熊の手(手のひら)の料理の味は?中国の伝統料理の食べ方や値段も紹介

熊の手の料理があるというのを知っていますか?熊の手は、中国の伝統料理に使われる食材とも言われていますが、かなり高級な食材です。今回は、熊の手が食べられることについてや、熊の手の高級さなどに注目して、熊の手の料理を紹介していきます。

熊の手(手のひら)の料理の味は?中国の伝統料理の食べ方や値段も紹介のイメージ

目次

  1. 1熊の手を食べるって正気なの?
  2. 2熊の手とは?
  3. 3熊の手は食べられるの?
  4. 4熊の手を使った伝統料理を紹介
  5. 5日本で熊の手料理が食べられる中華料理店
  6. 6熊の手以外のゲテモノ食材を紹介
  7. 7現在熊の手は食べられない?
  8. 8熊の手は食べられていた過去がある

熊の手を食べるって正気なの?

熊の手を食べるというのは、普通に考えるとありえないと思うことではないでしょうか。しかし、世界には色んな食文化があります。日本では、「熊の手は食べない。」とか、「熊自体食べないのでは?」という考えをする人が多いでしょう。

しかし、国によっては熊の手を食べる国もあるのです。熊の手を食べると聞くと、残酷な気もしますが、それが当たり前の文化なら、日本で牛肉や豚肉を食べるのとさほど変わらない感覚で熊の手を食べるのではないでしょうか。

今回は、熊の手を食べることについて紹介していきたいと思います。熊の手は、どんな風に料理されたりするのかも見ておきましょう。

熊の手とは?

熊の手というのは、その名前の通り、熊の手の部分です。動物の熊が持っている手を熊の手と言います。熊の手は、人間の手と違いますが、人間の手のように指があって爪があります。

熊の手の爪のほうが、人間の爪よりも長くて凶暴なのではないでしょうか。

熊の手は食べられるの?

そもそも、熊の手は食べることができるのでしょうか。熊の手を食べたことがない人が日本ではほとんどでしょう。そのため、熊の手は食べられないのでは?という意見が当然出てくるものです。

実際に、熊の手は食べることができるのかについて見てみましょう。

中国では伝統的な高級食材

熊の手は、日本では馴染みがないように感じますが、実は同じアジアの中にある中国では熊の手は伝統料理になっています。つまりは、熊の手は、中華料理に出てくる可能性があるということです。

ちなみに、かなりの高級食材ですので、中国にいったら必ず熊の手を食べることができるとは限りません。中国で食べられている熊の手ですが、中国の人にとっても貴重なのではないでしょうか。

熊の手の値段

熊の手は、非常に貴重で、非常に高級なものです。熊の手は、片手分だけでも3万円~5万円ほどすると言われているので、本当に高級です。

また、熊の手は左手が最上級とされています。右手のほうが左手より高級で貴重と言われることもありますが、左手が高級とのことです。熊がはちみつを食べる手に味が染みこんでいるということから、左右どちらかの手が高級と言われているのです。

とても貴重すぎる熊の手は、中国でも、裕福な人しか食べることができないのではないでしょうか。熊の手を気軽に食べようとは思わないことです。

熊の手の味は?

熊の手の味ですが、豚足のような味だといわれています。また、クラゲを食べているみたいだという人もいるため、プルプルしたイメージを持つことができるのではないでしょうか。

とても肌によさそうな雰囲気がある熊の手は、好きな人はハマるぐらい好きになれる味でしょう。もしかすると、個人差が激しい可能性もあります。

実際に食べたことがある人は、熊の手の味を味付けによるとする人もいれば、味はおいしいが苦手な人は苦手だろうという感想を持っている人もいるのです。

入手方法は?

熊の手の入手方法ですが、なんとネットなどで購入することができると言われています。しかし、熊の手は価値がとても高いため、入手困難ではあるとされています。

最近は、密輸も多くなっていると言われているので、密輸に関わらないようにしなければなりません。

下ごしらえの仕方

熊の手の下ごしらえの方法ですが、とても手間がかかると言われています。下ごしらえをするのには、数日という時間が必要になります。まずは、熊の手についている熊の毛を抜かなければなりません。この作業は大変ですが、怠れない作業です。

毛を抜いたら、熊の手を柔らかくしたり、臭みをとったりするために、にんにくなどを使用してじっくりと煮込んでいきます。さらに、赤ワインや調味料を用いて煮込みます。

最後に爪をはがしておきましょう。爪ははがさなくてもいいのですが、食べやすくするためにはがしたほうがいいと思う人もいます。ただ、中華料理などでは爪がついたまま出てくることもあります。

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熊の手を使った伝統料理を紹介

熊の手を使った伝統料理について紹介します。中国では、熊の手は伝統的な高級食材とされていますが、どんな料理があるのでしょうか。

日本人的には、熊の手の料理というのはレシピも思い浮かばないほどのもののはずです。中国ではどんな風に料理をして食べられているのか見ていきましょう!

熊の手そば

熊の手そばは、熊の手を用いたそばですが、あまりにも高額な値段がすることでも知られています。非常にグロテスクなそばに仕上がっているようにも感じますが、そばがあっさりしているので、熊の手の味を楽しむことができるのではないでしょうか。

日本でも、熊の手そばを出している店舗があるようですが、かなり高額です。熊の手がまるごと1つ煮込んだ状態で入っていて、そばのトッピングとして盛り付けられえています。食べたことがある人はいるのでしょうか。

熊の手の煮込み

熊の手の煮込みは、中国の伝統料理にもあるのではないでしょうか。熊の手を赤ワインなどで作ったソースで煮込んで柔らかくしているものです。

きっと味はおいしいのでしょうが、見た目がどうしても熊の手の形が残っているのが気になる人も多いでしょう。ただ、食べたことがある人は、熊の手の煮込みはおいしいといっている人が多くいます。

しかし、熊の手の煮込みも高級料理のため、そんなに簡単に食べることはできないでしょう。

熊の手入りスープ

もしかしたら、これなら食べられるかもしれないと思うのが、熊の手入りスープではないでしょうか。姿形が分からなくなっていれば、比較的食べやすいでしょう。

ただ、熊の手入りのスープも高級料理であることには変わりありません。

熊の掌の醤油煮込み

熊の手の煮込みは色々ありますが、醤油煮込みという料理の方法もあります。熊の掌の醤油煮込みは、しっかりと味がしみこんでいればおいしいものではないでしょうか。

ただ、どうしても姿煮みたいになるので、苦手な人は苦手でしょう。しかし、かなりの高級料理であることには違いありません。

日本で熊の手料理が食べられる中華料理店

多くはありませんが、日本でも熊の手を食べることができる中華料理店があるので、紹介します。気になる人は是非訪れてみてください。

ただ、熊の手の料理は、想像以上に高級で、想像以上に値段が高いため、かなりの覚悟が必要になるということは覚えておいてください。

宮廷料理 涵梅舫

銀座にある中華料理のお店です。中国の宮廷では、熊の手の料理は欠かせないものとして出されていたと言われています。そのため、このお店でも熊の手を出しているというのです。

かなり高級なお店で、著名人にも親しまれている場所です。本格的な中華が楽しめるのですが、ランチで訪れるとリーズナブルな中で高級さを味わうことができるとも言われています。
 

住所 東京都中央区銀座2-4-6
営業時間 11時30分~14時30分、17時30分~22時

趙楊

このお店が、日本国内でも最多の熊の手の料理を出しているお店ではないかと言われています。そのため、熊の手がどうしても食べたいというときは、ここを訪れたほうがいいでしょう。

味付けも様々で、本格的な中華のシェフがレシピを作っているため、中国の本場を味わうこともできるのではないでしょうか。
 

住所 東京都港区新橋1-5グランベル銀座ビルⅡ
営業時間 17時30分~21時30分

虎萬元

ここでは、ツキノワグマを主に使って熊の手の料理を出しています。臭みを取るために薬膳料理にしているため、比較的熊の手が食べやすいと感じるのではないでしょうか。

薬膳料理が苦手な人にとっては、より食べにくくなる可能性もありますが、臭みがないというだけでもおいしいと感じやすいはずです。
 

住所 東京都港区南青山7-8-4高樹ハイツB1F
営業時間 11時30分~15時30分、17時30分~22時

熊の手以外のゲテモノ食材を紹介

熊の手以外にも驚くべき食材があります。日本ではあまり使われることがない食材なので、よりビックリするでしょう。

ここでは、熊の手以外のゲテモノと呼ばれている食材について紹介します。ゲテモノ食材とは、絶対に食べないような食材のことを言います。ただ、日本ではゲテモノと思われていても、その国ではゲテモノにはならないこともあるでしょう。

今回紹介するゲテモノ食材は、日本目線で言うゲテモノ食材です。

トトアバの浮き袋

トトアバの浮き袋は、高級食材の1つです。中華料理では、主にスープに使われることが多いでしょう。トトアバというのは、魚です。アジアでは、1つ1万ドル以上の値がつくというので、かなり高級ということができるでしょう。

あまりにも高級すぎて密輸が出るほどです。絶滅危惧種にもあげられているので、あまり使用することはできないでしょうが、中国の高級伝統料理の食材の1つでしょう。

味はふかひれのようでとてもおいしいといわれています。コラーゲンなどもたっぷり入っていて美容にもいいのではないでしょうか。

センザンコウ

実は、世界で最多の密輸をされていると言われているセンザンコウも食材に使っています。今は絶滅危惧種になっているため、食べることもできなくなってきているのではないでしょうか。

ただ、中国では栄養があるとして食べられてきたものです。また、アフリカでも食べられることがあると言われています。

うろこは、魔除けなどにも使われるということなので、センザンコウは、国によってはかなり重宝される生き物なのです。

牛の陰茎

牛のペニスと言われる部分ですが、これも食用にしています。牛肉は食べたことがあるけど、牛の陰茎は食べたことがない人のほうが多いのではないでしょうか。

ネットでも取引がされているので、高めではありますが、料理して食べることができるでしょう。牛の陰茎を調理していないものを見たら、かなりのゲテモノに感じる人もいるのではないでしょうか。

牛の陰茎は食べた人によるとおいしいといわれています。ただ、調理によって味が変えられるものなので、調理方法でいくらでもおいしくなるものでもあるでしょう。

現在熊の手は食べられない?

熊の手を食べることに対して、現在、中国でも厳しくなっているのでは?という見解があります。中国の伝統料理とも言われている熊の手ですが、食べることができなくなっているのでしょうか。

中国では摘発対象に

中国での伝統領地だった熊の手ですが、現在は野生動物保護法が設定されたことにより、野生動物である熊の狩りが禁止されています。熊だけに関わらず、野生動物全ての狩りが禁止になりました。

そのため、基本的には熊の手はもう食べられなくなっているのです。ただ、現在も完全に取り締まりができているわけではないので、熊の手を提供しているお店もあるとは言われています。

しかし、熊の手を提供したお店は摘発対象になるともされています。

日本でも熊の狩りは禁止?

日本でも、熊の狩りが行われている場所があります。熊は家畜ではないため、野生の熊を狙っています。しかし、熊は保護獣にもなっているため、頻繁な狩りは禁止されています。

ただ、全面的に禁止されているのではなく、期間を定めて狩りをしていいとされているのです。また、熊が増えすぎたときには許可が特別に下りることもあります。

自治体によっては、熊の狩りは絶対にしてはいけないと定めているところもあるので、日本は場所によって熊の狩りに対する認識が違うところもあるのです。

密輸問題がある

熊の手は、あまりにも高級であり高額で売れることから密輸問題も出てきています。熊の手を売ってお金をもうけようとする人たちが熊を殺して熊の手を密輸しているのです。これは、非常に大きな問題です。

以前も、ロシアから中国に向かう列車の中で熊の手が大量に見つかったといわれています。中国のブラックマーケットなどで売るために密輸している人もいるのです。

しかし、熊の手の密輸は法律違反です。これは、懲役や罰金などの刑を受けるにふさわしい罪になります。密輸は、とても重い罪なので、絶対にしてはいけません。

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熊の手は食べられていた過去がある

熊の手を食べるというのは、熊を食べるというのと変わらない行為ですが、実際に熊の手を食べるという伝統が中国にはあったのです。中国の歴史はとても長く、とても深いものなので、日本では考えられないようなことが多々あるでしょう。

食文化は、色んな国で違いがあるため、熊の手を食べるという中国の文化があるということは頭に入れておきましょう。ただ、今では法律も出来て、動物を保護する方向に向かっています。

そのため、熊の手を食べるというのも伝説になっていくのではないでしょうか。熊と人間が上手に共存し、他の野生動物との共存もできるようになることのほうが、熊の手を食べることよりも大事なのです。

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