
当たり前ですが、相手が真剣な返事を期待している場合はマジレスしましょう。誰でも、真剣に相談しているのにふざけて返されたら気分の良いものではありません。
あなたが真面目で親身になって人の話を聞くような人だったら、一見相手がふざけている様に見えても真面目な返事を期待して相談されている場合もあると思います。そこの見極めは、自分の経験や相手との関係性からよく読み取って判断してください。
マジレスする際の注意点
以上のような場面で、いざマジレスをしなければならない時、注意点等はあるでしょうか。時として嫌われたり、馬鹿にされてしまう可能性があるマジレスはなるべく間違った使い方をしない様に気を付けましょう。
ここでは、マジレスをする時に気を付けなければいけない事をご紹介します。
空気を読む
現実の人間関係でもそうですが、インターネット上のやりとりではとりわけ、“空気を読む”事が大切にされがちです。冗談を言い合って楽しい雰囲気でいる時につまらない正論で水を差されるのは誰でも嫌なものです。
例え間違っているように見える発言や、やりとりがあっても、一度“この人は本気でそう言っているのか?本当は嘘とわかって冗談で言っているだけなのか?”考えてみてください。
愉快犯の思うツボにならない
たまに、マジレスをした人を馬鹿にすることに楽しみを感じる人がいます。「マジレス乙」と言うのを待ち構えているのです。そういう人はあえて嘘の情報を流して騒ぎ立て、マジレスしてくる人を待っています。
そんな人の期待通りにマジレスして、馬鹿にされるのは嫌ですよね。そうなる前に、その発言や書き込みがマジレスを馬鹿にする為にされたものなのかどうか、しっかりと見極める必要があります。
見極めは難しいかもしれませんが、そういう発言や書き込みは、何か有名な文句のパロディで書かれていたり、全くあり得ないような内容がまるで本当の事の様に書かれていたりします。マジレスが馬鹿にされた過去の事例なんかを見てみると良いかもしれません。
真剣である事に責任を持つ
せっかくマジレスをしようと思っても、その内容が本当に真剣に答えられていないものだったり、正しいものでないと意味がありません。
マジレスとは、相手の発言を止めたり非難することから始まる場合もあります。もちろん相手が真剣に答えてほしい場合もあります。どういった場合でもマジレスをする時は自分の発言が正しいかどうか、真剣かどうかに責任を持ちましょう。
簡潔にする
「マジレスすると…」と前置きをして発言をする場合は要点を簡潔に、わかりやすく話しましょう。長々と説明したり、前置きが長くて要点がなかなか見えてこない発言は、せっかくマジレスをしても相手が混乱したり、聞いてくれない事があります。
もし、沢山説明をしたいマジレスができた場合は、まず結論から話してその後説明を加えると相手もちゃんと聞いてくれるかもしれません。また、相手を正したい時のマジレスはぴしゃっと一言で済ませる方が何倍も効果があります。
「マジレス」は時と場合を見極めて!
これまで「マジレス」とは何か?どういった時に使うのか?をご紹介してきました。あなたは正しいマジレスの仕方をしているでしょうか。時と場合を見極めて正しくすれば、感謝される事もあります。
今後「マジレス」という言葉を使ったり、マジレスを実際にしようと思う時はこの記事を思い出してみてください。