シンガポールの治安は安全?旅行や観光の危険度や注意点も紹介

マーライオンが有名で、様々な娯楽を楽しむことが出来るシンガポールは安心して訪れることが出来る治安の良い国なのでしょうか。ここではシンガポールの治安やテロの危険性の有無、おすすめの観光スポットなどを詳しくお伝えしていきます!

シンガポールの治安は安全?旅行や観光の危険度や注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1シンガポールの治安は?テロの危険性はある?
  2. 2シンガポールとは?
  3. 3シンガポールの治安は?
  4. 4シンガポールで治安の悪い危険な場所
  5. 5シンガポール旅行の際の注意点
  6. 6シンガポールで絶対にしてはいけないことは?
  7. 7シンガポールでテロの可能性はある?
  8. 8シンガポールのおすすめ観光スポット
  9. 9シンガポールで過ごすひと時を楽しむために

シンガポールの治安は?テロの危険性はある?

マーライオンがとても有名で、ユニバーサルスタジオや火事の、動物園などの様々な娯楽を楽しむことが出来るシンガポールは安全に観光・旅行が出来る国なのか、また、テロの危険性はあるのかなど、今回はシンガポールの治安やシンガポールを訪れる際の注意点などを詳しくお伝えしていきます。

シンガポールとは?

シンガポールはマレー半島の南端、日本の成田空港からは飛行機でおよそ7時間ほどの距離にある小さな島で、赤道のほぼ真上にある常夏の国です。シンガポールの面積は埋め立てにおり少しずつ国が広がってきていますが、2015年の時点で東京23区と同じ程度の広さである719平方キロメートル、人口は550万人ほどです。

観光業や貿易金融業、運輸業の中継地点として栄えている国であるため、シンガポール外洋にはタンカーがたくさん泊まっています

また、シンガポールは多国籍の民族が集まる国で、外国人の割合がとても多く人口のおよそ3割は外国人だと言われています。公用語 は英語・中国語・マレー語・タミール語の4つ、宗教もイスラム教・仏教・キリスト教・ヒンズー教など様々で、様々な国の様々な宗教の人達が集まり共に生活をしている国なのです。

シンガポールの治安は?

シンガポールはその他の海外の国と比較して、治安の良い安全な国だと言われています。その理由を見てみましょう。

治安のいい国ランキングで上位

シンガポールは2016年にイギリスのIEP(経済世界平和研究所)が発表した経済価値・社会保障・テロの置きにくさなど観光とは異なる指標が多く含まれた治安の良い国を表す世界平和指数において、世界でもっとも安全な国34ヶ国にランクインしています。

2019年現在も9位の日本を上回る7位にランクインしており、シンガポールは海外のなかでも治安の良い国であることが窺えます。

犯罪発生率は日本より低い

シンガポールは人口10万人中の犯罪発生率を表す犯罪発生率が日本の3分の1の数値で、日本よりも低いのです。

この数値からも分かるようにシンガポールでの観光や旅行で危険な目に遭遇する可能性は極めて低いと言えますが、観光客をターゲットにして悪いことを企む人もおり、絶対に犯罪の被害に遭わないという保障はありませんから、気を緩めず観光や旅行を楽しみましょう。

外務省による危険情報

外務省ではシンガポールは海外の国の中でも比較的安全な国と思われがちですが、ショッピングセンターや飲食店、航空や路上等の様々な場所で置き引きやスリが多発しており、金品やパスポートの盗難被害に遭う日本人旅行客も見られるという危険情報を発表しています。

Thumbポルトガルは治安は?リスボンの一人旅の危険性や注意点も紹介
ヨーロッパの中でも特におしゃれな街並みが広がるポルトガルは、女性心をくすぐる人気の観光地です...

シンガポールで治安の悪い危険な場所

治安が良いと言われるシンガポールにも治安が悪い地域が存在します。以下の地域は治安が悪いと言われており、避けた方が良いと言われるエリアです。なるべく訪れることを避けるようにしましょう。

リトルインディア

インド系の民族が集まる地域リトルインディアは過去に暴動があり、その後殺人事件が起きたこともある治安が悪いと言われる地域です。

24時間営業の大型スーパー「ムスタファセンター」があり、観光に人気の楽しいエリアではあるのですが、週末は人がとても多くなる地域ですから、盗難やスリが発生しやすいことから治安が悪いと言われるようです。特に女性だけでの観光や夜間に訪れるのは極力避けましょう。

また、リトルインディアにある24時間営業の大型スーパー「ムスタファセンター」はシンガポールのお土産を買うことも出来、両替所があることでも知られていますが、両替をする際は受け取ったお金をきちんとカウントするようにしましょう。

ゲイラン地区

ゲイラン地区も治安が悪いと言われる地域です。ゲイラン地区は安く食事をすることが出来る屋台や安い宿の多いエリアですが、売春街でもありますから、このエリアに宿泊するお客さんが風俗利用客も多いためあまりおすすめ出来ない地域なのです。

女性だけでの観光も危険ですが、男性1人で訪れるのも違法な客引きに引っかかる危険性などを考え避けるのが無難です。

クラークキー

クラークキーも治安が悪いと言われる地域で、クラブや飲食店など大人の遊び場が多く集まる地域です。旅行客だけでなくシンガポール在住の人たちもよく訪れる場所のひとつで、お酒を楽しむことが出来る場所ではありますが週末の深夜0時以降は特に人が多く集まり、強引にお酒を飲ませてくる悪い人なども中にはいるため注意が必要なのです。

シンガポール旅行の際の注意点

シンガポールは東南アジアの中でもずば抜けて治安が良い国で、日本よりも犯罪件数が少ない国ですが、シンガポール旅行に行く際には注意しておきたい点がいくつかあります。安心してシンガポールで過ごせるよう、特にこれからシンガポール旅行をしようと考えている人はしっかり確認しておきましょう。

スリや置き引きに警戒する

大きな犯罪は目立たないものの、シンガポールでも外国人観光客をターゲットにしたすりや置き引きなどの軽犯罪が多く見られます。駅構内や観光スポットなどの人混みでは特に注意が必要です。自分の荷物は責任を持って管理するようにしないと、落としてしまったものなどはまず返ってはこないと考えておきましょう。

スリや置き引きの被害に遭わないためにもズボンのポケットに財布を入れない、飲食店での席を確保するために荷物を置いたままその場を離れないようにする、高価な装飾品を身に付けないなどの対策を取りましょう。

道路は人よりも車が優先

日本では歩行者優先ですが、シンガポールは人よりも車優先の社会ですから、信号のない曲がり角などで歩いている人が見えてもきにすることなく車が突っ込んでくることは日常茶飯事です。

車線変更の際ウインカーを出さなかったり、夜になると道が空いているため昼間より猛スピードで走ってくる車も多いので、道を歩くときは注意を払って歩きましょう。

曲がり角で車が見えたら車が通り過ぎてか進む、なるべく公共交通機関を使う、夜は極力出歩かないなどの対策をとりましょう。

夜間に一人で出歩かない

治安が悪いと言われる地域でなくとも夜間に一人で出歩くのは危険ですから極力控えるようにしましょう。特に女性の一人歩きは危険ですから、どうしても夜遅くに訪れたい場所がある場合は極力公共交通機関を使うなどの対策をとり、万が一トラブルに巻き込まれた際には日本語で連絡出来る場所をきちんと覚えておくことも大切です。

以下日本語での対応が可能な連絡先をご紹介します。
 

在シンガポール日本国大使館 6235-8855
外務省(日本・東京) +81-3-3580-3311
ラッフルズジャパニーズクリニック 6311-1190
ジャパングリーンクリニック 6734-8871
杉野ファミリークリニック 6235-1110

リュックは前に持つ

シンガポールに限らず国外へ旅行する時は手荷物はしっかり自分で管理する必要があります。

楽しい旅行先でひったくりや置き引きに遭って悲しい思いをしないためにも、観光地を訪れる時やホテルのチェックイン・チェックアウトの時、道を歩くときやタクシーを待つ間、常にリュックは前に持つようにしましょう。

また、荷物を置かなければならない時にも自分の荷物から目を離さないよう注意が必要です。

シンガポールで絶対にしてはいけないことは?

治安が良く比較的安全な国と言われるシンガポールは観光や旅行に向いている海外の国のひとつですが、シンガポールには日本では罰せられないようなことに罰金が課せられるような厳しいルールがいくつかあります。

普段の生活からマナーに気を配ることができていれば問題ないことばかりですから、観光や旅行でシンガポールを訪れた時、知らなかったがゆえの悲しい思いをしなくて良いように、シンガポールで絶対にしてはいけないことを知っておきましょう。

公共の場での喫煙や飲酒

シンガポールでは日本では罰せられないことが厳しく罰せられることがあります。そのひとつが喫煙に関するルールです。

公共交通機関や飲食店、デパートや美術館などの公共の場での喫煙は固く禁じられています。もしこのルールを破ってしまうと、日本円にして最高約8万円の罰金が課せられます。

また、ディスコやバーなども指定の喫煙コーナー以外は禁煙です。こちらも違反すると罰金が課せられますので注意が必要です。

ガムの所持

シンガポールではガムの持ち込みも罰金を課せられるというルールがあります。

臭いの強い食べ物の持ち込みも禁じられており、シンガポールには罰金を課せられる厳しいルールがとても多いように感じますが、シンガポールは多民族国家で多くの民族を統一するため多くの罰金制度が設けられているそうです。

以下代表的な罰金制度をご紹介します。基本的なマナーを守っていれば問題なさそうですが、覚えておきましょう。
 

禁止事項 課せられる罰金
チューインガムの持ち込み 10000ドル
公共交通機関内での飲食 違反状況により最高1000ドル
申告のない煙草の持ち込み 最高5000ドル
横断歩道を利用せず道路を横断する 50ドル
公共のトイレで水を流さない 最高1000ドル
ポイ捨て 初犯は最高1000ドル、再犯の場合最高2000ドルに加え清掃作業等
喫煙所以外での喫煙 最高1000ドル
唾を吐く 最高1000ドル
鳥への餌やり 最高1000ドル
22時〜翌7時までの屋外の飲食 最高1000ドル

ポイ捨て

喫煙と同じくポイ捨ても罰金の対象となりますから注意が必要です。ポイ捨てに関しては日本でも守るべきマナーのひとつですから、普段から気をつけておくと良いでしょう。

唾を吐く

唾を吐く行為も罰金の対象になります。ポイ捨て、唾を吐くという行為は日本でもいい顔をする人はいませんが、もしシンガポールでの旅行を考えている人でついポイ捨てしてしまう、唾を吐いてしまうという癖がある人はこの機会に癖を改めましょう。

公共交通機関内での飲食

シンガポールではタクシーを含む電車などの公共交通機関内での飲食は固く禁じられており、違反すると罰金が課せられますから、うっかり飲み物を飲んだりお菓子を食べたりしないよう注意が必要です。

Thumbフィリピン・マニラの治安は?観光や旅行での危険度や注意点も紹介
著しい経済発展を遂げているフィリピンの首都マニラ。最近では旅行で訪れる人も増加しています。そ...

シンガポールでテロの可能性はある?

これまでにシンガポールでのテロによる被害は確認されていませんが、バングラデシュ・チュニジア・シリアで近年テロによって日本人が殺害されるという事件が発生しています。テロは日本人が多く渡航するアジアや欧米などをはじめとした世界中の地域で多発しており、

特に近年では単独犯による犯行や一般市民が多く集まる飲食店や公共交通機関などをターゲットにしたテロが多発していることから、こういったテロを未然に予測することは困難だと言われています。シンガポールでこれまで被害や危険な犯行が確認されていないからと言っても、

シンガポールは治安が良いから治安の悪い国とは異なりテロが起こらない国というわけではありません。テロはどの国でも起こり得る可能性はあるのです。また、日本人がターゲットになる可能性もあり得ることをしっかりと認識して、テロの被害に遭わないよう常に最新の治安情報の入手に努めましょう。

シンガポールのおすすめ観光スポット

シンガポールでおすすめの観光スポットをご紹介していきます。

マーライオンパーク

シンガポールと言えばマーライオンを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。いわずと知れたシンガポールのシンボル、マーライオンに逢えるマーライオンパークはシンガポールに旅行でぜひ訪れたい観光スポットのひとつです。

マーライオンのある「マーライオンパーク」の入場料は無料で、マーライオンを正面から撮影することの出来る桟橋から遠近法を駆使して思い思いのポーズで写真を撮る人で溢れています。

マーライオンの近くはとにかく人が多いので、空いている時間を狙うなら午前8時より前、もしくはライトアップが綺麗な夜9時以降がおすすめです。前兆8メートルのメインのマーライオンの後ろにちょこんと建つミニマーライオンもひそかに人気を集めています。

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール

2011年にオープンした東南アジア初のユニバーサル・スタジオ・シンガポールでは世界唯一のマダガスカルエリアなど、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールでしか体験することが出来ないアトラクションや子供から大人まで楽しむことが出来る本格的なミュージカルを楽しむことが出来るショーもおすすめです。

ユニバーサル・スタジオ・シンガポールまでは各地区からシャトルバスも出ており、交通アクセスは良好です。開園前にマーライオンを見て、という楽しみ方も出来ます。年中暑い常夏の国ですから、水分補給を忘れないよう注意しながら楽しみましょう。

ガーデンズバイザベイ

巨大な人口ツリーがひときわ目を惹く、マリーナベイサンス隣に位置する巨大植物館ガーデンズバイザベイは涼しいドーム状の建物の中で植物に囲まれて心も体も癒してくれるおすすめの観光スポットです。

高いもので50メートルもあるツリーを縫うように作られた空中散歩のアトラクションもおすすめです。夜になるとライトアップされ、幻想的な世界に魅了されます。ガーデンズバイザベイ自体の入場料は無料ですが、3つあるパビリオンの中への入場を希望する場合は別途チケットの購入(3つ全てのパビリオンを見るのに28ドル)が必要となります。

シンガポールで過ごすひと時を楽しむために

シンガポールは治安が良い国ではありますが、置き引きやスリ、危険な治安の悪いエリアには極力訪れない、決められたルールを守るなど、自分の身は自分で守ることが出来るよう観光や旅行で訪れる際には注意しておく必要があります。

ここでお伝えしたことがシンガポールでの観光や旅行で過ごす時間をより楽しいひと時にする手助けになれば幸いです。

関連するまとめ

関連するキーワード

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ