アジアンビューティーの意味とは?顔の特徴も解説
美人と呼ばれる人には様々なタイプがありますが、「アジアンビューティー」と形容される美女にはどんな顔立ちや特徴があるのでしょうか?ポイントを知れば、あなたもアジアンビューティーになれるかもしれません!特徴やメイク方法、代表的な女性芸能人を紹介します。
目次
アジア系美人は世界の女性の憧れ!
パッチリした二重の目、可愛く巻いたふわふわのヘアースタイル、地毛から明るくカラーリングした髪色など、どことなく西洋系の方の特徴に憧れる女性の方は多いと思います。
特にこの数年、テレビや雑誌ではハーフのモデルさんやタレントさんが大人気で、「あんな顔になりたい」「あんなに美人で素敵」と若い女性を中心に憧れを集めています。
YouTubeに多く投稿される、いわゆる変身メイクも、一重まぶたを二重にするステップが必ずといってもいいほど含まれていて、一重や奥二重のまぶたはあまり人気がないようです。
ですが、「アジアンビューティー」と呼ばれる美人がいるのをあなたもきっとご存知でしょう。多くの日本人の顔立ちであり、また多くの日本人が変えたいと感じている黒髪や一重まぶたが、アジア人ならではの美しさとして国際的に評価されているのです。
アジアンビューティーとはどういった人を指すのか、これから紐解いていきましょう。
アジアンビューティーの意味とは?
アジアンビューティー(asian beauty)を直訳すると、「アジアの美人」や「アジア的な美しさ」などといった意味になります。
日本、中国、韓国等のアジア圏出身の美しい女性のことを指しますが、その中でも特にアジア的とでも言うような顔立ちや特徴を持つ方のことを一般的には「アジアンビューティー(である人)」と言い表します。
では、具体的なアジアンビューティーといわれる顔立ち、特徴はどういった要素があげられるのでしょうか?
アジアンビューティーの特徴《顔・見た目編》
アジアンビューティーを説明しようとするとなかなか難しいですが、「あの人ってアジアンビューティーだよね」と聞くとそうかそうでないかはなんとなく判断できますよね。
ここからはアジアンビューティーにはどういう特徴があるのか、顔や見た目の特徴から考えていきます。
一重まぶたのクールな眼差し
アジアンビューティーの方に多くいらっしゃる特徴として、一重や奥二重のまぶたの方が多いというものがあります。
西洋のお人形さんのようにパッチリ二重のくりっとした大きな目と違い、どちらかというと細めで、流れるような切れ長の目です。涼やかでクールでありながら、どことなくミステリアスな印象も感じられます。
例えばディズニー映画の『ムーラン』は古代中国が舞台の物語ですが、登場人物は切れ長の目で描かれており、アジア系の特徴として認識されていることがよくわかります。
透明感のある白い肌
「美白」という言葉がありますが、実は色白=美人という概念はアジア独特の価値観なのです。
欧米諸国では日光浴をする習慣がある国もあり、日焼けに関しては日本人に比べるとおおらかです。美白コスメそのものも、欧米ではあまりニーズはないそうです。
だからこそ、色白できめ細やかな素肌はアジアンビューティーならではのと言うことが出来るでしょう。
艶やかで美しい黒髪
アジア人の特徴の最たるものが黒い髪です。
古典の時代の日本では長く豊かな黒髪が美人の条件のひとつと言われていましたが、地毛がブロンドやブラウン等の色の西洋の人にとっては現在でも墨のように真っ黒な髪は憧れのひとつ。エキゾチックでセクシーに見えるようです。
きちんとケアされたサラサラの髪は、それだけでその人の美意識の高さや生真面目さを表しています。カラーリングするとそのせいで髪が痛むことがあるので、生まれ持ったものをより輝かせるのもいいかもしれませんね。
スレンダーで華奢な体型
アメリカやヨーロッパ圏の女性と比べて、アジア人女性は小柄で華奢な骨格をしています。体型も、メリハリの効いたグラマラスなボディというよりは、ほっそりとしたスレンダーな体型をしている方の方が多いでしょう。
日本人はダイエットに対する関心も高く、世界的に見ても肥満な人の割合が低いです。そのためアジアンビューティーの魅力のひとつに華奢な体型があげられます。
アジアンビューティーの特徴《印象編》
アジアンビューティーの外見上の特徴を見ていきましたが、そこから受け取る雰囲気や印象もアジアンビューティーの美しさに欠かせない要素です。
エキゾチックな雰囲気
アジアンビューティーのたたずまいからは、どことなくエキゾチックでミステリアスな雰囲気が感じられます。黒い髪や切れ長の目には、吸い込まれてしまいそうな不思議な魅力があります。
マリリン・モンローのように華やかでゴージャスなセクシーさが西洋的だとすれば、それとは反対でクールでありながらもヘルシーな色気が東洋的とも言えるでしょう。そもそもの骨格が欧米の方と比べて小さいので、痩せていてもあまり不健康な印象を与えないのかもしれません。
幼くも見える若々しさ
日本人が欧米に行くと子どものように見られるというのはよく聞く話ですが、若く見えるというのは強みのひとつです。
日焼けに対する意識が高いため子どものようにシミの少ない肌をしていることと、身長が低めで骨格が華奢なことがその理由と考えられます。
単に子ども扱いされるのではなく、大人のしての知性や品格を持ちつつもフレッシュさを失わないのがアジアンビューティーの大事なポイントです。
内面からも感じられる美しさ
アジア人に限りませんが、世界で活躍する女性には社会貢献活動に積極的に参画する方も多くいらっしゃいます。また日本はおもてなしの精神が深く根付いており、気遣いや心配りも得意です。
ワールドカップでは日本人サポーター達が試合終了後にスタジアムのゴミ拾いをしたことが各国でニュースに取り上げられていましたが、そういった行動は世界共通で美しく見えるものです。
それに、髪や肌を美しく保つためには、普段の生活においても美意識を持って過ごしていくことが必要不可欠です。内面の美しさが外見にも影響を与え、美しい人は形作られていくのです。
アジアンビューティーに似合う髪型
生まれ持ったものを活かし、磨いていくことがアジアンビューティーのポイントということがわかってきました。とはいえ何もせず伸ばしっぱなしの髪がいいかといえば違いますよね。
ここからはよりアジアンビューティーらしさを上げる髪型を紹介します。
①クールな黒髪大人ボブ
黒髪ボブはアジアンビューティーのクールさをより際立たせるヘアスタイルです。コンパクトですっきりとした印象がクールな顔立ちとマッチしています。
近年ショートヘアーやボブスタイルの女優さんやモデルさんが増えてきたことで、短めのスタイルも美人髪として定着してきました。特に水原希子さんのトレードマークにもなっているボブスタイルは、多くの女性の憧れの的になりました。
②定番のワンレンストレートロングヘア
ワンレン・ロング・ストレートはアジアンビューティーのアイコンとも言えるヘアスタイルです。ヘアケア商品のCMのような、艶やかで豊かな黒髪は誰しもが一度は憧れますね。
一見簡単なヘアスタイルに見えますが、ただ伸ばせばいいだけではなく、枝毛や痛みが出ないようこまめなケアを必要とします。黒々として健康な髪だからこそできるヘアスタイルです。
③シャープさが際立つパッツン前髪
いわゆるパッツン前髪は、ともすれば子どもっぽくなりますが、実は目力を強めてくれる強い味方でもあります。
切れ長の瞳とも相性がよく、よりクールに、よりエキゾチックに魅力を引き立ててくれます。眉毛を隠す長さにすると、表情がわかりにくくなることでミステリアスさがより一層強まります。
アジアンビューティーに似合うファッション・服装
洋服の着こなしも、アジアンビューティーという視点で考えてみましょう。骨格の華奢さや黒髪と白い肌のコントラストは、ファッションを考える上でも重要な要素になります。
①手足の細さを活かしたコーデ
手足のすらっと細い部分を出すと、より華奢さが引き立ち、ボリュームのある服を着ていても太っているように見えません。
部分的に出すだけでなく、スキニージーンズやリブニットなどのほっそりとしたシルエットを作るアイテムで華奢さを全面に出すスタイルも、元々の骨格を活かしたスタイリングと言えるでしょう。
②クールさが映えるモノトーンコーデ
黒い髪、白い肌をファッションの一部に組み込むことができるのがモノトーンでまとめたコーディネートスタイルです。
使っている色味は少ないものの、それが顔の血色感を引き立てたりミステリアスさを際立たせたりするので、不思議と艶っぽく仕上がります。
③正に十八番!オリエンタルモチーフ
伝統的な民族衣装に使われるような色使いや、水墨画で描かれるようなモチーフを使ったファッションもアジアンビューティーにはよく似合います。
出身国のものだから当然かもしれませんが、だからこそ上手に着こなしたいもの。一口に赤といっても朱色っぽい色だったり、アジアンテイストを形作る要素は様々です。
アジアンビューティーになれるメイク方法
メイクでは黒髪・美白肌を最大限に活かした方法を採り上げます。切れ長の目はよりシャープに、全体的によりエキゾチックなセクシーさを出し、美人度を上げてアジアンビューティーに近づきましょう。
①ベースメイク
美肌には普段のスキンケアが大事なのは言うまでもありませんが、透き通るような白い肌をベースメイクで作るには、コントロールカラーとコンシーラーが役に立ちます。
リキッドファンデーションで土台を作ったら、小鼻の周りや顎などの赤みを青色のコントロールカラーで抑え、クマやシミが気になる部分にはコンシーラーで隠してしまいましょう。仕上げにフェイスパウダーを使うと、ふわっとした仕上がりになります。
②アイメイク
アイメイクには、切れ長な目に形を活かし、暗めのカラーを使ったスモーキーメイクとキャットラインがおすすめです。
グレーやブラウン系のアイカラーを使い、目を囲むように濃い色を置いた後、外側に向かってだんだんぼかしていくように仕上げていきます。
リキッドアイライナーで目尻から跳ね上げるように書くキャットラインも、切れ長の目がより美しく際立ちます。清楚な印象の黒髪が、まるで黒猫のように妖艶に見えてきます。
③眉毛メイク
眉の形は流行によって変わりやすいパーツですが、眉山をあまり作らない太眉メイクがいいでしょう。
あまり角度をつけず、眉尻に向かってすっと抜けるように細く書いていきます。リキッドでかっちり書くよりも、ペンシルやパウダーで優しい仕上がりにした方がアジアンビューティーに近づけます。
④チーク
目元はスモーキーアイで強めに仕上げ、後述のリップメイクでもはっきりした色を使うので、チークは控えめにしましょう。
赤いチークをしっかり入れて血色よく仕上げるメイクが昨今の流行ですが、濃すぎると野暮ったくなってしまいます。ほんのり軽くニュアンスを足すくらいでとどめておきましょう。
⑤リップ
リップカラーは赤系で、すこし濃いめのものを選びましょう。ボルドーのような暗めの色も、アジアンビューティーにはよく似合います。
赤いリップには肌の白さを引き立ててくれる役割があります。黒髪にすることでよりコントラストが映え、美肌効果も増します。
アジアンビューティーな女性芸能人・モデルを紹介
アジアンビューティーとはどういうことを指すのか、おわかりいただけたでしょうか。ここからは実際に活躍されている日本のアジアンビューティーの方を紹介したいと思います。
もちろん、これから挙げる3名の方以外にもアジアンビューティーな日本人はたくさんいらっしゃいます。あなたも自分が考えるアジアンビューティーな方を探してみてください。
1.黒木メイサ
アジアンビューティーな女性芸能人のお一人目は、化粧品ブランドのイメージキャラクターを長年務め、女優・モデルとして大活躍されている黒木メイサさんです。
美しいロングヘアーと、意志の強さを感じさせるキリッとした眼差しが印象的です。2012年にはアメリカの映画サイト「TC Candler」が発表した「世界で最も美しい顔100人」の54位に選ばれました。
2人のお子さんを出産されましたがスレンダーな体型は独身時代と変わらないまま。美に対する努力と姿勢がうかがえます。
2.冨永愛
冨永愛さんはアジアンビューティーの日本代表と言っても過言ではない方です。15歳でモデルデビュー、17歳でNYコレクションで世界デビューを果たしてから今もなお世界を舞台に活躍されているスーパーモデルです。
モデルになる前は179センチという長身がコンプレックスだったそうですが、今はその長身を武器にモデルとして輝きを放っています。国際協力NGO ジョイセフのアンバサダーとして、社会貢献活動にも取り組んでいらっしゃいます。
日本人離れした9頭身のスタイルは当然ながら、ランウェイでのクールな表情とバラエティ番組等でみせるチャーミングな笑顔とのギャップもとても魅力的です。
3.荒川静香
2006年のトリノオリンピックで金メダルを獲得した、フィギュアスケーターの荒川静香さん。荒川静香さんといえば世界一美しいイナバウアーでも有名ですが、アスリートとしてだけではなく、アジアンビューティーとして海外でもその美しさが評価されているようです。
競技から離れた現在でもプロスケーターとしてアイスショーや競技の解説として活躍され、その美しさを保ち続けていらっしゃいます。
アジアンビューティーはあなたらしさを活かした美しさ
以上、アジアンビューティーについてまとめてきました。カラーリングをしたりぱっちりした二重の美人も多いですが、日本人らしい黒髪や一重まぶたも間違いなく美人の条件であることがおわかりいただけたかと思います。
ないものねだりをしてしまうのが人間なのかもしれませんが、天性の自分の良さというものも必ずあるはずです。自分らしい個性を活かし、伸ばしていくことで、美人という存在に近づけるのかもしれませんね。