オーストラリアの治安は安全?旅行や観光の危険度や注意点も紹介

オーストラリアの治安について解説します。オーストラリアは南半球にある国で、広大な自然と近代的な都市がマッチした魅力的な観光スポットがたくさんあります。この記事では、オーストラリアの治安の悪い観光地や、旅行先の危険度や注意点などを紹介していきます。

オーストラリアの治安は安全?旅行や観光の危険度や注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1オーストラリアへの旅行は安全?治安はどうなの?
  2. 2オーストラリアとはどんな国?
  3. 3オーストラリアの気候や旅費は?
  4. 4オーストラリアの治安は良い?悪い?
  5. 5オーストラリアで治安の悪いエリア
  6. 6オーストラリアでの旅行者を狙った犯罪
  7. 7オーストラリア旅行の注意点
  8. 8オーストラリアのおすすめ観光スポット3選
  9. 9オーストラリアの治安は悪い場所もある注意はしよう

オーストラリアへの旅行は安全?治安はどうなの?

オーストラリアは、広大な自然と近代的な都市が作り出す幻想的な風景が楽しめる国です。オーストラリアには魅力的な観光スポットがたくさんあるため、各国から観光客が多く訪れます。

また、飛行機で7時間で行けるケアンズには、留学生が多く滞在しオーストラリアの中でも一番人気となっています。

大自然に恵まれ、人気の観光地に訪れる観光客が多いオーストラリアですが、果たして治安は良いのでしょうか、悪いのでしょうか。この記事では、オーストラリアの治安の悪い観光地や、旅行先の危険度や注意点などを紹介していきます。

オーストラリアとはどんな国?

オーストラリアは南半球にあり、首都はキャンベラで、7つの州に分かれています。エアーズロックがある「ノーザンテリトリー州」、オーストラリアの面積の3分の1を占め、大都市「パース」がある「西オーストラリア州」、「南オーストラリア州」。

グレートバリアリーフで有名なケアンズがある「クイーンズランド州」。シドニーがある「ニューサウスウェールズ州」、メルボルンがある「ビクトリア州」自然豊かな島「タスマニア州」です。ケアンズまで7時間半、シドニーまで9時間半で行く事ができます。

日本との時差が少なく、英語圏なのでワーキングホリデーや留学でも人気の国でもあります。特に留学生が多いのは、「クイーンズランド州」で、観光客が多いのは、有名なオペラハウスのある「ニューサウスウェールズ州」です。

オーストラリアの気候や旅費は?

オーストラリアの気候は南半球にあるため、日本とは反対になります。日本で夏の時にはオーストラリアは冬となり、日本が冬の時にはオーストラリアは夏となります。しかし、オーストラリアの面積は日本の21倍なので、地域によっては気候が異なります。

オーストラリアの服装

平均気温が一番低いのは7月、暑いのは南部の州では1、2月、北部の州では12月となるなど、違いが見られるため、何処に行くかによって服装を変える必要があります。

地域によっては寒暖差が激しかったり、冷房が効きすぎているところがあるため、着脱しやすい服装や上着を用意しておきましょう。

また、オーストラリアは、どの州でも一年を通して紫外線が強い国です。したがって、帽子やサングラス、日焼け止めなどの日焼け対策はしっかりおこないましょう。

オーストラリアの旅費

オーストラリアの旅費は、泊まるホテルなどによって変わってきますが、一般的な1週間のツアーの最安値は12万円~15万円ほどになります。

1週間のツアーで実際に観光で周れるのは5日間なので、本当ならばもう少し日程を多く取りたいものです。しかし、何度も訪れる予定ならばとりあえず1か所集中で過ごすのもいいでしょう。

個人旅行で、安宿に泊まりレンタカーを借りて回る旅などであれば、ツアーと同程度の旅費でもう少し長くいられるかもしれません。

オーストラリアの物価

オーストラリアの通貨は「オーストラリア・ドル」で、1ドル75円程度で取引されています。オーストラリアの物価は、日本と変わらないか、少し高いイメージです。

日本の都心の有名なカフェでサンドイッチとコーヒーを頼むと1000円かかりますが、オーストラリアでは有名カフェでなくても、1000円以上してしまいます。

オージービーフステーキは、40ドル(約3000円)、有名なフィッシュアンドチップスは15ドル(約1100円)モーニングカフェセット18ドル(約1300円)、コーヒーは4ドル(約290円)ぐらいです。食費だけでも結構お金が必要です。

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オーストラリアの治安は良い?悪い?

ここで、皆さんが気になっているオーストラリア旅行をする際の治安についてお答えします。オーストラリアの治安は比較的良いと言われています。したがって、女性のひとり旅行でも、他国に比べれば安心して観光することができるでしょう。

ただし、これからお伝えする一部の地域では、治安が悪い場所や危険なところがあるので、オーストラリア旅行で観光する時には注意が必要です。

オーストラリアで治安の悪いエリア

オーストラリア旅行の際に注意が必要な、治安の悪いエリアについてご紹介します。比較的治安が良く安全と言われるオーストラリアでも、都心の繁華街などでは、治安が悪く観光客を狙った犯罪が起きています。注意しましょう。

シドニーの繁華街

シドニーは「ニューサウスウェールズ州(NSW)」にあります。人気の都市ですが、暴行や傷害事件は日本の数十倍の発生率で治安は悪く注意が必要です。特に「キングスクロス地区」「チャイナタウン地区」など繁華街などで犯罪発生件数が多いです。

観光客が多い「ロックス」「オペラハウス」「ダーリングハーバー」は、すりや置き引きが多発し、深夜営業をしているお店がある繁華街では、飲酒によるトラブルも起きています。深夜営業をしているエリアは治安が悪いので注意です。

日中であっても、ショッピングセンターのトイレで強盗集団に囲まれ財布を奪われるなどの事件が発生しているため、人けのない場所は油断はできない状況で治安は悪いと考えましょう。トイレは人目に付きやすい安全な場所に入るようした方がいいです。

【危険度】★★★★

メルボルン

メルボルンは、ビクトリア州にある人気の都市です。こちらはシドニーに比べると犯罪率は低く治安はそれほど悪いとは言えないものの、置き引きや夜間帯には注意が必要です。

レストランなどで食事中にカバンを盗まれたり、買い物中に財布を盗まれたり、空き巣被害も起こっています。一人でバス待ちをしている時に暴行を受ける、などの危険な被害もあるので、治安は割と良くても気は抜けないようです。

また、ワーキング・ホリデーで賃金トラブルや家賃のトラブルなどの詐欺まがいの犯罪も起きています。インターネットを通じた勧誘には十分に注意し安易に送金をしないことが必要です。

【危険度】★★★

ブリスベン

ブリスベンは、クイーンズランド州にあります。世界でも住みやすい町として知られているオーストラリア第三の都市で、治安は良い方です。

ただ、殺人や強盗や性犯罪は、日本と比較すると多いので日本にいる感覚で過ごしてしまうと、被害にあう危険度は高まります。日本ほど治安の良い国はないのです。

特に夜間は危険で、公園でいきなり強盗犯集団に囲まれ、殴られた後に金品を奪われる事件も発生しています。自動車の盗難被害もあるので、駐車場所や貴重品を置かないことや、鍵の管理に注意が必要です。

【危険度】★★★

オーストラリアでの旅行者を狙った犯罪

オーストラリア旅行で、危険な目に合わないためには何に注意すればいいのでしょうか。はじめにオーストラリアでの観光客を狙った治安の悪い地域での犯罪にはどのようなものがあるのか、具体的に見てまいりましょう。

オーストラリアでの犯罪には、路上での軽犯罪(スリ・ひったくり)から、性犯罪のような重いものまでありますが、殺人などの重犯罪は比較的少ないとされています。

そうはいっても、せっかくの旅行なのに、治安の悪いところで犯罪の被害にあってしまったら、楽しさも半減してしまうでしょう。オーストラリアでの犯罪について、事前に情報収集をしておきましょう。

スリ・ひったくり

オーストラリアでは、シドニーなど観光客の多いエリアを中心に「スリ・ひったくり」の被害が起きています。

特に、人混みでは、知らない間にスリ被害に合ったり、ひったくりに合ったりする危険は高まります。旅行者は、目を付けられやすいので注意しましょう。これは治安が良い場所でも注意が必要です。

強盗・盗難

治安は比較的良いと言われるオーストラリアですが、強盗や盗難は日本より多いです。車の盗難や、ゴルフ中の盗難、ヒッチハイクでの強盗などが多いのが特徴です。

日本では北海道などを中心にヒッチハイクをする若者がいますが、面積が広いオーストラリアでもヒッチハイク旅行は流行っています。

でも、海外でのヒッチハイクは、日本国内でのヒッチハイクよりも危険度が高いです。日本なら「ヤバイ人」と「親切な人」の見分けも付きそうですが、海外では難しい事もあるからです。見知らぬ人の車に乗せてもらうのは危険なのでやめておきましょう。

薬物

オーストラリアは日本と違って、違法薬物である「ドラッグ」の規制がかなり緩いです。タバコのように吸う形で吸入する「マリファナ」は、日本で使えば大変なことになりますが、オーストラリアでは軽い罰金で済んでしまいます。

また、コカインパーティーなども一般家庭でよく行われているそうで、薬物に関する認識は日本とはかなり違っているのが特徴です。治安が良くても悪くてもドラッグには注意です。

オーストラリアの友人に安易に勧められて使用して、ドラッグ常習者になってしまったら最後です。日本に帰ってきたら逮捕の対象者になり、職を奪われる事になる可能性もあるでしょう。

性犯罪

オーストラリアでは性犯罪も多発しています。特に夜間の女性の一人歩きなどが狙われやすいです。2001年12月には南オーストラリア州のアデレードで日本人女性の留学生が殺害される事件も起きています。

日本でもこのような痛ましい事件は起きていますが、せっかく夢を持ち留学したにもかかわらず、犯罪に巻き込まれるのは避けたいところです。治安の悪い地域では特に注意しましょう。

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オーストラリア旅行の注意点

では、オーストラリア旅行や観光では、どんなことに注意をしていけばいいのでしょうか。具体的な行動について説明をしていきましょう。

貴重品を持ち歩かない

オーストラリア旅行で観光する時には、多額の現金やパスポートなどの貴重品を持ち歩かない事をおすすめします。できればホテルのセーフティーボックスに預けて、万が一金品を奪われる事があっても被害が最小限で済むようにすることが大切です。

人前で財布を出し入れしない

人前で財布を出し入れしないことは、大変重要なことです。スリや強盗集団に見られたら、財布に多額の現金が入っている事や、財布の入っている場所が特定されてしまいます。

また、財布の出し入れをしている最中に、ひったくりに合う危険が高まります。財布を出す際には周囲を見渡して安全を確認してから出すようにしましょう。

空港・ホテルでの置き引きにも注意

オーストラリアでは空港・ホテルでの置き引きも発生しています。空港ではカートに荷物を置いたまま目を離す事のないようにしましょう。

また、ホテルでも行き先などをチェックして強盗犯に付け狙われる事もあるため、人前で行き先を話す事はやめましょう。

安いホテルは、安全管理に問題がある場合が多いので信用できるホテルに宿泊します。どうしても安宿に泊まる場合はホテルのセーフティーボックスに入れるのは諦めて、自分で全ての貴重品を所持するしかありません。

女性は夜間の一人歩きをしない

女性は夜間の一人歩きは危険なので絶対にやめましょう。これは日本でも同じですが、夜は人通りの多い場所を選んで歩くようにして、移動手段には予約したタクシーを使うようにしましょう。

流しのタクシーは、法外な金銭を要求されたり、見知らぬところに連れていかれたりする危険もあるので、タクシーに乗る時には、信用できるタクシー会社で予約して乗るようにしましょう。

見知らぬ人の車に乗らない

オーストラリアでは、ヒッチハイク旅行で交通費を浮かせようとする若者が目立ちます。ヒッチハイクでは親切な地元の人との交流ができる上、普通の観光では味わえない楽しさを体験できます。

しかし、ヒッチハイクは、犯罪目的で意図的にヒッチハイカーを乗せようとする車に乗ってしまう危険があります。犯罪目的の車に安易に乗ってしまう事ほどリスクの高い事はありません。見知らぬ人の車に絶対に乗らないようにしましょう。

オーストラリアのおすすめ観光スポット3選

オーストラリアの治安について、悪いことばかりを紹介してしまいましたが、もちろんオーストラリアには、良い人が多いですし、素敵な観光スポットもたくさんあります。最後にオーストラリアのおすすめ観光スポットを3つ紹介していきます。

1.グリーン島

グリーン島は、クイーンズランド州にあるケアンズに近い島です。世界遺産として知られる有名なグレートバリアリーフに浮かんでおり、サンゴ礁の美しい海と、ビーチが広がっています。

グリーン島には、ケアンズから船で行くことができ、45分程度で到着します。シュノーケリングやパラセーリングなど、美しい海を堪能するアクティブな観光をするのにお勧めの場所です。

2.エアーズロック

エアーズロックは、ノーザンテリトリー州にあります。標高868mの巨大な一枚岩です。エアーズロックは英語の名称で、地元の人はアボリジニの聖地として崇拝し「ウルル」と呼んでいます。広大な砂漠に一つだけある姿は圧巻です。

ウルルへは往復2時間ほどで登山が出来ますが、傾斜があり簡単ではないそうです。また、残念なことに2019年の10月26日からは、登山禁止となってしまいます。ウルルの登山を考えている方は10月までにオーストラリアを訪れましょう。

また、ウルル登山には天候の条件があり、気温が高かったり、強風や雨が降っていたり雷や雲がある場合には登山が許されません。また、アボリジニの行事などがある日は登れませんし、登山ができる時間にも制限があります。事前に情報を調べておきましょう。

3.セントポール大聖堂

セントポール大聖堂は、ビクトリア州のメルボルンにある聖堂です。フリンダーズ・ストリート駅から近い場所に建っており、メルボルンの中では「三大ゴシック建築」の一つとなっています。

精密なステンドグラスや、奥行きの深い室内が特徴的で、イギリス製のパイプオルガンもあります。伝統的な聖歌隊のコーラスやコンサートは随時開催されているので、事前に情報をチェックしておくといいでしょう。

セントポール大聖堂の中には無料で入る事ができますが、中の写真撮影は禁止になっているので注意しましょう。

オーストラリアの治安は悪い場所もある注意はしよう

オーストラリアの治安の悪い観光地や、旅行先の危険度や注意点などを紹介しました。オーストラリアの治安は比較的良いとされています。しかし日本と比べると犯罪率は高く、特にシドニーの繁華街の治安が悪いようです。繁華街では十分に注意をしましょう。

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