人望がない人の特徴!人望がない理由とは?
人望がない人の特徴とは?人望がない人はどのような特徴を持っているのか【性格編】と【行動編】に分けて、それぞれよくある特徴をご紹介します。また、人望がない理由やそもそもの人望の意味、さらに人望を集める方法などをご紹介しますので、チェックしてみてください。
目次
人望の厚い人になりたい!
人望が厚い人になりたいと思いながらも、なかなか人望を集めることができずに、人望がないということで悩んでいる人は少なくありません。
「人望」というのは何かそれが成績などの形で数字として見られるわけではありませんから、「どうすれば人望を得られるのか」ということが分かりづらいものとも言えます。
そこで、人望の厚い人になりたいけれど、なかなか人望を得られず悩んでいるという人のために、「人望」や「人望がない」ことについて様々な情報をご紹介しますので、参考にチェックしてみてください。
人望の意味とは?
そもそも「人望」というのはどのような意味でしょうか。これは、周りの人からの信頼や、尊敬、期待感などのことを言い、「多くの人に慕われている」などのことも人望が厚いと表現することもあります。
「部下からの人望が厚い」とか、「このプロジェクトには人望が厚い者を採用しよう」など、仕事・ビジネスの場面で使われることが多い言葉となります。
この「人望」というのは、1人から信頼されているという場面ではあまり使うことはなく、多くの人たちからの評価として「人望がある」、「人望がない」と言われるもので、つまり「周りの大勢からの評価」という意味合いが強いです。
人望がない理由とは?
人望が厚い人になりたいのであれば、まずは「なぜ人望がないのか?」という人望がない理由をはっきりさせる必要があります。人望がない理由が存在している限り、他のことをしても人望を集めることはできません。
まずは、人望がない理由を知り、それが自分自身に当てはまるのかを確認して、もし当てはまっているのであれば、ただちに改善できるように努力します。
そうすることで、これ以上の人望を失うことを避けることができますし、人望がない理由を排除すれば、あとは人望が得られるように努力することで、少しずつでも人望を得られます。
人のせいにするから
人望がない理由には、「人のせいにする」というものが挙げられます。責任を取らない、責任を人になすりつける、責任感がない、など責任に関する考え方が人望がない理由となります。
特に人望がない人というのは、「なんとか自分の責任であることを逃れようとする」行動が見られ、それをあたかも当たり前のことのように振る舞うという姿が見られます。
責任の所在が曖昧な場面で、「自分の責任です」と言えるのが人望の厚い人で、「○○さんがこうしたからです」と他人のせいにできてしまうのが、人望のない人となります。
時間を守れないから
人望がない理由には、「時間を守れない」ということも挙げられます。人望をどんどん失っていく人に多い「時間の守れなさ」というのは、5分、10分という小さい遅刻を「平気でする」というところになることが多いです。
たとえば、1時間の遅刻などを繰り返すような人は人望以前の問題ですし、たまに1時間の遅刻などがある程度であれば、「何か理由があるだろう」と思われることのほうが多いです。
ですが、3分、5分、10分の遅刻というのは立場によっては指摘しづらいですし、本人が平気そうな顔をしているとなおさら言いづらいです。ですが、確実に周りからの不満は募っていくので、そうして人望を失っていくのです。
約束を守れないから
人望がない理由には、「約束を守れないから」というものも挙げられます。「時間を守れない」というのも「約束」の中の1つと言えますので、当然その大元である「約束」が守れないのは人望を失う理由になります。
「これお願いします」と言ったものをやっておいてくれなかったり、「次回は君に仕事を回す」と言ってくれていたものを、平気で別の人に回してしまったり、約束を破ることを「悪びれもしない」というケースも多いです。
「ただの口約束」というのは確かに破ったところで「制裁」などはありません。そういった制裁がないようなものこそ、「人望」や「信頼」などを失いやすい要素でもあるので、人望がない大きな理由になります。
面倒見が悪いから
人望がない理由には、「面倒見が悪い」というものもあります。人望が厚い人を引き合いに出すと、ほとんどの場合、「とても面倒見が良い」です。
後輩を可愛がる、飲みに連れて行ってあげる、悩みを聞いてあげる、仕事を手伝ってあげる、アドバイスをしてあげる、プラスになる人と引き合わせてくれる、などとにかく「面倒見がいい」のです。
こういった行動の「1つすら」できないのが面倒見が悪い人で、そういった人というのは自分のことばかりに見えますから、人望を得ることは難しく、少しのマイナス点でもあれば、「人望がない」状態になります。
人望がない人の特徴【性格編】
人望がない理由というものをご紹介しましたが、これに加えて、人望がない人というのはある一定の「特徴」というものを持っているケースが多いです。
もちろんその特徴によっても「人望を失う」ことに繋がっていて、さきに挙げた「人望がない理由」とこの特徴が合わさることで人望がどんどん失われていってしまうことになるのです。
この特徴については、「性格」と「行動」に分けて考えることができるので、まずは【性格編】として、人望がない人の性格を確認していきましょう。
他人の評価ばかりを気にするのが特徴
人望がない人の性格的特徴としては、「他人の評価ばかりを気にする」というものが挙げられます。誰からでもよく見られたいと思っていますが、特に「目上の人」からの評価というのは極端に気にする傾向があります。
だからこその「人のせいにする」という責任の押し付けのようなことをして、目上の人から評価を失わないようにし、その代償として、周りからの人望を失っていくのです。
ただ、本人が気づいていないだけで、その人望を失う行動は、のちのち目上の人にも伝わるケースが多く、自分自身で他人からの評価を軒並み下げることになる可能性が高いのです。
自分に自信がないのが特徴
人望がない人の性格的特徴としては、「自分に自信がない」というものも挙げられます。自信がないゆえに人望を失うような行動や言動をしてしまうということもあります。
たとえば、他人のせいにして自分を守るのも、そこで自分の責任になってしまっても「実力で巻き返す」という自信があれば他人のせいにしない選択もできますが、自信がなければそんな選択肢はありません。
他人の評価を気にするのも、自分に自信がないゆえに、少しでも評価してもらえるように歪んだ努力をしてしまっている結果とも言えます。
保身に走りがちなのが特徴
人望がない人の性格的特徴には、「保身に走りがち」ということも挙げることができます。自分の身を守ることだけを考えて、そのための言動や行動のみをするというような特徴です。
とにかく自分のため、自分の立場や地位のため、自分の出世のため、自分の評価のため、と自分を守るために必死で周りが見えない、周りのことは考えている余裕がないという状況にあるケースも多いです。
それによって人望を失っているということに気づく余裕もないので、気づいたときには人望など皆無で、周りからの冷めた視線だけを感じる状況になってしまっているというようなこともあります。
何かと偉そうにするのが特徴
人望がない人の性格的特徴には、「何かと偉そうにする」というものが挙げられます。これは「人望がない上司」に多く見られるもので、とにかく「偉そうな上司」は人望がありません。
もちろん上司なので事実「偉い」とも言えますが、上の立場の人間がその地位を利用して「偉そうにしている」のは良いように捉える人のほうが少ないですし、「偉そうではない上司」と比べられる原因にもなります。
部下を手駒のように使ったり、上から目線で話したり、少しのミスをバカにするように罵ったり、「使えない奴」と言い放ったり、今でいうところの「パワハラ」に当たるようなことを平気でしてしまう偉そうな性格が特徴です。
人望がない人の特徴【行動編】
人望がない人の特徴として、「性格」を見てきましたが、次は「行動」をチェックしていきましょう。人望がない人というのは、どのような特徴的な行動を見せるのでしょうか。
口先ばかりで行動に移さないのが特徴
人望がない人の特徴的な行動としては、「口先ばかりで行動に移さない」というものが挙げられます。「やっておく」と言ってやらない、「分かった」といって分かっていない、などです。
これは、「約束を守れない」という部分でも挙げたような内容で、「これお願いしますね」と言ったものに対して「分かった」と言ったのに結局やらないというようなケースが多いです。
そのようなことが続くと「頼れない」ですし、「信用できない」ですから、当然頼りにならない、信用できない人が人望を集めるのは困難で、そういった人は人望がない人になります。
人の話を聞かないのが特徴
人望がない人の特徴的な行動としては、「人の話を聞かない」という特徴も挙げられます。これも実は「約束を守れない」に繋がる特徴でもあるのです。
「聞いているようで聞いていない」というケースが多く、「分かった」というのも空返事で、いざその場になって問い詰めると、「そんな話は聞いていない!」とある種の「逆ギレ」状態になるケースも多いのです。
ただ、「聞いていない」と言っているのは当の本人だけで、周りは「いや確実に返事してたよね」というのを目撃しているので、そんな人には人望も集まりませんし、信頼される人にもなれるはずがありません。
自慢話ばかりをするのが特徴
人望がない人の特徴的な行動としては、「自慢話ばかりをする」という特徴も挙げられることが多いです。たまに自慢話をする程度であれば、誰にでも経験があることですが、「自慢話ばかり」というのはうんざりするものです。
しかも、人の話は聞かないくせに自分の自慢話ばかりをして、それが終わったらさっさと話を切り上げて、こちらからの大事な話をさせる暇すら与えないようなケースもあります。
たとえ、仕事上の大事な話があったとしても、自分の自慢話を優先し、それを話終えたら満足して話を聞かず、その話ができなかったことで問題が起きたら「人のせい」にするので、人望などあるはずがありません。
人の悪口・陰口を言うのが特徴
人望がない人の特徴的な行動としては、「人の悪口や陰口を言う」というものもあります。これは説明するまでもなく、人望を失う行動です。
また、この悪口や陰口というのが「あることないこと」を言うというケースも多く、人に責任を押し付けるために「でっち上げた」悪口や陰口だったりするケースもあるのです。
そういう目的を含めた悪口や陰口を言うからこそ、悪口や陰口が多くなるという言い方もできるので、そのような行動を続ける人に人望が集まるはずもなく、人望がない人の特徴といえるでしょう。
人望を集める方法とは?
人望を集める方法にはどのようなものがあるでしょうか。これは、ここまでに挙げた「人望がない」ことに関するものの『逆』をいけば良いのですが、より具体的にご紹介します。
約束は必ず守る
人望を集めるには、まず「約束は必ず守る」ということが大切です。約束というのは守るべき当然のことですが、それすらできないからこそ人望を無くすので、まずは約束を守ることを徹底しましょう。
相手が忘れてしまうような小さい約束でもしっかり守るような人というのは、それだけ信頼を得られますし、当然そこに人望もついてきますから、それを意識するようにしましょう。
損得勘定ばかりで動かないようにする
人望がない人は損得勘定で動いていることが多いので、それをやめるようにしましょう。上司に媚を売ったほうが得、部下など手駒にすぎない、というような損得勘定は無くしていきましょう。
部下から信頼されず人望がない人物というのは、もし同じ実力で競っている人がいた場合に、「あいつは部下からの人望がないから何か問題があるんだろう」と競争に負ける原因にもなります。
責任感を持って行動する
人望を集めるためには、「責任感を持って行動する」ということを心がけましょう。自分の行動や言動に責任を持って、自分が関わったことには責任が生じるという覚悟を持って行動しましょう。
その覚悟がないからこそ責任を他人に押し付けようとして、そこで人望を失うのですから、自分が関わった以上は責任も付いてくるという覚悟を最初からしておきましょう。
仕事ができることは1つの武器になる
人望が厚いことと、仕事ができることは直接的には関係ありません。仕事ができようとできまいと人望がある人はあるし、人望がない人はないというのが多くのケースからも分かります。
ですが、「仕事ができる」というのは1つの武器にはなります。たとえ人望がなくても、「でもあの人仕事はできるんだよな」、「悔しいけど仕事だけはすごいよな」と1つの「認められる要素」になります。
そして、それに「プラスして」人望を得ることに繋がるような行動や言動ができれば、一気に人望を得ることも可能なので、人付き合いが苦手で、そういった面での人望を得ることが難しければ、仕事ができる人間になるのも1つの手段です。
人望をなくすのは簡単で集めるのは難しい
人望というのは「信頼」でもあるので、信頼というのは失うのは一瞬だけれど、失った信頼は取り戻せないとすら言われます。
つまり人望というものもそういうものだと覚悟を決めましょう。もし完全に人望を失っているのであれば、もう取り戻すことはできない可能性もあるのです。
ただ、本気で人望を集めたいと思ってるのであれば、「そんな言葉には負けない」ほどの覚悟があるはずで、そういう人物だけが本当の人望を得ることができる人なので、人望を得られるまで努力をし続けるようにしましょう。