隙あらば自分語りの意味や元ネタとは?うざいなんJ用語を紹介

ネットに触れる時間が多くなると、ネット独自の言葉を目にする機会も増えたのではないのでしょうか。「隙あらば自分語り」という言葉も、ネットで生まれた言葉です。この記事では「隙あらば自分語り」の意味や元ネタ、「隙あらば自分語り」する人の特徴をご紹介していきましょう。

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目次

  1. 1「隙あらば自分語り」の意味や元ネタを紹介
  2. 2「隙あらば自分語り」の意味とは?
  3. 3ネットでの隙あらば自分語りは特定される危険がある
  4. 4隙あらば自分語りが嫌われる理由
  5. 5評判の隙自語まとめ集
  6. 6隙あらば自分語りする人の特徴
  7. 7その他のうざいなんJ用語を紹介
  8. 8自分語りはしすぎないようにしよう

「隙あらば自分語り」の意味や元ネタを紹介

SNSを利用していると、「隙あらば自分語り」という言葉を目にした機会が、一度や二度はあったのではないのでしょうか。コミュニケーションの上で、自分のことを語るのは、信頼や親密な関係になるためにかかせないものですが、行き過ぎた自分語りは周囲から敬遠されがちです。

「隙あらば自分語り」は、自分のことを語る「自分語り」と似たようなものですが、こちらの「隙あらば自分語り」の意味や元ネタは、どのようなものなのでしょうか。

こちらの記事では、「隙あらば自分語り」の意味や元ネタ、また、「隙あらば自分語り」をする人が嫌われる理由、「隙あらば自分語り」をする人の特徴やその心理などを、ご説明していきましょう。

「隙あらば自分語り」の意味とは?

「自分語り」と「隙あらば自分語り」の言葉の形はよく似たものですが、後者の「隙あらば自分語り」は匿名掲示板の、なんJから生まれたなんJ用語となっています。「隙あらば自分語り」を略称して、「隙あ自」「隙自語」とも表記されます。

意味は「自分語り」と同じで、脈略もなく突然自分の話題に切り替え、延々と自慢話や自分の情報を一方的に話す人物のことを指しています。自分語りの多くは、本来の話題のテーマと関連性がなく、不必要な情報であることがしばしばあります。

また、多少の関連性があっても、その自慢話や自分の話で終結してしまうことから、隙あらば自分語りをする人に、不快感を示す人も多くいることでしょう。

「隙あらば自分語り」の元ネタ

「隙あらば自分語り」の元ネタとなるのは、なんJで過去に起こった「ハカセラ騒動」がきっかけでした。なんJで八神太一というハンドルネームをつけ、3年もの間を自分語りを目的としたスレッドを複数個立てていたため、しばしばスレ民からは嫌われる対象でした。

その八神太一が問題を起こしたのが、ネット上に大学の合格証を掲載したことでした。これにより、八神太一の本名「長谷川亮太」という個人名どころか、住所までもを特定され、ネット上でまたたくまに個人情報が拡散されていきました。

慌てた八神太一こと、長谷川亮太は、唐澤貴洋という弁護士に、この拡散を静めてくれないかと依頼をしました。

しかし、関わっていた唐澤貴洋は元々プライドの高い弁護士であったため、ネットからの煽りに対して、無視せず大きく反応してしまい、それにより事態はより深刻化して、鎮火どころか盛り上がる状況に陥ってしまいました。

自分語りからの個人情報の特定、拡散、煽りからの炎上と、これらの騒動を二人の名字から取って、「ハセカラ騒動」と呼んでいます。また、自分語りをする長谷川亮太自身、虚偽の誇張した自分語りが多かったことから、「自分騙り」とも表記されました。

ネットでの隙あらば自分語りは特定される危険がある

このように、ネット上での隙あらば自分語りは、度を越えてしまうと個人情報を特定され、ネット内だけに留まらず、住所宛に脅迫文が届くなど、不特定多数の人物から多くの誹謗中傷を受ける危険性があります。

SNSだからといって、自由に自分語りをしすぎるのは注意が必要です。むしろ顔のわからないSNSだからこそ、気軽に利用するのではなく、適度に警戒心を持って、ネットでも個人情報を闇雲に提供しないようにする必要があります。

隙あらば自分語りが嫌われる理由

自己主張しなければ、コミュニケーションが取れない人だと敬遠されますが、自分語りをしすぎても、その自己主張の強さにうんざりしてしまう人が多くいます。

ですが、すべての自分語りが嫌われるのではなく、適度な自分語りであれば、上手な交流し、親密な関係を築くことはできるのです。

自分語りをする人は、一体なぜ嫌われやすいのでしょうか。それらの理由を挙げていきましょう。

自慢話がうざい

自分語りをする人の多くは、聞いてもいないのに自慢話を延々と話し続けます。特に多いのは、「あなたよりも幸福だ」という優越感を、相手に押し付けて満足するような自慢話です。

中には、自分がいかに優れているかということを語り、間接的に相手の上に立ってマウントを取ろうとしてくる自分語りもいるほどです。

結婚話などや幸せだったことの話で自慢話を展開するならまだしも、まったく無関係の話でも自慢話を繰り広げるので、周囲の人はうざいと感じてしまうのです。

話の流れを切ってしまう

上手に自分語りをする人は、相手の話を最後まで聞き、ちょうど相手の話の終わりを待ってから、次に自分の話を語り始めます。しかし、隙あらば自分語りをする人は、話の途切れ目を見つけたら、すぐさま自分の話を割り込ませて、話の主導権を自分に持っていこうとします。

話題のテーマが大きく変化してしまう上、途中で会話を遮られてしまうので、話し相手は不愉快な気持ちや苛立ちを抱くことが多いことでしょう。ある意味、自分語りをする人は「空気が読めない」人でもあります。

揚げ足取り

自分語りをする人は、自分の話ばかりをするのではなく、相手の揚げ足を取るような行為もします。特に話の中心が自分よりも別の人物に向かっている場合、相手の話の揚げ足を取り、なんとか自分語りをするための隙を生み出そうとするのです。

自分語りで自分が一方的に話すのは好きですが、逆に相手の話を黙って聞くのは耐えられません。そのため、相手の些細な言い間違いなどで揚げ足を取り、イライラを相手にぶつけようとしているのです。

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評判の隙自語まとめ集

現実に遭遇すると「隙あらば自分語り」は、ストレスの溜まる厄介な存在ですが、ネット上の匿名掲示板などで起きる「隙あらば自分語り」は、一つのエンターテインメントとして楽しまれることもありました。

中には、話の切れ目の不自然さを目立たせずに、流れるように自分語りをするなど、面白いネタの一つとして扱われている点もあります。その中でも評判の良い隙「あらば自分語り」のまとめ集を、ご紹介していきましょう。

卵の値段の話から

この話は初め、卵の値段が安いか高いかという討論をしていました。しかし、ある人物が「地域によって違うのかな?」というレスの後、「ちな」という前置きをして自分の住んでいた場所を公開し、次に流れるように奥さんのプロフィールまで話し始めました。

これらの話はまったく卵の値段のテーマとは無関係で、自然な流れで不自然なく話題が切り替えられたものの、後半の情報はほとんどが無駄な個人情報となっています。

また、「高校生の時に告白されて付き合った彼女が、今の奥さんで」というエピソードまで付け加えられているので、自慢話を披露している自分語りとなっています。

球速の話から

「どうすれば球速が上がるのか?」という質問に対し、ある一人が「体重を増やしてみたら?」とレスを返しました。

ここで言葉を切れば、自然な会話のやり取りになっていたのですが、突然話題を変えて、「自分は飲みサークルにいて太ってるけど、彼女はできた」と、奇妙な話の展開をしました。

こちらも上記に挙げた「奥さんの自慢話」と同じく、「こんな自分でも彼女がいるぞ」という自慢話を含んだ自分語りとなっています。

自慢話が嘘だと分かった瞬間

自分語りをする人の中には、嘘をついて、自身のことを多少偽って語っていることもあります。こちらは、そのケースです。「Suicaにいくら現金を入れているか?」というテーマに、その人物は「普通に10万は入れてる。貧乏人じゃあるまいし」と、またもや自慢話を繰り広げました。

しかし、その言葉に対して「Suicaの上限は2万だよ」という、鋭いツッコミが入りました。慌てたその人物は、「実はPASMOなんだよね」と言い訳をしますが、その言葉に対しても「PASMOも2万が上限だよ」と指摘されました。

このように、嘘をついて自分語りをする人は、自分が語ったことが偽りであることを指摘されると、次々に嘘を重ね、追い詰められた挙句には開き直り、相手の知識が劣っているからだと反撃に入るケースが多くあります。

隙あらば自分語りする人の特徴

隙あらば自分語りをする人は、調べていくとある共通点が見つかります。なぜ、彼らは自分語りをせずにはいられないのでしょうか。隙あらば自分語りをする人の三つの特徴を、お教えしましょう。

自己顕示欲が強い

自分語りをする人の多くは、自分を見てもらいたいという自己顕示欲が強く前面に出ています。そのため、相手の話の隙を見つければ、自分語りをいくらでも展開していき、自分をアピールしていくのです。

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周囲から認められたい

自分語りをする人の中には、自己肯定感が低い人が多い傾向があります。自己肯定感が低いことを解消したいために、自分語りをする人は自分自身がどれほど優れた人間なのかを主張し、周囲からの尊敬や承認を貰いたいと感じています。

自分にしか興味がない

他人に少しでも興味や関心があれば、人の話を途中で遮るようなこともなく、相手の話を最後まで聞いてから意見を出すものですが、自分語りをする人は自分にしか興味が向いていないため、平気で相手の言葉を遮って、自分の話を展開していきます。

相手の話を聞くよりも、自分の話を延々と語るほうが、自分語りをする人にとっては快感なのです。

その他のうざいなんJ用語を紹介

「隙あらば自分語り」の他にも、ネット上どころか現代にまで広がっている、なんJ用語は数多くあります。聞き慣れない単語であるため、うざいと感じる人もいることでしょう。その中でも、特によく使われている三つのなんJ用語をご紹介しましょう。

ぐう〇〇

「ぐう〇〇」は、その語尾の言葉を強調するために使われる接頭語となっています。使用例では、「ぐうかわいい」「ぐうまずい」「ぐうねむい」など、別の言葉で言い換えるならば「とても」や「すごく」に該当する言葉となっています。

〇〇ンゴ

現在、女子大生に特に流行しているとされている言葉です。ネット用語では自虐的な意味で、言葉の語尾に使われることが基本でしたが、女子大生はこの言葉を、なんでもない日常会話で語尾につけて使うことが多くあります。

使用例では「おつかれンゴ」「おやすみンゴ」など、語尾の単語の響きが良いことから、「〇〇ンゴ」と使用しちえるケースが多いので、その言葉自体に深い意味はありません。

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サンキューガッツ

元ネタは、元・北海道日本ハムファイターズの小笠原道大内野手、通称ガッツに対する感謝の言葉として「サンキューガッツ」と使われています。

しかし、現在では日ハムの小笠原とは関係なく、なんJでは誰かに対する感謝の言葉として広く使用されています。

自分語りはしすぎないようにしよう

適度な自分語りはコミュニケーションを円滑にしますが、過度な自分語りは人間関係の破綻を生み出したり、ネット上で自分語りをしすぎれば、個人情報を特定されて、誹謗中傷の被害を受ける危険性もあります。

自分語りをする際は、ほどほどに抑えつつ、自分語りをしすぎる人とは適度に距離を置き、快適にSNSを使っていきましょう。

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