大雪山SOS遭難事件の真相!助けてくれという音声テープが怖すぎる!

大雪山SOS遭難事件の真相はどんなものだったのでしょうか?発見された遺体はSOSサインを出した遭難者は無事救出されたと思われましたが後に遭難者の遺体と音声テープが発見され物議を醸しだしました。謎多き大雪山SOS遭難事件の真相に迫ります。

大雪山SOS遭難事件の真相!助けてくれという音声テープが怖すぎる!のイメージ

目次

  1. 1大雪山SOS遭難事件は謎が多すぎる!
  2. 2そもそも大雪山SOS遭難事件とは?
  3. 3大雪山SOS遭難事件の概要
  4. 4大雪山SOS遭難事件は終わっていなかった!
  5. 5大雪山SOS遭難事件の謎とは?
  6. 6大雪山SOS遭難事件の真相
  7. 7【閲覧注意】大雪山SOS遭難事件の音声データを公開
  8. 8自然の驚異・大雪山SOS遭難事件を風化させてはいけない

大雪山SOS遭難事件は謎が多すぎる!

大自然は時には人類に驚くほど猛威を振るい牙をむきます。大雪山SOS遭難事件もまた、そんな自然の猛威がもたらした事件のひとつです。

1989年7月に、大雪山SOS遭難事件は多くの謎を持って発覚しました。大雪山SOS遭難事件の謎を白骨死体とともに発見された不気味なテープとともにその謎に迫りたいと思います。

そもそも大雪山SOS遭難事件とは?

大雪山SOS遭難事件とは、1987年7月、大雪山の旭岳付近の付近で遭難した東京都から来た登山家二名を捜索するために、北海道警察が乗る一機のヘリコプターが、登山ルートを大きく離れた旭岳南方の忠別川の源流で、白樺の木片で作られたSOSという文字を発見したことから始まります。

このSOSの発見から、東京から来た登山者2名は北海道警察の見解で近くにいると判断され、SOSの文字から2~3キロメートル北に離れた場所で発見された。そのため、大雪山SOS遭難事件はこれで解決したかと思われました。

しかし、無事救出された二人は、SOSの文字については身に覚えがないと言い出したので、遭難者は他にもいる。大雪山SOS遭難事件としてミステリーな事件へと突入していきました。

この大雪山SOS遭難事件では、大雪山で発見された男性の白骨死体が残したとされるテープレコーダーから、SOS、助けてくれという男性の声が録音されており、テープの声はいったい誰なのか、SOSの文字を作って助けを呼んだのは誰なのか?大雪山SOS遭難事件の謎に迫りたいと思います。

大雪山SOS遭難事件の概要

この大雪山SOS遭難事件は、とにかく不気味で背筋が凍る異様な事件です。考えれば考えるほど謎に満ちており、なぜ白骨化した男性は脱出を試みなかったのか、テープレコーダーの声に何故緊迫感が感じられないのか。

SOSの文字を作ったのは本当にこの男性だったのでしょうか。そして大雪山SOS遭難事件とは?本当に遭難者は人骨で発見された男性一人だったのか、SOSの文字を作れたのになぜ移動して脱出しなかったのか。

他の遭難者が実はまだいる、ということはないのでしょうか、また、SOSと助けを求めたテープレコーダーを残したのは何故なのか。大雪山SOS遭難事件の概要を説明していきます。

旭岳で男性2人が遭難

大雪山SOS遭難事件とは、1987年7月24日、大雪山の旭岳で起きた遭難事件です。東京から登山に来た男性二人と連絡が取れなくなった家族の人たちが、捜索願いを出して、北海道警察がヘリコプターを使って男性二人の捜索に当たりました。

捜索中のヘリコプターがSOSの文字を発見

北海道警察のヘリコプターが、登山ルートから少し離れた旭岳南の忠別川川上において、白樺の木の倒木で作られたSOSの文字を発見しました。

北海道警察は、当然のことながら、大雪山の山の中に突如現れたSOSのサインは遭難した男性二人が作ったもので、二人はこの近くにいると踏んで捜索を続行しました。

遭難者を無事救出

SOSの文字から北へほどなく2~3キロメートル離れた場所で、遭難した東京から登山に来た二人の男性は救助されました。北海道警察は、あのSOSの文字があったから二人を発見できたこと、かなりの重さと大きさから二人でよく作れたなと、談笑したそうです。

ところが、遭難して救助された二人の男性は、SOSの文字が何のことと言い出し、説明するも「そんなものは知らない」見たことも作ったこともないと言い出したのです。この証言から、ほかにも救助するものがいると大雪山SOS遭難事件は急展開を見せます。

大雪山SOS遭難事件は終わっていなかった!

ここで初めて遭難者は他にもいるという可能性があることが騒ぎになり、北海道警察は、翌日直ちにヘリコプターを出動させ、SOS遭難事件現場へと向かいます。

この大雪山系旭岳の道しるべとして金庫岩と呼ばれる大きな岩があります。しかし、この金庫岩の近くには、類似したニセ金庫岩と呼ばれる岩も存在し、誤ってこのニセ金庫岩を目印に下山すると、後に紹介する白骨死体が発見されたエリアに入り込んでしまいます。

SOS文字を作ったのは別の人物

SOSの文字を作ったのは救助された二人の男性ではなく、まったく別の誰かだったのです。やがて、文字近くで人間の白骨死体が発見されることとなります。

文字近くで人間の白骨を発見

そして上記に書いたニセ金庫岩を下ったエリアで、その白樺のSOSを作ったと思われる者が発見されました。この白骨死体こそが、大雪山SOS遭難事件のSOSを作った本人なのです。

白骨死体には、クマのような何か獣に噛まれた跡が残っていたそうです。そのエリアは降りるのは容易でも、いったん降りると上るのが困難な地形になっています。

登ることが難しいため、脱出するのは困難を極めると思われる地形になっていました。

同時にテープレコーダーも発見

発見された白骨死体の傍らにはテープレコーダーが遺留品として発見されました。大雪山SOS遭難事件で発見されたテープレコーダーの音声には、およそ2分にもわたる音声が録音されていました。

音声の内容は、「崖の上で身動きが取れずSOS、助けてくれ」というものでした。しかし、大雪山SOS遭難事件のテープレコーダーの音声を確認してみると違和感が残ります。それは、音声に緊迫感が全くないということです。

死ぬかもしれない状況下で、恋人や家族、友人へ発する言葉は何一つなかったようなのです。そこから出られなくなって数日たって、既に叫ぶ気力もなかったと見るべきなのでしょうか。

大雪山SOS遭難事件の謎とは?

大雪山SOS遭難事件の概要をここまでご説明してきましたが謎と言われる点はいったいどこなのでしょうか。ここからは大雪山SOS遭難事件の謎について詳しく説明していきます。

白骨は女性のものと判明

大雪山SOS遭難事件の現場近くで見つかった白骨死体は、発見されたとき最初は女性のものだとされていました。しかし、一緒に発見されたカセットテープの音声は男性の声しか残されていなかったことや周りには女性の遺留品が残っていなかったことから報道や捜査に混乱が生じ事件は不思議方向へと進んでいきました。

白骨死体が本当に女性のものなのか、旭川医科大学で再鑑定を行った結果、男性の死体であることが判明しました。さらに、白骨の死体は1984年7月ごろに遭難した、愛知県江南市の会社員年齢25歳のものと判明しました。

テープレコーダーには男性の声が入っていた

当初、死体は女性のもの、カセットテープに残された音声は男性のものだったため、報道や捜査が混乱していました。大雪山SOS遭難事件のカセットテープに残されていた音声の内容は、「助けてくれSOS崖の上で身動きが取れずSOS助けてくれ、場所は初めにヘリで会った所、笹深く上へは行けないので此処から釣り上げてくれ」という内容でした。

崖の上で身動きが取れないとカセットテープの音声は言っていますが、白骨死体が発見された場所は崖の上ではなかったのです。このことがカセットテープの音声の謎と言われています。

身動きが取れずと言っていたのですから移動はできなかったはずなのに遺体が発見された場所は音声が示す位置から移動した場所で白骨死体は発見されています。これがカセットテープの音声との矛盾、謎なのです。

SOSを作る体力がなぜあったのか

大雪山SOS遭難事件の謎はまだまだ続きます。白樺の倒木で作られたSOSの文字の大きさは一辺5メートル以上あったとされています。これはとても巨大なものです。発見の数年前に撮影された空中写真に写っていたことも確認されました。

これだけ巨大なものを作るにはかなりの重労働、体力が必要です。しかも、SOSの文字は白樺の木を三本以上積み重ねて作られていました。SOSの文字は男性が作ったものだと推測されます。これだけの物を作る体力があるのなら、なぜ下山しなかったのでしょうか?

遭難してもこれだけの重労働ができる体力が残っているのになぜ下山しなかったのかという理由についても明らかになっていません。

5年間SOSの文字がなぜ発見できなかったのか

大雪山SOS遭難事件の遭難者が遭難したのは1984年です。当然白樺で作られたSOSの文字もその時に作られていたはずです。しかし、大雪山SOS遭難事件のSOSの文字が発見されたのは別の遭難事件の捜索中、1989年です。

航空写真からでも確認出来て、飛行機からは肉眼で確認できるほどの大きさがあったSOSの文字も、なぜ5年間も発見されないままであったのでしょうか?

この理由についてはいまだに解明されておらず、大雪山SOS遭難事件の大きな謎となっています。注意してみていなかった、見逃してしまったと言えばそれまでですが、何か隠された事実があるようにも思えます。

遭難場所とテープの内容の相違

大雪山SOS遭難事件の一番大きな謎は、やはり、白骨死体が発見された場所と、カセットテープの音声に残された場所が違うということです。

カセットテープの音声では、崖の上で身動きが取れないと言っているにもかかわらず、白骨死体が発見された場所は崖の上ではなかったこと、身動きが取れないという状況でなぜSOSの文字が作れたかなど、謎が多く残されています。

遭難者は遭難当時どのような状況にあったのかはいまだ謎のままなのです。白樺の木で巨大なSOSの文字を作るだけの体力があったならばなぜ下山しなかったのでしょうか。

男性の骨が見つからず捜査は難航

大雪山SOS遭難事件の捜査はSOSの文字は見つかったが、男性の死体が見つからず捜査は難航しました。SOSの文字の近くから出てきた死体は獣の噛み傷があり骨折している女性の死体と当初は思われましたが、

近くに女性の遺留品が全くなかったことやカセットテープの音声が男性のものだけだったことから再鑑定をして男性のものと判明、ほかにも遺留品からアニメグッズなどが見つかり男性は愛知県江南市のアニメおたくの男性と判明。

ここまで謎を解くのにはかなりの時間がかかり、大雪山SOS遭難事件は謎の多い事件となりました。いまだに何故、男性が下山する道をとらず救助を待ったのか、本当に謎が多いSOS遭難事件です。

大雪山SOS遭難事件の真相

謎多き事件、大雪山SOS遭難事件の真相とはどのようなものなのでしょう。今となっては仮説でしかありませんが、大雪山SOS遭難事件の真相を見ていきましょう。

後の鑑定で白骨は男性のものと判明

北海道警察の捜査でSOSの文字の近くから白骨死体が発見されました。発見当初は女性の白骨死体と思われていたのですが、現場に女性の遺留品が見つからなかったこと、遺留品のカセットテープの音声が男性の物しかなかったことから旭川医科大学で再鑑定され男性のものであることが判明しました。

これで遺留品として残されたカセットテープの音声が男性のものだけであったことからつじつまが合いました。最初に女性の白骨死体と思われていたため報道や捜査が混乱しましたが後に男性のものであることがわかりました。

体力が残っているうちに文字を作っていた

大雪山SOS遭難事件のSOSの文字は男性に手によって作られたのは間違いないでしょう、腑に落ちない点は、これだけの重労働をする体力があるのになぜ下山しなかったのかという点です。

おおよその予測では、男性は何らかの理由で下山せずに救助を待ったということが考えられます。体力があるうちにSOSの文字を作って救助を待ったのです。足場の悪いところを無理して下山するよりも目印となるSOSの文字を作って救助を待った方がいいと判断したのです。

カセットテープの音声にも「場所は初めにヘリコプターで会った所」という発言があることから、ヘリコプターが来ることを期待していたことがうかがえます。また、ヘリコプターと会った所にSOSの目印を作って救助を待ったとおもわれます。

偶然録音されていた

現場に残されていた遺留品となるカセットテープですが、男性が意図的に録音したとは思われにくいです。遭難したところそんなものを残しても意味がありませんし、そのような余裕があったとも考えにくいです。

カセットテープの音声は男性が気が付かないうちに偶然に録音されていたものと考えられますし。その方が自然です。

ニセ金庫岩を目印に下山していた

ではなぜ男性が遭難してしまったかというと、旭岳の頂上付近は急激な岩場の連続です。ただでさえ迷いやすくなっています。道の目印として、金庫岩があるのですが、周りにはそれによく似たニセ金庫岩も多くある、とても道に迷いやすい山なのです。

近年は道にロープを張ることで道に迷うことを防ぐようになりましたが、遭難した男性も、金庫岩とニセ金庫岩を間違えたのではと考えられています。この問題のニセ金庫岩を目印にして下山していくと、遭難地点付近に到達することが判明しています。

遭難地点は上部の斜面が横倒しに生育する笹原となっています。下山するときは楽に降りれても、その逆は困難だということが判明しています。また、遭難地点周辺は崖上になっており、そのままおりにくいことも判明しました。つまり、一度遭難地点に入ってしまうと身動きが取れないのです。

【閲覧注意】大雪山SOS遭難事件の音声データを公開

謎多き事件、大雪山SOS遭難事件ですが、問題のカセットテープの音声が残っています。あまりいいものではないかもしれませんが、勇気のある人は聞いて見てください。

自然の驚異・大雪山SOS遭難事件を風化させてはいけない

自然というものは過酷なもので登山や海など、ときには人間に牙をむくときがあるのです。そんなとき正確な判断を誤ると命を落とす危険になります。大雪山SOS事件に類似する事件は実は世界中にあるのです。

自然に挑むときは油断せず、時には勇気ある決断も迫られるということを頭において大自然に挑みましょう。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ