2019年04月11日公開
2019年04月11日更新
老いらくの恋の意味や語源とは?何歳から?使い方含めて解説!
老いらくの恋の意味や語源、使い方、何歳から老いらくの恋なのかなどについてご存知でしょうか。聞いたことすらないという人もいるかもしれません。今回は、そんな老いらくの恋の意味や語源、使い方、何歳から老いらくの恋なのかなどについて紹介していきたいと思います。
目次
老いらくの恋の意味や使い方とは?
皆さんは、老いらくの恋の意味や使い方についてご存知でしょうか。老いらくの恋というワードから恋愛に関係する意味であることは、わかりますが、詳しくは、知らないという人も多いと思います。
老いらくの恋の意味や使い方は、正直に言って、あまり一般的に使うような言葉でもありませんし、使いどころは、少ないです。ですが、そういう恋愛もあるということなどを頭の中に入れておくのは、無駄なことでは、ありません。
今回は、そんな「老いらくの恋」の意味や語源、「老いらくの恋」の使い方や例文、老いらくの恋は何歳からなのか、老いらくの恋の結末や体験談、老いらくの恋で起きた事件、老いらくの恋を題材にした映画や小説などについて紹介していきたいと思います。
「老いらくの恋」の意味とは?
「老いらくの恋」の意味とは、何か、皆さんは、ご存知でしょうか。「老いらくの恋」という言葉からもわかる通り、年老いてから、つまり年齢を重ねて老いてからの恋愛のことを「老いらくの恋」と言うのです。
「老いらくの恋」と普通の恋は、一体何が違うのかわからない、年齢が違うだけなのに呼び方を変える必要があるのか、とも思うかもしれませんが、「老いらくの恋」とは、普通の恋とは、少し違うのです。
普通の若い時などの恋は、刺激を求めたりしますが、「老いらくの恋」は、安定を求めて、死が二人を分かつまで、共に過ごせるような恋愛になることがほとんどなので、少し違ったものなのです。
「老いらくの恋」の語源
「老いらくの恋」の意味は、十分にわかったと思いますが、「老いらくの恋」の語源について皆さんは、ご存知でしょうか。どうしてわざわざ「老いらくの恋」なんていう表現が生まれたのか、気になることでしょう。
「老いらくの恋」の語源は、一つの詞からです。「墓場に近き老いらくの恋は怖るる何ものもなし」というものから、「老いらくの恋」という部分が切り取られて、使用されていることがほとんどです。
この「墓場に近き老いらくの恋は怖るる何ものもなし」という詞は、後程紹介する老いらくの恋で事件を起こした川田順のものです。詳しくは、そちらを見て、どんな心境で詠んだのか、考えてみましょう。
「老いらくの恋」の使い方
「老いらくの恋」の使い方についてご存知でしょうか。「老いらくの恋」の使い方とは、特に意識する必要もなく「老いらくの恋」の後にその話で使う言葉をただくっつけるだけで終わりです。
ですが、注意しなければいけないのは、「老いらくの恋」という言葉、表現は、あまり会話などで使用するものではないということです。語源を見て分かる通り、元は、詞から来た言葉です。
それでいて時代も違います。今この言葉を敢えて使うと言うのは、少しおかしいかもしれません。ですが、知っておいて損は、ありません。今回は、そんな「老いらくの恋」の使い方の例文について紹介していきたいと思います。
「老いらくの恋」を使った例文
「老いらくの恋」を使った例文についてご存知でしょうか。今回は、「老いらくの恋」を使った例文について紹介していきたいと思います。
例文①老いらくの恋に落ちる
「老いらくの恋」を使った例文の一つ目とは、「老いらくの恋に落ちる」です。「老いらくの恋に落ちる」というのは、年老いてから誰かに恋をしてしまったときなどに使用する例文です。
つまり、その状況について誰かに説明する際などに「老いらくの恋に落ちてしまった」などのように使用します。普通に「恋に落ちてしまった」でも良いとは、思いますが、こちらのほうがお洒落ですし、少し意味合いも違います。
また、文章などを書く人もこのような表現を使うことで、より深みを持たせることができるでしょう。無理に覚える必要は、ないですが、覚えておいて損は、無い言葉であると言えるでしょう。
例文②老いらくの恋を探す
「老いらくの恋」を使った例文の二つ目とは、「老いらくの恋を探す」です。「老いらくの恋に落ちる」は、既に恋に落ちた後ですが、「老いらくの恋を探す」は、年老いた後に恋の相手を探そうとしているものです。
なので、年老いた後に、相手を探していることなどを周りに話すときなどに「老いらくの恋を探す」などと使用します。ですが、現実でそのような表現でそういったことを言うときというのは、あまりありません。
年老いた後にそんなことを言っているとついにボケたかと思われるかもしれません。なので、相手によって、その表現を使うか、普通の言葉で説明するか、というのは、考えたほうが良いでしょう。
老いらくの恋は何歳から?
老いらくの恋は何歳からか皆さんは、ご存知でしょうか。恋愛において年齢というのは、大きな要素になりますが、老いらくの恋は、特にこれといって決まった年齢というのは、ありません。
ですが、あまり年老いている状態で恋愛をするのを良いと思わない人も多く、なので、老いらくの恋は、50歳から65歳よりも上と言ったような意見が多いです。実際のところ恋愛は、何歳でも自由です。
だからといって、自分の周りでそれなりの年齢になっているのに恋愛をしようとしている人がいたら、あまり良いイメージは、持たないという人が多いでしょう。それが理由となって年老いた恋愛には、このような意見が多いのです。
老いらくの恋の結末は?体験談を紹介
老いらくの恋の体験談についてご存知でしょうか。老いらくの恋の体験談について知らないと、老いらくの恋の後にどのような結末が待ち受けているのか、わからずにとても怖いことでしょう。
それを知っておくことで、今後の生活に活かせるかもしれませんし、これからの考え方も変わってくるかもしれません。愛の形について今は、わからないという人も何かを掴むことができるかもしれません。
今回は、そんな老いらくの恋の体験談について紹介していきたいと思います。
夫が老いらくの恋をした
老いらくの恋の体験談の一つ目とは、夫が老いらくの恋をしたことです。既に結婚をしていて、長い夫婦生活を共に乗り越えてきたある日、同窓会で久しぶりにあった女性に夫が恋をしてしまったそうです。
そして、それを正直に妻に対して報告して、好きであることを言ったそうです。老いらくの恋の体験談としては、これ以降の更新は、なく、結末は、わからない状況ですが、予想は、つくことでしょう。
まず、それを妻に正直に言ったことにより、妻は、不快に思ってしまいましたし、このまま仲良い夫婦生活とは、行きません。夫にとっては、良いかもしれませんが、周りを傷つけていることを自覚しましょう。
運命の出会い
老いらくの恋の体験談の二つ目とは、運命の出会いです。元々良い出会いがなく、年老いてから偶然知り合った人と、この人とならと思い結婚して、そのまま幸せに暮らしているという話です。
特にこれといって問題はなく、ハッピーエンドと言えるでしょう。老いらくの恋の結末は、不倫などでない限り、基本的には、ハッピーエンドになるはずです。ですが、不倫でもハッピーエンドにならないとは、限りません。
不倫で傷つくのは、基本的にしたほうではなく、されたほうです。それでいて老いらくの恋なので、短い命、その後何があろうと気にしないというスタンスなら尚更自分だけは、ハッピーエンドに向かおうとするでしょう。
年老いてからの肉体関係
老いらくの恋の体験談の三つ目とは、年老いてからの肉体関係です。年老いてからは、余計なことを考えずに性行為ができると考えている女性や男性は、多いです。なので、その虜になっている人は、多いです。
なので、この話は、老いらくの恋というよりも、どちらかというと性欲からくるものに近いと言えるでしょう。ですが、性欲も愛の形の一つと言えるので、これも老いらくの恋と言えるでしょう。
老いらくの恋だからこそ出来ることというのもあります。好き勝手に生きていくことができるというのは、誰でも嬉しいことです。今は、わからないかもしれませんが、将来この話について理解できるときがくるかもしれません。
老いらくの恋で事件を起こした川田順とは?
老いらくの恋で事件を起こした川田順について皆さんは、ご存知でしょうか。そもそも川田順という人物について知らないという人もいるのではないでしょうか。どのような人なのでしょうか。
川田順は、1882年に生まれて1966年に亡くなっています。実業家で住友総本社常務理事で、他に歌人などもやっていました。そこで「墓場に近き老いらくの恋は怖るる何ものもなし」が生まれました。
元々結婚をしている相手がいましたが、その人物は、1939年に亡くなってしまいました。そして、その後に事件は、起きるのです。一体何故、この事件は、起きてしまったのでしょうか。事件の経緯を見ていきましょう。
事件の経緯
この事件の経緯は、川田順が妻を亡くした後に、歌人の作歌指導をしていたことから始まります。最初は、ただの弟子と師匠というような関係でしたが、そこからなんと、恋仲に発展してしまうのです。
そして、その相手には、夫がいました、家庭がありました。それを知った夫は、もちろん別れろと二人に求めました。川田順は、それに対して別れることを誓いましたが、実際は、そうは、いきませんでした。
その後も繰り返し会い続けて、相手の夫婦は、別れることになりました。そこで自分を責めて自殺をしようとして、その際に遺書を複数の場所に送ったことにより、事件として有名になってしまいました。
これが原因で「老いらくの恋」は、有名になりました。その後は、一命を取り留めて、その相手と無事に結婚して二人の子供を産み、死ぬまで幸せな生活を送ることができました。
老いらくの恋を題材にした映画や小説
老いらくの恋を題材にした映画や小説についてご存知でしょうか。言葉で説明されるよりも、こういった作品を見たほうが老いらくの恋についての理解をとても深めやすいことでしょう。
なので、是非、老いらくの恋を題材にした映画や小説を見てみましょう。今回は、そんな老いらくの恋を題材にした映画や小説について紹介していきたいと思います。
恋愛適齢期(映画)
老いらくの恋を題材にした映画や小説の一つ目とは、「恋愛適齢期」という映画です。「恋愛適齢期」は、様々な偶然から4人の男女が老いらくの恋に落ちてしまうというのを描いている映画です。
そんな4人から、年齢や価値観の違いなどからくる、様々な意見や人間関係などについての考え方を学ぶことが出来ます。老いらくの恋とは、どういったものなのかということについて知りたい人は、是非、見てみましょう。
年老いてからの恋愛というのは、少しハードルが高いかもしれません。ですが、その気持ちを隠さなくても良いということをこの「恋愛適齢期」という映画を見て、学びましょう。
愛ふたたび(小説)
老いらくの恋を題材にした映画や小説の二つ目とは、「愛ふたたび」という小説です。「愛ふたたび」は、年老いた一人の男性の性や愛について赤裸々に描いている作品です。小説としての評価は、あまり良くないです。
ですが、年老いた一人の男性の性や愛について書いてある本と思えば、とても面白く興味を引く内容であると言えるでしょう。性的不能になった状態でどう人を愛すれば良いのか、皆さんは、わかるでしょうか。
老いらくの恋だからこその愛し方、それを知ることによって愛とは、何なのか、今一度深く考えることができるのではないでしょうか。愛について興味がある人は、是非、購入して読んでみましょう。
老いらくの恋は気持ち悪いの?
老いらくの恋は気持ち悪いのかどうか、皆さんは、気になったことは、あるでしょうか。実は、老いらくの恋は気持ち悪いという意見は、とても多いです。では、それは、何故なのでしょうか。
それは、若い年齢の人たちは、自分たちの年齢で恋愛をするのは、当たり前で、年老いてから恋愛をするのは、おかしい、自分たちは、年老いてからは、恋愛なんてしないはずと思っているからです。
ですが、実際は、年老いてからでも恋愛は、しますし、性欲だってあります。人は、知らないことは、先入観などで物事を語ってしまいます。それが原因で老いらくの恋には、気持ち悪いという意見が多いのです。
自分の信じた道を
今回は、老いらくの恋の意味や語源、使い方、何歳から老いらくの恋なのかなどについて紹介していきました。人を愛したりすることは、自由であり、それは、何歳になっても変わりません。
また、年老いた今だからこそ、見えてくる世界というものもあります。周りは、それを気持ち悪いと言うかもしれません。恥ずべきことだと言うかもしれません。ですが、間違いでは、ありません。自分の信じた道を選びましょう。
年老いても年老いていなくても、後悔のないように毎日を生きていきましょう。人生は、一度しかありません。嘆いても過去は、変わりませんし、良い方向へは、進んで行かないのです。