大阪の治安が悪い場所は？ガラが悪い危険地域をランキングで紹介

日本の第2の都市として栄えている大阪。そんな便利で華やかな雰囲気のある大阪ですが、中には治安が悪く危険な地域が多いというイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。実際、大阪のある地域は東京で最も治安が悪く危険な場所と言われている歌舞伎町を抑え「日本で最も治安の悪い場所」とも言われています。

そこで今回はそんな大阪の治安について、大阪の治安が悪くなってしまう原因から具体的に危険と言われている地域まで、詳しく紹介していきます。

大阪といえば、テレビのインタビュー等で映る大阪の街の雰囲気や人の印象から活気がある印象を抱いている方が多いのではないでしょうか。また、「大阪のおばちゃん」に代表されるように他地域と比較してコミュニケーション能力が高い方々が多く、人情に溢れた人が多いというのも大阪の素晴らしい魅力です。

また、大阪の最大の特徴といえばお笑いです。大阪は吉本興業の本店・本部がある場所でもあり、数多くのお笑い芸人さんを輩出している地域としても有名です。

活気や人情に溢れ、たくさんの魅力を抱えている大阪。日本の第2の都市と言われ大変さ変えている大阪ですが、一体どうして治安が悪く危険だというイメージが強くなってしまうのでしょうか。

大阪の具体的な治安の良い場所・悪い場所を紹介していく前に、まずは大阪が治安が悪く危険だというイメージが強くなってしまう原因について詳しく紹介していきます。

大阪が治安が悪く思える1つ目の原因は関西弁です。関西弁に慣れていない方が関西の方と話していると次第に方言がうつってしまうこともあるほど、浸透力の高い関西弁。全国に最も浸透していると言っても過言ではないほど有名な方言ではあるものの、聞きなれない言葉やイントネーションの違いによって怖く感じてしまうのです。

また、大阪の方は他県の方と比較して早口で声が大きい人が多いため、より一層威圧感を感じざるを得ないと言えます。

大阪は治安が悪いというイメージがついてしまう2つ目は「運転マナーが悪い」ことが原因です。2014年に実施されたJタウンネットによるアンケート「運転マナーが悪いと思う都道府県」で第1位を獲得している大阪。どうして大阪は運転マナーが悪いと全国的に認識されてしまっているのでしょうか。

その原因が悪質な事故の多さです。大阪は他県と比較して決して交通事故が多い場所ではありませんが、「引きずり事故」など無常で悪質な事故が多く、より運転マナーの悪さを印象付けてしまっているのです。

地域によって異なりますが、大阪は浮浪者が多いことでも有名です。大阪の中には浮浪者のたまり場になってしまっている地域もあり、道端や高架下にブルーシートや毛布などを敷いて過ごしている方々を多く見かけることもあるでしょう。

浮浪者から襲われる可能性は少ないですが、どうしても一般の人にとっては寄り付きにくい場所になっているため、観光の際にも避けた方が無難です。

大阪に治安が悪い印象がある原因は、何よりも犯罪件数が多いことが言えるでしょう。警視庁が発表している「犯罪統計資料（平成29年1～12月分）」でも重要犯罪・重要窃盗犯の認知件数が、平成28年度・平成29年度共に大阪が群を抜いて高い数値を記録しています。

残念ながら犯罪が多いエリアであれば、治安が悪いという印象がついてしまうのも仕方のないことでしょう。

大阪の治安が悪い原因が分かったところで、次に具体的にどの地域が治安が悪く危険だとと言われているのか詳しく見ていきましょう。大阪に引越しをする場合や観光に行く場合には、これから紹介するエリアはできるだけ避けて住居を探すと良いでしょう。

駒沢商店街という大きな商店街があることで有名な場所です。大阪市内で第3位の大きさを誇る長居公園もあるため、比較的子育てもしやすい便利な場所であるものの東住吉区内にある矢田エリアでは事件も多く、殺人事件・傷害事件なども頻発しています。

家賃は安いため「住めるならどこでも良い」という人には暮らしやすい場所ですが、治安を気にする方は避けるようにしてください。

大阪を代表する「梅田」がある場所としても有名です。百貨店などのおしゃれなショッピングセンターが数多くあり、様々な人が行き交う地域です。東京で言えば新宿・渋谷のように人が多くなる分、治安も悪くなってしまう傾向にあります。

格安居酒屋や東梅田歓楽街もあり、酔っ払いが多いのも北区の特徴です。便利な場所ではありますが、住むのは避けた方が良い地域です。

大阪で治安の悪く危険な場所として有名な「あいりん地区」のある西成区。多くのホームレス・日雇い労働者が集まる場所で、大阪市民であっても足を踏み入れない地域とも言われています。覚せい剤や売春などの犯罪も多く、犯罪者が身を潜めていた場所として一時期有名になったこともありました。

現在はアクセスの良さや宿泊場の値段の安さから、バックパッカーが集まる場所とも言われていますが、よほど生活が苦しくない場合は立ち入るのは避けた方が良いでしょう。

有名な難波駅や大阪のシンボルの1つである通天閣があるのがこの浪速区です。観光客が多い浪速区ですが、治安の悪く危険な地域であることで有名なあいりん地区が近く、事件も多いことから大阪県民の方でも暮らしの場所とは選ばないと言われています。

観光で浪速区を訪れる際にも夜は出歩かず、できるだけ日中に観光をするようにしましょう。

大阪で最も治安が悪いと言われているのが中央区です。道頓堀・心斎橋など観光スポットが数多くある場所ですが、人の多さに比例して事故・犯罪件数も多く、風俗などの夜のお店が立ち並ぶエリアでもあります。中央区は、東京・新宿歌舞伎町の関西版と捉えるのが分かりやすいでしょう。

特に用事がないのであれば、男女問わず中央区の王道エリア以外はむやみに歩き回らないことをオススメします。

ここまでは大阪の治安が悪いことについて紹介していきましたが、ここでは反対に大阪の治安が良い場所について紹介していきます。大阪で住居を探している女性の方や幼い子供がいるご家族は特に、ここから紹介するエリアでお家を探してみてください。

大阪港や海遊館のある港区。観光地もありますが大半は住宅街で、海が近いことも影響して全体的にのどかな雰囲気が漂っています。港区の中には一部繁華街へのアクセスの悪い地域もありますが、落ち着いて暮らしたいという方にはもってこいの場所です。

大阪の中で治安の良い場所、第2位は西淀川区です。大阪の繁華街、梅田へのアクセスが良いことからも大変人気のある地域です。自然も多く、また教育機関も充実していることから子育てにもピッタリの場所と言えるでしょう。女性の1人暮らしにもオススメできるエリアです。

大阪で最も治安が良いのはユニバーサルジャパンのある此花区です。かつては工業地帯として発展していた此花区ですが、現在はかなり設備が整っており、家族向けのマンションも立ち並んでいます。交通の便も良く、海をはじめとした自然もあることから西淀川区と同様に子育てにも最適な場所です。

ここまで大阪の治安の悪い場所・良い場所を紹介してきました。大阪の治安について何も知らなかった方もイメージを持てるようになったのではないでしょうか。治安の良い場所と悪い場所を並べてみた時に、一体どのような違いがあるのか気になりますよね。

そこで、ここからは大阪の治安の悪い場所と良い場所にはどのような違いがあるのか紹介していきます。

治安の良い場所は、そのまま犯罪が少ない場所のことを表していると考えて問題ないでしょう。治安の良い場所の中には警察の見廻り等が行われている地域もあることから、殺人・傷害事件が少ない他、不審者や露出狂などの出現も少なく、子供・女性の一人歩きでも必要以上に警戒することなく過ごすことができます。

毎日怯えながら過ごすのは精神的にも大きな負担になるので、不安な生活を送りたくない方は治安の良い場所を選ぶと良いでしょう。

治安の良い場所は、住民が安心して暮らすことができるように防犯対策がされている場所も数多くあります。

街灯が多く設置されていたり、小学生の通学路に大人が立って登校を見守ったりなど、街全体が犯罪・事故が起きないように対策を行っています。治安の良い場所はどんな年代の方にとっても暮らしやすいエリアと言えますね。

治安の良い場所であれば犯罪が少ないこともあり、女性の1人暮らしでも安心です。街に街灯が多く設置されているなどの街の環境作りもありますが、夜遅くの外出でも抵抗を感じることが無ければ基本的には治安の良い場所と言うことができるでしょう。

反対に治安が悪く危険な場所であれば、夜の時間帯は犯罪・事件も起こりやすく外出は危険です。外での用事はなるべく日の出ている時間帯に済ませ、夜は自宅でゆっくり過ごすことをオススメします。

大学進学や仕事の都合で大阪に引越しをする方も数多くいらっしゃることでしょう。治安の良い場所は家賃が高く、なかなかお金を払うこともできないという方も中にはいるかもしれませんね。そこで、ここからは一人暮らしを始める方に丁度良い、おすすめの場所を3つ紹介していきます。

北大阪急行鉄道にある江坂駅。関西の素みたい街ランキングでも上位にランクインしている人気の場所です。新大阪や梅田へのアクセスも良く、通勤や通学にもとても便利ですよ。オフィスや商業施設と自然のバランスの良さも人気の理由と言えるでしょう。

駅の西側には一部治安の良くない地域もあるため、住居を探す場合には東側で探すことをオススメします。

江坂駅の隣駅、北大阪急行鉄道にある緑地公園駅も一人暮らしにオススメの地域です。駅名の通り駅の近くには緑地公園があり、マイナスイオンをたっぷりと味わうことができますよ。

ファミリー層が多く住んでいる地域なことから雰囲気はとても落ち着いています。アクセスも良く、一人暮らしでものびのびと生活しやすい場所です。

阪急千里線沿いにある吹田駅。駅付近には商店街も多く、日用品に困ることはありません。高層マンションから一人暮らし用の物件まで数多く取り揃えてられていることから、どんな年代の方にも過ごしやすい場所であることが分かりますね。

吹田駅は新大阪駅に乗り換えをせずに行くことができるので、出張の多いお仕事をされている方には特に便利なのではないでしょうか。

せっかく治安の良い場所に住んだとしても、中心街へのアクセスが悪いと不便に感じてしまうことも多いもの。そこで、最後に大阪のアクセスの良い便利な場所について紹介していきます。繁華街付近に住みたいけれど治安の悪い危険な場所は避けたいという方には特にオススメできるエリアです。

阪急箕面駅沿いにある箕面駅。中心街から少し離れているエリアではあるものの、わずか30分で大阪の繁華街である梅田に行くことのできるとてもアクセスの良い場所です。

中心街から離れているため治安もよく、始発・終点駅のため電車も楽々です。中心街へのアクセスの良い、落ち着いた住宅街で生活をしたいという方に最適なエリアと言えるでしょう。

大坂のアクセスの良い便利な場所2つ目は東淀川駅です。新大阪駅からもほど近く、東海道本線で梅田や鶴橋にも簡単に行くことのできるアクセスの良い場所です。居酒屋が比較的少ないエリアのため深夜の騒音・酔っ払いなどに悩まされることも少ないでしょう。初めて一人暮らしをする女性にもオススメの地域です。

Osaka Metoro千日前線沿いにある野田阪神駅。あまり有名な地域ではありませんが、梅田までわずか4分で行くことのできる便利なエリアです。野田阪神駅の付近には、阪神なんば線・大阪環状線の野田駅があり、大阪のどの方面であっても行きやすい最高のアクセスを誇る地域と言えるでしょう。

野田阪神駅付近は下町のような雰囲気が漂っており、治安もかなり良いエリアです。大阪で住む場所に迷った時、このエリアを選択しておけばまず間違いありませんね。

今回は大阪の治安の悪い危険な場所の紹介を中心に、治安の良い場所や一人暮らしにオススメの場所まで幅広く紹介していきました。大阪に限らず、どの県でも治安の良い場所と悪い場所は共存しているものです。

治安が悪い場所があったとしても、大阪は人情のあるとても温かみのある県であることに間違いはありません。大阪に引越しをする方はもちろんのこと、観光で訪問される方もぜひ今回の記事を参考に住居・ホテル等の場所を検討してみてください。