小島一朗容疑者の現在!新幹線殺傷事件の犯人の今に迫る

2018年6月9日に発生した新幹線殺傷事件は、新横浜ー小田原間を走行中の「のぞみ625号」の車内で発生した小島一朗による無差別殺傷事件です。本文では、犯人・小島一朗の生い立ちや事件発生までの経緯、独房生活を送る現在を紹介しています。

小島一朗容疑者の現在!新幹線殺傷事件の犯人の今に迫るのイメージ

目次

  1. 1新幹線殺傷事件とは?
  2. 2新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗とは?
  3. 3小島一朗容疑者の生い立ち
  4. 4小島一朗容疑者と両親との関係
  5. 5自閉症だった小島一朗容疑者
  6. 6小島一朗容疑者が犯行に及んだ理由は?
  7. 7現在の小島一朗容疑者
  8. 8小島一朗容疑者が持つ自閉症とは?
  9. 9小島一朗容疑者による一連の事件について

新幹線殺傷事件とは?

密室で発生した殺人事件・新幹線殺傷事件は、日本全国に衝撃を与えると同時に、改めて新幹線の安全性が問われるきっかけを作った事件となりました。

以下では、2018年6月9日に発生した新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗容疑者について、その生い立ちや事件発生までの経緯、小島一郎容疑者とその両親との関係、小田原警察署内で独房生活を送る現在について説明します。

新幹線殺傷事件の概要

2018年6月9日、21時40分過ぎ、大阪方面に向かう最終列車・東海道新幹線「のぞみ625号」の新横浜ー小田原間で発しした無差別殺傷事件で、男性1人が死亡、20代の女性2人が重傷を負いました。

事件発生後、新幹線は小田原駅に緊急停車し、神奈川県警小田原署員によって犯人・小島一朗容疑者(当時22歳)が、緊急逮捕されました。
 

事件現場となった車内には、最終列車だったことから大勢の乗客がおり、犯人・小島容疑者は、隠し持っていたナタで犯行に及び、後ろから止めに入った梅田耕太郎(38歳)さんともみ合いになった末、殺害しました。

犯人・小島一朗容疑者は、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕され、現在も警察による取り調べを受けています。

新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗とは?

新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗容疑者は、事件の経緯について「むしゃくしゃしていた、誰でも良かった」など、言い訳にも捉えかねない供述に、誰もが怒りを覚えたでしょう。

以下では、小島一朗容疑者のプロフィールを紹介します。

プロフィール

2018年6月9日に発生した新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗(こじまいちろう)容疑者は、1996年愛知県一宮市生まれ、岡崎市簔川町在住、22歳、無職の男性です。

家族及び親族に、実父・実母・年子の姉、2018年1月まで同居していた祖母・母方の伯父、祖母とは養子縁組をしています。

小島一朗容疑者の生い立ち

逮捕後に供述した小島一朗容疑者の利己的な発言に、現在も世間では厳しい目や意見が交わされています。

以下では、連日の報道で明かされた新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗容疑者の生い立ちについて説明します。

愛知県一宮市出身

小島一朗容疑者は、1995年生まれ、愛知県一宮市出身で、幼少期は、父・母・年子の姉の4人家族でした。

幼少時代から、他の子供とは異なる素振りを見せていた小島容疑者は、両親が思わず手を上げてしまうほど、聞き分けがなく、育てにくい子供だったことが明かされていました。

また、幼少期の小島容疑者について、児童保育所から発達障害の疑いが指摘されましたが、息子に障害がある事実を受け入れたくなかった両親の意向により、適切な療育を施すことなく、普通の子供として育てていたと言われています。

14歳で自立支援施設に入所

事件発生時に見られた小島一朗容疑者の利己的な性格は、中学時代から見え始めていたと言われており、自分の頑として認めようとしない言い訳癖は、両親を始めとする周囲の人間にとって悩ましい問題だったことが推測されます。

小島容疑者が中学3年生時には、授業の難しさや友達がいないことを理由に不登校となり、卒業式も欠席するほど、親子関係・友人関係が希薄していたと言われています。

息子の子育てに困り果てていた両親の意向により、14歳の小島容疑者は、母親が勤務する自立支援施設に入所し、施設での生活を始めま

定時制高校を卒業

定時制高校では、オール5と優秀な成績を収めていた小島一朗容疑者は、わずか3年で高校を卒業し、引き続き自立支援施設で生活を送りながら、職業訓練校に通い始めます。

そして、2015年4月から機械のメンテナンスを行う会社で働き始めた小島容疑者は、同年8月に愛媛県へ配属され、同期の人に教えられるほど仕事が出来たことが明かされています。

その頃の小島容疑者は、仕事や人間関係に対する悩みはなかったようで、充実した表情や姿で穏やかな性格だったと言われています。

就職したものの人間関係を理由に退職

2015年に営まれた法事の時には、公私共に充実した姿を見せていた小島一朗容疑者は、同年11月に人間関係を理由に退職・地元の愛知県一宮市に戻り、アパート生活を始めました。

しかし、貯金は半年で尽き、電気やガスも止められた状況の中、小島容疑者は父親に対して「寝る場所と食事が提供される場所」を懇願するも、小島容疑者とコミュニケーションが図れずにいた父親は困り切っていたと言われています。

伯父・祖母と同居

そこで、父親は、岡崎の祖母の自宅近くのアパートに住まわせようと考えるも、小島一朗容疑者は、その意向に納得できず、一回目の家出をしてしまいます。

その後、小島容疑者の希望により、2016年10月頃から、彼が一番信頼を寄せていた祖母の自宅へ、伯父夫婦を交えた同居生活を始めました。

各メディアの取材に応じてきた小島容疑者の伯父は、「わがままで自分勝手、言動全てが5歳の子供のようだった」と話しており、小島容疑者の言動は、目に余るものだったことが推測されます。

また、小島容疑者の両親の子育てについて、「両親ともに、小島容疑者に対して愛情が無く、無関心だった」と打ち明けており、恵まれない環境が、現在の小島容疑者の人格を作り上げてしまった要因とも考えられます。

両親の戸籍から離脱し祖母の養子に

2017年4月頃から、離職を巡る両親とのトラブルから、祖母の自宅に泊まることが多くなった小島一朗容疑者は、2017年9月に、母親とのトラブルを原因として、祖母と養子縁組を組み、両親の戸籍から離脱しました。

しかし、小島容疑者と祖母の養子縁組について、同居する伯父は、自分を抜いて一方的に話し合いや養子縁組が行われたことに対して怒りを顕わにしており、また、当時82歳と高齢だった祖母を鑑みて、祖母亡き後に甥の面倒は見たくないと漏らしていました。

小島一朗容疑者と両親との関係

事件発生と息子が犯人として逮捕されたことを受けて、小島容疑者の両親は、現在も憔悴しきった様子が伺える一方、幼少期から小島容疑者を知る母方の伯父の発言から、コミュニケーションが成り立たないほど、親子関係は悪化の一途を辿っていたことが明かされています。

以下では、新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗容疑者の親子関係や、祖母と養子縁組に至った経緯等について説明します。

悪かった親子関係

小島容疑者には、年子の姉がおり、幼少期から小島一朗容疑者と両親を知る人間から「姉と弟の間に差別があった」との発言があり、両親の子育てにも問題があったことが指摘されています。

小島容疑者と両親の親子関係について、伯父の話では、両親共に小島容疑者に対して無関心だったことや子育てに問題がある発言が見られ、息子の子育てに根を上げた末に、祖母との養子縁組に踏み切ったとも考察されています。

なぜ戸籍から外したのか?

小島一朗容疑者と彼の両親の仲は、コミュニケーションもままならない状況で、小島容疑者とのやり取りには、彼が一番信頼を寄せていた祖母を窓口にやり取りしていたことが明かされています。

そして、悪化の一途を辿る親子関係や小島容疑者の言動を心配した両親は、祖母の養子にすることで、小島容疑者も精神的に良い方向へ立ち直るのではと、安易な気持ちで戸籍から外したと推測されています。

事件後母親は憔悴

事件発生を受けて小島一朗容疑者の父親は、息子とは中学時代から関係が断絶していたことから、他人ごとのような発言を繰り返す中、犯人の母親は、憔悴しきった姿を見せていました。

小島容疑者が祖母と同居を始めたきかっけや養子縁組の話は、母親からの提案だったことが明かされており、これまで人に危害を加えるような事は、一度もなかったために、今回の一連の事件を受けて大きなショックを受けたと言われています。

自閉症だった小島一朗容疑者

小島一朗容疑者は、幼少期に発達障害の診断を受けた過去がありました。小島容疑者の幼少期について、彼の伯父は「感情を表に出すことがなく、つかみどころがない性格」と話しており、両親にとって子育てに苦労を強いられた子供であったと推測されます。

また、小島容疑者の発達障害について、幼少期に兆候を疑われて以降、両親は小島容疑者の障害を否定し、普通の子供として育てていました。

2ヶ月の入院生活

2017年2月~3月にかけて小島一朗容疑者は、自閉症の診断を受けると同時に、岡崎市内の病院の精神科へ入院していました。

退院後は、祖母の自宅に住み始め、「自分は価値のない人間・自由に生きたい・それが許されないのなら死にたい」など、不可解な心情を漏らしながら、2階の部屋に引きこもってパソコンを触っていたことが明らかにされています。

就労支援施設の仕事も続かず

2ヶ月に及ぶ入院生活を経て、2017年11月から、愛知県岡崎市の就労支援施設で働き始めた小島一朗容疑者でしたが、12月20日に、同施設職員に対して「仕事を辞めたい、ホームレスになりたい」と辞める意志を固めていたと言われています。

小島容疑者の唐突な発言を聞いた職員は、翌日話し合ことを約束するも、12月21日以降、職場及び自宅からも姿を消しました。

目に余る行動と家出

2017年12月21日から職場に来なくなった小島一朗容疑者は、2018年1月、祖母の自宅を家出する直前「仕事を続けられない自分が恥ずかしい。旅に出ます」と告げ、自転車に乗って最後の家出を決行しました。

小島容疑者の家出はこれまでに何度か発生しており、伯父によると「家出後に、他人に危害を加えることが無かった」と発言しています。

岡崎市の祖母の自宅を出た小島容疑者は、犯行直前まで長野県でホームレス生活を送りながら別の会社で働いていたこと、祖母のキャッシュカードで生活費を賄っていたと言われています。

小島容疑者の家出について、周囲の話によると同居していた伯父も、小島容疑者に対して乱暴な言葉を投げかけていたことや、感受性の強い子供だった故に、うまくいかないことが起こるたびに家出を繰り返していたことを明かしました。

小島一朗容疑者が犯行に及んだ理由は?

小島一朗容疑者が犯行に及んだ理由について、むしゃくしゃしていた、誰でもよかったなどと供述する一方で、被害に遭った女性2人を真っ先に狙ったことから、抵抗力の弱い人々をターゲットにした卑劣な犯罪と言われています。

以下では、現在も多くの批判や怒りの声が寄せられる新幹線殺傷事件の犯人・小島容疑者が犯行に及んだ理由について詳しく説明します。

「死刑はイヤだが無期懲役ならいい」

密室による殺傷事件を起こした経緯について、小島一朗容疑者は働かなくても生活できるとの理由から、刑務所へ入りたかったことも警察の取り調べで供述しており、「死刑はイヤだが無期懲役ならいい」と利己的な発言も見られました。

現在の小島一朗容疑者

現在も、神奈川県小田原市警察署の独房部屋で生活を送る小島一朗容疑者は、両親・祖母の面会を拒絶し続けていると言われています。

一方で、関係者の話から、独房生活を楽しんでいるような素振りを見せており、反省の色がまったく見えないと批判の声が聞かれます。

修学旅行気分?

現在も独房生活を送る小島一朗容疑者について、関係者の話によると、警察官に笑みを浮かべたり、食事の時間には「いただきまーす」と声を上げて平らげる、畳の上で寝るのが久しぶりと発言するなど、その様子はまるで修学旅行気分だと評されています。

両親と祖母の面会は拒否

逮捕を受けて憔悴しきっているどころか、独房生活を満喫しているかのような言動に、眉をひそめたくなるような小島容疑者は、訪れてきた両親及び祖母に対して、「誰にも会いたくない」ことを理由に面会や差し入れ、手紙すら拒否していたことも明らかにされています。

小島容疑者は、家族について現在も「親子の縁を切られたなど」家族の恨みを発しており、まったく反省の色を見せない息子に対して父親は、なんでも人のせいにする言い訳癖が改善されていないと語りました。

反省の色はなし

一連の事件の犯行理由が、むしゃくしゃしていた、殺せれば誰でも良かった、無期懲役を科せられて刑務所で生活したいなど、言動の全てが自分勝手でわがままとしか捉えることが出来ない小島容疑者は、現在も反省も色が見られません。

小島一朗容疑者が持つ自閉症とは?

新幹線殺傷事件の犯人・小島一朗容疑者は、幼少期と14歳の時に発達障害の1つである自閉症(アスペルガー症候群)と診断された過去を持っており、責任能力の有無についても注目されています。

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自閉症の特徴

まず、自閉症とは、なんらかの要因によって脳に障害が表れる先天性の疾患であり、原因不明の発達障害と言われています。

自閉症には、言葉や知能の遅れ、特定の感覚に対して敏感に反応する様子が見られる自閉性障害と、知的障害や言葉の遅れなどが見られないアスペルガー症候群に区分されます。

小島容疑者が抱えるアスペルガー症候群とは

小島容疑者が診断を受けたアスペルガー症候群とは、知的障害を伴わない発達障害であり、相手やその場の雰囲気を察することが難しい、社会のルールや暗黙の了解が分からないなどの特徴が見られます。

また、アスペルガー症候群は、人や社会とのコミュニケーションにおいて支障をきたすことが多く見られ、本人に悪意はなく正直に話したことで、相手を傷つけたり、何故怒っているのか理解できないなど、対人関係でのつまずきも聞かれます。

小島一朗容疑者による一連の事件について

新幹線という密室や抵抗力の弱い女性を狙った殺傷事件は、全国に波紋を広げると同時に、小島一朗容疑者の卑劣な犯行や、いまだ自分の非を認めない利己的な姿勢に誰もが怒りを覚えたでしょう。

一部の報道では、小島一朗容疑者が発達障害を抱えていたことや、恵まれない家庭環境について言及されましたが、障害や育った環境を理由に人を傷つけることは許される行動ではないと、誰もがそう感じたでしょう。

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