好きな人の匂いが好き！いい匂いがする！その理由や相性を解説

好きな人とハグをしたり、キスをしたり、同じベッドで一緒に眠ったり、好きな人の匂いを感じて落ち着くなぁ、って感じたり、スーッと鼻から目一杯その香りを吸い込むと不思議とリラックスした気分になれたり。そんな時、幸せを感じる人は少なくないのではないでしょうか。

それがどうでしょう。近くに寄ってきたり、ベッドに残り香がついたとき、はたまた寒い時に貸してくれた上着から生理的に受け付けない匂いがしたら、どう感じるでしょうか？好きな人の匂いなのに「うわーっ！もうムリ！」なんて気持ちになったりして、いくら中身や外見が好きでも、色々と考えてしまうのではないでしょうか。

私たちは、心地よく感じられる人と一緒に居たいと思い、自身が不快に感じる人とは好んで一緒に居たいとはなかなか思わないものです。だからこそ、性格や趣味といった相性はもちろん、好きな人の匂いにおいても恋愛をするうえでとっても重要なポイントとなってくるのです。

好きな人からいい匂いがする理由を考えたことがあるでしょうか？好きな人の匂いは、単純に体臭がいい匂いがするということなのか、ここでは好きな人からいい匂いがする理由について、いくつかご紹介していきます。

人は誰でも食生活が乱れてくると、それが嫌な匂いのする体臭というかたちで如実に表れてしまいます。好きな人の匂いがいい匂いということは、その人の食生活はバランスがとれていて、健康だということなのでしょう。

過度のストレスがかかったり、疲労が溜まったりしたとき、私たちは普段とは違う体臭を発するようになります。またストレスから発生するストレス臭と言われるものは、ストレスを感じている本人のみならず、その匂いを嗅いだ他の人のストレス値も上げてしまうことがわかっています。あなたの好きな人の匂いがいい匂いだということは、その好きな人は過度なストレスや疲労が溜まらないように、上手に解消出来ているのでしょう。

しっかりとした生活習慣をおくれている場合、慢性的な運動不足による汗腺機能低下や、寝不足などによる肝機能低下がないので、汗をかいてもサラッとしていて嫌な匂いがしません。あなたの好きな人の匂いがいい匂いだということは、しっかり健康管理が出来ている人なのかもしれません。

好きな人とすれ違ったときや抱きしめたときに、髪から好きな香りのシャンプーの匂いがしたり、隣に座った時にふわっと柔軟剤の香りがすると、好きな人の匂いはいい匂いがすると思うのでしょう。

好きだから、ただそれだけで好きな人の匂いはたまらなくいい匂いがするように感じる。落ち着くから好き。こういった場合はもしかするとあなたと好きな人はとっても相性がいいのかもしれません。

ストレスでイライラしたり、疲労困憊だったり、恋愛中の会えない期間や、不安な時、さみしい時、そんなときに好きな人の匂いを嗅ぐことで、気持ちが落ち着くといった経験をしたことはないでしょうか？落ち着く理由、それは、あなたの好きな人の匂いだからといった単純な理由だけなのでしょうか？

私たちには遺伝子レベルで相性のいい相手を本能的に感じ取る能力が備わっていると言われています。私たちには両親から１組づつ受け継いだ一対のHLA(ヒト主要組織適合抗原)遺伝子というものが存在しています。これは免疫力に関係する遺伝子で、組み合わさる型が違えば違うほど強い遺伝子を持った子孫を残せるようになります。

でも、遺伝子なんて目で確認することは科学者でもない限りできません。では、どのようにして私たちは強い遺伝子を残すべく型の違う遺伝子を探し当てているのか。実は嗅覚を使っているんです。

このHLA遺伝子はフェロモンとして分泌されています。そして、ビックリすることにこのフェロモン、無臭なんです。では、無臭のフェロモンがどのように作用しているのかというと、人それぞれが発する体臭に対する感じ方に影響を及ぼしています。

そして、このフェロモンが固有の遺伝子情報を伝達すべく体臭の影の立役者となり、型が違うほど、あぁ、この匂いいつまでも嗅いでいたい、落ち着く、いい匂いといった快よく感じる情報として、逆に型が近いほど不快と感じるようになっているのです。

ですから、好きな人の匂いを心地よい、落ち着くと感じ取ったのなら、自分の視覚等による好みとはまったく異なる形で、遺伝子レベルで相性がいい相手を本能的に判断していると言えるでしょう。

好きな人と一緒にいるときや好きな人のそばは、落ち着く自分の安心できる場所だと感じたりしたことはありませんか？実は匂いには記憶を誘発する効果があることが分かっています。ふと香ってきた匂いで、忘れていたはずの過去の記憶が突然蘇ってきた経験は少なからずあるかと思います。これを｢プルースト効果｣といいます。

匂い(嗅覚)というのはほかの感覚器官と違い、本能や喜怒哀楽といった感情を司る大脳辺縁系といわれる部分に直接結びついています。匂いによって記憶された情報は、視覚・聴覚・味覚・触覚による記憶よりも鮮明に、そして、匂いを嗅ぐことが最も本能や感情を刺激するので、好きな人の匂いを嗅ぐことで、一緒にいた時に安心したことを瞬時に思い出して落ち着くのでしょう。

好きな人をいつも近くに感じられたらとっても幸せですよね。しかし、現実はなかなかそうもいきません。恋愛中、会いたいのに会えない時、好きな人の匂いの付いた服やタオルなど、好きな人の匂いがするものを嗅ぐことで、近くにいるように脳が錯覚して、結果として落ち着いているのかもしれません。

心細い時、緊張した時、辛い時、動揺しているとき等、好きな人がそばに居るだけで安心できたなんてことありませんか？それは好きな人が信頼できるからなのでしょうか？

実はそうではありません。安心とは自分にとって不利益をもたらさない態度のことを指します。つまり、好きな人は自分にとって心地の良い環境を提供してくれるいわばオアシスなわけです。

前述したように、私たちは相手の匂いを嗅ぐことで、フェロモンを通じて自分に有益となる情報を、快、不快という形で本能的に察知しています。このことから、快いと思う情報を持った匂い、つまり恋愛においては好きな人の匂い、または好きな人の匂いがするものを嗅ぐことで、自然と安心して落ち着くのかもしれません。

成長するにつれて、娘が父親の匂いを嫌いになる理由、それは遺伝子による本能的な反応です。私たちは自分の遺伝子と型が近い相手ほど、その相手の体臭を不快な匂いがすると感じるようになっています。

そして、自分の遺伝子の型は、父親と母親から１組づつ受け継いでいるわけですから、当然父親は自分の型と近い型を持つ相手ということになります。

ですから、娘が父親の匂いに嫌悪感を抱くようになってしまうのは、半ば自然の摂理と言えるでしょう。

体臭というものは、恋愛において避けては通れない重要な要素の１つでもあります。自分の安心できる・落ち着ける場所であってほしいその場所が、不快な気持ちになるような場所であっては、続くものも続かなくなってしまうかもしれません。ここでは、男性の体臭がよくわかる部位をいくつかご紹介していきます。

腕枕をしてもらった時、抱きしめられた時、自然と耳の裏側に顔が近寄り匂いを嗅ぐことができます。また男性は女性に比べて髪が短いので、シャンプーの匂いに邪魔されることもなく、衣服からも離れた場所に位置するため、ほかの部位と比べても比較的、本人そのものの匂いを嗅ぐことができます。

後ろから抱きしめたとき、自然と顔が背中にくっつくので匂いを嗅ぐことができます。肩から背中にかけては特に左右の肩甲骨の間の部分が匂いを強く感じることができます。

この部位は皮脂の分泌量が多いため、思わずのけ反ってしまうほどの匂いを放っている場合もあります。また、口や鼻と近い為、コーヒーを飲んだ人は少なからず顔からコーヒーの匂いがしますし、煙草を吸う人の顔もまた、煙草の匂いが顔に付いています。その人の純粋な匂いを嗅ごうとするには少し難しい部位になるかもしれません。

恋愛中、好きな人はどんな匂いが好きなのか、気になったことがある女性は多いのではないでしょうか？好きな人にはいつだって、いい匂いがすると思われていたいものです。ここでは、男性が好きな女性の匂いとその理由について、いくつかご紹介していきます。

男性に人気が高いのが、お風呂上りのようなほのかなソープ系の匂いです。お風呂上がりの香りは、ナチュラルで清潔感があるので男女問わず嫌いな人は少ないのではないでしょうか。男性の中には人工的な香りが苦手な人もいますが、このソープ系の香りなら、いい匂いがすると感じたり、大丈夫という人も多いようです。

ふとすれ違ったとき、近くによったとき、風で髪がなびいたとき、そんなときにふわっと髪からいい匂いがしたら、思わずそのかすかな香りに心惹かれてしまうようです。

だからといって、ヘアーフレグランスや整髪料などをたくさんつけてしまうと、いくらいい香りでも逆効果です。あくまでも、かすかに香る｢あっ、今一瞬いい香りがした｣というように、また嗅ぎたいと思うくらいがいいようです。

抱きしめた時、ふと彼女から香ってくる彼女自身の匂いが好きという男性も多いようです。それが何も香りをまとっていない状態なのかはわからずとも、好きな人の匂いだから好き、落ち着くといった理由のようです。

柔軟剤や香水の匂いが好きという男性もいます。香水は体温や付ける人によって香りが微妙に変わってきますし、柔軟剤は洗剤との組み合わせや柔軟剤同士のミックスなどで何通りもの香りを作り出すことができます。

香水・柔軟剤どちらの場合においても、やはりほのかな匂いを好むようです。近寄ると女性らしい、いい匂いがする。この程度の香りが好きなようです。

とても気になっていたあの人といい感じになってきて、私たち相性がいいかもと思っているのに、匂いだけがどうしてもムリ！一緒に居て楽しいし、この先も一緒に居られたらって思っているのにどうにもならない匂いの問題！

恋愛中、この悩みってとっても切実なのではないでしょうか。ここからは、その問題の匂いに対する対処法を大きく2つのパターンにわけていくつかご紹介いたします。

もしかしたら、私たちは遺伝子レベルで相性が悪いのかもしれない・・。好きだけど、この匂いにこれから先悩まされるのはイヤ。あの嫌な匂いさえなければ等々、せっかく出会えたのに、体臭が嫌いだからという理由で最初からネガティブなことばかり考えていては、もったいないのではないでしょうか。

あなたの感じている、好きな人のその嫌な匂いには、遺伝子の相性以外に隠れた原因があるのかもしれません。原因を知って、本来の体臭を取り戻せるよういくつかパターン別に対処法をご紹介します。

あなたの好きな人の食生活は乱れてはいないでしょうか？肉や揚げ物中心の食事は皮脂分泌量を増加させ、過剰に分泌された皮脂は酸素に触れ酸化することで体臭を引き起こします。また肉は腸内で悪玉菌のエサとなるため悪玉菌が増えて腸内環境が悪化し、さらには便秘を引き起こし結果的に体臭を悪化させます。

連日の過度のアルコールも肝機能を低下させ、体臭をきつくする要因の一つです。もしも、あなたの好きな人の食生活が乱れているようであれば、一緒に食事をする時には、食物繊維やビタミンがとれるような料理を別でオーダーしたり、あなたが作ってあげたり、食生活の改善に協力してあげましょう。

あなたの好きな人は、最近何かストレスを抱えていたり、疲労が溜まっていそうだったり、そういった兆候はないでしょうか？また、運動不足や睡眠不足、喫煙など思い当たる節はありませんか？私たちはこれらの要因によって体臭がきつくなることがあります。

忙しい日々の中、運動不足を解消するように言っても難色を示されるかもしれません。ここは、ゆっくり湯船に浸かる習慣をつけるように促してみてはいかがでしょうか。ゆっくり湯船に浸かることでストレス緩和や疲労回復に効果があり、血行促進や質のよい睡眠をとることが出来るようになります。

生活習慣や食生活は悪くなさそう。自分以外の人はその人の体臭を嫌な匂いだとは思わないようだ。といった場合は、もしかしたら本能がこの人は遺伝子的に相性が悪いと判断しているのかもしれません。でも、なかなか諦めきれないのが好きという気持ち。何か他に打つ手はないのでしょうか？こうなったら物理的な方法で対処してみましょう。

自分の香水やボディクリームを買う時に、あなたと一緒に香りを纏いたいなどと傷つけないように勧めてみたりするのもいいかもしれません。とにかく、ここで気を付けなければならないのは、相手を傷つけないようにあくまでさりげなく勧めたりプレゼントしたりするということ。これが重要です。好きな人が傷つかない程度の素敵な一言を添えてプレゼントすれば、気持ちよく受け取ってくれるでしょう。

よほどの体臭でない限りは、この方法で対処できるでしょう。また、香りを選ぶときは、好きな人から出ている体臭と香水の香りの組み合わせも考慮したほうがより効果的です。

実は、女性の場合、好きな人の匂いに対する感じ方は出産によって変化することが知られています。遺伝子レベルで相性のいい相手の体臭をいい匂いというように嗅ぎ分けているわけですが、出産すると自分のHLA遺伝子の半分を受け継いだ我が子を守り育てていかなくてはなりません。

その為、今度は自分と似た遺伝子の我が子の匂いをいい匂いと感じるようになるそうです。また、生物多様性の観点からも、同じ遺伝子をもった兄弟姉妹よりも違う遺伝子をもった子孫を残す方が、変化する世界でより有利になるからであるとも考えられます。つまり、好きな人の匂いが嫌いになってしまうことは十分にあり得るということです。

いかがでしたか？今回は、好きな人の匂いをどのように感じているかによって、パターン別にご紹介しました。私たちが普段生理的に受け付けないと感じている異性は、もしかすると遺伝子レベルでの相性のせいだったのかもしれません。

今恋愛中で、好きな人の匂いで悩んでいる人は、食生活や生活習慣の見直しなどの対処をしてからでも判断は遅くないかもしれません。また、これから出会う異性とは、素敵な恋愛をするためにも、恋愛関係に進むまえに、勇気を出して一度匂いを嗅いでみましょう。