青函トンネルは自動車で通れる?青森(本州)から北海道の料金

本州と北海道を結ぶ青函トンネルの歴史や由来を紹介して、青函トンネルは車で通れるか、車でどうやって通れるかに詳細に答えた記事です。さらに、青函トンネルを通れる北海道新幹線も含めて、現状や料金を説明し、青函トンネルの魅力を語ります。ぜひ、ご参考までに。

青函トンネルは自動車で通れる?青森(本州)から北海道の料金のイメージ

目次

  1. 1青函トンネルとは?
  2. 2青函トンネルで北海道まで自動車で通行できる?
  3. 3青森から北海道に渡るにはフェリーを使う
  4. 4本州から北海道に渡るフェリーの案内
  5. 5青森から北海道に渡るフェリーの料金【人のみの場合】
  6. 6青森から北海道に渡るフェリーの料金【自動車の場合】
  7. 7青森から北海道までフェリーでの所要時間
  8. 8北海道新幹線とは?
  9. 9旅先を青函トンネルに

青函トンネルとは?

青函トンネル(せいかんトンネル)(別名、青函隧道(せいかんずいどう))は、本州と北海道を結び海底トンネルです。青森県と北海道を結び青函トンネルは、津軽海峡の海底を穿通するトンネルで、全長53.9kmであり、愛称は「ゾーン539」です。

鉄道ドンネルとして、良く知られている青函トンネルは、1987年11月に完成され、30年間世界一の長さを記録して日本の誇りになりました。

青函トンネルの由来

青函トンネルの「青」の文字は青森県から由来で、「函」の文字は函館市から由来で、青函トンネルの両端は青森県と函館市だと勘違いしている人はいませんか?

実は、青函トンネルの両端は、青森県東津軽郡今別町浜名(あおもりけんひがしつがるぐんいまべつまちはまな)と北海道上磯郡知内町湯ノ里(ほっかいどうかみいそぐんしりうちちょうゆのさと)です。函館市ではありません。

じゃあ、なんで「青函トンネル」にしたかと疑問を持っているでしょう。実は、青函トンネルを開業すると同時に、80年の歴史を持った「青函連絡船」がリストラになりました。当時、青森と函館との間に、行き来する時、「青函連絡船」という船を使われました。その代替としてトンネルを作ったため、名前もそのまま使い続けていました。

「青函連絡船」はとても大事な役割を果たしましたが、なぜリストラに至るかと思う人がいるでしょう。ここで、かつて心を痛む大惨事は「青函トンネル」のきっかけになりました。

青函トンネルのきっかけ

本州と北海道との間に、津軽海峡があります。普通、船で海を渡るのは容易に考えられます。1910年辺り、人々が船を使っていました。しかし、戦争中の津軽海峡を通過するのに、船を使うリスクが段々大きくなりました。

海上で運行するなら、天気に大きく左右されます。台風があるときは、船は大きく揺れているから、安定な輸送はできない上に、大惨事にも至ります。65年前の昭和28年9月に起きた「洞爺丸台風」による事故は、1,139名の犠牲者も出てしまって、世界海難史上3番目の犠牲者数であったと知られています。

天気に左右するだけではなく、本州と北海道を結び役割として、運ぶ効率をますます追求する時代になった当時に、船だけで効率が悪いことも一つの原因になりました。一回運ぶ量や往復の時間、一日の運行回数と時間制限など、船による貨物運送は不適応だと徐々にわかりました。

これで、「青函トンネル」の建設のきっかけになりました。しかし、「青函トンネル」は完成まで時間が経ちました。最初に1923年から構想され、39年後の1961年でやっと建設開始されて、27年間で1987年に完成されました。全部で65年間かかりました。

青函トンネルは本州のもの?北海道のもの?

もちろん、青函トンネルは、国によって作られた鉄道なので、国有鉄道です。しかし、鉄道トンネルの維持が必要です。だから、管理者は誰かという疑問になります。青函トンネルは、本州と北海道を結ぶ鉄道トンネルなので、本州のものか北海道のものかはご存知でしょうか。

青函トンネルを走っているJRの名前を憶えていますか?ここで、答えが潜んでいます。特に近年新幹線が走れるニュースが、たまに耳に入りますよね。その新幹線の名前は、「北海道新幹線」です。つまり、青函トンネルの管理者は北海道旅客鉄道(JR北海道)です。

青函トンネルで北海道まで自動車で通行できる?

本州と北海道との連結として、鉄道トンネル「青函トンネル」を作った後、自動車でそのまま行きたい人が続々と出ています。では、青函トンネルで北海道まで自動車で通行できますか。答えは、青函トンネルで自動車の通行はできません。

せっかくのトンネルを作るなら、なぜ、自動車でそのまま使えないかと疑問を持つでしょう。まず、計画当時は鉄道トンネルを作りたいでしたから。1920年代では、自動車の普及率は低いし、主な貨物の運送手段は鉄道でしたから、元々鉄道トンネルを開発することになりました。

そして、海の中にある青函トンネルは、とても長いなので、車の通行に一番難しいなのは、換気です。湿度はほぼ100%の環境で、車の通行は不可能です。

青森から北海道に渡るにはフェリーを使う

どうしても、車で北海道へ行きたいなら、どうすればいいでしょうか。それは、フェリーなら通れることが可能になります。青函トンネルが完成される前から、津軽海峡フェリー社により、本州と北海道との間に、主な2つの航路を経営しています。1970年代から、青函フェリー社も参入して、函館港から青森港まで通行しています。

ここで、津軽海峡フェリー社の航路をメインにして紹介します。

自動車が載せられるフェリーで本州の最北端から北海道へ

本州の最北端は青森県の大間町です。大間町から函館まで、津軽海峡フェリーの運行があります。この航路の名前は、ノスタルジック航路です。昭和39年から、日本初の外洋フェリー「大函号」が就航していた以来、この航路が定着になりました。さらに、国道279号線の海上航路にも指定されました。

大函号は、定員478名で、ドラック21台、もしくは、乗用自動車60台の積載量があります。売店はもちろん、足置きができるフットレストやリクライニングシート、豪華なカジュアルシートもあります。癒しのスペースで、身体のリラックスができます。

さらに、スタンダートルームもあり、いくつかのバージョンがあります。ファミリールーム、赤ちゃんルームなども完備しています。特別なドックルームも設置しております。ペットと一緒に旅をしたい人に、ピッタリの選択ができます。

船内には、バリアフリーにも対応しています。エスカレーターには、車いす乗降装置を設置して、優先座席、優先エリア、救急ベッドなども充実しています。身体の不自由な方も、安心で本州と北海道との間に楽しめます。

大間フェリーターミナル

大間町は本州最北端に位置していって、マクロ一本釣りの有名地です。ここの大間フェリーターミナルは2階建てで、ご当地名物のマグロモニュメントが置いてあります。

ターミナルに入ると、1階には発券カウンターとスマートチェックインがあります。2階には食堂「海峡日和」と売店「SEAちゃん」があります。ご当地グルメの特製麺と郷土料理や、お土産などを楽しめることができます。

大間ターミナルまで、自動車は一番お勧めです。むつ市からターミナルまで、自動車なら弱1時間がかかります。国道沿いの279号線を走りながら、海と北海道の景色を味わうことができます。バスも利用できますが、片道だけで2時間かかりますので、疲れ気味の方にはお勧めできません。

自動車が載せられるフェリーで函館から本州へ

函館と青森との間に、歴史から遡って明治27年前から、津軽海峡ロードが存在していました。今は、津軽海峡フェリー社による4隻カジュアルクルーズフェリーがこの航路を走っています。乗用自動車200台~230台、ドラックも65台~71台ぐらい積載できます。快適な客室もたっぷりで、リクライニングシートもあり、自動車旅行に一番お勧めです。

青函フェリー社では、同じく4隻のフェリーが通行しています。定員は103人から300人まで、乗用車も積載できます。ただし、車高の低い自動車は、乗船する際に支障がある可能性があるので、お断りする場合があります。そして、青函フェリー社は、無人車航送も取り扱いしています。自動車だけ送りしたい場合、とても便利です。

青森ターミナル

青森ターミナルは、ユニックなテラス風を持つ2階建てです。船4隻のスペースを用意するために、乗り場も4つあります。それぞれの待機場所や徒歩登場口が異なりますので、乗る前に確認して置きましょう。

ターミナルの1階に、フェリーの発券カウンター、売店「マリンヴィーナス」があります。軽食やお土産に、お勧めです。2階に食堂「ハーバーキッチン」があります。ハーバービューを楽しみながら、良い思い出が作りましょう!3階に観光ブースがあって、津軽海峡エリアの情報が満載です。旅のプランが充実していますので、ぜひ、一度足を運んでください。

ターミナルに、コインロッカーや授乳室も設備しています。そして、施設内では、英語はもちろん、中国語や韓国語の案内も充実しています。ネット環境のWifiも充実していますので、旅先の情報を調べられますので、準備万端で出発しましょう。

ターミナルまで自動車がお勧めですが、青森自動車道、青森IC、青森中央ICのルートをお確認したうえで行きましょう。進路変更や通行情報が紛らわしいので、事前に把握しておきましょう。

タクシーも利用できます。フェリー乗船者限定の特別プランがありますので、安全で安く速く届くことができますので、ぜひ、一度お試しください。

路線バスもあります。フェリーターミナルから青森駅まで、だいたい1時間置き、片道20分以内ですので、時間の余裕がある方にお勧めです。

本州から北海道に渡るフェリーの案内

津軽海峡フェリー社は、2つの航路を運行しています。一つは津軽海峡ロードで、4隻のフェリーが通ります。もう一つはノスタルジック航路で、1隻のフェリーが通ります。青函フェリー社も、青森港から函館港まで航路を持っています。4隻のフェリーが通ります。どちらの航路でも、青函トンネルとの方向と違います。

これから、それぞれのフェリーを案内しますので、ご参考までに。

函館~青森の津軽海峡ロード

この航路では、津軽海峡フェリー社の4隻のフェリーで通れることができます。それぞれの船舶の名前は、ブルーハピネス、ブルードルフィン、ブルーマーメイドとブルードルフィン2です。大きさは多少異なるありますが、客室は同じく6レベルに分類されています。

上層階には、スイートルームとコンフォートルームが設置しています。スイートルームでは、テレビはもちろん、トイレ、シャワールームなど完備しています。

コンフォートルームでは、ソファー式マットレスがあり、マットレスの組み合わせが自由自在でアレンジできるので、旅先で異色な楽しみが作れます。さらに、洗面台も用意していますので、メイクも安心でできます。

客室はすてきな空間!

そして、ブルードルフィン2だけに、とても豪華な客室「プレミアルーム」1室があります。ジャグジーやリビングスペースもありますので、高級感やおしゃれ感が溢れる思い出になります。

スタンダートルームも3種類があって、普通のスタンダートルーム、ファミリールームとレディーススタンダードルームがあります。それぞれのスペースに、荷物置き場がたくさんあって、とても便利です。家族旅行の方、子供連れのママ友なども、自由に選択できますので、ストレス少ない旅ができます。

船内はいろいろな施設も

船頭に可動式リクライニングシートのビューシートが数十個あり、すべては船の進行方向に向けて、美しい景色を味わいながら、思い出が作ります。船の両窓側のプロムナードコーナーにソファーを設置してあり、友達と話しながら、愉快な旅が作れます。

このほかにも、プライベートドッグルーム、ドッグルームやドッグバルコニーもあり、ペットと一緒に過ごすこともできます。共有スペースに、シャワールーム、赤ちゃんルーム、キッズルーム、ゲームコーナー、自販機コーナーもあり、旅中で困らないように、親切で設けています。

青函フェリー社も4隻のフェリー、はやぶさ、あさかぜ21、3号はやぶさ、あさかぜ5号が通行しています。あさかぜ5号では、男性シャワールームだけ設置していますが、ほかの3隻では、男性と女性のシャワールームが設置しています。飲み物やカップ麺の自動販売機が設置していますので、最低限の用意はあります。

函館~大間のノスタルジック航路

この航路では、「大函丸」号で通れることができます。客室が4種類用意しています。ファーストシート、カジュアルシート、スタンダードルーム、ファミリールーム、レディーススタンダードルームです。ドッグルームもありますので、ペットの心配はいりません。

大函丸号では、ロッカー、売店やフリースペースを設置しましたので、短い旅でも困らないようにしています。

青森から北海道に渡るフェリーの料金【人のみの場合】

車両なしで乗船する場合、いろいろな運賃・料金の種類があります。そして、各種の割引もありますので、予約前に確認して置きましょう。

例えば、特殊手荷物運賃がなければ、かつ、同じ航路で往復するつもりなら、予約の時、復路運賃が1割引することができます。但し、往路乗船日より14日以内戻るなら、割引のお得ができます。さらに、インターネットで乗船日まで3ヶ月以内の予約するなら、10%OFFもできます。

上記以外に、団体1割引き、学生団体3割引き、小学生以下の団体特殊運賃など、団体割引があります。個人割引の場合、学生証1割引き、障碍者5割引き、被救護者割引、勤労青少年割引などもあります。

シーズンによって値段が異なる

津軽海峡フェリーの料金は、時期による変動制を採用しています。利用客数の見込み人数によって、期間をA、B、Cの3つ分けられています。

A期間は、客数が少ないときとほとんどの冬時期です。2018年1月5日から4月27日、5月7日から5月31日、10月1日から12月26日、2019年1月5日から3月31日です。料金は一番安い時期です。

B期間は、ゴールデンウイークとお盆時期のような大型連休を避けた客数の多い時期です。2018年1月1日から1月4日、6月1日から7月13日、8月20日から9月30日、12月27日から2019年1月4日です。料金はちょっと高くなります。

C期間は、ゴールデンウイークやお盆休み、夏休みのような大型連休が取れる客数が一番多い時期です。2018年4月28日から5月6日、7月14日から8月19日です。料金は一番高い時期です。

青函フェリー社もシーズンによって、料金が変わりますが、2シーズン制固定運賃を採用しています。10月から5月と、6月から9月までの2シーズンです。シーズンが変わるたびに、料金も変わるので、出発するシーズンを確認しましょう。

津軽海峡ルート

上の図に示したのは、津軽海峡ロード航路の一人当たりの税込料金です。料金は、客室によって異なります。図に示していないですが、ブルードルフィン2にあるプレミアルームの料金は、最も高く、税込12340円~17730円です。

共通の客室では、スイートルームの料金は最も高く、ファーストルーム、コンフォートルーム、ビューシート、スタンダートの順で、料金は低くなります。シーズンによっても、料金が異なります。客数が少ないA期間の料金は最も低く、客数が多いC期間の料金は最も高いです。

ここで、注意しないといけないのは、プレミアルーム、スイートルーム、ファーストルーム、コンフォートルームを使うとき、定員未満の場合、貸切料金が発生しますので、くれぐれも客室の定員人数を知っておきましょう。

料金は学生やシーズンによっても変わる

学生割引はスタンダートに対応して、シーズンにより違います。料金は税込2000円~2880円です。そして、小児の場合、大人の運賃の半額になります。もし、船室を貸し切りしたい場合も可能です。船室貸切料金が発生します。客数により算出しますので、詳細はお尋ねください。

受託手荷物も承りますので、料金は発生します。30kg以下の受託手荷物の料金は、税込610円です。そして、10kg以下の小荷物の料金は、税込510円です。20kg以下の小荷物の料金は、610円です。30kg以下の小荷物の料金は、710円です。

ペットと一緒に乗船の場合、ドッグルームの利用は可能です。料金は、税込1020円です。もし、贅沢にしたい場合、プライベートドッグルームもあります。料金は、税込12340円です。ペット室の料金は、部屋の使用料金のみです。使うとき、さらに運賃を払わないといけないので、事前に把握しましょう。

青函フェリー社は、10月から5月までの料金は1600円です。6月から9月までの料金は2000円です。小学生の料金は、大人の料金の半額です。往復1割引き、学生証2割引きなどもあります。ただし、割引の併用はできません。

青函フェリー社のはやぶさだけ、ステートルームが設置しています。シーズンが変わっても、料金は同じです。1室の貸切料金は、税込6160円です。

ノスタルジック航路

上の図に示したのは、ノスタルジック航路の一人当たりの税込料金です。料金は、客室によって異なります。ファーストシートの料金は最も高く、スタンダートの料金は最も低いです。シーズンによっても、料金が異なります。客数が少ないA期間の料金は最も低く、客数が多いC期間の料金は最も高いです。

学生割引はスタンダートに対応して、シーズンにより違います。料金は税込1630円~2340円です。そして、小児の場合、大人の運賃の半額になります。ドッグルームの利用料金は、820円です。

受託手荷物も承りますので、料金は発生します。30kg以下の受託手荷物の料金は、税込510円です。そして、10kg以下の小荷物の料金は、税込410円です。20kg以下の小荷物の料金は、510円です。30kg以下の小荷物の料金は、610円です。

青森から北海道に渡るフェリーの料金【自動車の場合】

自動車と一緒に青森から北海道にわたるフェリーの料金は、車の種類によって変わります。そして、自動車の乗船にかんするいくつかの注意事項がありますので、ここで紹介します。

車種によって値段が異なる

本州と北海道との間に、色々な種類の車が交わって通行しています。フェリーを使うとき、車種によって料金は変化しています。

自動車は主に軽自動車、6m未満の小型車、6m以上の自動車の3枠に別けられます。軽自動車は一番安くて、大型自動車は一番高いです。そして、16m未満の自動車の料金は、津軽海峡フェリー社のホームページに載っていますが、16m以上の自動車は事前の問い合わせが必要です。

自動車以外にも、二輪車の運賃もあります。自転車、原動機付自転車、バイク、サイドカー・トライクの順で、料金が高くなります。

自動車の場合、運転者1名のスタンダート運賃が含まれていますが、同乗者の分は含まれていないので、乗船の時、気を付けてください。すべての二輪車は、運賃が含まれていないので、乗船運賃が必要です。

津軽海峡ルート

上の図では、津軽海峡ロード航路の自動車一台当たりの税込料金です。軽自動車は普通自動車より安いです。そして、シーズンによって料金は異なります。

大型自動車(6m以上の自動車)の場合、調整料金も入りますので、運賃は急速に上がります。例えば、6m以上7m未満の自動車の料金は、税込34190円になります。15m以上16m未満の自動車の料金は、税込88330円になります。

自動車の長さは16mを超えた場合、フェリーを運行する会社と直接お問い合わせの必要があります。事前に申し込んでください。

上の図では、津軽海峡ロード航路の二輪車一台当たりの税込料金です。自転車の料金は、最も安いです。サイドカーの料金は、最も高いです。そして、シーズンによって料金は異なります。二輪車を使う場合、別の乗船券が必要なので、購入の漏れはしないように準備しましょう。

青函フェリー社は自動車の長さで料金が変わる

青函フェリー社では、自動車の長さによって、料金が変わります。10月から5月まで、4m未満の自動車の料金は、12800円です。5m未満の自動車の料金は、14400円です。6m未満の自動車の料金は、16000円です。

6月から9月まで、4m未満の自動車の料金は、16000円です。5m未満の自動車の料金は、18000円です。6m未満の自動車の料金は、20000円です。

二輪車の場合も、同じく2シーズン制固定運賃を使っています。10月から5月まで、自転車の料金は800円です。原動機付自転車の料金は1600円です。バイクの750cc未満の料金は2400円で、750cc以上の料金は3200円です。サイドカー・トライクの料金は6400円です。

6月から9月まで、自転車の料金は1000円です。原動機付自転車の料金は2000円です。バイクの750cc未満の料金は3000円で、750cc以上の料金は4000円です。サイドカー・トライクの料金は8000円です。

ノスタルジックルート

上の図では、ノスタルジック航路の自動車一台当たりの税込料金です。軽自動車は普通自動車より安いです。そして、シーズンによって料金は異なります。

気付いたかもしれませんが、ノスタルジック航路の普通自動車(6m以下)の料金は、津軽海峡ロード航路の軽自動車の料金と同じです。お安くいきたい場合、値段の比較はご参考までに。

大型自動車(6m以上の自動車)の場合、調整料金も同じく入りますので、運賃は急速に上がります。例えば、6m以上7m未満の自動車の料金は、税込29040円になります。15m以上16m未満の自動車の料金は、税込67120円になります。津軽海峡ロード航路の料金より、5千円から2万円ぐらい安いです。

自動車の長さは16mを超えた場合、フェリーを運行する会社と直接お問い合わせの必要があります。事前に申し込んでください。

上の図では、ノスタルジック航路の二輪車一台当たりの税込料金です。全体的に、津軽海峡ロード航路の料金より410円から3540円くらい安いです。

自転車の料金は、最も安いです。サイドカーの料金は、最も高いです。そして、シーズンによって料金は異なります。二輪車を使う場合、別の乗船券が必要なので、購入の漏れはしないように準備しましょう。

自動車の場合注意すること

前述もありましたが、自動車の場合、いくつかの注意事項があります。例えば、自動車の運転者1名はスタンダード運賃に乗船できます。二輪車の料金には運賃を含まれていません。

自動車の長さは、積荷を含む長さなので、出発する前に確認してください。幅の制限もあります。積荷を含んで2.5mを超えた場合、超える幅25cmごとに運賃の加算がありますので、無駄の支出がないように整いましょう。

極稀ですが、けん引自動車は連結した状態における全長で運賃を計算しますので、けん引されて本州へ戻るとき、支出が多くなりますので、心の準備をおきましょう。

青函フェリー社では、ペットは自動車内の乗船はできますが、客室や徒歩の乗船はできません。そして、毛布の貸し出しはできません。売店もないので、事前に用意しておきましょう。

青森から北海道までフェリーでの所要時間

以上で、料金と各航路を紹介しました。航路によって、通れる料金とフェリーは違っています。続きは、通れる時間について説明します。所要時間も航路によって、随分違いがありますので、出発する前にご注意ください。

津軽海峡ルートの場合

津軽海峡ロード航路は、3時間40分のクルーズが通行しています。函館発の船舶は偶数便で、青森発の船舶は奇数便です。函館発のクルーズは朝0:30分から夜22:05分まで運行しています。一日8便ありますが、時間帯のばらつきがありますので、出発時間に合うように出発しましょう。

青森発のクルーズは朝2:40分から夜22:25分まで運行しています。一日同じく8便あります。函館発の時間帯には7:40発の次は12:00発ですが、青森発の時間帯は7:40発の次は10:00発です。

青函フェリー社では、片道4時間がかかります。青森と北海道発のフェリーがおなじくそれぞれ8便あります。時間帯は津軽海峡フェリー社の時間帯とずれていますので、乗船する前に確認しましょう。

ノスタルジック航路の場合

ノスタルジック航路では、本州から北海道まで90分しかかかりません。とても短い航路ですが、函館発でも、青森発でも、1日2便しかありません。午前と午後各1便で、間に合わない場合、半日ぐらい待たないといけません。特に、大間の交通も時間がかかりますので、出発する前に余裕があるスケジュールを作りましょう。

北海道新幹線とは?

北海道新幹線は、青森県青森市新青森駅から北海道旭川市まで、計画的に青函トンネルを通る新幹線です。2016年3月26日で、新青森と新函館北斗駅間の約148キロが通れるようになりました。北海道新幹線は、札幌までの通行は2031年の予定です。

もちろん、車より新幹線のほうが速いです。しかし、青函トンネルを使った北海道新幹線は、どうしてもフェリーの値段より高くなります。これから、北海道新幹線の青函トンネル区間を紹介します。

北海道新幹線と青函トンネル

青函トンネルは、設計当時は貨物輸送のために作った海底鉄道トンネルであり、時間や工事費がとても使う建設工事です。海面下の最大水深は140メートルから、100メートルの地下にトンネルを掘って作った青函トンネルは、北海道新幹線の通れる可能性があるかどうかについて議論もありました。

2005年に北海道新幹線が新青森駅から新函館北斗駅まで青函トンネル区間を通れる工事が始まりました。2016年に、青函トンネル区間を含めて工事が完成されて、開業できるようになりました。しかし、北海道新幹線の通行につれて、青函トンネルの適応性が段々わかるようになりました。

北海道新幹線は青函トンネル区間を通れるとき、気を付けないといけないことがあります。それは、青函トンネル区間を走るとき、高速走行する新幹線と貨物列車がすれ違うことがあります。北海道新幹線のスピードが速くなると、すれ違う風圧が高くなり、貨物列車が脱線や吹き飛ばされる可能性も高くなることです。

安全で通行するために、北海道新幹線は青函トンネルを通れる時、スピード制限が生じます。青函トンネル区間で、北海道新幹線は時速140kmしか出せないようになりました。

しかし、青函トンネル区間でスピードを落として通行するため、北海道新幹線の乗車時間が増えることになりました。

北海道新幹線で本州から函館まで青函トンネルを通れる時間

前述で、安全で通行するために、北海道新幹線は青函トンネルを通れるとき、スピードを落として走らないといけません。東北新幹線では最高時速320kmで、北海道新幹線の最高時速260kmです。北海道新幹線では、半分のスピード140kmで青函トンネルの区間を通れないといけないので、普通自動車でも到達できる速度です。

青函トンネルの区間は、全長53.9kmなので、時速140kmで通れる場合、計算上で約24分かかります。もし、時速320kmの場合、青函トンネル区間は約11分で通れます。十数分の差に見えますが、実際にそうではありません。

北海道新幹線は青函トンネルに入る前に、スピードダウンの区間があり、青函トンネルを出て、スピードアップの区間も生じるため、通れる時間は増えています。このため、新青森駅から新函館北斗駅まで、1時間6分で通れることになりました。

北海道新幹線の料金

青森港から函館港まで3時間半かかるフェリーと比べて、1時間ぐらいで通れる北海道新幹線のほうが、はるかに速いことがわかりました。しかし、新幹線は高いイメージで、料金で断る人がいます。

でも、新青森から新函館北斗駅まで、指定席で7260円になります。自動車を載せるフェリーよりは安いです。

青函トンネルの魅力

北海道新幹線は青函トンネルを走っている間は、止まりません。青函ドンネルに入る前と出た後、JR駅が設置しています。青函ドンネルの両端のJR駅は、本州青森今別町の奥津軽いまべつ駅と北海道の木古内町の木古内駅です。

奥津軽いまべつ駅と木古内駅の間に、青函ドンネルが挟まれています。青函ドンネルだけ味わいたい方は、一番近い駅から乗車して、片道特急料金を含めて2940円になります。

効率をますます追求いている時代になって、青函ドンネルも時代に合わせて変化がありました。最近、フェリーでもWifiを設置していているので、青函ドンネル区間の圏外問題は浮上していました。2019年から青函ドンネル全域はNTTドコモ、ソフトバンク、KDDIなどの電波利用が可能になる予定です。ワイモバイルも利用できる予定です。

青函トンネル区間のスピード制限問題をめぐって、色々な議論がありますが、2019年から時速160kmのダイヤ改正の案もありました。これで、所要時間は3分短縮することができます。

青函ドンネルの現状は、一日旅客列車30本、貨物列車51本が走っています。青函ドンネルを使って、北海道の物流の4割は果たしています。旅客鉄道と貨物鉄道と両方の役割を持っている青函ドンネルは、これからの活用も期待しています。

旅先を青函トンネルに

青函トンネルで車を通れることはできないですが、本州と北海道との間に、北海道新幹線、フェリー、飛行機で通れることが可能です。車はフェリーに載せることが可能ですので、フェリーの活用もぜひ、ご利用ください。

料金的には、フェリーは一番安いですが、運転に困っている方にはお勧めできません。時期により、格安航空券もありますので、北海道新幹線と飛行機の利用はぜひご検討ください。

時間や料金だけではなく、長い歴史をもつ青函トンネルも経験する値がありますので、一度お試ししてもどうですか。独特な海底鉄道を味わいながら、青函トンネルを経験して、良い思い出を作りましょう!

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