犯人がわかっている未解決事件!迷宮入りした事件は現在はどうなった?
犯人がわかっているのに未解決になっている事件というのがあるのをご存知でしょうか。なぜ犯人がわかっているのに未解決なのか不思議で仕方ない人も多いでしょう。今回は、迷宮入りした事件について紹介します。未解決事件の謎に迫りましょう。
目次
犯人がわかっている未解決事件の詳細や現在を調査
犯人が分かっているにも関わらず、未解決なままの事件が日本にはあります。犯人が分からないから未解決というのであれば、まだ理解できるものの、なぜ犯人が分かっているのに未解決なままなのでしょうか。
今回は、犯人が分かっているのに未解決な事件について紹介します。
時効制度は廃止された?
未解決事件というと、真っ先に思い浮かぶのが時効制度ではないでしょうか。時効とは、ある一定の期間を超えると、罪を問うことができなくなるものです。かつての日本には、時効制度がありました。
しかし、2010年には最高刑が死刑になる殺人事件においての時効制度が廃止され、それ他の罪になる殺人事件においては、時効期間が倍になるという措置が取られるようになりました。
そのことにより、凶悪事件における犯人を特定する時間が以前よりも増えて、未解決事件も減るかのように感じますが、実はまだまだ未解決事件はあるのです。
日本の犯人がわかっている未解決事件【八王子スーパーナンペイ事件】
八王子スーパーナンペイ事件は、1995年7月30日に八王子のスーパー「ナンペイ」において起きた事件です。この事件は、捜査特別報奨金制度の対象にもされています。
犯人が分かっているのに未解決事件になっているとのことですが、詳細について調べていきます。
事件の経緯と詳細
セブンイレブンに寄ったら貼ってあった。
— 渡辺琢斗 (@takuto4750) October 9, 2019
八王子スーパーナンペイの強盗殺人事件。
20年以上前の未解決事件も見事に解決❗、なんてテレビドラマのようにはいきませんね。
どうか犯人に惨たらしい天罰が下りますよう、あるいはもう下っていますように。
生きる資格の無い人間は確実に存在する。 pic.twitter.com/EPeOllmWUE
この事件は、スーパーナンペイ大和田店にて、拳銃を持った犯人に女性従業員3名が殺害されたものです。被害者の中には、17歳や16歳の高校生もいました。
女子高生の口を粘着テープで貼り付け、2人の手を縛り付けて至近距離から拳銃で後頭部を撃って殺害しています。もう1人の40代のパートの女性は、殴られた後に左右の額に拳銃で撃たれて殺害されました。これだけの犯行を犯人はものの数分で行っているのです。
金品が盗られた様子もなく、強盗説か怨恨説ではないかと言われています。犯人はそのまま逃走しました。その後、指紋がほぼ一致する日本人がいたり足のサイズが分かったりしているのですが、解決されていないままです。
犯人が捕まらない理由は?
昨日の夜中にたまたま『激動! 世紀の大事件V』の録画観て気づいたんだけど、23年の今日は「八王子スーパーナンペイ事件」事件当日なんだよね。世田谷一家殺人事件と同じく、調べれば調べるほどゾワゾワくる未解決事件。 pic.twitter.com/iZdX22vl7W
— buzzhead (@buzzzz1970) July 30, 2018
この事件では、犯行に使われた粘着テープに犯人のものではないかと言われる指紋が付着していました。指紋は、8点で一致したのですが、12点の一致が得られないとダメだというルールがあるため、完全な証拠にはなりませんでした。
この人物は、元運送業の男性ですが、知人に暴力団関係者がいたことから、拳銃を手に入れることは容易であったのではないかと言われています。しかし、この男性は、2015年よりも10年ほどまえに亡くなっています。
また、中国の元日本人死刑囚の証言により強盗に加わっていた中国人男性が怪しいと言われ調べたところこの事件の供述は得られなかったとされています。
八王子スーパーナンペイ事件のその後
八王子スーパーナンペイ事件は、その後も捜査が続けられています。2018年には、この事件が起きたときに買い物をしていたカップルが犯人を見た可能性があるとして、そのカップルを探し続けています。
さらには、事件が起きた事務所の灰皿に残されていた口紅がついたタバコの吸殻があるのですが、このタバコの吸殻は被害者の女性とは違う女性が吸ったものということが分かっています。
そのため、事件の直前に事務所に出入りしていた女性がいるとして、その女性についても捜査しています。この事件は、もう少しで時効になりそうだったところ、法が改正されたことで時効にならずに長期捜査をすることができています。
日本の犯人がわかっている未解決事件【加古川小2女児殺害事件】
2007年の10月に起きた殺人事件です。被害者は、まだ小学校2年生の女の子でした。兵庫県加古川市の自宅前で殺害されたというとても残虐的な殺人事件です。
自宅には、家族もいたというのに、自宅に入る直前に殺されてしまったのです。この事件も未解決事件になっています。詳細について紹介します。
事件の経緯と詳細
鵜瀬柚希ちゃん(当時7歳)が何者かに殺害された事件から10月16日で12年が経過した。事件のあった加古川市近辺では、女児に対する暴行事件や猫などの小動物への惨殺事件が多数発生していたが、それらと柚希ちゃん殺害事件が同一犯なのかは未だ明らかではない。#未解決事件 pic.twitter.com/sNr177qUNQ
— ゆう (@you_mikaiketu) October 17, 2019
被害者の女の子は、自宅近くの公園に行った後、自宅に帰り自転車を止めて家に入ろうとしたときに、何者かに胸と腹部を刺されて亡くなっています。被害者の女の子の悲鳴を聞いて家族が飛び出してきたのですが、犯人は既にいなかったのです。
女の子はすぐに救急車で運ばれたのですが、救急隊員が犯人について聞いたところ、「大人の男」と答えています。結局は、失血死で亡くなってしまいました。
まだ小さい女の子が、大人の男と答えるということは、顔を知らない男性の犯行である可能性が高いと言われています。
犯人が捕まらない理由は?
この事件は、「津山小3殺害事件」という事件の犯人である勝田州彦被告が犯人ではないかと言われています。その理由は、同じ犯行で殺人事件を起こしているからです。
勝田被告は、女の子しか狙っていなく、女の子の痛がる顔を見たかったことが犯行の動機と言われています。勝田被告が犯人ではないかと言われてはいますが、まだ未解決なままです。
また、動物虐待事件なども起こっており、その犯人とも同一人物ではないかとされています。色んな犯人像があることから、犯人の特定が難しいとも言われている事件です。
加古川小2女児殺害事件のその後
2008年に捜査特別報酬金制度の対象事件になりました。その後は、犯人の目撃情報などを集めているのですが、解決はしていません。現在でも情報の提供を呼びかけられている事件です。
日本の犯人がわかっている未解決事件【三億円強奪事件】
1968年12月に発生した事件です。この事件は、窃盗事件ですが、結果的に公訴時効のために未解決事件のまま終わってしまったのです。
当時はまた、時効の廃止がされていなかったために時効が執行されてしまったのです。
事件の経緯と詳細
この事件は、東京芝浦電気の従業員のボーナスである約3億円が、偽の白バイ隊員によって奪われた窃盗事件です。1968年12月6日に日本信託銀行の支店長に対して脅迫状が届きます。内容は、女性に300万円を持ってこさせるというものでした。
もし持ってこないと支店長の家を爆破させるという脅迫だったにも関わらず、犯人は現われませんでした。その後、東京芝浦電気のボーナス約3億円を現金輸送者が運んでいたところ、白バイが道を防ぐように立ちはだかります。
そして、「ダイナマイトが仕掛けられている」という嘘をつき、自分で発炎筒を点火し「早く逃げろ!」と全員を現金輸送車から離れさせて輸送車を運転して逃走したという事件です。
犯人が捕まらない理由は?
この事件発生前に、多摩農協脅迫事件というそっくりな事件が起きており、おそらく同じ犯人だと言われています。現場には、犯人のたくさんの遺留品も見つかっているため、犯人特定もすぐにされるものと思った人も多いでしょう。
犯行はおそらく単独ではなく、グループで行われたとのことです。遺留品の中には女性のイヤリングもあったため、女性もグループにはいるとされています。また、少年Sという当時19歳の男性が犯人ではないかと言われたこともあります。
このSのモンタージュ写真が掲載されたときは、犯人に似ているという人もいました。しかし、Sは青酸カリで自殺したといわれています。結局は時効でこの事件は未解決なままです。
三億円強奪事件のその後
この事件のその後ですが、映画化などもされています。時効が成立した後には、自分が犯人だと名乗り出る人も多く出ました。
結局は、未解決で終わったために、謎ばかりが残された事件になっているのです。テレビで特集を組まれることも多々あります。
日本の犯人がわかっている未解決事件【北関東連続幼女誘拐殺人事件】
1979年以降に起きた事件です。まだ小さな女の子の連続誘拐殺人事件や、失踪事件が起きたのですが、未解決事件になっています。
被害者となった女の子は、4歳から8歳という非常に若くて将来がある子供でした。
事件の経緯と詳細
栃木県と群馬県で発生した事件ですが、1979年8月に栃木県足利市で当時5歳の女の子が行方不明になり、6日後に全裸でリュックサックに入れられて死亡しているところが発見されました。
次に、1984年11月に栃木県足利市でパチンコ店で行方不明になった5歳の女の子が後日白骨遺体で発見されています。さらに、1987年群馬県で8歳の女の子が行方不明になり、白骨遺体の一部が発見されました。
そして、1990年に4歳の女の子がパチンコ店で行方不明になり、翌日河川敷で全裸になっている遺体として発見されています。1996年に4歳の女の子がパチンコ店で行方不明になった事件も関連性があるとされています。
犯人が捕まらない理由は?
この事件は犯人の目撃者がいて、ルパン3世に似ていると言われたことも有名です。さらに、1990年の事件のときには、DNAが一致したとのことで幼稚園バスの運転手をしていた男性を逮捕しています。
しかし、その後、DNA検査の精密度が低いことから再度検査され、DNAが一致せずに2000年に無期懲役になった犯人とされた男性は、2010年には無罪になって釈放されました。
この事件により、警察の捜査がずさんであることなども指摘されています。数多くある冤罪の1つではないかとも言われているのです。冤罪が明らかになったことから、警察の信用が薄いとされているため、犯人も特定できないとされています。
北関東連続幼女誘拐殺人事件のその後
この事件のその後ですが、テレビなどで放送され、捕まった犯人は冤罪だとするキャンペーンも行われました。また、2005年に栃木で小学1年生の女の子が殺害された事件があり、北関東連続幼女誘拐殺人事件と似ているといわれました。
2014年に被疑者が検挙されましたが、年齢的にこれまでの事件には関与していないと言われています。また、この事件でも、被疑者は無罪を主張しており、今でも争われています。
この事件は、警察のミスが過去に起きた事件でもあるので、DNA鑑定などの信憑性も疑われやすいのです。
日本の犯人がわかっている未解決事件【石川舞ちゃん行方不明事件】
この事件は、神隠しではないかとも言われた事件です。子供が他にも一緒にいたにも関わらず、石川舞ちゃんだけが行方不明になりました。
1991年の7月に起きた未解決事件です。
事件の経緯と詳細
福島県で起きた事件で、当時親戚が自宅に遊びに来ていたのですが、石川舞ちゃんは親戚の子供2人と一緒に3人で同じベッドで寝ていたのです。しかし、深夜に石川舞ちゃんだけの姿がなくなっていたのです。
石川舞ちゃんがいなくなるときに、深夜に寝室に男性が入ってきて、石川舞ちゃんと雑談をし、鍵がかかる部屋の鍵を舞ちゃんがあけて一緒に男性といなくなったという証言があります。
この男性が犯人ではないかと言われています。また、石川舞ちゃんは、車で連れ去られたという事実もあります。警察犬を使っての捜査で、警察犬が家の前で止まってしまったことから車での犯行だったのです。
犯人が捕まらない理由は?
石川舞ちゃんを連れ去った犯人は、住み込みで働いていたKという人物です。この事件では、石川舞ちゃんの顔見知りによる犯行として、家族も疑われました。しかし、当時遊びにきていた女の子が、Kが石川舞ちゃんに「夜12時に遊びに行こう」と誘っていたのを目撃しています。
さらに、Kは石川舞ちゃんの親戚の恋人でもあり、当時旅行する予定だったのを石川舞ちゃんの父親が用事をお願いしたためにいけなくなったとのことです。その恨みから、石川舞ちゃんを連れ去ったのではないかと言われています。
石川舞ちゃんの父親は、「犯人は分かっている」と言っているのですが、子供の証言を頼りにしていることなどから、警察が信用性にかけるとして犯人逮捕にまで至っていないとのことです。
石川舞ちゃん行方不明事件のその後
石川舞ちゃん行方不明事件のその後ですが、石川舞ちゃんの父親は会社をたたんでいます。そして、犯人だと確信していたKのことを張っていました。しかし、何も証拠を掴むことはできなかったと言っています。
結局、今も石川舞ちゃんは行方不明のままどうなっているのか分からないのです。ポスターなどを貼って情報を求めたりもしたのですが、kが犯人という決定的な事実がないために捜査が動きません。
K自身は、石川舞ちゃんがいなくなったときに一緒にいなくなっていたために疑われ2週間に及ぶ取調べも行われたのですが、結局は何もわからなかったとのことです。
日本の犯人がわかっている未解決事件【王将社長射殺事件】
2013年12月に起きた王将の社長が射殺された事件です。この事件が記憶に残っている人も多いでしょう。王将というと、全国的にも有名なので、その社長が被害者となる事件が起きたというのは衝撃が走ったものです。
この事件は、未解決事件としても有名です。日本における未解決事件としては、近年を代表するものではないでしょうか。
事件の経緯と詳細
こんにちはヘクス・イン・ゲームズです。
— ヘクス・イン・ゲームズ (@hexingames) December 19, 2018
今日は餃子の王将の社長が射殺された日です。
日本において射殺!
しかも飲食店の社長が!
当時はちょっと驚きました。
あんな優しい笑顔で餃子を焼いている社長がなぜ?
いったい誰が?
事件はまだ未解決のままです。 pic.twitter.com/dlbnrZb6Bj
2013年の12月、王将本社前にて、社長自らが運転する車付近で心肺停止で倒れているところが発見されました。車から降りたところを待ち伏せしていた犯人に至近距離で撃たれて亡くなったという事件です。
朝5時30分には家を出て、掃除をするために5時45分には本社についていたとのことです。4発もの銃弾が打ち込まれたのですが、全てが致命傷となったのです。
犯人はバイクで逃走したということが分かっているのですが、未解決事件として今でも扱われています。
犯人が捕まらない理由は?
王将社長射殺事件の犯人は、2015年に現場に残されていた遺留品のDNA鑑定により九州の暴力団組員の人物と一致しています。暴力団自体が、企業を狙った犯行をしていたことも理由とされ、犯人ではないかと言われているのです。
様々な証拠が揃っているにも関わらず、特定するまでには未だ至っていません。また、中国人女性も犯人に浮上しています。この女性はヒットマンと呼ばれており、犯行の手口から怪しまれているのです。
しかし、この中国人女性もまた、裏社会との繋がりがあり、個人を特定するに至っていないと言われています。さらには、中国に逃亡したという情報もあります。
王将社長射殺事件のその後
この事件のその後ですが、犯人特定までもう一歩ということから、今でも捜査が行われていると言われています。九州方面をかなり捜査したとのことですが、なかなか逮捕までは難しいというのが現実でしょう。
2014年に、「追悼餃子」として約2000万人の人が、社長の冥福を祈って来店したことでも知られています。
日本の犯人がわかっている未解決事件【島根女子大生バラバラ殺人事件】
2009年11月に起きた事件です。犯人特定に、とても時間がかかったことでも有名ですが、犯人が分かっていても逮捕できていない未解決事件としても有名な事件です。
事件の経緯と詳細
#読売新聞 #朝日新聞 #毎日新聞 #東京新聞
— 佐伯まお (@saekimao006) October 26, 2019
福岡美容師バラバラ殺人事件
島根女子大生バラバラ殺人事件
ともに内臓がなくなっていて、臓器売買目的だと分かります。
惨殺の手口まで似ていますが、同一組織の可能性に触れません。 pic.twitter.com/YUWPeQ5Wbe
2009年11月に発覚した事件ですが、被害者の女性は10月26日から31日にかけて殺害されたと推定されています。バイト先で見かけたのを最後に消息が分からなくなったと言われています。両親が捜査願いを出したのですが、中々見つかりません。
そして、11月に山頂付近にて頭部が発見され、その後、左大腿骨の一部や胴体、左足首、爪などが発見されました。無残にもバラバラにされた遺体は、損傷が激しいとされ、残虐的な事件として扱われています。
犯人が捕まらない理由は?
事件から7年が経過したときに、ある男性が犯人ではないかという情報が出てきました。矢野富栄という男性で、普段はイケメンでエリートな人物です。この男性が持っていたカメラに、被害者女性がバラバラにされる様子が残されていました。
女性がバラバラにされた場所も、犯人と思われる男性の部屋だったとのことです。そのため、この男性が犯人で間違いないと言われているのですが、この男性は、女性の遺体が発見された2日後に交通事故で命を落としています。
性格的にも攻撃性が強く、女性を殺害したといわれても納得できるものだったといわれているのですが、亡くなっているため、不起訴処分になりました。
島根女子大生バラバラ殺人事件のその後
2009年に起きたこの事件は、2017年に犯人死亡による不起訴で処分されています。あまりにも残虐的な事件だったため、情報提供なども集っていました。
また、この事件をきっかけに10月26日を「いのちと安心安全の日」に浜田市が制定しています。
海外の犯人がわかっている未解決事件
海外の犯人が分かっているのに未解決になっている事件について紹介します。犯人が日本人でなかったり、日本で起きた事件でないものでも、犯人がわかりつつも解決していない事件もあるのです。
切り裂きジャック
被害者は美しい男女って男もターゲットに入るんだ…?
— 透 (@happydoraemon59) November 2, 2019
PVでワトソンが「モリアーティのことが心配なんだね(多分シャーロックに言ってる?)」とかシャーロックが「命を狙われてるんだな、切り裂きジャックに」「必ず敵を打つ」とか言ってて、あの、まさか、まさかモリアーティ殺されたりしないよね… pic.twitter.com/vWi6N2s3s1
1888年にイギリスのロンドンにて約2ヶ月にも渡って5人もの売春婦がバラバラに切り裂かれた事件です。この事件の犯人は、ポーランド人のアーロン・コミンスキーと言われています。なぜ彼が犯人なのかというと、被害女性についていたDNAと一致したためです。
しかし、このDNA鑑定は不確実なものだとも言われてバッシングの対象になりました。DNAの突然変異が起きたなどの記述もあることから、ますます捜査が怪しいといわれたのです。
結局この事件は、既に100年以上の時間が経過し、未解決なままなのです。
悪魔の詩訳者殺人事件
悪魔の詩訳者殺人事件
— 不気味な未解決事件bot (@coldcase_bot) October 27, 2019
'91/7/11に発生した殺人事件である。
五十嵐は'90年に『悪魔の詩』を邦訳しているが、当時イランの最高指導者・ホメイニ師が同書の著書らに対して処刑宣言を出していた。実行犯が国外逃亡したと仮定した場合は公訴時効は成立していないことになるが、2006年7月11日公訴時効が成立 pic.twitter.com/183qZUDuTA
1991年7月に起きた事件です。筑波大学の教授が大学内のエレベーターホールで殺害されました。首に3箇所の刺し傷があり、どれも頚動脈にまで届くほどの深い傷だったといわれています。さらには、胸や腹にも刺し傷がありました。
首を切る殺害方法から、イスラム式の犯行と言われ、事件の一年前に翻訳した悪魔の詩は、反イスラム的要素が含まれていたと言われています。犯人と疑われた留学生のバングラディッシュ人ですが、突如帰国しています。
もう1人シーア派のイラン人も疑われています。しかし、バングラディッシュ人は海外に逃亡しているために捜査できないことが判明しています。そして、イラン人のほうは、イランと日本の関係性を悪化させないために逮捕できていないと言われているのです。
犯人がわかっている未解決事件の行方に注目
犯人がわかっているのに未解決として扱われているというのが、遺族としてはとても辛いのではないでしょうか。また、犯人という疑いをかけられている人もどんな気持ちで過ごしているのか不思議でなりません。
最近は、警察の冤罪が問題にもなっています。テレビでも特集が組まれたこともあり、警察のミスにより人生を変えられた人もいるほどです。そのため、未解決事件であれ、どんな事件であれ、捜査が難しいというのは事実でしょう。
しかし、事件が起きて大事な家族を失っている人もいます。未解決事件が1つでも早く解決するように、今後も事件の行方に注目しましょう。