女の子になりたい男の子の心理！女性になる方法とは？

女の子になりたいという男の子がいたら、女性からするとちょっとおかしい人ではないかと思うかもしれませんが、女の子になりたいと思っている男の子は意外と多いものです。

女の子になりたい男の子というと性同一性障害をイメージする人も多いでしょう。実際に性同一性障害で幼いころから男の子であることに違和感を覚えて悩んでいる男の子もいますが、性同一性障害は病気ではなくあくまで個性として世界では捉えられています。

ここでは、女の子になりたいと思う男の子心理や理由について紹介し、実際に女の子になる方法や、女の子になる際の障害などについていろいろと紹介していきます。

性同一性障害は日本以外の先進国では認知度も高く、法整備も進んでいますが、日本はまだまだ理解も低く、ようやく法整備が開始されるようになったという段階です。

女の子になりたいと思う男性の心理はさまざまで、女の子っていいなという軽い気持ちの人もいれば、男性であることが嫌で仕方ないという深刻な人もいます。ここでは、女の子になりたいと思う男の子の心理について紹介していきます。

女の子になりたいと思う男の子のなかには、おしゃれを楽しみたいという心理が強い人もたくさんいます。メイクをしたり、かわいらしい服を着たりなど、おしゃれを楽しむ手段は、男の子よりも女の子の方が圧倒的に多いです。

もちろん、男性もロングヘアにしたり、メイクをしたり、ネイルしたりすることはできないことはありませんが、周囲から白い目で見られたり、仕事などに支障が出たりして現実的に実行するのは難しいものです。

おしゃれをして輝いている女の子を見ると、口説きたいと思うのではなく、自分も女の子になってああいう風におしゃれを楽しみたいと思う男の子が増えてきています。

女の子になりたいと思う男の子のなかには、女性の特権が羨ましいという心理が強い人もたくさんいます。

女性専用車両、レディースデーなど、女性を優遇するサービスは近年増えてきています。一方、男性が優遇されるようなサービスというとなかなか新しいものは出てきませんし、出てきたとしても男女差別だと批判を浴びることになるでしょう。

また、失敗しても大目に見てもらえるとか外食しても男性から奢ってもらえるなど、女の子って得だよなと思っている男性は多いです。女性には女性なりの辛さや悩みがありますが、女性の特権だけに目が行って女の子になりたいと思う男性は少なくありません。

女の子になりたいと思う男の子のなかには、守ってもらいたいという心理が強い人もたくさんいます。

自分が厳しい立場になった時や問題を抱えた時、精神的につらい時など、男性の場合だとここが男の見せ所と言われてしまいます。そんな時に誰かに守ってもらいたいという心理が働いて、守ってほしいと態度に出したら男らしくないと言われてしまいます。

そんな時に女の子なら男性から守ってもらえるからいいよな、という心理が強くなって女の子になりたいと思う男性もたくさんいます。実際は女の子でも自力で解決するしかないことはたくさんありますが、そういう心理の男性はそこには目がいきません。

女の子になりたいという男の子のなかには、小さい頃から男の子であることに違和感があって、純粋に女の子に生まれたかったと思っている人もたくさんいます。こういった人たちは性同一性障害にあたるケースが多いです。

そういう人は、おしゃれができて楽しそうというような軽い気持ちではありませんし、女の子は奢ってもらえたり、男性から守ってもらえて得だよなというような損得勘定もしておらず、心が女の子なのだから女の子になって普通に過ごしたいという気持ちだけです。

女の子になりたい心理について紹介しましたが、女の子になりたい理由も人によって様々で、ちょっとした理由の人もいれば、深刻な理由の人もいます。ここでは、女の子になりたい理由について紹介していきます。

女の子になりたいという男性の中には、仕事一本の人生から解放されたいからという理由の人もいます。

現在の仕事がつらくて辞めたくなった時や、将来のことを考えてこれから定年までこの仕事をやり続けていくのかと思った時に、女性なら結婚や出産で仕事を辞めることができるし、男性から養ってもらえると思い、女の子になりたいと思うようになります。

近年では、共働きも増えてきていますし、男性は仕事だけで家事や育児は女性に任せっきりという人もたくさんいますが、女性は結婚したら仕事をせずに養ってもらえていいよなと密かに思っている男性がたくさんいるのが実情です。

女の子になりたいと思う人の中には、女の子と女の子同士がする遊びをしたいからという理由で女の子になりたいと思っている人もたくさんいます。

女子会をして長い時間おしゃべりをしたり、プリクラを撮ったり、女の子が行くようなお店でショッピングしたりと、男性としてではなく女性同士という関係でそうした遊びを楽しみたいと思っている男性はたくさんいます。

しかし、その願望を叶えるために女の子を誘うとなると、周囲にカミングアウトをしていない場合は男性として誘っていると思われてしまうので、行動に移すことができないという人が多いのが実情です。

性同一性障害の人で女の子になりたいという場合は、男性に分類されるのが嫌というのが大きな理由になります。

心は完全に女の子なのに、公共の場では男性トイレに入らなければいけませんし、お風呂に入りたくても男性風呂の方を利用しなければいけません。また、学校の制服、職場の制服や作業着なども男性用を着用しなければいけません。

こうした経験を繰り返していると、違和感や辛さもどんどん積み重なっていって、女の子になって女性として扱われたいという気持ちが強くなってきます。

女の子になりたいという男性のなかには、女の子の気分を味わってみたいという軽い気持ちではなく、可能であれば本気で女の子になりたいと思っている人もたくさんいるでしょう。

現在では、日本でも女の子になる方法はいろいろあります。ここでは、女の子になるための方法ついて紹介していきます。

女の子になる方法として、女性ホルモンを投与して女性らしい身体にしていくのも方法の一つです。最終的に性別適合手術を受けたいと考えている人は、女性ホルモンを半年間投与していないとできないので、計画的に女性ホルモンの投与を始める必要があります。

しかし、女性ホルモンを投与する場合はいろいろな副作用があるので、どのような副作用があるのかをきちんと理解し、それでも本当に女性ホルモンを投与したいのか冷静に判断する必要があります。

女の子になる方法として周囲にカミングアウトするというのも方法の一つになります。

女の子になりたいという人は周囲からも普通の女の子として扱われたいという気持ちが強い人も多いですが、男の子と思っている人から女の子として扱いを受けるためにはカミングアウトして相手に理解してもらうというのも一つの方法です。

相手がびっくりしたり、ショックを受けたりするのではないかとか、馬鹿にされるのではないかと思うと躊躇してしまう人も多いでしょう。すごく勇気がいることですが、本当の自分を理解しようとしてくれる人は必ずいるでしょう。

女の子になる方法として、声帯手術を受けるのも一つの方法です。女の子になりたいという人にとって、男らしい低音の声がコンプレックスだという人もたくさんいるでしょう。

自分の低い声が嫌で無理をして高い声を出しているという人や、なるべく声を出さないようにしているという人であれば、声帯手術を受けて声を高くするのを検討してみるのもよいでしょう。

女の子になる方法として、性別適合手術思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、性別適合手術はリスクもある手術になるので、手術費用を用意していきなり性別適合手術を受けたいと言ってもすぐに手術を受けることはできません。

まず、性同一性障害であると医師から認められる必要があります。医師2人から性同一性障害と診断されたら、女性ホルモンを投与できるようになりますが、性別適合手術を受けるためには手術前に半年間女性ホルモンを投与する必要があります。

現在では、日本でも性別適合手術を受けることができますが、日本よりも前から行っていて技術も進んでいて、しかも費用が安いタイで手術を受ける人が多いです。

社会的にも女の子になるためには戸籍を変える必要があります。

以前は日本では見た目や心が女の子であっても、戸籍上は男という状態しか選択肢がありませんでしたが、現在は日本でも戸籍を変えることができるようになりました。なので、見た目だけではなく戸籍上も女性になることが可能です。

日本でも、性同一性障害や女の子になりたいという男性に対する理解は以前よりも上がってきていますが、世界と比較すると日本はまだまだ世間的に認められていない国になります。

なので、女の子になるための方法はあるものの、実際に女の子になろうとするといろいろな障害が立ちはだかるというのが実情です。ここでは、女の子になりたいという男の子に立ちはだかるものについて紹介していきます。

これから自分の気持ちに正直になって女性として生きていくという場合、親に認めてもらえるかというのが大きな問題になります。自分の愛する子供だから理解してあげたいという気持ちがあっても簡単に気持ちの整理がつくものではありません。

親の社会的地位や周囲や近所の目もありますし、待望の男の子を授かったという親や、自分の跡継ぎとして期待している親であれば、カミングアウトするのも躊躇してしまうでしょう。

カミングアウトすることで親が悲しんだり、親から否定的な言葉をかけられたらショックも大きいものです。

女の子になりたいという男性にとって大きな障害となるのが仕事です。見た目が男性であれば、男性のスーツや制服の着用が求められますし、接客する場合は言葉遣いや声のトーンも女性っぽいと注意を受けることになるでしょう。

また、最初から理解してもらっておこうと面接の時点でカミングアウトしたらそれが理由で採用されなくなってしまう可能性があるのが実情です。

女の子になりたいという男性のなかには可愛い服を着たりしておしゃれを楽しみたいと思っている人もたくさんいますが、日本では男性の体格にあう女性の服があまりありません。

日本でも女の子になりたいという男性がたくさんいることがもっと認められるようになれば、そういった男性向けのファッションやお店も増えていくことが予想されますが、まだほとんどないというのが現状です。

女の子になりたいという男性のなかにはウェディングドレスや結婚式にあこがれを持っている人もいるでしょう。しかし、現時点で日本では男性同士の結婚は法的に認められていないため、結婚式を挙げることができません。

現在では、日本でも戸籍を変えることができるようになったため、戸籍を変えるところまでたどり着けば結婚も可能ですし、結婚式も挙げることが可能になりますが、そうでない場合は、仲間内でお祝いをしたり、記念写真をとったりする程度しかできません。

女の子になりたいという男性のなかには、カミングアウトできず周囲には隠している人も多いため、自分の周りにはそういう人が見当たらないという人もいるでしょう。

しかし、芸能人のなかでも実際に女の子になった人はいます。ここでは、実際に女の子になった芸能人について紹介していきます。

ニューハーフタレントとして人気のはるな愛さんは、性別適合手術を1995年にすでに受けています。戸籍の変更は可能な状態ですが、現時点では戸籍は男性のままです。

モデルとして、テレビや雑誌、インスタなどで注目をされているGENKINGさんは2018年に性別適合手術を受けていて戸籍上も女性に変更済みであることを公表しています。

モデルやタレントで活躍している佐藤かよさんは、テレビで性同一性障害であることをカミングアウトし、子供のころの辛い経験なども語っています。性別は男性のままであると本人が語っていますが、性別適合手術をしたかどうかは明言していません。

振付師やタレントとして活躍しているKABA.ちゃんは性別適合手術と声帯手術を行い、戸籍上も女性になっています。戸籍を変更する際に本名も「一華」に変更しています。

女の子になりたいという男性についていろいろと紹介しました。日本ではまだまだ肩身が狭い思いをすることが多いかもしれませんが、自分らしく生きるということを忘れずにポジティブに人生を歩んでいきましょう。