表情がかたい人の心理や特徴!表情が固い?硬い?
あなたの周りにも表情がかたい人はいるかと思われます。そもそも表情がかたい、という場合「固い」と「硬い」どちらが適切なのでしょうか。「固い」と「硬い」は意味も類似しているため、間違って使っている人も多いでしょう。では、表情がかたい人についてご紹介していきます。
目次
表情がかたい人の心理や特徴を知ろう
あなたの周りに表情がかたい人はいますか?あるいはあなたが表情がかたい人でしょうか。表情がかたい人は、周りから肯定的と否定的な意見、どちらにも分かれます。例えば、ビジネスシーンで表情がかたい人は、あまり印象が良くないでしょう。
しかし、プライベートでの交友関係や、異性関係では表情がかたい人の方が、「ミステリアスで魅力的」などのイメージもあります。では、そもそも表情がかたいとは、どのようなことを言うのでしょうか。
表情がかたいとは?
表情がかたいとは、どのようなことなのでしょうか。周囲にどんな話をしても、あまり笑ったり、驚いたり、怒ったりしない人はいますか?こういった方が表情がかたい人と言われ、人によっては付き合いづらいと考えることもあるようです。
しかし、基本的に性格が悪いわけではなく、逆に純粋だから表情がかたくなってしまう人もいます。では、表情がかたい人と言いますが、「硬い」と「固い」どちらの漢字が適しているのでしょうか。
表情が「かたい」の漢字は硬い?固い?
表情が「かたい」と表す場合の漢字は「硬い」と「固い」どちらが適切なのでしょうか。まず、「硬い」という言葉は、材質が密で形が変わらないという意味があります。例えば、硬い岩石や、硬いご飯など、そのもの自体の形が変わらない様を表しています。
次に、「固い」は強くてしっかりしていて形が変わらないという意味があります。例えば、固い握手や頭が固い、地盤が固いなど、そのもの自体の形が分からない様子を表しています。つまり、「固い」も「硬い」も同じように意味合いであり、類似している言葉といってもいいでしょう。
しかし、対義語を見てみると、「固い」の反対は「ゆるい」です。また、「硬い」の反対は「やわらかい」になります。表情は「やわらかい」ということがあっても、「ゆるい」と表現することは少ないです。つまり、表情を表すときの言葉としては、「固い」と「硬い」では、硬い表情と言う方が適しているということになります。
表情がかたい人の心理
表情がかたい人には、どのような心理的特徴が見られるのでしょうか。表情は自分の中の気持ちと常に連動しています。面白いときや幸せなときは笑い、悲しい、悔しいときは泣きます。そのため、表情とは人間に与えられた一種の表現方法でもあるわけです。
では、表情が変わらない人や、表情がかたい人には、どのような意味があるのでしょうか。では、表情がかたい人の心理をご紹介していきます。
緊張している
表情がかたい人の心理には、緊張している様子が見られます。緊張しやすい人もそうですが、人は緊張状態に陥ることで、表情の変化を上手に出来なくなります。怒られたときや、何か大事なことが起こる前などの緊張があると、表情がかたくなりやすいでしょう。
他には、大人数から注目を浴びたりなど、慣れていなければ、表情はかたくなってしまいます。また、緊張によって表情がかたくなる人は、その場を後悔する傾向にもあります。「もっと緊張しないで出来たのに」と思いやすいため、緊張しない訓練が必要でしょう。
周囲に興味がない
表情がかたい人の心理には、周囲に興味がないことが挙げられます。人は興味のある人の前では、何かしらの表情が見えるものです。それは好意的でなくても、敵意が合ったり、腹が立ったりしていても、表情に出るでしょう。
しかし、相手に対して表情がかたい人は、その人に興味自体がない可能性があります。多少の緊張状態もありえますが、同世代など歳が近い関係性で、表情がかたい人の場合は、興味自体がない可能性の方が大きいでしょう。
考え事をしている
表情がかたい人は、考え事をしている心理があります。これは相手にどうこうというわけではなく、自分自身の問題になります。考え事を深くしすぎてしまう人は、表情がかたくなりやすいです。何度呼んでも集中しすぎて、無表情の方を見たことがあるでしょう。
メリットとしては、集中力が非常に高いので、それを活かせる場面は多いです。しかし、あまりに無視を続けることで、人格すら否定されかねません。ですので、表情がかたい人の心理には、考え事をしているが挙げられます。
疲れている
表情がかたい人は、疲れている心理的特徴が見られます。傍から見れば、考え事をしている状態に勘違いされやすいですが、疲労から無表情になっているだけでしょう。疲労が溜まることで、脳は正常な働きをしてくれなくなります。
表情は脳からの信号を受けて、動かしているため、疲労が溜まると自然に無表情になりやすいです。ですので、なるべく疲労が溜まらないようするのがポイントになります。どうしても難しいときは、自分に合った疲労回復の術を見つけておきましょう。
相手のことが嫌い
表情がかたい人は、相手のことが嫌いという心理があります。先ほど、嫌いな人に対しては表情に出やすいと説明しました。しかし、相手のことが嫌いで表情がかたくなる人は、あえて無表情にしている場合があります。
「私がこんなにつまらなそうにしているの分かる?」とアピールするために、わざと表情をかたくしている人もいるでしょう。もし、誰かにこういったことをされた場合は、なるべく距離を取るのが適切かもしれません。
表情がかたい人の特徴
表情がかたい人は、どのような特徴があるのでしょうか。周囲に表情がかたい人がいれば、その特徴を知っておくことで、いくらか付き合いが円滑になるかもしれません。または、自分の表情がかたいと感じる人は、直せるきっかけになることもあるでしょう。では、表情がかたい人の特徴をご紹介していきます。
笑わない
表情がかたい人の特徴として、まず笑わないことが挙げられます。喜怒哀楽が激しく、よく笑い、よく泣く人は存在します。また、笑顔は見せるけど悲しい顔を見せない、強い気持ちの持ち主もいらっしゃいます。
しかし、笑顔は見せないけど、悲しい顔ばっかりをしている人はあまり見ません。つまり、無表情で表情がかたい人ほど、笑わないことが特徴として見られます。普段から笑わない人なのかは分かりませんが、もしそういった人が周囲にいた場合、関係性を育むのは大変かもしれません。
感情が表に出ない
表情がかたい人の特徴として、感情が表に出にくいことが挙げられます。昔から引っ込み思案の方は、感情が表に出にくく、表情がかたい人ともいえるでしょう。また、ビジネスシーンでも感情を表に出さない、大人な人もいます。
しかし、ビジネスシーンで仕事が出来る人は、基本的に笑顔が絶えない方です。感情が表に出ないと、仕事でも様々な影響が出てくるため、表情がかたいことはマイナスになるでしょう。
表現下手
表情がかたい人の特徴として、表現下手な人もいます。感情を表に出さない人とは違い、表現下手な人は、自分の感情を表に出すことが苦手な方です。もっと自分のことを分かってほしいと考えていても、それを実行できない臆病さも持っています。
時にはその臆病さがプラスになることもありますが、自分の主張は通すべきところでは通さないと損をしやすいでしょう。ですので、表情がかたい人の特徴として、表現下手が挙げられます。
人間関係を作るのが苦手
表情がかたい人の特徴として、人間関係を作るのが苦手が挙げられます。人間関係を深く構築していくには、表情が非常に重要と言えます。相手の表情を読み取り、コミュニケーションを取るのが、距離が近くなる最善の方法でもあります。
そのため、人間関係を作るのが苦手な人は、表情がかたくなりがちです。他人と話していても、自分がどんな表情を浮かべたらいいのかと、考えてしまうため、無表情になりやすいでしょう。
真面目
表情がかたい人の特徴として、真面目なことが挙げられます。真面目というのは、状況によって良し悪しが分かれてきます。ビジネスシーンなどでは、真面目な人の方が信頼されやすく、成果も残しやすいでしょう。
しかし、プライベートなどの交友関係で真面目過ぎる人は、少し引かれてしまいます。冗談が分からないため、空気を読めない行動をしてしまったりします。あまり真面目過ぎるのは、友達がいなくなる可能性もあるので、時と場合を考えて自分を分けていかなければなりません。
かたい表情を柔らかくする方法
かたい表情を柔らかくするには、どのような方法があるのでしょうか。表情は常に動かしていないと、ちょっと時間ですぐに固まってしまいます。一人暮らしの方なら分かると思いますが、長期休暇が取れた時に、誰とも話さないことで「あれ?表情がかたくなってきてる?」と感じたこともあるでしょう。
つまり、かたい表情を柔らかくするのは、会話が重要です。では、会話を含めた、かたい表情を柔らかくする方法をご紹介していきます。
毎朝笑顔
かたい表情を柔らかくする方法として、毎朝笑顔を作りましょう。基本的に無表情で表情がかたい人は、笑顔の練習が最適になります。口角をあげる行為は、緊張をほぐす効果もありますので、おすすめです。
そして、一番効果的なのが、毎朝歯を磨くときに鏡の前で笑顔を作りましょう。一日の始まりに笑顔を作ることで、その一日がリラックスできます。起床時はより表情がかたくなると言われています。そのため、その表情がかたい時に、笑顔を作り崩すことで、表情がやわらかくなりやすいでしょう。
笑顔以外の練習
かたい表情を柔らかくする方法として、笑顔以外の練習もしましょう。笑顔以外の練習とは、怒り顔、泣き顔のことではありません。鑑の前で「あ、い、う、え、お」のように口を作ることで、表情筋がほぐれて、顔が動かしやすくなります。
手元に鏡が無ければ、自分の手で触りながら顔を動かしても構いません。緊張状態の時にこれをやることで、いくらかリラックスも出来ます。ですので、かたい表情をやわらかくするには、笑顔以外の練習も効果的でしょう。
ストレスを発散する
かたい表情を柔らかくする方法として、ストレスを発散させましょう。表情がかたい人の原因には、ストレスからくるものもあります。精神的なストレスから疲労が溜まり、それが無表情にしてしまっていたりします。
ですので、自分なりのストレス発散法を見つけることで、頭がスカッとして、表情にも温かみが生まれやすくなるでしょう。社会人になれば自分の管理は自分でしなければなりません。ですので、最近表情がかたいなと感じたら、上手にストレスを逃がしましょう。
気の合う仲間と話す
かたい表情を柔らかくする方法として、気の合う仲間や友達と話すようにしましょう。先ほどのストレス発散も、表情をやわらかくするには、良い方法です。ですが、人間が一番表情を変化させるときは、誰かと会話しているときです。
それが、心を許せる友人や仲間ならば、自然と表情も柔らかくなっていくでしょう。ですので、「最近仕事ばっかで疲れたな」と感じて、自分の表情がかたくなってきたら、気の合う仲間と話すようにしましょう。
表情がかたい人への対処法
表情がかたい人と接する場合は、どのような対処法があるのでしょうか。表情がかたい人自体に悪意はないため、こちらの対応次第では仲良くなっていけるでしょう。
また、表情がかたい人は、自分の表情の硬さを理解しています。つまり、直そうと心がけていることだけは把握しておきましょう。では、表情がかたい人への対処法をご紹介していきます。
緊張をほぐしてあげる
表情がかたい人への対処法として、緊張をほぐしてあげるのも一つの手でしょう。表情がかたい人は、自分の表情がかたいことで、相手に迷惑が掛かっていることを知っています。しかし、あまりの緊張状態でどうにもならない時もあるでしょう。
そういった場合は、こちらから上手にコミュニケーションを取って、言葉の数を増やしましょう。言葉の数は、相手との距離と比例して近くなっていきます。ですので、表情がかたい人への対処法として、たくさんの言葉を交わして、緊張をほぐしてあげましょう。
気にしないようにする
表情がかたい人への対処法として、気にしないようにするのも一つの手です。まず、表情がかたいことは悪いことではなく個性です。そのため、あえて緊張をほぐしてあげるのもいいですが、気にせずに接するのも良い方法と言えるでしょう。
相手側からすれば、表情が硬いせいで気を遣われていると思われたくないものです。そのため、「大丈夫?緊張してる?」などの言葉は言わずに、普通にコミュニケーションを取れば問題ないでしょう。
表情が硬いことは個性
いかがだったでしょうか。表情がかたい人の特徴や、心理についてご紹介してきました。表情がかたい人からすれば、直したいコンプレックスであるかもしれません。しかし、表情の硬さは個性です。
その表情を見て、「クールでカッコいい、可愛い」などや、「何を考えているか謎で魅力的」という見方をする人もいます。そのため、無理には直さずにありのままの自分を受け入れてもいいでしょう。