矢吹二朗(千葉治郎)の現在！千葉真一の弟で仮面ライダーキャストの今

千葉真一の弟で仮面ライダーキャストだった矢吹二朗を知っていますか？兄の千葉真一は言わずと知れた有名なアクションスターで海外進出も果たしたほどの大物俳優です。矢吹二朗も仮面ライダーのキャストとして活躍していました。

矢吹二朗の姪には、俳優の真瀬樹里が、甥には新田真剣佑や眞栄田郷敦がいて身内は、芸能界で活躍している人ばかりです。

この記事では、仮面ライダー俳優矢吹二朗のかつての経歴や、現在の活動などについて説明をしていきます。

はじめに、矢吹二朗を良く知らない人のためにかんたんなプロフィールから紹介していきましょう。

矢吹二朗の本名は前田満穂（まえだみつほ）です。千葉真一の弟ということで一時期は千葉次郎を名乗っていましたが、改名の理由については分かっていません。

やはり芸名と言えども、その後の成功に大きく関わってくることもあるので誰かのアドバイスを受けて変更したのかもしれませんね。

矢吹二朗の兄は千葉真一です。ちなみに千葉真一の本名は「前田 禎穂」です。千葉真一とは全然イメージが違いますね。

千葉真一は、福岡市博多区生まれで二番目の長男として生まれました。父は軍人、母は学生時代に陸上競技をしていたのだそうです。両親はその後千葉県君津市へ転居しています。母親譲りの運動神経の持ち主だった千葉真一は中学から器械体操を始めました。

その後、日本体育大学に進学して練習に励みますが怪我をしたことをきっかけに選手生命が絶たれます。大学を退学したのちに、東映のポスターを見かけ応募し、トップで選ばれたことから俳優としての道に進むことになりました。

千葉真一には、結婚歴が二回あり一度目は野際陽子、二度目の奥さんは一般の方で舞妓さんだったそうです。二度目の奥さんとの間にできた息子が二人、それが新田真剣佑と眞栄田郷敦です。二人とも矢吹二朗の甥にあたります。

ちなみに真瀬樹里は野際陽子との間に生まれた子供で女優をしています。矢吹二朗にとっては3人とも甥や姪と言う事になります。尚二度目の奥さんとも別れており、千葉真一は新田真剣佑を引き取り、奥さんが眞栄田郷敦を引き取ったのだそうです。

新田真剣佑は、松坂桃李や菅田将暉が所属する「トップコート」に所属し映画「ちはやふる」などの人気映画や「トドメの接吻」などに出演し話題となっています。また弟の眞栄田郷敦も「ノーサイドゲーム」に出演を果たすなど今後の活躍が期待されます。

では、ここで本題に戻りましょう。今度は矢吹二朗の経歴について順を追って紹介してまいります。

矢吹二朗は、二男三女の二男として生まれました。1967年に関東高等学校を卒業してからじゃ「文学座附属演劇研究所」に入ります。

文学座研究所での養成期間は、本科1年、研修科2年で矢吹二朗もここの研究所で演劇について学んでいきます。

矢吹二朗は養成所の本科のみ卒業し、その後の研修科には進まなかったようです。そして、社会経験のため、皿洗いやトラック運転手助手、また、バンドボーイなどのバイトをしていきました。

1969年に、フジテレビの「ブラックチェンバー」に「千葉 治郎」の芸名でデビューすることとなります。千葉治郎の芸名は、ブラックチェンバーを書いた「生島治郎」か授かったとされています。

俳優としてデビユーを飾った矢吹二朗は、翌年の1970年にジャパンアクションクラブに入ります。ジャパンアクションクラブは、兄である千葉真一が主宰していたクラブです、そこで兄と同じくアクションスターを目指すことになったのです。

その後は、特撮ドラマやアクション作品などに出演していくようになりました。仮面ライダーは藤岡弘が大怪我をしたため急遽出演が決まったものでですが、それ以降も石ノ森章太郎原作の「ロボット刑事」などのアクションものに出るようになりました。

1976年には、丹波プロダクションに移籍して、そこでも活躍をしていきました。しかし、1982年に俳優を引退します。引退理由は「演じる側より、創る側になりたい」だったようです。

それ以外にも、何かと千葉真一と比較されてしまうことへの悩みも抱えていたのだそうです。確かに兄の方が目立っていましたし、何かといえば「千葉真一の弟」と紹介されてしまうのも嫌だったのかもしれません。

ここからは、矢吹二朗のプライベートについてみていきたいと思います。矢吹二朗には妻と子供がいるそうです。

矢吹二朗は仮面ライダー撮影中に一般人の奥様と結婚しています。「2日だけ休みをください」と事務所に頼み込んで結婚式を挙げたのだそうです。

仮面ライダーでは「滝和也」役をこなし、それはそれで楽しかったのですが撮影中はお休みがなかったので大変だったとのことでした。

矢吹二朗には、息子が二人います。息子は一般人のようなので情報がありませんが、年齢的にはすでに独立をしているのではないでしょうか。

ここから先は、矢吹二朗の主な出演作品について紹介していきましょう。俳優としてデビューしてから、引退をするまでは、たった13年間でしたが兄千葉真一と共に様々なドラマや映画に出ています。

まずは、矢吹二朗出演のドラマから見ていきましょう。矢吹二朗は主に特撮ドラマへの出演になっていました。

仮面ライダーは、矢吹次郎の代表作となったドラマです。彼はショッカーを追うFBI秘密捜査官「滝和也」の役で初代仮面ライダー第11話より登場しました。

何故11話という中途半端な登場の仕方になったのかと言えば、主役の藤岡弘が撮影中に大怪我を負ってしばらく出演する事が出来なくなったからです。そのため最初にはなかった「滝和也」の役を作り上げて登場する事となりました。

仮面ライダー2号＝一文字隼人（佐々木剛）という役も藤岡弘の怪我のために急遽作られた役です。予定していなかった役柄にもかかわらず、どちらも大変人気が出て、今でもこの二人のファンは多いです。

ロボット刑事は、フジテレビで放送されていた石森章太郎作の漫画をドラマ化したものです。ここでは矢吹次郎は新条強役として出演しています。

次は、矢吹二朗出演の映画を二つ紹介しましょう。どちらもアクションものの俳優として出演しています。

仮面ライダー対ショッカーは、1972年3月に公開された東映の映画です。矢吹二朗はここでももちろん「滝和也」役として登場しています。

横浜暗黒街 マシンガンの竜は、1976年2月に東映で公開された映画です。母子ともにギャングの二人が起こす事件を描いたストーリーです。主演は菅原文太で、他にも岩城滉一や千葉真一など豪華キャストが揃いました。矢吹二朗は、瀬川次郎役で出ています。

さて、役者を引退した後の矢吹二朗は現在何をしているのでしょうか。矢吹二朗の現在について説明をしていきます。

矢吹二朗は、引退後は古着屋経営をしたり、千葉県にて森林の保護監視員として活動していました。その後2008年には、特定非営利活動法人森林デザイン研究所を設立する事となります。

現在は東京ドイツ村に勤務し、自身が企画した「ジージの森」を運営しています。子供の頃に遊んでいた自然の遊びを教えたいとの趣旨が合っての事だと言います。

矢吹二朗の現在の画像ですが、こちらに掲載できるような画像はありませんでした。

矢吹二朗(千葉治郎)の現在を調べてみました。千葉真一の弟で仮面ライダーキャストだった矢吹二朗は、現在は芸能界を引退し、会社の代表として働いていました。現在は一般人として活動していますが、今後の活躍に期待したいと思います。