香水の使用・消費期限は?香水未開封の保存期間は?

香水の使用・消費期限は?香水には消費期限や使用期間はあるのか、未開封の場合と開封後の場合は違うのか、などの情報をご紹介します。また、香水が古くなってしまう原因や香水の正しい保存方法、使用期限が切れたかどうかの見分け方なども取り上げています。

香水の使用・消費期限は?香水未開封の保存期間は?のイメージ

目次

  1. 1香水には消費期限や使用期間の目安があるの?
  2. 2香水の使用期限は?
  3. 3ブランド別の香水の使用期限は?
  4. 4香水が古くなってしまう原因
  5. 5香水の正しい保存方法
  6. 6香水の使用期限がきれたかどうかの見分け方
  7. 7使用期限が切れた香水の使い道
  8. 8香水を捨てる際の注意点
  9. 9香水の容器は利用できる
  10. 10香水の使用期限に気をつけつつ香りを楽しみましょう

香水には消費期限や使用期間の目安があるの?

ついつい新しいものを買ってしまって使い切れずに残ってしまっている香水。貰い物であまり使う機会がなくいつの間にか古くなってしまっていた香水はありませんか。

実は香水というのは消費期限や使用期間の目安というものがあり、保存の方法などにもよりますが、いつまでも良い品質のままに使用できるというわけではありません。

そこで今回は、香水の消費期限、使用期間の目安や香水が古くなってしまう原因、正しい保存方法などについてご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

香水の使用期限は?

実際に香水の使用期限はどのくらいあるものでしょうか。また、これはものにって違うのか違う場合はどのようなところで差が表れてしまうのかという部分についてもご紹介します。

まずはじめにお伝えすべき点は、「香水には使用期限がある」ということです。先にもお伝えしたとおり保存方法によっても多少の差はありますが、使用期限内に使い切るようにすることが推奨されています。

未開封の場合

そして、同じ香水といえども「未開封」と「開封後」では消費期限や使用期間に違いが生まれます。当然ながら未開封のほうが使用期限は長いです。

香水が未開封の場合の消費期限、使用期間については「3年」とされています。香水というのは化粧品に分類される商品となっていますので、法律によって「未開封の状態で3年」は使用期限を設けるように決められているのです。

正しくは、「製造、輸入後に適切な保存条件のもとで3年以上超えて性状や品質が安定している化粧品は使用期限表示の対象から除外される」となっており、香水には使用期限の表示がないので、最低でも3年は使用期限があるということです。

開封後の場合

香水を開封した場合には未開封の状態の3年ほどは使用期限がないケースがほとんどです。香水に限らずどんな商品でも開封してしまうと空気に触れるなどで劣化が早まりますから、やはり期間は短くなります。

保存方法などによって差は生まれるものの、おおよその開封後の使用期間の目安としては「1年」とされています。開封したら1年くらいで使い切るのが良いということです。

デパートのコスメエリアでの購入や、ハイブランドの香水を購入した場合など知識ある店員がいる時にも、「開封後は1年を目安に」ということを言われることが多いです。

ブランド別の香水の使用期限は?

香水には様々なブランドがあります。香水だけではなくバッグや財布など様々な商品を世に生み出しているハイブランドが手がけている香水もあります。

そんなブランドが数ある中で、「ブランド別の香水の使用期限」というのはあるのでしょうか。この点についてこちらではご紹介していきます。

使用期限を確認する方法

香水には基本的に外箱にも香水自体にも使用期限が書いてあるということは少ないです。ですから目で見て数字的に使用期限を確認することは難しいです。

また、開封後となるとたとえ外箱などに使用期限が書いてあったとしても、それは未開封の状態での使用期限を示しているので、やはり使用期限を確認することは難しいでしょう。

ただ、ハイブランドの香水は、店頭にてお願いするとブランドの研究所に送って使用期限を調べてくれるところもあります。どうしても使用期限が気になる方はこの方法で調べてみると良いでしょう。

シャネルの香水の使用期限

ブランド別の香水の使用期限で「シャネル」の香水ではどうでしょうか。これは特にほかの香水と変わる部分はありませんので、「未開封で3年、開封後1年」が目安になります。

ちなみにシャネルは先にお伝えしたように「研究所で調べてくれる」ブランドとなっているので、実際の使用期限が気になる場合にはブランドのカウンターまで行ってお願いしてみると良いでしょう。

クロエの香水の使用期限

ブランド別の香水の使用期限で「クロエ」の香水についてですが、こちらについても他の香水と変わる部分はありません。つまり「未開封で3年、開封後1年」です。

ブルガリの香水の使用期限

ブランド別の香水の使用期限で「ブルガリ」の香水についても、やはり同じく「未開封で3年、開封後は1年」というのが使用期限の目安になります。

香水というのは製造工程がほとんど同じなので、ブランドによって変わるということはほとんどないのです。それよりも保存方法や使用方法などによって使用期間に差が生まれることのほうが多いでしょう。

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香水が古くなってしまう原因

香水には消費期限があり、いつまでも保存しておくことはできません。それはいったいなぜなのでしょうか。香水が古くなってしまう原因についてこちらではご紹介します。手持ちの香水が古くなってしまう原因をチェックしてみてください。

温度変化

まず1つ目に挙げられる香水が古くなってしまう原因としては、「温度変化」があります。特に激しい温度変化は劣化するスピードが早まりますので、なるべく温度の安定したところに保存するようにしましょう。

温度変化を起こすと物質というの膨張したり収縮したりを繰り返します。それは分子レベルで物質の内部がかき混ぜられるような状態にもなります。

これが香水には良いものとは言えず、香りのバランスが崩れたり、それによって匂いに変化が起きてしまうのです。そして、その温度変化を繰り返している期間が長いほど変化しやすいので、それが「古くなる」ということになります。

紫外線の影響

次に挙げられる香水が古くなってしまう原因には、「紫外線の影響」があります。太陽などの「光」に含まれる紫外線というのは、あらゆる物質に対して影響を及ぼすものです。

食品や香料を変質させたり劣化されることが知られています。当然これは香水にも言えることで、紫外線があたるところに保存していると品質の劣化は避けられません。

紫外線は太陽光だけではなく、蛍光灯などにもわずかながら含まれていますので、「光があたるところ」を避けて保存するようにしましょう。

空気に触れることでの酸化

香水だけにとどまらず多くのものが「開封後」は品質の劣化が早まります。その原因としては、「空気に触れることで酸化」するからです。香水も空気に触れて酸化することで品質が劣化しますので、これが「香水が古くなってしまう原因」です。

空気中に含まれる成分には色々なものがありますが、その中に「酸素」もあります。酸素というのは人間が生きていくのに必要なものですが、実は非常に危険なものでもあり、あらゆる物質を変質させる力を持っているのです。

カビの発生や細菌の増殖

香水が古くなってしまう原因には様々なものがありますが、こちらでご紹介する最後のものは「カビの発生や細菌の増殖」です。

こちらも基本的には開封後の話になりますが、香水のビンなどの容器内にカビや細菌が発生してしまうケースもあります。これは香水の吹き出し部に直接肌を当ててしまったりすると発生する可能性が高まります。

カビの発生や細菌の増殖を防ぐためには、直接肌に触れないように離して吹きかけるか、コットンなどに取って付けるなど工夫するようにしましょう。

香水の正しい保存方法

香水を正しく保存するにはどのような方法があるでしょうか。基本的にはさきにお伝えした「香水が古くなってしまう原因」を避ける保存方法をおすすめします。それらを含めた具体的な方法をご紹介しましょう。

しっかり蓋をする

香水の正しい保存方法としては、「しっかり蓋をする」というのが挙げられます。多くの香水は「プッシュ」して吹きかけるように容器が作られていますが、そのプッシュ部にも蓋ができるようになっています。

ですが、そのプッシュ部があるおかげで倒したりしても香水がこぼれてしまうことがなく、「蓋をする」というのを怠ってしまうケースも多いです。ですが、それは消費期間を短くしてしまう原因になります。

プッシュ部から液漏れをしないとしても空気は入ります。またカビや細菌の類も入り込むことができます。蓋をすることでそれを多少防ぐことができますので、蓋をして保存するようにしましょう。

直射日光を避ける

香水の消費期間を短くしてしまう原因に紫外線の影響を挙げました。つまり紫外線を避けて保存するのが正しい方法です。

紫外線のもっともたるものは日光になるので、直射日光を避けて保存するようにするのはとても大切なことです。

また、日光の場合は「温度変化」の原因にもなります。温度変化はさきにも挙げたように消費期間に関わるものなので、紫外線、温度変化、どちらも避けるために直射日光は避けて保存しましょう。

冷暗所で保存する

香水の正しい保存方法としては、「冷暗所で保存する」ということが挙げられます。これはつまり「紫外線」を避けるために光を当てないようにすることが目的です。

直射日光のような太陽光ではなくとも光の中には微量ながら紫外線が含まれているケースもあります。蛍光灯は人体に影響するほどではないですが、紫外線が含まれているとされています。

ですから、直射日光はもちろんのこと、太陽の光で明るくなる部屋や場所、蛍光灯などの光もなるべく当たらないような冷暗所に保存すると消費できる期間を長引かせることができます。

香水の使用期限がきれたかどうかの見分け方

香水の使用期限については、ほとんどの場合が「未開封で3年、開封後で1年」でしたが、「いつ買ったかわからない」、「いつ開けたかわからない」という人も多いです。

購入時のレシートを保存しておくとか、開封時の年月日を記載しておくようにしておけば使用期限が分かりやすいので、なるべくそのようにしましょう。

それをしていない、忘れてしまったという場合に、「香水の使用期限がきれたかどうかの見分け方」をご紹介します。

変色している

香水の使用期限がきれたかどうかの見分け方としては、「変色している」というものが挙げられます。もともと透明だった香水が黄色がかっていたりすれば、それは品質の劣化が原因です。

また、黄色がかっているような変色ではなくとも、透明だったものが濁っていたり、透き通ってないような液体になっていれば品質が劣化している可能性は高いです。

匂いが変わる

香水というのは「匂い」を楽しむものですが、その肝心の「匂いが変わる」ことが使用期限がきれた合図とも言えるでしょう。

お気に入りの香水であれば匂いの違いは分かるはずですが、使用期限が切れるほど放置していたような香水だと匂いの違いがわからないケースもあります。

もし、「変な匂い」だと思わないのであれば、そのまま使用しても問題ないケースも多いです。ただ、品質的に直接肌につけるのが心配な場合は衣類に使ったりして直接肌に触れないように工夫するのも良いでしょう。

使用期限が切れた香水の使い道

使用期限が切れてしまった香水は「どうすれば」良いのでしょうか。特に「クサイ」というわけでもなく、普通に良い香りのままのものも多いので、捨てるのがもったないということも多いです。

そんなときに、「このように使っている」という使用期限が切れた香水の使い道アイデアがありますので、いくかご紹介しましょう。

お部屋の芳香剤

使用期限が切れた香水の使い道としては、「お部屋の芳香剤」として使うという方法があります。来客前にシュっと一吹きするだけでもお部屋の芳香剤としての役割は十分に果たしてくれます。

あまり何度もプッシュしすぎると香りが強すぎることもありますし、香水のキツイ匂いを苦手とする人もいるので、その加減には気を使いましょう。

サシェとして使う

使用期限が切れた香水の使い道としては、「サシェとして使う」というものもあります。サシェというのは「匂い袋」のようなものですが、これは使用期限が過ぎた香水ではなくともサシェとして使う人がいるくらいにおすすめの方法です。

コットン素材など天然素材で作られた記事の袋の中に香水を染み込ませたコットンを入れてサシェの完成です。バッグの中やクローゼットの中、玄関や靴箱の中などあらゆるところで使用できます。

アロマのオイル代わりに使う

使用期限が切れた香水の使い道としては、「アロマのオイル代わりに使う」という方法もあるでしょう。アロマのオイルと香水というのは製法は違いますが、「香り」を楽しむという点ではそれほどの違いはありません。

アロマは天然素材が主になり、香水は人工香料がほとんどということでその点での違いはありますが、使用期限が切れた香水をアロマのオイル代わりとして使うことはできます。

香水を捨てる際の注意点

香水の使用期限が切れてしまい、使用期限が切れてしまうほど放置したということで、「今後もほとんど使わない」ことが予想されます。

そういった際には「捨てる」ことになりますが、香水を捨てる際の注意点がありますので、それをご紹介しましょう。

古い香水でも売れることもある

古くなってしまった香水でも多少の香りの変化や変色などはあっても「まだまだ使える」状態であることが多いです。その状態の香水であれば「買い取ってくれる」業者も実は多く存在しています。

リサイクルショップやブランド品を扱っている質店などで香水を取り扱っていれば定価の半額程度で買い取ってくれるケースもあります。気になる場合は、試しに持ち込んだり問い合わせてみると良いでしょう。

香水の正しい捨て方

香水の容器についているプッシュ部は簡単に外れないケースがあるので、マイナスドライバーやペンチなどを使って、怪我に気をつけつつ外しましょう。この時に香水が飛び散って衣類につくとシミになることもあるので、注意してください。

中身はティッシュペーパーやキッチンペーパー、新聞紙などに染み込ませて燃えるゴミとして捨てます。液体ですが排水口にそのまま流すのは環境に良くないのでやめておきましょう。

容器やスプレー部分については各自治体の分別方法に従って、ビンや金属として捨てるようにします。多くの場合、容器は洗浄が必要なので水洗いして乾かしておくと良いです。

香水の容器は利用できる

香水が空になったり古くなったから捨てる、という前に香水の容器が利用できるケースがあるのでご紹介します。まず、ブランドによっては香水の空き瓶を持っていくとコスメ1品などと交換してくれる場合があります。

また、香水の容器はその容器そのものがオシャレなデザインで可愛いものが多いです。この空き瓶を洗って中にビーズなどを入れてディスプレイとして利用するのも良いでしょう。小さいお花の「一輪挿し」として使うのもオシャレです。

コスメと交換してもらったり、玄関やデスク、部屋の出窓のひとつのインテリアとして利用する方法もあるので、捨てる前に検討してみてください。

香水の使用期限に気をつけつつ香りを楽しみましょう

ここまでにお伝えしたように香水には使用期限があります。「未開封で3年、開封後で1年」が目安なので覚えておきましょう。

そして、その期間をなるべく保たせるための保存方法や古くなってしまう原因もお伝えしましたので、それらを参考にしつつ使用してみてください。

素敵な香りのする香水を楽しめるように、そしてたとえ少し古くなってしまっても良い利用方法ができるように、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

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