家に帰りたくない人の心理とは?
家に帰りたくないという人が自分の身内や周囲にいるという人や、家に帰りたくないと思うようになったという人に、家に帰りたくない人の心理や帰宅恐怖症候群の危険性などについて解説し、帰りたくない時の時間の過ごし方についても紹介していきます。
目次
家に帰りたくない…そんな時ってある?
人にとって自分の家というのは本来安らぎの空間であり、仕事などの用事が終われば一目散に家に帰るという人もたくさんいるでしょう。
しかし、今日は家に帰りたくないと思ったことがある人も少なくないでしょう。そういった人でも、そのようなことを思うのはごく稀であるケースがほとんどだと思いますが、家に帰りたくないという気持ちが慢性化してしまっている人もいます。
ここでは家に帰りたくないという人の心理を男性、女性、独身、既婚者などに分けて紹介していきます。
家に帰りたくない人の心理《男性編》
家に帰りたくない人の心理についていろいろ紹介していきますが、まずは家に帰りたくない人のなかでも男性は主にどういう心理があって家に帰りたくないのかを紹介します。
外で遊びたい
家に帰りたくない男性のなかには単純に外で遊びたいという心理で家に帰りたくないという人もたくさんいます。
家庭に特に問題があるから家に帰りたくないというのではなく、女性と遊ぶとか飲みに行くなど自分の好きなことが外にあって、家は単に寝るために帰る場所となっている男性もたくさんいます。
居場所がない
家に帰りたくないという男性のなかには、家には居場所がないという心理になっているため家に帰りたくない男性も少なくありません。
男性は人から必要とされているかどうかということにすごく敏感なので、家族と暮らしていても自分は家族にとってそれほど必要な存在ではないのだなと思うと居場所がないと思ってしまいます。
また、彼女はできないのか、結婚はまだか、まだ出世しないのか、など子供扱いされたり、必要以上に心配されたりするのも早く自立して出ていけと言われているようで、居場所がないという心理になって家に帰りたくないと思うようになります。
一人になりたい
家に帰りたくないという男性のなかには一人になりたいという心理が強い男性もたくさんいます。
女性も一人になりたいと思うことはあると思いますが、特に男性には一人になって考え事をしたい、一人になって趣味に没頭したい、とにかく一人になれる空間が欲しいと思う人がたくさんいます。
そういう男性が家に誰かいたり、一人になれる空間がないとそれならば外で一人でいた方が良いと考えるようになり、家に帰りたくないと思うようになります。
家に帰りたくない人の心理《女性編》
次は、家に帰りたくない人の心理の女性編です。女性は主にどういう心理で家に帰りたくないと思うようになるのでしょうか。
家族に問題が生じている
家に帰りたくないという女性のなかには、家族に何らかの問題があって家に帰りたくないという女性もたくさんいます。
家族に問題があれば、男性でも家に帰りたくないと思いますが、自分が家族の誰かと揉めているなど直接関係がある場合でなければ、自分は知らないと割り切れる人が多いです。
しかし、女性の場合は自分ではなくても家族間で揉め事が起きていたり、家族が病気であったりと何か問題が起きていると、自分は知らないと割り切ることができない人が多いので、家に帰りたくないと思ってしまいます。
友達といるのが楽しい
家に帰りたくないという女性のなかには、友達といるのが楽しいという心理で家に帰りたくないと思う人もたくさんいます。
日頃のうっぷんやストレスを家庭では発散することができず、友達と楽しくワイワイと話をすることで日頃のうっぷんやストレスを発散している女性もたくさんいるでしょう。
気を使いたくない
家に帰りたくないと思う女性には気を使いたくないという心理が強く働いている女性もたくさんいます。
こういう女性には他の人よりも気配りができたり、視野が広くいろいろなところに気が付くことができる人が多く、自分の家族であってもいろいろと心配をしたり、自分に気を使わせないようといろいろ気を使います。
そうしているうちに家にいても気を使って疲れてしまうという心理が働いて家に帰りたくないと思うようになってしまいます。
家に帰りたくない人の心理《既婚者・夫編》
既婚者の男性は家に帰ると奥さんが手料理を作って待ってくれていて羨ましいというイメージを持つ人も多いと思いますが、既婚者の男性でも家に帰りたくないという人は少なくありません。
ここでは、家に帰りたくない既婚者の男性の心理について紹介していきます。
奥さんが怖い
家に帰りたくないと既婚者の男性の心理で多いのが嫁が恐いという心理です。
子供がいる前でも嫁からバカにされたり、稼ぎが少ないとか、休日ゴロゴロするな、など家に帰っても嫁に怒られるだけだと思うと家に帰りたくないと思ってしまいます。
恐妻家というと奥さんの方に問題があるように思われがちですが、外で他の女性と遊ぶなどの浮気をしたり、家事や育児に全く協力をしないなど夫側に問題があって恐妻家になってしまっているという自業自得のケースもたくさんあります。
居心地が悪い
家に帰りたくない既婚者の男性のなかには、家にいると居心地が悪いという心理が強く働いていて家に帰りたくないと思っている人もたくさんいます。
夫として頼りにされたい、一家の主として必要とされる存在でありたいという気持ちがあるのに、妻から夫として頼りにされることもなく、子供からも尊敬されていないような態度をとられると居心地の悪さを感じるようになります。
そして、家でそういう惨めな思いをするくらいなら外で飲んだりして一人でいる方がマシだと思うようになります。
会話がつまらない
家に帰りたくない既婚者の男性のなかには、家に帰っても奥さんと会話がつまらないという人もたくさんいます。
仕事で疲れて帰ってきて、仕事の愚痴でも言いたい、もしくはもう何も話す元気がないという時に奥さんからママ友たちとのやりとりや愚痴などの話を聞かされると、もう話しをしたくないし聞きたくもないと思ってしまいます。
そして、飲み屋や浮気相手などのところにいけば、自分の話も聞いてもらえるし、話も楽しいので、ますます家に帰りたくないと思ってしまいます。
家に帰りたくない人の心理《既婚者・妻編》
既婚者で家に帰りたくないと思うのは男性だけではありません。男性よりも家にいる時間が長くなるケースが多い女性でも家に帰りたくないと思っている人はたくさんいます。
ここでは、家に帰りたくない既婚者女性の心理について紹介していきます。
夫に不満がある
家に帰りたくない既婚者女性のほとんどは夫に何らかの不満を持っています。
夫の帰りがいつも遅い、共働きしているのに夫が家事や育児に全く協力しない、夫が自分のことを大切に思ってくれていないなど、夫に対しての不満が溜まってくると、夫の顔を合わせるのも嫌だと思うようになってしまいます。
そうなってくると家に帰って夫を見てイライラしたくないと思うようになって、最終的には家に帰りたくないと思うようになります。
会話ができない
家に帰りたくない既婚者女性のなかには、家に帰っても夫と会話ができないというのが大きな原因となっている人も少なくありません。
夫が仕事に行っている間でも、仕事や、家事、育児に奮闘しているといろいろなことが起こるので、夫が仕事から帰ってきたらいろんなこと話して聞いてもらいたいと思うものです。
でも、夫に一生懸命話をしても目も合わせず、相槌も打ってもらえなかったり、仕事で疲れたからといって夫が話を聞いてくれないと、ストレスが溜まってしまいます。そして、家に帰ってもストレスは発散できないと思うと家に帰りたくないとなってしまいます。
家事をしたくない
家に帰りたくない既婚者女性のなかには、家事をしたくないという心理が強く働いていて家に帰りたくないという人もたくさんいます。
同じようなことを毎日繰り返すというのはすごく大変なことです。それなのに、夫からは家事はやって当然だというような態度をとられて感謝されることもないとか、全く家事を手伝ってくれないとなると家事をするのが増々嫌になってしまいます。
そういう女性は、家に帰ると家事が待っているのかと思うと家に帰りたくない思うようになってしまいます。
フラリーマンとは
あなたはフラリーマンという言葉を知っていますか?
最近では、残業代を削減するためや、働き方改革のために、残業を極力行わないという企業が増えてきています。よって、これまで慢性的な残業をしていたのにほぼ定時で帰れるようになったサラリーマンも増えてきています。
しかし、そうしたサラリーマンのなかには家に帰りたくなく定時で仕事が終わっても飲み屋などフラフラと寄り道する人がたくさんいます。このように家に帰りたくなくフラフラと寄り道をするサラリーマンのことをフラリーマンと言われています。
注意!帰宅恐怖症候群の男性に迫る危機
家に帰りたくないとたまに思うことは誰にでもあることですが、慢性的に家に帰りたくない男性が最近では増えてきていて帰宅恐怖症候群という言葉も存在するようになりました。
帰宅恐怖症候群となっているのを軽視していろいろな問題へと発展する可能性があるので注意が必要です。そこで、ここでは帰宅恐怖症候群が引き起こす問題について紹介していきます。
父性が失われる
帰宅恐怖症候群になって家に帰りたくないという状態が続くと家庭に対する父性がどんどん失われてしまいます。
奥さんや子供に対する無償の愛情が薄れていくと、それが言葉や態度にも表れるようになって家庭の空気が悪くなり、さらに家に帰りたくないと思うようになるという悪循環に陥ってしまいます。
アルコールに依存する
本来であれば心を安らげる場となるはずの家に安らぎを求めることができないとなるとアルコールに依存するようになる男性もたくさんいます。
ちょっとした気晴らし程度であればアルコールに頼るのも問題ありませんが、依存するというレベルになると身体にもよくありませんし、ライフスタイルや家庭にも悪影響を及ぼすようになってしまいます。
離婚につながる
家に帰りたくないからといって家に帰るのが遅くなったり帰らなかったりするのが続くと、夫婦の仲もどんどん悪化してしまいます。その結果、離婚となることも珍しくありません。
離婚につながらないためにも家に帰りたくないと思うようになった原因は何なのかを一度振り返ってみて、早い段階で原因を取り除くように努力する必要があります。
うつにつながる
帰宅恐怖症候群の状態が続くとうつにつながる可能性もあります。
ストレス社会と言われる現代で多くのストレスを抱えている人はたくさんいると思いますが、多くの人は家庭で安らぐことでそのストレスを緩和していくものです。
しかし、帰宅恐怖症候群で家庭で安らぐことができないとストレスがどんどん溜まっていって、うつになってしまうこともあります。
家に帰りたくない時の時間のつぶし方
何かに夢中になっていて家に帰る時間がないというならいいですが、家に帰りたくないけどやることもないという人も少なくないでしょう。
そこで、ここでは家に帰りたくないという人の時間のつぶし方について紹介していきます。
本屋で時間を潰す
家に帰りたくないけど何をしていいかわからないという場合は、本屋で時間を潰すのもおすすめです。開いている時間帯であれば図書館を利用するのも良いでしょう。
時間を潰せるというだけではなく本を読んでいると気持ちが前向きになれますし、夢中になれるものが見つかるかもしれません。前向きな気持ちになれば、家に向かう気持ちも変わっていくでしょう。
映画を見る
家に帰りたくないときに、映画館で時間を潰すのもおすすめです。感動する映画をみて涙を流したり、怖い映画、スリルのある映画でドキドキしたり、面白い映画で思いっきり笑ったりすることで気分転換することができます。
気分転換をしてスッキリした気分で家に向かえば、家に帰った時の気分も変わってくるでしょう。
リラクゼーション施設に行く
家に帰りたくないという場合、リラクゼーション施設でリフレッシュしながら時間を潰すのもおすすめです。
家に帰りたくないと思ったまま家に帰るよりも、温泉に入ってリフレッシュしたりマッサージを受けて疲れた心と身体を癒してから家に帰った方が、家族にも優しく接することができるようになるでしょう。
散髪をする
家に帰りたくないという時に、散髪をして時間を潰すのも有効な方法です。そう頻繁にできるものではありませんが、散髪することで前向きな気分になったり、リフレッシュすることができます。
家に帰りたくないという気持ちが強いときは、普段とは違った髪型に挑戦してみて、気分を大きく変えてみるのも一つの方法です。
家に帰りたくない原因を明確にしよう
家に帰りたくない人の心理についていろいろと紹介しました。
家に帰りたくないという気持ちを放っておくと離婚やうつなど大きな問題につながってしまうこともあるので、なぜ家に帰りたくないと思うようになったのかを一度振り返ってみて原因を明確にしていきましょう。
そして、その原因を解決するにはどうしたらよいのかを考えていき、家に帰りたくなるような環境をつくっていきましょう。