竜雷太の病気で死去？死亡している説は本当？俳優の今に迫る！

「竜雷太」さんという俳優さんを知っている人は多いでしょう。ご年配の人であればなおさら名前を聞いただけでも「あの人だ」と想像することが出来るのではないでしょうか。若い人であれば名前でピンと来なくても、本人をご覧になれば分かるでしょう。

竜雷太さんは優しいおじいさんの役や少し間の抜けたような役、こわい悪役など幅広い役をこなす俳優さんです。優しい役では柔らかい表情をされて、おじいちゃんのような暖かさがあって若い人も馴染みやすかったり、こわい悪役では憎らしいほどに意地悪な表情と雰囲気を漂わせていたり。名俳優の一人としても有名です。

それでは、竜雷太さんの経歴をご紹介します。お若いころから色々な活動と活躍をしておられますが、経歴を見てみると大変な出来事を竜雷太さんを襲っていたようです。竜雷太さんの長い俳優人生をみていきましょう。

1940年に大阪で誕生した竜雷太さん。生まれたときは戦争中であったため、両親の故郷である京都に移り住んで10年ほど過ごされます。1960年、竜雷太さんが20歳の時に日本大学を中退してしまい、次に1962年に松竹入社します。ここから、俳優人生がスタートします。

1965年に芝居の勉強としてアメリカへ留学することが決まります。その理由としては、当時本名で出演したテレビ番組の演出を担当されていた来日のエドダイダンに竜雷太さんは自分自身の演劇論を一生懸命伝えます。それからエドダイダンと仲良くなり、エドダイダンの推薦として一人でアメリカへ渡ります。

決して楽ではなかったアメリカの生活。留学先の大学に通いながら、運転手や飲食店での皿洗いのバイトをしてお金を稼ぎます。自分自身でバイトで稼いだお金は大学費にあてます。アメリカから戻ったときには殺陣を学ばれていたそうです。

1966年には日本テレビの「これが青春だ」の主役に抜擢されます。当初は、ほかの俳優さんが主役を務めると決まっていたのですが、ドラマの撮影が始まる前に降板してしまうことに。プロデューサーは全くの無名な新人をドラマの主役に選ぼうと考えます。そのとき見事抜擢されたのが、竜雷太さん。

選ばれた理由は、竜雷太さんとドラマの主人公の経歴が似ていたため。また、竜雷太さんが一言だけ話すという、ほんの少しの役にプロデューサーは強い印象があり、竜雷太さんを誘ったようです。ここから、華々しい俳優人生が始まります。新人から主役に抜擢されたことから、人気が一気に上がります。

1972年に「太陽にほえろ」のゴリさんで大活躍されました。当時テレビでご覧になっていた人なら、このドラマにどれだけ竜雷太さんが出演されていたか分かるかもしれません。このドラマでは刑事役でスタートしてからずっと出演されて役が殉職してしまうまでの10年間も活躍されました。

ドラマでは「ゴリさん」という愛称で馴染まれ、役のゴリさんと同じように竜雷太さんは新人俳優の育成を担当していました。長い間、ドラマと新人の育成に集中されていたのは、すごいことです。

1983年には所属していた事務所を離れ、アクターズプロモーションを立ち上げる竜雷太さんですが、以前にも所属していた「三船プロダクション」を離れて「田中プロモーション」に所属されます。そのあとに、多くの俳優を引き連れて新しくアクターズプロモーションを創設します。しかし、この立ち上げは上手くはいきませんでした。

長年、共に歩んできてアクターズプロモーションも立ち上げた相方の「阿知波」さんが2007年に突然亡くなってしまうという出来事が起きてしまいました。5月2日から阿知波さんの行方が全く分からなくなり、それからたった2日後の5月4日に鹿児島県で阿知波さんの亡くなった姿が見つかりました。

自殺の理由は分かっていませんが、亡くなる前には病にかかってしまい高血圧でも悩んでいたようです。67歳という歳で亡くなられて竜雷太さんも驚かれたでしょう。

アクターズプロモーションの社長を務めていた阿知波さんが亡くなられたことで、アクターズプロモーションの破産申請が行われ、負債総額は5億円とも。役員だった竜雷太さんにもかなりの損失に見舞われました。

竜雷太さんの若い頃の画像をお見せします。太陽にほえろ！に出演されていたときの竜雷太さんです。渋いお顔でされていてかっこよく、昔から女性にもモテそうな感じです。どこか現在の面影もみえます。

竜雷太さんの詳しい経歴をご紹介したので、次は竜雷太さんの多くの出演作品をご紹介します。どれも有名で人気のドラマや映画ばかりで、竜雷太さん自体の人気が分かります。また、役どころも幅広くかっこいい役や天然っぽい役まで色々です。

1972年に放送がスタートして約15年ほど続いた人気ドラマの「太陽にほえろ！」に石塚誠役で竜雷太さんは出演されます。ここから竜雷太さんの人気と名が知れ渡ったと言っても過言ではないでしょう。

竜雷太さんが主役に抜擢された「これが青春だ」のドラマでプロデューサーは、新人でも主役になって視聴率をとるということは可能だと確信して、新米刑事が中心として物語が動くこの「太陽にほえろ！」が放送されました。当時では全く考えられない挑戦だったようです。

太陽にほえろ！では、数多くの有名な俳優さんが出演されていましたが、当時はほとんどの俳優さんが新人で無名。そんな新人を竜雷太さんは育てていたようです。10年も出演した竜雷太さんですが「新人もちゃんと育ってきてもう自分の役目は終わったのでは」と感じ、降板を申し出たようです。

ドラマ「金曜日の妻たちへ」は既婚者同士の不倫を題材にしていた大ヒットの人気連続ドラマです。竜雷太さんは、奥さんと関係が冷めきっていてある日モデルの女性と出会ったことからその女性と関係を持つことになった40歳の既婚男性を演じています。

金曜日妻たちへの放送が終わった後「金曜日の妻たちへⅡ男たちよ、元気かい？」が放送されるなど、かなり人気のドラマだったようです。当時としては上手くドラマで描くことが出来なかった家族の問題などを金曜日の妻たちへは、しっかり描かれていたので支持されていたようです。

ドラマ「ケイゾク」は、今までの刑事ドラマとは雰囲気などが変わった独特のドラマとなっていて、重たさと憂鬱さがありながらもコメディチックに描かれています。今までの刑事ドラマらしい部分がありながらもこれまでになかった面白さが、支持されていました。

竜雷太さんは、ケイゾクの警視庁捜査一課弐係係長である野々村光太郎を演じています。野々村光太郎は、穏やかで少し頼りない雰囲気ですが刑事の勘は衰えておらず、大事な場面ではしっかりとしています。柔らかい雰囲気なので、なじみやすいと感じた人は多いのではないでしょうか。

釣りバカ日誌は漫画を原作とした作品で、かなり多くの人に今でも愛されている作品でしょう。映画では3度の飯より釣りが好きな主人公「ハマちゃん」は会社の社長である「鈴さん」が出会って、お互いに勘違いしながら釣り仲間として距離を詰めていきます。

竜雷太さんは釣りバカ日誌の映画に出演されており、鈴木建設の人事担当取締役の原口三郎役です。釣りバカ日誌をご覧になったことがある人であれば、分かるかもしれません。

ケイゾクと同じ世界観と設定されているSPECにも、野々村光太郎として出演されています。物語は、超能力を持った手に負えない犯人の対策として未詳事件特別対策係が設立され、そこに変人の側面がありながらも天才の頭脳を持った主人公「当麻紗綾」と、SIT出身で真面目な「瀬文焚流」が配属されることから始まります。

野々村光太郎は、その設立された未詳事件特別対策係の係長でデコボコな2人の様子を見守ります。ケイゾクと同じように刑事としての信念がしっかりとあって、真面目なシーンではおちゃらけずに2人に助言するところも見られます。ケイゾクとSPECの野々村光太郎は竜雷太さんだからこそ、しっかりと演じることが出来たのではないでしょうか。

竜雷太さんの経歴、そして出演されたドラマと映画をご紹介したので、さっそく本題である竜雷太さんの死亡説について、ご紹介します。病気で亡くなられたという噂や現在は死亡しているという説がありますが、本当なのでしょうか。

竜雷太さんの病気で亡くなったという説と噂は、はっきり言ってしまうと全くの嘘になります。現在でも俳優さんとして活躍されて数多くのドラマなどに出演されていますし、これほどすごい人が亡くなられたとなれば必ず報道もあるはずですから、死亡という説と噂は嘘です。

竜雷太さんが病気で亡くなられたという噂が流れてしまったのは、やはり年齢が理由のようです。または、演じられた役が亡くなってしまったということから、検索ワードでも出てくるようになってしまいました。そういった理由から、死亡説が浮上してしまいましたが竜雷太さんは現在でも活動されていて、噂は全くの嘘です。

竜雷太さんは結婚をされて息子さんもいらっしゃいます。そんな竜雷太さんの息子さんはミュージシャンの長谷川陽平さん。ご存知の人もいるかもしれません。次は、息子の長谷川陽平さんについてご紹介します。

竜雷太さんの息子、長谷川陽平さんは韓国の「チャン・ギハと顔たち」というバンドで活動されているようです。人気があり、2012年には韓国で４つの部門を受賞されているなど、実力もあるようです。韓国では親しみを込めて「ヤンピョン兄さん」と呼ばれているようです。

俳優として活動する気はなかったようで、韓国のバンドに魅了され渡韓して本格的にバンドの活動を始めます。

元々、プロデューサーとしてバンドを支えられていたようですが、ギターの魅力に気づきギター担当へと変わります。現在もギタリストとしてバンドを支えていますが、プロデューサーという立ち位置も変わっておらずギター担当兼プロデューサーとして活躍されています。

昔からモテていらっしゃった竜雷太さんですが、離婚歴があるようです。何度か再婚を繰り返していたようですが、現在はご結婚されているのでしょうか。竜雷太さんの結婚についてご紹介します。

1969年に女優の吉成洋子さんとご結婚されます。しかし、この結婚は上手くいかなかったらしくたった3カ月で離婚されてしまいます。たった3カ月という短い結婚生活でしたが、理由は竜雷太さんの不倫だったのではないかと言われています。その理由として翌年に噂にあった女性とご結婚されます。

女優の吉成洋子さんと離婚されてから翌年に女優の夏桂子さんと再婚されます。一人目の奥さんとたった3カ月で離婚し、その時に不倫と噂にあった夏桂子さんとご結婚をされた竜雷太さん。そのモテモテぶりが分かります。そして、夏桂子さんとの間に長谷川陽平さんが誕生します。しかし、1991年に再び離婚されます。

離婚された翌年に、一般の女性とご結婚されます。また、翌年とかなりのスピード婚。しかし、現在も離婚はされておらず幸せに暮らしているようです。若いころから女性にモテていて、それは結婚されても変わらなかったのかもしれません。少し驚きの結婚経歴でした。

病気で亡くなられたという噂は嘘でしたが、竜雷太さんの現在の活動はどういった感じなのでしょうか。気になる人も多いでしょう。竜雷太さんの詳しい現在の活動内容についてご紹介します。

もちろん、竜雷太さんは現在も現役俳優として活動しています。やはり、役の幅も広く色々なドラマや映画に出演されています。病気をされている情報もないので、現在でも変わらず俳優業をこなしているようです。

先ほど紹介したSPECやケイゾク、そのほかのドラマや映画では竜雷太さん独特の味のある演技が見ることが出来て、現在もその魅力は続いています。中ではほのぼのとしたおじいさん役、意地悪なこわい役などなど現在も味のある演技で活躍されています。

竜雷太さんは数多くのドラマや映画に出演されている有名な俳優さん。新人でありながらもプロデューサーの目に留まり主役を演じることになり、そこから有名なドラマや映画に出演されて瞬く間に人気俳優になりました。味のある独特の演技で、今後も竜雷太さんの活動に注目です。