普段怒らない人の心理や特徴!あまり怒らないのはなぜ?
あなたの周りには普段怒らない人がいるでしょうか。今回は普段怒らない人の特徴を紹介します。怒りっぽいと自分で思っている人は、怒らない人の心理や特徴を真似して、怒りっぽい性格を治していくのもおすすめです。また怒らない人を怒らせてしまった時の対処法も紹介します。
目次
普段怒らない人ほどキレると怖い!
あなたの周りにはいつもニコニコしているという人はいるでしょうか。いつも笑っている印象で、怒っているところなんてみたこともない、そんな普段怒らない人ほど怒ると怖いと言われることがあります。
普段怒らない人が怒ると怖いと言われているのはどうしてなのでしょうか。今回は普段怒らない人の心理や特徴と紹介していきます。
あなたが自分のことをちょっと怒りっぽいと思っているのなら、怒らない人の心理を真似してみるのもいいかもしれません。また普段怒らない人を怒らせてしまった時の対処法もまとめていきます。
あまり怒らない人の心理とは?
あまり怒らない人とはどんな心理の特徴があるのでしょうか。まずは怒らない人の内面からチェックしてみましょう。こんな心理になることができれば、あなたもあまり怒らない人と言われるようになるかもしれません。
楽観的である
あまり怒らない人の心理とは、楽観的であるという特徴があります。ネガティブなことがあっても、大丈夫だと気持ちを切り替えることができるのです。ネガティブな気持ちをネガティブなままにしておかないので、モヤモヤとした気持ちがたまっていくことがありません。
モヤモヤした気持ちもないので、怒ることも少なくなるという特徴があります。楽観的なので、イライラするということが少なくなることから、誰かと喧嘩をするということもありません。
いつでものほほんと楽しそうにしていられるというのが、あまり怒らない人の心理の特徴です。
強いこだわりがない
怒る原因になることは色々とありますが、仕事などで怒る原因になりやすいのは、人がそれぞれ持っているこだわりです。「この仕事はこういう風にやりたい」というような気持ちが強いほど、周りの人と反発してしまうということがあります。
しかし強いこだわりがないという人は、仕事に対してもこだわりがないので、自分のやり方でなければ絶対にいけないと考えることがありません。
自分のやり方などのこだわりがないということで、喧嘩や言い争いをしなくても、相手のやり方に従うことができるという点があまり怒らない人の心理の特徴です。
平和主義である
普段怒らない人の心理には、平和主義であるという心理が関係していることもあります。人と争うことが嫌いなので、自分が怒ることで誰かと言い争いになってしまうかもしれないということを回避したいと考えているのです。
人と争うことでのデメリットをしっかりとわかっているからこそ、平和主義者な人は暴力なども好きではありません。ただ穏やかな気持ちで生活をしたいと考えているのが普段怒らない人の心理です。
人と争うことが嫌いですが、人が争うのをみるのも嫌さという特徴もあるようです。
気持ちに余裕がある
普段怒らない人の心理には、せかせかしているところがないという特徴もあります。気持ちに余裕があるからこそ、怒ることがほとんどないのです。
気持ちに余裕があるのは、楽観的であることも影響しています。もう時間がないという時に、誰かが遅れていた場合、多くの人は「時間がないのに」と遅れている人のことを考えるとイライラしてしまいます。
しかし気持ちに余裕があって楽観的な普段怒らない人は、遅れてしまってもなんとかなるだろうという心理になるので怒るということもないのです。
普段怒らない人の性格的特徴
それでは普段怒らない人というのは、どんな性格をしている人のことを言うのでしょうか。普段怒らない人の心理も影響している、普段怒らない人の性格をみていきましょう。こんな性格に近づけることができればあなたも怒らない人になれるかもしれません。
冷静である
普段怒らない人の性格の特徴には、冷静であるという特徴があります。普段怒らない人というのは、余裕があるという心理をしていますが、さらに冷静に色々なことを判断することができる力を持っているのです。
冷静に色々なことを考えることができるので、「今は怒っているときではない」と感じることができたり「怒っても何も解決しない」という結論にたどり着くという性格をしているのです。
物事を冷静に考えることができる性格であることも、普段怒らない人の性格の特徴の1つです。
穏やかである
穏やかな性格をしているというのも、普段怒らない人の特徴です。普段から怒ることが少ないという人は、感情の起伏が少なく、いつも一定の感情でいることができるようです。そのため一緒にいても癒やされるような穏やかな人が多いという特徴があります。
全く怒りの感情がわかないわけではありませんが、その怒りが自分以外の誰かに向くほどの感情にはならないので、いつも穏やかな気持ちでいることができているのです。
考え方にも余裕があって、ゆっくりと物事に取り組む事に対して悪い事だと思っていないという性格をしているのも穏やかな性格の特徴になります。
「まあいいか」と思える
普段から怒らない人というのは楽観的な心理をしているところがあります。そのため性格的にも「まあいいか」と思えることが多いという特徴もあるようです。
誰かに対してイラッとなったとしても、すぐに「まあそれほど怒ることでもないか」と気持ちを切り替えることができるのです。自分にネガティブな感情が起こった時に、すぐにその感情を打ち消すことができるというのが特徴です。
すぐに自分で自分のネガティブな感情を打ち消すことができることで、周りの人からは優しい人だと思われることも多いようです。
頭の回転が速い
頭の回転が速いというのも普段から怒らない人の特徴です。すぐに怒る人のことを短絡的と言ったりしますが、普段から怒らない人というのはその逆になります。
短絡的な人というのは、深く考えずに物事を結びつけてしまうような人です。例えば誰かと約束をしていて守られなかった時、短絡的な人は「また約束を破られてしまった」と感じるかもしれません。
しかし頭の回転が速い人なら「もしかしたらどこかで事故にあっているのかも」「遅れる連絡ができない状況なのかもしれない」というところまで考えることができるという特徴があります。さらに今怒る事のデメリットまでも考える事ができるのです。
人の悪口を言わない
人の悪口を言うことがないというのも、普段怒らない人の性格の特徴です。普段怒らない人が悪口を言わないのは、普段怒らない人にネガティブな感情が少ないということも理由になっているようです。
普段から周りにいる人に対して悪いイメージを持っていないので、ちょっとイラッとすることがあっても「また」というように何度も嫌なことをされていると感じることが少ないということになります。
怒りが爆発をしてしまうのは、何回もイラっとさせられたことが原因になっていることがあります。何度もイラッとさせられているという経験がないことで、怒ることが少なくなるという特徴もあります。
感情のコントロールが上手
普段怒らない人の性格的特徴には感情のコントロールが上手であるという特徴もあります。感情のコントロールが上手なので、イラっとしてもその気持ちを上手に抑えることができるのです。
冷静であるという性格と同じようなところがありますが、怒りの感情がわき上がってきた時に、「今怒る事でどんなメリットがあるのだろうか」と考えることができるというのが、感情のコントロールが上手な人でもあります。
気持ちを落ち着かせて、コミュニケーションを円滑にしようとすることができるというのが、感情のコントロールが上手な普段怒らない人になります。
怒らない理由は相手に無関心なだけ?
普段怒らない人が怒らない理由は、人に対して無関心だからではないかと言われることがあります。人に対して使う時の無関心というのは、好きの反対の意味の言葉です。好きの反対は嫌いではないかと思うかもしれませんが、好きも嫌いも相手のことを考えているという点では紙一重の意味です。
無関心というのはその人に興味がない、アウトオブ眼中な状態ということです。人に怒らないというのは、その人のことに全く興味がないからではないかと思われるのは、眼中にないからではないかということでもあります。
確かに無関心だから「怒る気にもならない」ということはあります。怒るほどの価値はないと考える人に怒らないということもありますが、普段から怒らない人が怒らない理由とは少し違うかもしれません。
怒らない人が怒ると怖いって本当?
最初にも書きましたが、普段怒らない人が怒ると、とても怖いものです。どうして普段怒らない人が怒ると怖いと感じるのでしょうか。
その理由の1つがギャップです。いつもニコニコとしている人が怒ったら、怒ったところを想像していなかった、もしくは想像することができなかったから怖いと感じることがあります。
またいつもは怒らない人が怒るなんてことは、よっぽど怒っているに違いない、そんな感情からよく怒る人が怒るよりもびっくりしてしまって怖いと感じることもあるようです。
普段怒らない人が怒った時の対処法
それではもしも普段は怒らない人が怒った時にはどんな対処法をすればいいのかをみていきましょう。あなたの周りでいつもは怒らない、穏やかな性格の人がいるという時には、万が一怒らせてしまった時のために対処法をマスターしておきましょう。
すぐに謝る
普段怒らない人が怒った時の対処法には、すぐに謝るという対処法があります。どういうシチュエーションで普段怒らない人が怒ったのかにもよりますが、普段怒らない人が怒るということはよっぽどのことです。
ぶち切れているという場合は、もうあなたとの関係を終わりにしてもいいと考えているような場合が多いでしょう。相手が恋人である場合には、すぐに謝った方がよさそうです。
仕事の同僚や友達の場合であっても、普段は怒らない人が怒るというのはよっぽどのことです。おそらくは普段怒らない人が怒ってびっくりしていると思いますが、その時こそ冷静になってすぐに謝るようにしましょう。
全ての意見を聞く
普段怒らない人が怒る時というのは、今まで少しずつため込んできた怒りが爆発している時かもしれません。怒っている時に過去にあった出来事まで持ち出して怒っているようであれば、全ての話を聞くようにしましょう。
「それは今のことじゃない」なんて口答えをするのはよくありません。普段怒らない人が怒っているのは、今のことも含めてずっと我慢してきた全てのことに対して怒っているのです。
相手は怒りで冷静になれない状態です。ともかく怒りを落ち着かせるためにも、相手が思っていることや考えていたことを全て吐き出させることが必要になります。
反論がある時は理論的に
全ての話を聞き終わった上で、普段は怒らない人が勘違いをしていることや誤解している部分があれば、理論的に訂正をしましょう。「それは間違っている」ではなく「連絡がなかったということだったけれど、メールを送ったはず。履歴が残っているから」というように訂正しましょう。
証拠がないことや理論的に説明できないことは、この時に反論するのはやめておいた方がいいかもしれません。火に油を注ぐ結果になってしまうかもしれないからです。
お互いに冷静に話し合うことができるように、できるだけわかりやすく、お互いに納得できるように話し合うようにしていきましょう。
そっとしておく
怒っている対象があなたではない場合もあります。自分ではない上司に対してすごく怒っているとか、自分の知り合いに対して怒っているということもあるかもしれません。怒っている対象が自分ではない場合は、とりあえずそっとしておきましょう。
そっとしておいて「聞いて欲しい」とあまり怒らない人から言われた時には話をきいてあげるという方がいいかもしれません。
普段は怒らない人も、怒った時には怒りっぽい人と頭の中はあまり変わりません。冷静な判断ができない状態なので、下手に関わろうとするととばっちりを受けるなんて事があるかもしれません。注意をしましょう。
あまり怒らない事のメリット
普段怒らない人は怒ると怖いということがわかりましたが、怖いと思われないようにするために、普段怒らない人はもっと怒った方がいいのでしょうか。あまり怒らない事のメリットについて考えてみましょう。
無駄な争いをする必要がない
あまり怒らない事のメリットには、無駄な争いをする必要がないというメリットがあります。怒る事が少ない人は、相手のことを考えて行動をすることができる人でもあります。
例えば細い廊下を歩いていて、前から人が歩いてきた時に、さっと道を譲ってあげることができれば、相手はすぐに通ることができます。自分も相手とすれ違ったらすぐに目的のところへ向かうことができるでしょう。
それをわざわざ「お前がどけ」「いやこちらが先に通る」と道をお互いに譲らなければ、すぐに譲った時よりも無駄に時間が掛かることになってしまいます。あまり怒らないという事は無駄を省くことにも繋がるのです。
柔軟に対応することができる
あまり怒らない事で、柔軟に対応することができるというメリットもあります。怒ってしまうと、人というのはそこで一旦思考が停止してしまいます。「自分が正しい」という心理が強く働いてしまうので、相手が言っていることが理解できないのです。
しかし怒らない事で、相手がどうしてそういうことを言うのか、どうしてそういう態度をとるのかを理解しようとすることができます。
相手の言うことが自分のやりたいことと反している場合には、理論的に相手にそのことを伝えることができます。相手の言い分が正しいと感じた時は、冷静な考えでいることができるので柔軟に対応することができるのです。
ストレスを感じることが少ない
怒るということはイラっとしたり、自分の中にネガティブな感情をため込むことになるのでストレスになることがあります。怒りを爆発させても、ストレスが解消されることはありません。
しかしネガティブな気持ちをあまり大きくさせることがない怒らない人は、ストレスを感じること自体が少ないというメリットがあります。ストレスを感じるようなことがあっても、「まあいいか」と気持ちに余裕を持たせることができるのです。
怒る事でのデメリット
怒らない事でメリットはたくさんあります。では怒る事でのデメリットとはどんなことなのでしょうか。怒らない方がいいと言われるデメリットの部分もチェックしておきましょう。
正しい判断ができない
怒る事でのデメリットには、正しい判断ができないということがあります。怒っている時には「自分が正しい」と強く信じてしまうところがあります。本当に正しいのか正しくないのかという判断もできなくなっている状態です。
自分の考えが正しいかどうかわからないので、相手が言っていることが正しいのかどうかも判断できません。そもそもの基準がぶれている状態で口げんかという議論をすることになるので、結果として正しい判断ができないまま決裂することが多いのです。
正しい判断ができないまま、答えを出すことができないというデメリットがあります。
心も体も疲れる
怒る事でのデメリットには、心も体も疲れるということがあります。怒ると気持ちが悪い方に高まります。ネガティブな気持ちが大きくなるので精神的にとても疲労してしまいます。
普段からあまり怒らないという人は、怒ったことの罪悪感から疲れてしまうということもあるかもしれません。怒るという事はそれくらい人の気持ちを疲れさせてしまうものです。
また怒る時には、大きな声を出したり、身振り手振りが大きくなったりします。そのため体も疲れてしまうということは多いようです。普段から怒り慣れていないという人は、怒っただけでぐったりしてしまうということもあるようです。
人間関係が悪化する
怒りの感情にまかせて誰かとけんかをしたりした時には、最終的には正しい判断が出せないまま、けんか別れになってしまうということも少なくありません。
お互いが悪意を持って言い合ったという場合には、人間関係も悪化してしまうというデメリットがあります。
すぐにどちらかが冷静になることができて、どちらかが謝ることができれば悪化することを回避できる場合もありますが、タイミングを逃して別れてしまうということも少なくありません。
あまり怒らない性格になる方法
怒ることにはデメリットがたくさんあります。普段から怒らない人は怒ると怖いと言われますが、やはりあまり怒らない性格でいたほうがいいようです。それではあまり怒らない性格になるためにはどうしたらいいのでしょうか。
必要以上の期待はしない
あまり怒らない性格になるためには、相手に必要以上の期待はしないという方法があります。自分でできるだけ行うようにして、相手にはサポートをしてもらう程度で考えておくことで、怒ることを少なくすることができます。
例えば恋人の場合、「きっと誕生日には豪華なパーティーをしてくれるはず」と期待してしまうと、そうならなかった時にはがっかりして怒りがこみ上げてしまうかもしれません。
しかし「誕生日には自分の手料理を食べてもらおう」と思っていれば、もしも素敵なレストランに連れて行ってくれたらそれだけで嬉しいと感じることができるはずです。
聞き流す方法を覚える
すぎにイラっとしてしまうという人は、人の言うことを聞き流す方法を覚えることも大切です。「また言っている」と思えるくらいになれることで、イラっとする回数を減らすことができるかもしれません。
全てのことを真っ直ぐに受け止めていたら、そのたびに怒っていなければいけなくなります。「この人の話は、話半分で聞いておこう」と思える心の余裕を持つ事も大切です。
人と比べない
誰かと比べてしまうと怒りがこみ上げてしまうことがあります。自分のほうがこれほど頑張っているのに評価されていないとか、あの人はいつも楽をして評価をされていると思ってしまうとイライラが募ってしまいます。
人は人、自分は自分だと思うことで、少しだけ気分を楽にすることができる場合もあります。怒りが爆発してしまう前に気持ちを切り替えるようにしましょう。
普段怒らない人が怒るととても怖い!
今回は普段怒らない人について紹介させていただきました。やっぱり普段怒らない人が怒るととても怖いようです。
怒らない人が怒った時には何をするのかわからないというところも怖いと感じる原因です。できれば普段から怒らない人は、怒らせないようにしておいた方がいいでしょう。