上田美由紀の今現在は？生い立ちやその後【鳥取連続不審死事件】

鳥取連続不審死事件をご存知でしょうか。2009年に起きた事件のため、知らない人のほうが少ないでしょう。鳥取連続不審死事件は、ある女性が犯人として扱われた事件です。

かなり残酷な事件でもあり、よくこんなことができるなとゾっとするような事件でもあります。今回は、鳥取連続不審死事件がどんな事件だったのかについて、紹介します。

そしてこの事件の犯人となった女性についても見ていきましょう。

鳥取連続不審死事件の概要を紹介します。この事件は2009年11月に発覚したものです。犯人の名前は、上田美由紀です。合計で6人の男性が亡くなっていますが、1人目は2004年です。ダンボールに入った男性が列車に轢かれて亡くなりました。

2人目は2007年に男性が溺死しています。3人目は首吊りで亡くなっているのが発見されました。4人目は溺死です。このとき、遺体から睡眠導入剤が出てきたことで殺人と見られます。

5人目は川にうつぶせで遺体が発見されていますが、溺れる場所ではなかったことと遺体から睡眠導入剤が出てきたことで起訴されました。6人目は急な体調不良で亡くなっています。このように6人もの男性が上田美由紀の周りで亡くなったのです。

上田美由紀の周りで不審な死が続いたため、上田美由紀を警察は調べました。完全に上田美由紀が犯人だといえる事件ばかりではなかったようですが、上田美由紀が怪しいと思う人は多かったことでしょう。

しかし、なぜこれほどまでの事件を起こすことができたのでしょうか。上田美由紀の生い立ちについてここで見ていきたいと思います。

きっと生まれてきたときは純粋な子供だったはずです。どこでどう人生を間違えたのか、生い立ちが何か関係しているのかについて見ていきましょう。

上田美由紀は在日韓国人です。本名は李由美です。在日韓国人ということは、両親のどちらかが韓国人であったとか、祖父母に韓国人がいるなどの可能性が高いということになります。

とても物静かな父親と、怒ったら手が付けられなくなるような激情型の母親との間に上田美由紀は生まれてきました。父親の物静かさがもう少し影響するとよかったのですが、この父親は早くに亡くなっています。

そして、母親からは暴力を振られて育ってきたと言われています。母親は上田美由紀によく似ており、圧化粧で自分を着飾っていたという噂があります。

上田美由紀は、おそらく母親からの影響がとても強かったのでしょう。母親が愛情をかけたのではなく、暴力で自分に従わせたため、性格が歪んでいったのではないでしょうか。

上田美由紀には、早くから悪評がついていました。まだ子供の頃から、近所では有名な悪ガキだったのです。どんなことをしていたのかというと、盗みです。

人の家に勝手に上がっては、人の家のものを盗むということを平気で上田美由紀はやっていたのです。他にも、人の家にあるものを壊して回ったこともあったと言われています。

上田美由紀は、近所の子供を集めて自分が大将になったかのように振る舞い、友達に嘘をついたり命令ばかりをしていたとも言われています。かなりの悪ガキで、「上田美由紀と仲良くするな！」と周りの大人は言っていたとのことです。

上田美由紀は、中学生になると凶暴になります。小学生時代の悪ガキのレッテルは、さらに大きくなりあまりの凶暴さに怖がれるようになりました。

同級生からは、近寄るのも怖いとされており、上田美由紀に対して距離をとっていた人も多かったでしょう。上田美由紀はというと、クラスをまとめている気分にでもなっていたのではないでしょうか。

皆が上田美由紀に関わらないようにし、どうしても関わらないといけないときはビクビクしながら関わっていたのではないでしょうか。

上田美由紀は、中学卒業後は高校に進学します。しかし、高校生活は長続きしませんでした、中退して、工場の事務員になります。

そして、工場の事務員も長続きすることなく退職しています。おそらく、何しても長続きしないタイプなのではないでしょうか。

上田美由紀は2度の結婚と離婚をしています。1度目はとても早く10代の頃です。自衛隊関係者との結婚で、子供も2人授かっています。しかし、自分の父親が亡くなった頃に離婚しているのです。

2度目は、地元の会社員との結婚でした。ここでも2人の子供を授かっています。普通に聞いただけですと、やっと幸せになれるのでは？と思いますが、この相手とも離婚してしまいました。

そして、実は上田美由紀にはもう1人子供がいます。この子供に関しては、誰が父親なのかという情報がありません。

その後、上田美由紀はスナックでホステスとして働くようになりました。ホステスをしたのは、生活のため、お金のためと言われています。

しかし、スナックでの常連客や客を相手に、上田美由紀はお金をむしり取るようにしたと言われています。スナックに常連客としてくる人は、ある程度はお金がある人です。そのため、上田美由紀は目をつけたのでしょう。

実は、鳥取連続不審死事件で亡くなった人の中にも、スナックの客という人が存在していました。

上田美由紀は、2度の結婚離婚をし、その後はホステスとして働きながら生活をしていました。その生活というのは、どんなものだったのでしょうか。

2度の離婚をして、ホステスとして立派に働き子供をしっかりと育てている人もいます。しかし、仮に上田美由紀がそんな女性であり、母親であったとしたなら、鳥取連続不審死事件という事件の犯人にはなっていないでしょう。

実際に上田美由紀が送っていた生活ぶりを見ても、「だからいけないんだ…。」と思ってしまうような点がいくつかあるのです。

上田美由紀は、離婚相手との間に授かった子供5人とともに生活をしていました。子供たちに美味しい手料理を作ってあげる母親ではなく、買ってきたおにぎりを与える母親でした。

母子家庭なので、忙しくて毎日料理を作れないというのは、仕方がないことでしょう。しかし、子供にとっては、良いと言えるような環境ではなかったのです。

上田美由紀は、家賃が2万5000円～30000円ほどのアパートに住んでいたのですが、上田美由紀が住んでいた部屋はゴミ屋敷だったのです。部屋だけでなく、外にまでそのゴミは散らかされていたとされています。

正直、周りに住んでいた人にとっても迷惑だったのではないでしょうか。そして、子供にとってはやはり悪い環境で育てられたとしか言いようがありません。子供をゴミ屋敷の中で育てたということです。

上田美由紀は、家を片付けることもなければ、子供たちをまともに躾るということもなかったのではないでしょうか。

上田美由紀は、なんと車を無免許で運転していたことでも知られています。無免許運転をするなんて、とてもじゃないけど、普通の人とは思えません。

ましてや、上田美由紀は母親です。母親でありながらも無免許という法律違反を堂々と犯していたのです。やはり、上田美由紀には、人として欠落する部分が大きすぎるのではないでしょうか。

おそらく、無免許運転をしても、自分の中では全く悪いことだとは思っていなかったはずです。

上田美由紀は、保障とか保険の知識だけは豊富にありました。これは、お金が絡むことだったからではないでしょうか。上田美由紀は、お金に関してはかなり貪欲なところがあります。

実際に、鳥取連続不審死事件のときも、借金が絡んでいる死というのが多いのです。借金問題で殺したという可能性も高いでしょう。どうにかして、自分の手元にお金が入ることを望んでいた人生を送っていたのではないでしょうか。

だからこそ、保障とか保険については、とんでもなく詳しかったのです。そこに興味があったということでしょう。

上田美由紀のことを知っている人からすると、そんなに男性を翻弄させることができる人とは思えないと感じる人が多いでしょう。

そのため、どうして上田美由紀に6人もの男性が夢中になったのか、なぜ上田美由紀は6人もの男性を騙すことができたのか、不思議でならないと思う人もいるはずです。

上田美由紀にどんな魅力があったというのでしょうか。

上田美由紀は、決して美人ではありません。写真を見た人が「美人だね！」ということなどないような容姿をしています。スリムでスタイルが良かったということもありません。

そのため、外見だけでは、全く持って魅力が分からないという評価をする人のほうが多いでしょう。どちらかというと、「モテないのでは？」と思う外見をしているのです。

上田美由紀には、ある意味で人を見る目がありました。自分を気に入る男性というのを把握する力が非常に高かったといわれています。

そのため、「この人ならこうしたらいい！」というのが上田美由紀には本能で分かるところがあったのではないでしょうか。嘘ばかりを言っていた上田美由紀ですが、その嘘が通じるというのが分かっていたのでしょう。

上田美由紀は、とにかく男性を立てるのが上手な人でした。そして、自分の子供も使って一緒に男性のことを癒していたのです。男性が喜ぶこと、男性がしてほしいことというのを、しっかりとやる女性だったのです。

そのため、上田美由紀に関わった男性は、とても上田美由紀のことが好きになり、どんどん上田美由紀にハマっていったのです。当の上田美由紀本人は、お金のためだったという可能性がありますが、それでもその気にさせるのが上手だったのです。

男性を完全に手の平で転がすことが上手だった上田美由紀は、男性の単純でピュアなところを全て把握していたのでしょう。

鳥取連続不審死事件の裁判と判決について紹介します。これほどまでの事件を起こしておいて、まずバレないはずがありません。

警察は、上田美由紀の存在を知り、上田美由紀を逮捕しています。そして裁判が行われました。

裁判では、上田美由紀から真実は一切語られることがありませんでした。元々、嘘をつくのが癖みたいにもなっている上田美由紀なので、何か語ったとしてもそれが信用されたかというのは疑問です。

上田美由紀の裁判の結果ですが、判決は死刑になりました。この死刑という判決に対して、上田美由紀は不服申し立てをしています。しかし、棄却され死刑になります。

その後もまた、不服申し立てをしましたが、これも棄却されたため、死刑が確定しました。上田美由紀は、男たちを殺しておきながら、自分は生きたいという願望が強かったのです。

本当に貪欲すぎる人間というのが分かります。

上田美由紀の死刑が確定したということは、裁判員裁判では木嶋佳苗に続いて2人目の女性死刑囚ということになりました。

木嶋佳苗は、首都圏連続不審死事件の犯人とされている人物です。裁判員裁判でなければ、上田美由紀は戦後16人目の女性死刑囚です。

上田美由紀の死刑が確定しましたが、上田美由紀は今現在どうしているのでしょうか。あの事件が発覚してから10年が経ち、2017年には死刑が確定しています。

現在、上田美由紀はどこでどんな人生を送っているのでしょうか。

死刑が確定するまでは、松枝刑務所拘置所にいたのですが、死刑が確定してからは広島拘置所に移動しています。そのため、現在は広島にいるのです。

死刑が確定してから、実行されるのは10年ほどは必要だとされているので、上田美由紀は現在もまだ死刑執行はされていないということになるのです。

現在は、死刑待ちをしているということでしょう。自分の死がいつくるのか、恐怖もあるのではないでしょうか。

上田美由紀には5人の子供がいますが、その子供の現在についても気になる人が多いでしょう。あの事件が起こったあと、上田美由紀の子供は国が保護したとされています。

まだ子供だったため、誰かが保護しないとやっていけないのです。現在どうしているのかという確認は取れていません。しかし、現在も国の保護の下、生活しているのではないでしょうか。

親が死刑囚ということで、いつ死刑されるか分からない状態の中で、現在も子供たちは生きているのです。

上田美由紀に対しての判決は、非常に注目されていました。しかし、判決が出たとしても怒りがやまない人は非常に多くいるのです。というのも、上田美由紀がこのまま生きていくにも死刑になったとしても、国民の税金を使っているからです。

仕方がないことだとしても、人を殺した人のために税金が使われると考えたら憤りを覚える国民がいるのも納得がいくことでしょう。

そう考えると、遺族だけでなく上田美由紀に対して恨みを持つ人も多くなっているということです。犯した罪は、かなり重いといえるでしょう。

上田美由紀は、飢えていたものを埋めるかのように殺人を繰り返したように見えます。生い立ちがとても複雑で、育った環境に問題もあります。

この事件の例を見て、子供の育て方というのは考えなければならないというのが良く分かるでしょう。