2018年12月15日公開
2018年12月15日更新
ヒモの意味や語源とは?ヒモになるなどの使い方も紹介
「ヒモ」という言葉を聞いたことはありますか。聞いたことはあるし何となく使っているけれど正確な意味は分からないという方もいるのではないでしょうか。今回はその「ヒモ」の本当の意味と使い方などについて解説します。また参考に、本当のヒモ男の特徴なども調べました。
目次
「ヒモ」の意味や使い方を知ろう!
ヒモになりたいと思ったことのある方はいらっしゃいますか?この「ヒモ」という言葉どのような意味か知っていますか。詳しくはわからないけれど何となく使っているという方も多いのではないでしょうか。
ヒモの意味とは?
そもそも「ヒモ」とはどのような意味なのでしょうか。ヒモになる!と宣言したもののヒモの意味がわかっていなかったのではなることは出来ません。一言でいうと、「ヒモ」とは自らは働かず、女性を自分の魅力や権力などで惹きつけて経済的に女性に頼る男性のことを指します。
ヒモの語源
「ヒモ」という言葉の意味は知っていてもその語源まで知っている方は多くないかも知れません。「ヒモ」という言葉自体の由来は諸説ありますが、海女さんからきている説が有力です。
海女さんは仕事をする際、腰にヒモを付けて海に飛び込むのですが、そのヒモを船に乗った男性が持つ様子からきていると言われています。そこから女性が働いてとったお金で生活をする男性を指すようになったとのことです。
「ヒモ」の使い方
ではこの「ヒモ」という言葉、どのように使われるのでしょうか。「ヒモ」というのは「ヒモ」として生きている男性そのものの名称です。そのため男性を指す名詞として使われます。
「ヒモ」を使った例文
「ヒモ」を使った例文をいくつか紹介しますので参考にしてみてください。とはいえ現在「ヒモ」という言葉は本来の意味から少し離れた、軽蔑的な意味で使われることも増えてきているようです。そのためこの例文をそのまま使うと、言い方によっては予期せず軽蔑していると思われてしまう可能性もあるので注意して使用してください。
例文①:俺はヒモ経験がある
うらやましい言葉ですね。ヒモとして女性に養ってもらった経験のある男性がそれを自慢するような例文です。
例文②:あの女性には、ヒモがついている
これはヒモを養っている女性を第三者が説明する例文です。ヒモに貢いだり、ヒモを養っている女性を「ヒモ付き」とも言います。その言葉からヒモの男性を養っている女性を逆の視点から、ヒモがついているというような言い方をすることがあります。
ヒモ男の心理とは?
ヒモになるような男性はどのような心理傾向にあるのでしょうか。
依存心が強い
家事も、お金を稼ぐのも、ヒモになると人にやってもらって当たり前、むしろやってもらえなかったら自分は生活していけないのだと思っており、自分の世話をして当然といったようにその責任すら相手に求めることもあります。自分の母親に依存するのと同じような依存を女性に求めているといっても良いのではないでしょうか。
また、女性の気持ちに敏感なため、心変わりをしたことを察知したら即座にその気持ちを読み取り、それに応じて機嫌を取ります。養ってくれる人の機嫌を損ねてしまえば生活できなくなってしまう可能性があるためその人に依存し、常に気持ちを察知して対応します。
夢を見ている
現実を見ることなく「いつか大きな事をやる」と夢ばかり見ています。そうすると仕事をするなど現実を見る力が弱くなります。そのためヒモ男にとっては働いたり家事をしたりという「現実」部分を担ってくれる女性が必要となってきます。
実際にその夢に向かっての努力などはしていることも多いです。しかしその一方で「うまい儲け話し」などがあると短絡的に飛びつきます。楽に稼げるのならという条件付きで、普段養ってくれている女性に恩返しをしようと考えることも多いです。
働かないことに抵抗がない
また、「いつか大きな事をやる」と夢ばかり追い求めているため、そのために時間を使うことが当たり前だと考えています。また、女性はそれを応援してくれる存在だと思っており、その人の稼いだお金を使うことが当たり前だと考えています。そのためヒモ男には働かないことには全く抵抗がない傾向にあります。
また仕事を始めたとしても我慢をしなければ続けられないような状況になったとたん、夢の実現に全く関係のない仕事は意味がないと考え、根気がないヒモ男はすぐに辞めてしまうことが多いです。
ヒモ男の特徴
ここまで心情を見てきましたが、依存心の高い、どうしようもない男のようにも見えてきます。しかし、ヒモがつく女性は後をたちません。それはヒモとはいえデメリットばかりではなくメリットもあるからにほかなりません。それではヒモ男にはどのような特徴があるのでしょうか。
母性本能をくすぐる
同情で気をひき、「なんて可哀想な人」「この人は自分がいなくてはダメ」だと思わせることが得意です。そしてさらに自分に尽くしてもらうようにします。嘘、または事実を大げさに話すこともあり、自分はこんなに可哀想な人間だとアピールし母性本能をくすぐります。
口がうまい
何か都合の悪い指摘されても、その上手い口上でのらりくらり、時にはするりと言いくるめて、自分が有利になる状況に事を運びます。それにより妙に女性は納得してしまい、関係を続けるのです。
また、女性を上手におだてて、自分の好きなように動いてもらうことも非常に上手です。褒めて、おだてて、気分を良くさせて、「自分に尽くす活力」を与えます。そしてヒモは女性の唯一の心の支えになるように仕向けます。
そうなるとその人を失うということは人生を失うという事と同じくらい重要なことだと感じるようになり、ヒモのおねだりや甘えなどにも応じていくようになります。
ナルシスト
自分が大好きで仕方が無いうえに、自分の笑顔と口先だけでお金も生活の世話も全てしてくれる女性がいます。働かなくても養ってくれる女性がいることで、さらに自分は愛されるべき特別な人間だと考えるという特徴があります。
ヒモ男はどんな生活を送っているの?
ヒモになることで普段仕事をせず女性に養ってもらっているヒモ男は、普段どんな生活を送っているのでしょうか。ヒモ男とはいえ金銭面も家事も全て依存しただ家で寝ているだけ。出かけるとしたらパチンコで散財というのでは愛想をつかされてしまいます。
上手くいっている人の多くは家事ができます。そして食事作りなどを率先してやるようにしましょう。そしてなにかと合理的な理由をつけて自分を正当化し、定期的に夢を語りワクワクさせ、遊ぶお金をおねだりして出してもらうようにしましょう。そうして女性の生活の一部、いなくてはならない存在となるのです。
ヒモになるにはどうしたらいいの?
そもそもヒモになるにはどうしたらいいのでしょうか。いくつか代表的なものを紹介しますので参考にしてみてください。
プライドをすてる
一番大切なことです。プライドがあると何もできません。「女性に養ってもらうのはカッコ悪い」とか「ヒモなんて」ということを思っているようでは女性に見透かされてしまいます。生活をする上でヒモは女性に養ってもらいます。変なプライドを持ってる男は絶対にヒモになる事はできません。
夢を追いかける
女性は夢を本気で追いかける男性を応援してくれる生き物です。また、男性がキラキラした顔で夢を語る姿は、女性も一緒に同じ夢を見ているようで非常にワクワクし、是非とも応援したいという気持ちにさせることができます。
相手にとってメリットのある人間になる
養ってもらっているのに何もしなければ相手にとってはただ迷惑なだけです。家事をやったり、女性が帰ってきたら玄関まで迎えに行ったり、場合によっては駅まで迎えに行ったり…。彼女の言うことは何でも聞き入れてあげるようにしましょう。そして仕事で疲れてる彼女を癒してあげるなど、必ずwin-winの関係になるようにしましょう。
そして最終的には、「この人と一緒にいると楽しい!」や「生活が楽!」などと、女性がメリットを感じることができるようにしていきましょう。そのような関係になれば、ヒモとしてながく生活することができるようになります。
意味をしっかり知って使おう
この記事を見て、自分はなれないと思った人やなってみたいと思った人などさまざまだと思います。自分のまわりに似たような人がいると思った方もいるのではないでしょうか。
彼らは何もしていないわけではなく、舟に導くという大切な役割を担っているはずです。しかし現在は女性に寄生するプータローのような意味で使われることが多々あり、非常に残念です。本当の意味のヒモとは楽してなれるものではありません。
いかがでしょうか。ヒモという言葉の意味について少しは理解していただけたでしょうか。もともとの「ヒモ」の意味は、諸説ありますが海で仕事をする海女さんから来ているという説を紹介しました。これは、確かに仕事をする(貝をとってくる)のは女性ですが、そのヒモを持つ男性はその女性を支える存在であり、命綱でもあります。