カモミールの花言葉は?カミツレの意味や和名を紹介

カモミールの花言葉をご存知ですか?癒しの効果があると言われているカモミール。様々な場所で生えているのを見たことがある人も多いでしょう。実はカモミールには見た目とは裏腹に意外な花言葉があります。では、カモミールの花言葉についてご紹介していきます。

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目次

  1. 1カモミールとはどんな花なの?
  2. 2カモミールの花の名前の由来
  3. 3カモミールの花言葉と意味
  4. 4カモミールの種類別の花言葉と意味
  5. 5カモミールの花言葉の由来
  6. 6カモミールの花言葉の英語表現
  7. 7カモミールの育て方
  8. 8カモミールを見るならここ!おすすめスポット2選
  9. 9癒しと強さを兼ね備えている花

カモミールとはどんな花なの?

カモミールはキク科の耐寒性の植物です。見た目の可愛さと、カモミールの持つ効能で昔から人々に愛されてきました。種類もいくつかあり多年草と一年草で分かれます。基本的に5月から10月あたりまで花を咲かせ、歯は糸のように繊細なのが特徴的です。

カモミールにハーブの印象を持つ人も多いのではないでしょうか。癒しの効果も強いカモミールですが、害虫を寄せ付ける性質もあります。その為、畑などで害虫被害を減らしたい場所の付近に植えておくことで、周囲の野菜などの害虫予防にもなります。

カモミールの和名

カモミールの和名はカミツレ「加密列」になります。江戸時代にオランダから輸入してきた際、オランダ語のkamilleを日本人がカミッレと聞き間違えたことが和名の由来と言われています。当時の日本は外来語への慣れがなかったため、kamilleをカミッレ、としてカミツレと聞き間違えるのも納得できますね。

カモミールの特徴

現在ではほとんどの場所に生えているカモミール。綺麗な白の花びらが特徴の可愛らしい植物です。古くから薬草やハーブなど、癒しの効果があり人々の重宝されてきました。リンゴやパイナップルのような香りで、お茶や入浴剤、アロマオイルなどにも用いられています。

可憐で華奢な見た目とは違い非常に強い花で、上手に管理をすれば春から秋まで咲き続けるのも特徴の一つです。咲き始めて時間が経つにつれ、中心の黄色い部分が盛り上がり、周りの白い花びらが下垂して姿を変えます。

カモミールの花の名前の由来

カモミールはギリシャ語の「chamaimelon」が名前の由来とされています。「chamaimelon」は「地上のリンゴ」という意味で、リンゴに似たような香りがあったからと言われています。

ギリシャを含むヨーロッパでは消炎や発汗に効果があるとも言われており、4000年以上前から最も歴史のある民間薬として扱われていました。日本にはオランダから19世紀初めに渡来し、栽培が始まったとされています。

和名のカミツレ「加密列」は江戸時代に蘭学と共に日本に入ってきたことが由来で、オランダ語のカミーレが変化し、カモミールになったとも言われています。

カモミールの花言葉と意味

カモミールの花言葉やその意味には、どのようなものがあるのでしょうか。古くからカモミールは人々を癒す薬草やハーブとして役立ってきました。現代ではリラックス効果や安眠に効果がある、ハーブティーやエッセンシャルオイルなど幅広く活躍しています。

その為、花言葉には癒しなどの意味合いが知られています。しかしカモミールには意外な花言葉もあります。では、カモミールの花言葉と意味をご紹介していきます。

逆境に耐える

カモミールの花言葉には「逆境に耐える」という意味があります。カモミールは人に踏まれてもしっかりと根を張る姿から、この花言葉が来たと言われています。古代ギリシャの言い伝えでは、「カモミールの苗床のごとく、踏まれるたびに成長せよ」という言葉もあります。

植物の中でも雑草は誰かが世話をするわけではありません。自然に伸び伸びと育ち、悪天候だろうと人に踏まれようと逞しく育ちます。辛い状況で頑張っている人にカモミールをプレゼントして、「逆境に負けるな」と伝えても素敵ですね。

あなたを癒す

カモミールの花言葉には「あなたを癒す」という意味があります。カモミールは昔から薬草やハーブとして、人々を癒してきました。その姿からこの花言葉がつくようになったとも言われています。古代ギリシャでは「最高のハーブ」と称えられていた歴史もあるほどです。

仕事などで疲労が溜まったときは、カモミールの力を借りるのも良いでしょう。またストレスが溜まっている友人や、大切な人。その人のためにカモミールの花言葉と一緒に癒しをプレゼントするものいいかもしれません。

カモミールの花言葉はほかにも!

カモミールの花言葉には「清楚」という意味があります。清楚とは「飾り気もなく、すっきりと清らかなさま」とありますが、カモミールにピッタリな花言葉です。カモミール自体を見ても、飾り気がなく可憐なさまが伺えます。

次のカモミールの花言葉には「仲直り」という意味もあります。素直になれない相手や謝れない人に対して、カモミールを添えて「仲直り」という意思表示をしてもいいでしょう。大人になれば簡単に言葉だけでは仲直り出来ないものですよね。

カモミールの花束と一言「ごめん」と手紙を添えれば、あなたの言いたいこと、思っていることが伝わるかもしれません。言葉をたくさん並べなくても、カモミールを一緒に贈ることであなたの伝えたいことを分かってくれるはずです。

「苦難の中の力」という花言葉もカモミールにはあります。映画「図書館戦争」でもこの花言葉が出てきています。他のハーブに比べて育てるのが難しいところから「苦難の中の力」という意味合いが来ているのでしょう。

人生には苦難や災難がたくさんあります。その中でも力強く前へ進むことが大切です。カモミールには「清楚」や「あなたを癒す」などの花言葉もありますが、「逆境に耐える」や「苦難の中の力」など、人生に置き換えられる花言葉もあるのが魅力の一つでもあります。

カモミールの種類別の花言葉と意味

カモミールにはいくつか種類があり、それぞれ特徴や魅力に違いがあります。また、種類一つ一つに花言葉があるので贈るときには間違えないようにしましょう。ではカモミールの種類別の花言葉と意味についてご紹介していきます。

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールの花言葉には、「逆境に負けない強さ」や「親交」などがあります。ジャーマンカモミールは一年草で背丈は4、50センチと高い種類です。花にしか香りがないのが特徴で、ハーブティーによく使われています。

ジャーマンカモミールは一年草ですが、こぼれ種で毎年咲かせること出来ます。その為、一度植え付けてしっかりと手入れすれば毎年楽しめるのも魅力の一つです。しかし、年々香りが弱くなる性質もありますので、香りが無くなってきたら植え替えましょう。

ジャーマンカモミールには、別名ブルーカモミールとも呼ばれています。エッセンシャルオイルを作る過程で青い色になることから名づけられました。

ローマンカモミール

ローマンカモミールの花言葉には、「逆境に負けない強い生命力」や「精神力」などがあります。ローマンカモミールは多年草で地面を這うように育っていくのが特徴の一つです。ヨーロッパでは庭にローマンカモミールを芝生変わりに栽培します。

ジャーマン種とは違い、草全体に香りがあるので、踏むと香りがすることから「香り芝」とも言われています。カモミールは様々な国で発見されてきましたが、ローマンカモミールはローマで最初に発見されたことが由来とされています。ハーブティーにすると苦みがあるのが、ローマンカモミールになります。

ダイヤーズ・カモミール

ダイヤーズ・カモミールの花言葉には、「大きな希望」や「仲直り」などがあります。仲直りは常緑性多年草で、岩場や牧草地、道路脇などの日当たりの良い場所に生えています。花が黄色いのが特徴で、香りはほとんどありません。

その為、観賞用のハーブで用いられることがあります。またダイヤーズ・カモミールの花からは鮮やかな黄色の染料が採れるのも特徴の一つです。

ダイヤーズ・カモミールは直訳で「染物屋のカモミール」という意味になります。名前の通りその鮮やかな黄色の花が、いい染料として扱われきました。ハーブとしては利用されることはありませんが、耐寒性もあるので観賞用としての需要もあります。

カモミールの花言葉の由来

カモミールの花言葉には「逆境に耐える」や「苦難の中の力」があります。それにはカモミールが力強く根を張って育つ様子からその花言葉が付けられたと言われています。植物の中でも強い茎や葉を持つのも特徴の一つです。

また昔から薬草やハーブの効能で人々を癒し続けてきたことから「あなたを癒す」という花言葉もあります。見た目が小さく可憐なことからも「清楚」という花言葉も意味しています。

カモミールの花言葉の英語表現

カモミールの花言葉の英語表現は「patience in adversity」になります。訳は「逆境に耐える」です。日本語でも英語でも花言葉は似たようになっており、世界中でカモミールが知られていることが分かります。

しかし、日本語と英語で語られているカモミールは表現が少し異なります。それはその時に置かれた状況や心情、気持ちの在り方で変わってくるからです。また、カモミールは職場や家庭などの人々の関係を育む力もあると言われています。

カモミールの育て方

カモミールは自然から摘みに行くのも良いですが、自分で育てるのもアリでしょう。比較的育てやすい植物なので、手入れと注意点だけ気を付ければ丈夫に育ちます。香りも強く見た目も可愛いので観賞用として育てるのもいいかもしれませんね。ではカモミールの育て方についてご紹介していきます。

栽培方法

カモミールの栽培方法は種からと苗からがあります。カモミール自体が人に踏まれても力強く育つと言われていますが、実は高温多湿に弱いので風通しが悪いと枯れてしまいます。自然では風や雨が程よくあるため丈夫に育ちますが、人が育てるにはコツがいります。

寒さには強いので冬は平気ですが、苗が小さいうちは凍結などに気を付けましょう。また基本的に日当たりの良い場所で育てて、夏には直射日光は避けましょう。ジャーマンカモミールはこぼれ種で毎年咲きますが、香りが徐々に弱くなります。毎年香りの強いカモミールが育つわけではないので注意しましょう。

種から育てる場合

カモミールを種から育てる場合は9月から10月に蒔きましょう。秋に種を蒔くと丈夫な苗になりやすいと言われています。また発芽率も高く寒さに強いカモミールが育ちやすくなります。春の3月から4月に蒔いても問題はありませんが、夏の日差しでダメになってしまうことがあります。その為、夏は直射日光を避けて乾燥を防ぐようにしましょう。

カモミールの種は細かいのでそれ用の育苗箱に蒔きましょう。薄く土をかぶせて芽が出てくるまで日陰で管理するのがコツです。水やりの際は水の勢いで種を流してしまわないように注意が必要です。芽が出てきたら太陽に当てて乾燥気味に育てましょう。

苗から育てる場合

カモミールを苗から育てる場合は、種から育てる場合と同様、風通しが良い場所で夏の直射日光は避けましょう。苗を購入する際には葉が黄色く変色しているカモミールは選ばないよう注意してください。

また、枝葉がたくさんあると害虫が発生する原因にもなります。水やりは土の乾燥を見て程よくやると良いでしょう。冬場は特に乾燥しますので水やりは忘れないようにしてください。

カモミールを見るならここ!おすすめスポット2選

カモミールは全国の様々な場所に分布しているので一面に楽しめるスポットが数多くあります。カモミール畑の傍を散歩しながら香りを楽しむのもいいでしょう。カモミール自体は暖かい時期が見頃ですので、ピクニック気分で訪れてもいいかもしれませんね。では、カモミールのおすすめスポット2選をご紹介していきます。

1.蔵王のカモミール畑

宮城県蔵王町にあるカモミール畑。1.5ヘクタールに4万株のカモミールが一面に広がっています。ここでは主にジャーマンカモミールが植えてあり、その特徴から素晴らしい香りが楽しめます。大体5月下旬から6月上旬までが見頃で、晴れの日に見える蔵王連峰とカモミールは絶景です。

蔵王のカモミール畑は竹で荒れていた土地を天地返してカモミール栽培を始めました。絶景のカモミール畑を見てお弁当などを持参すれば、素晴らしい思い出になりそうです。ここまでカモミールが一面に広がっているスポットは珍しいので一度行ってみてはいかがでしょうか。

2.メナード青山リゾート

メナード青山リゾートは標高600メートルに位置するリゾート施設です。4月に開園するハーブガーデンではカモミールを一面に楽しむことが出来ます。他にもラベンダーやセージなど馴染みのあるハーブを見れるのが魅力の一つです。カモミールの見頃は5月中旬から6月中旬になりますので、行ってみてはいかがでしょうか。

癒しと強さを兼ね備えている花

いかがだったでしょうか。「あなたを癒す」という花言葉があるカモミールは、昔から多くの人々を癒してきた歴史のある植物です。癒しが花言葉の植物は多くありますが、同時に力強さを兼ね備えている花は少ないでしょう。

「逆境に耐える」や「苦難の中の力」は、カモミールの踏まれても丈夫に育つさまを表しているので、現在そういった状況にいる人にはピッタリかもしれません。ストレスや疲労が溜まり、窮地に立たされている人は一度カモミールの花を摘みに行って、癒しと力強さの効果を両方貰ってはいかがでしょうか。

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