実行力の意味とは?実行力と行動力の違いは計画性?

実行力と行動力の違いとは何でしょうか。物事や目標を達成する為には、実行力と行動力の両方が必要です。実行力と行動力のどちらかが欠けていては、目標を達成することは難しくなります。実行力と行動力の意味や、その違いは計画性なのかご紹介いたします。

実行力の意味とは?実行力と行動力の違いは計画性?のイメージ

目次

  1. 1実行力を身につけたい!
  2. 2そもそも「実行力」の意味とは?
  3. 3「実行力」の使い方《例文紹介》
  4. 4実行力と行動力の違いとは?
  5. 5実行力が必要な理由とは?
  6. 6実行力がある人の特徴
  7. 7実行力を高める方法
  8. 8実行力は日々の努力から生まれる

実行力を身につけたい!

仕事や勉強、人間関係など、私たちは日常生活を送る上で喜びや幸せを実感することばかりではないと思います。時に、「自分1人の力では、どうにもならないのではないか」という絶望感や諦め、不満を抱えながら過ごしている時もあると思います。

今自分に降り注がれているマイナスな要素から離れたい、もっとより良い日々に変えて行きたいという願いを持つ人は多いのではないでしょうか。そんな目標や計画を遂行する力である、実行力があるのと無いのとでは、この先の人生に大きな違いが出てきます。

実行力を身につけることで、日々をグレードアップさせることも可能なのです。100人の法則というのをご存知ですか?日常を何気なく過ごしていると、たまにパッと良いアイデアが浮かんだ経験がある人もいると思います。

大抵の場合、自分が「あ!このアイデアいいな!」と思ったことは、その瞬間全国、いや世界中で同じようなアイデアをひらめく人が自分以外に100人ほどいると言われています。

しかし、その素敵なアイデアを実行に移すことができる人は、わずか1人ほどだそうです。それほど、実行力がある人が少ないのかもしれません。また、実行力を発揮する為に必要な計画性がないことも原因の1つかもしれません。

そもそも「実行力」の意味とは?

実行力の意味とは、自ら考えたアイデアやひらめきなどを目標として掲げ、その目標を達成できるよう計画を立て、時に変化する状況に臨機応変に対応しながら目標達成の為に、計画を遂行できるよう努めることです。

何か物事を実行する為に必要な能力である、計画を立てることができる力と、その計画を遂行することができる力を持ち合わせていることを実行力があると言います。計画力と遂行力があるからこそ、実行力を発揮することができるのです。

「実行力」の使い方《例文紹介》

実行力という言葉は、どのようなシーンで使うのでしょうか。実行力の使い方を、2つの例文を通してご紹介いたします。

例文①留学を決めた友人

彼氏に振られてショックを受けた友人が、突然「私、留学する!もう日本に居たくない!新しい人生を歩きたい!」と言い出しました。振られたショックで現実逃避に走りたいんだと思った為、「頑張って!応援してる!」とだけ声をかけました。

辛い状況から目をそむきたくなり、違うところに意識を向けるのは人間の本能なのかもしれません。友人はあくまでも一時的なショック状態で、その言葉に大きな意味は無く、傷心状態であるが故にそんなことを言っているんだと考えていました。

しかし、違ったのです。2ヶ月後には、留学したのです。留学宣言をした後すぐに​​​​​​留学先を探し、海外の居住地を決めて、会社を退職して海外に留学したのです。友人の実行力に驚くと共に、尊敬の念すら抱いた私は友人に言いました。「凄い実行力ね!尊敬する!」

例文②夏までに痩せると宣言した妹

友人の結婚ラッシュや出産ラッシュに焦った妹が、「夏までに痩せて、絶対彼氏作る!」と無謀な事を宣言しました。なぜ無謀かというと、今まで男性と付き合った経験がゼロな上、もの凄くふくよかな体形をしており食べることが大好きだからです。

今まで「痩せなきゃな~」と言うことはたびたびあったのですが、ダイエットを成功させた姿を1度も見たことがありません。またいつもの願望を言っているだけと思っていました。

しかし、今回は違ったようです。みるみる痩せて綺麗になり、夏になる頃には別人のようになりました。化粧をするようになり、おしゃれな服を着て出かけることもしばしばあります。そうしているうちに自然と彼氏ができたようで、今ではとても幸せそうです。

私は妹の実行力に脱帽する思いで言いました。「その実行力があれば、この先何でも乗り越えられると思うよ!」

実行力と行動力の違いとは?

実行力と行動力、どちらも良い意味で使われることが多い言葉です。実行力はあるけれど、行動力に欠けるという人や、行動力には自信があるけれど実行力が乏しいという人はいるかもしれません。

実行力があり、行動力までもある人は最強だと思います。実行力と行動力の違いをご紹介いたします。

計画を立てる能力が優れているか

実行力を発揮する為には、計画を立てることが不可欠です。実行力があるということは、物事や目標を達成する為にしっかりとした計画を立てる能力が優れていることでもあります。つまり、実行するに値するかどうかを見極めることが、計画段階からわかるのです。

実行力がある人は、計画途中で「この計画では、今はダメだな」「今は時期ではない」ということを察知すると、実行に移すことはしません。目標をできるだけ確実に達成することができるよう、時期がくるまで待つということも実行力の特徴なのです。

しかし、行動力に優れている人に比べチャンスを逃すこともあるというのが実行力派の特徴でもあります。私たちの身の回りには、自分ではどうすることもできないことが沢山あると思います。

実行力派の人は、あれこれ計画を立ててから実行に移すのですが、その間にインスピレーションでサッと行動した行動力派がそのチャンスを手に入れることもあります。

また、実行力派が「今は時期尚早だな」と思い実行せずにいる間に、とりあえず行動した行動力派に良いタイミングの風が吹き瞬く間に成功を収めるということもあります。実行力、行動力は似ているものですが、タイプが間反対な面もあります。

どちらも持ち合わせており、状況により実行力と行動力を使い分けることができることが好ましいのかもしれません。

頭脳派や策士は実行力がある

人生を歩んでいく上で、人は大きく分けて2パターンに分かれる傾向があるようです。1つは、行動派です。このタイプは、行動力に優れており、あれこれ考え立ち止まって思い悩む時間よりも、行動に費やす時間の方が圧倒的に多いことが特徴です。

例えば、行動力のある人が起業したいと思ったとします。そう考えると行動はとてつもなく早いです。起業後の生活の心配よりも、起業し夢を叶えたいという思いが勝りすぐに会社を辞めあっと言う間に起業することが多いようです。

どんな風に会社としてやっていくか、生活はどうするのかというのは、日々を過ごしながら行動しながら必要な時に必要な行動を起こして困難を乗り越えていくのです。

細かな計画を練ってから実行に移す実行力派とは違う為、物事に取り組むまでのスピード感が実行力派に比べ著しく早いのが行動力派の特徴と言えます。

それ故に行動力派は、時に壁にぶつかったり、失敗することもあるかもしれませんが、マイナスの要素からすぐに脱出する行動力を持っているので人生の困難をすぐに回避するスピード感に優れています。

もう1つのタイプである実行力がある人は、頭脳派や策士の傾向が高いようです。行動力派に比べ、スタートダッシュは遅いかもしれません。

しかし、遂行する為に待ち受けているマイナス要素をどう回避するか、ネックな部分をどう改善し取り組んでいくかという細部にまで計画を立て、実行に移すことで物事を達成し成功を収めることができる能力に長けているのもこのタイプの特徴です。

実行力が必要な理由とは?

なぜ、実行力がある人は他の人から尊敬されるのでしょうか。実行力があるということは、きちんと計画を練り物事のプラスとマイナスをさまざまな方角からクールに見定める力があることでもあります。

ある意味、冷静に物事に対して取り組むことができる能力でもあるのです。実行力がある人は、ついカッとなって今まで積み上げたことを台無しにしてしまうということがあまりありません。

人には情というものがあり、情があるからこそ優しさや思いやりを持つことができるのかもしれません。しかし、仕事や夢、大きな目標を達成する時、自分以外の人のことも大きく関わっている時など、時に情は計画や実行力を削ぐ力になってしまうこともあります。

情は温かみのある幸せの象徴のようなものですが、実行力がある人は情の持つマイナス要素を理解し、心を鬼にして時に情を抑えて実行力を発揮することがあります。そういった意味では、実行力がある人は時に冷酷に見えることもあるかもしれません。

けれども、リアルな人生というのは、綺麗ごとでは済まされないようなことがたくさんあるのではないでしょうか。行き当たりばったりの行動力では、困難な状況から脱出できないこともあると思います。そんな時に力を発揮するのが、実行力です。

実行力があることで、日々をより良いものに変化させることができるのです。ある意味冷酷に感じる面もある、実行力がある人も、大きな視点から見ると情を大切にしていると言えるのかもしれません。

一時的な気持ちや思いで判断することなく、長期的なスパンで物事を実行し良い状況へ導く力があるのだと思います。

実行力がある人の特徴

物事に絶対というのはなかなかありませんが、成功したいのなら成功者に習うことが大切だと言われています。失敗続きの人から学ぶこともあるかもしれませんが、成功者を見習う方がよりリアルなことを学ぶことができると思います。

それと同じように実行力を高めたいと考えるなら、実行力がある人にどんな特徴があるかを知ることも大切です。実行力がある人の特徴をご紹介いたします。

向き合う力がある

物事や人には、良い面だけでなく悪い面もあります。実行力がある人は、対人関係においてきちんと人と向き合う努力をする傾向が高いようです。

物事に対しても、さまざまな面から見る力があり、人や物事の良い面を引き出し、実行力を高める為の原動力にする力があるのです。

何事もチャンスと受け止める

実行力のある人は、物事を達成する為に必要なチャンスがないか常に気にかけています。その為、普通の人が通り過ぎてしまうようなチャンスにも気付くことがあります。さまざま起こる出来事に意味を見いだし、実行力へと転換する力があると言えます。

また、一見デメリットに感じるようなことが起きたとしても、チャンスと受け止めることができる大きな器を持っているのです。

人を大切にする

実行力のある人は、自分1人の力より周囲の力が合わさった方が実行力を高められるということを知っています。その為、周囲に対しての感謝をしっかりと持っています。

感謝する気持ちがあるからこそ、家族や仕事仲間、友人や知人など自分に関わる人をとても大切にするのです。

自分を大切にできる

実行力のある人は、周囲を大切にするだけでなく、自分自信も大切にすることができます。自分をいじめる人なんてそうそういないのではないかと思う人もいるかもしれません。

しかし、意外と自分で気付かないうちに、自分を大切にできていないこともあるのではないでしょうか。実行力を高める為には、気力や体力が必要です。自分を大切にできない人は、知らず知らずの間に気力や体力が削られているのです。

自信を持っている

実行力を発揮する為には、努力が不可欠です。実行力がある人は、自分のしてきた努力に対して信頼を持っており自信があります。その為、堂々としているという印象を持つ人も多いようです。

実行力を高める方法

野球が上手になりたいと考えている少年がいたとします。その少年は日々上達する為に、バットの素振りを何百回と日夜練習しています。しかし、その素振りのフォームはとても悪く、球に当たるようなバットの振り方ではないのです。

これはあくまでも例えですが、いくら努力をしても意味を成さないこともあるのです。上記の少年の例え話で言うと、間違ったバットの素振りにより野球のバッティング能力は向上しないかもしれません。しかし、体力と気力を鍛えることはできると思います。

体力と気力向上という思わぬ恩恵は受けることができるかもしれませんが、野球のバッティング能力向上には繋がりにくい努力であり、野球が上手になりたいという少年の目標からすると、目標達成にあまり意味を成していないことになってしまいます。

同じ労力を使い努力をするのなら、実りあるものになるよう正しい方法を学ぶことが必要だと思います。実行力を高める方法をご紹介いたします。

紙に書く

実行力を高める為に必要なのが、計画力とイメージ力です。まず、紙とペンを用意してください。スマホやパソコンでも良いのですが、手を使い書くことでより脳へ刺激がいき、明確な状況を可視化できるので紙とペンがおすすめです。

紙書くことは、大きく分けて3つあります。まず1つは、今の状況です。実行する為には今の状況を理解する必要があります。今の状況を元に、実行を遂行する為に足りないもの、必要なものを把握する必要があります。

どのようなことをしたら良いのか計画を立てて実行することが、実行力を身に付けるポイントでもあるのです。次は、実行を遂行する具体的な方法を書き出します。そして最後に、実行達成した後の理想の状態を書きましょう。

現状、そして今と過去を元に遂行する方法、実行力を発揮できた後の状況を紙に書くことでイメージしやすくなるのです。一流のスポーツ選手もイメージトレーニングを重要視しています。

それと同じで、実行力を高める為に明確なイメージトレーニングをする必要があるのです。良いイメージは成功を引き寄せます。

自分の気持ちを知る

「どうしていいのかわからない」「自分の気持ちがよくわからない」という状況では、実行力は発揮できません。自分の心に向き合い、自分の気持ちを知ることで実行力を高めることができるのです。

チャレンジしてみる

実行力は、経験を重ねることで増していきます。さまざまなことにチャレンジし経験値を上げることで実行力を高めることができるのです。

健康に気を使う

いくら念入りに計画を練り、実行力を発揮しようと思っても心身共に健康を害してしまっては良い結果を導くことは難しいと思います。心身共に健康な状態でも、実行力を発揮することはとても大変なことでもあるからです。

心と身体は繋がっています。日々の健康管理をおろそかにしてしまい、身体を壊してしまうと気持ちまで滅入ってしまうこともあるのです。身体が活き活きと健康な状態だと、精神的に参ってしまった時も乗り越えやすいと言われています。

実行力を高める為には、健康に気を使い、バランスの良い食事や休養をとることも必要なのです。

実行力は日々の努力から生まれる

実行力のある人はとても魅力的です。なぜなら、実行し遂行するだけの努力ができる人だからです。実行力は、日々の努力や経験から生まれるのです。

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