靴の匂いの取り方!臭くなった革靴の消臭方法や匂いの消し方

靴の臭い取りの方法、臭くなった革靴の消臭方法や匂いの消し方を一挙に紹介します。靴の中は高温でジメジメしやすいので雑菌が繁殖します。そのため靴は臭いがつきやすく悩んでいる人も多いと思います。洗う事が難しい革靴の靴の臭い取りや消臭方法も解説します。

靴の匂いの取り方!臭くなった革靴の消臭方法や匂いの消し方のイメージ

目次

  1. 1臭い靴の匂いの取り方を紹介!
  2. 2靴・革靴が臭くなる原因とは?
  3. 3靴はローテーションで履こう
  4. 4革の匂いの取り方・消し方
  5. 5家にある材料で作る靴の消臭クッション
  6. 6便利!靴以外にも使えるミョウバン水の作り方
  7. 7なかなか匂いが取れない場合の靴の洗い方
  8. 8靴を匂わせない予防・対策方法
  9. 9靴の臭いの原因を知って対策しよう

臭い靴の匂いの取り方を紹介!

靴の臭いを何とかしたい、と思っている人は多いでしょう。特に夏場や梅雨の時期は玄関が靴の臭いで充満している事もあります。オフィスワークの会社では隣の同僚の靴の臭いが気になる事も。

靴の中は高温でジメジメしやすいので雑菌が繁殖します。しかし靴は下着やTシャツなどのように毎日洗う事はしません。そのため靴にはいや~な臭いがつきやすいのです。靴の臭いで悩む人は多いです。効果的な靴の消臭方法を試してみましょう。

今回は靴の臭い取りの方法についてです。臭くなった靴の消臭方法や臭いの消し方を一挙に紹介しますので参考にしてください。洗う事が難しい革靴の臭い取りや消臭方法についても解説します。

靴・革靴が臭くなる原因とは?

まず初めに、靴・革靴が臭くなる原因を見て参りましょう。靴や革靴が臭くなるのは足裏の汗が原因と思う方が多いでしょう。しかし汗だけが原因ではないのです。足裏から出る汗は汗自体には臭いはないからです。

汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。エクリン汗腺はほぼ全身にある汗腺、アポクリン汗腺は腋や陰部など毛根部分にあります。臭いが出やすいのはどちらかと言えばアポクリン汗腺から出る汗です。

足裏にあるのはエクリン汗腺です。従って汗自体には臭いはほぼありません。ではなぜ靴が臭くなるのでしょうか?

靴下や靴に付着した雑菌

足裏から出る汗は臭いがないのに靴が臭くなるのは、靴下や靴に付着した雑菌が原因です。靴の中は発汗による多湿、常に圧力がかかっているための高温な環境によりバクテリアなどの雑菌の温床となります。

更に足裏から剥がれ落ちた角化成分はバクテリアや雑菌の餌になります。そのためますます雑菌が増えるのです。従って靴の臭い取りには雑菌の繁殖を抑える事がポイントとなります。

緊張すると足裏から汗をかく?

更に精神的な緊張やストレスも靴の臭いに関係している場合があります。足の裏にある汗腺は背中などと比較して密集しています。そのため意外に汗をかいているのです。そして汗は精神的発汗といって緊張やストレスでかく場合があります。

精神的発汗をする場所は手のひらや足の裏です。緊張すると手が汗で濡れてしまう経験はあると思いますが、実は足裏にも汗をかいているのです。

緊張を強いられる就活ではパンプスや革靴は普段履く靴よりも臭くなりやすいかもしれません。営業マンの革靴も臭い事が多いのも頷けます。でも今回紹介する臭い取り方法や消臭を行えば大丈夫なので安心してください。

靴はローテーションで履こう

靴や革靴の臭い取りや消臭方法をご紹介する前に、靴の傷みと臭いを防ぐ大前提をお話します。靴の臭いが気になる人は靴はローテーションで履きましょう。革靴なら3~4足用意しておくと履いていない間に臭いも取れるはずです。

靴や革靴は衣類のように定期的に洗う事はしません。1週間に1度洗うのは子供の上履きやスニーカーぐらいです。大人の場合は大事にしたい高い靴もあるでしょう。あまり洗いすぎると傷んでしまいますので普段のお手入れで何とかしたいものです。

理想は靴を何足か揃えておいてローテーションで履くことです。これからお伝えする消臭・臭い取りの方法も短時間で行うよりも1~2日かけた方が効果があがります。ローテをすると靴も傷みにくくなるのでおすすめです。

革の匂いの取り方・消し方

ここからは実際の靴の臭い取りについてご紹介していきます。まず初めは皆さんが一番悩んでいる革の臭い取りの方法・消し方です。

実は革靴を傷めずに洗う方法もあるのですが(後程ご紹介します)スニーカーと違ってさすがに頻回に洗う事はできません。どうすれば革靴の臭いが取れるのでしょうか。

1.消臭スプレー

革靴の臭い取り方法で一番簡単なのは消臭スプレーです。消臭スプレーには大きく分けて2種類あります。一つはエアゾール缶タイプのもの。もう一つはミストタイプのものです。

エアゾールタイプのスプレーはコウキンマスターという多種類の雑菌を抑える成分やアルコールなどが配合されています。速乾性があるので気になった時にサッとスプレーすればすぐ履くことが出来ます。

ミストタイプのスプレーは簡易性のプラスチックボトルに入ったものでアミノ酸系消臭剤やアルコール分などで出来ています。繊維の奥まで浸透するのが特徴ですが乾くまで待つ必要があります。

2.ドライヤー

ドライヤーで臭い成分を飛ばす方法も臭い取りに効果があります。雨でぬれた後の靴はもちろんですが、乾いた革靴の場合でもドライヤーを使うと嫌な臭いが少なくなります。

革靴の表面にドライヤーの熱を当てると傷んでしまう事があるので中の方を中心にドライヤーを当てるようにしましょう。

3.乾燥剤(シリカゲル)

おせんべいや海苔などに一緒に入っている乾燥剤(シリカゲル)を革靴の中に入れておくのも臭い取りにお勧めです。革靴の中に入れておくだけなのでこの方法も簡単でおすすめです。

雨に濡れた革靴の場合は乾燥剤だけでは乾かないので事前にドライヤーなどで乾かしてから最後の仕上げに使うといいでしょう。

4.新聞紙

新聞紙は革靴の湿気を取り臭いを発生しにくくする働きがあります。帰宅したら新聞紙を丸めて革靴の中に入れておきましょう。これだけでも臭いの元は押さえられるはずです。

5.冷蔵庫で冷やす

最後の革靴の臭い取りの方法は「冷蔵庫で冷やすこと」です。「冷蔵庫に靴を入れるの嫌だな」と思うでしょうけれど履いた後の靴ではなく天日干ししたあとの靴をジップロックに入れて密閉すれば汚くありません。

なぜ冷やすといいのかと言えば、バクテリアの死滅が期待できるからです。冷蔵庫よりも冷凍庫の方が効果があるようなので靴が入る場所があれば試してみてください。

家にある材料で作る靴の消臭クッション

次は消臭クッションで靴を消臭する方法です。消臭クッションとは靴の中敷きとして入れて臭いを取るもので「オドイーター」などが昔から販売されています。

市販の消臭クッションを購入するのでも構いませんが自宅にあるもので手軽に靴の消臭クッションを作る事が出来ますのでご紹介します。自宅で作る消臭クッションは中敷きではなく「サシュ」という消臭袋を作って靴の中に入れておく方法です。

袋として使用するのは履き古した靴下やストッキング。中に詰める物はお茶がらや重曹です。中に詰める物ごとに簡単な作り方と注意点を説明します。

1.10円玉

10円玉は「銅」で出来ています。銅には細菌の除菌効果、発生を予防する効果、ウイルスの不活化効果があります。従って、靴の中に10円玉を入れておくだけで雑菌の繁殖を抑える事が出来るのです。

10円玉はクッション袋の中に入れる方法もありますが、靴を脱いだ直後に直接入れた方が蒸気の影響で銅イオンが発生しやすくなります。

2.重曹

重曹は靴の臭いや湿気も取り除いてくれる効果があります。写真のようなお茶パックを使う方法やストッキングを何枚か重ねて重曹を入れ中身がこぼれないように縛る方法があります。重曹はスーパーや薬局などどこでも手に入れられます。安いのでおすすめです。

3.乾燥させたコーヒーかす

消臭クッション袋の中に、ドリップ後のコーヒーを乾燥させたものを詰める方法もあります。コーヒーかすはよく乾燥させましょう。コーヒーかすには靴の乾燥効果や雑菌繁殖抑制効果はありません。従って、あらかじめ靴に新聞紙を詰めて乾かしてから使います。

4.乾燥させた茶殻

乾燥させた茶殻を消臭クッション袋の中に入れる方法もあります。コーヒーかすとおなじく雑菌繁殖を抑えたり乾燥させる効果はないので、あらかじめ靴の乾燥はしっかり行ってから入れましょう。

強力な匂いには重曹の粉を靴に直入れ

消臭クッションに重曹を入れて靴の中に入れる方法を紹介しましたが、あまりにも臭いがきつい場合は重曹の粉を靴に直接入れた方が効果があります。

重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれ食塩水を原料に二酸化炭素を加える事で造られます。重曹は弱アルカリ性で酸性の油汚れを中和したり酸性の臭いも中和してくれます。重曹の直入れをして1日経てば臭いが消えているはずです。

便利!靴以外にも使えるミョウバン水の作り方

ミョウバン水は聞いた事がありますか?ミョウバンとは膨張剤や保色剤に使用される食品添加物です。金属イオンで殺菌作用、制汗作用、収斂作用(引き締め効果)があります。ミョウバン水は殺菌作用があるので靴の消臭にも使えます。

ミョウバン水は化粧水としても使えます。化粧水として使う場合はミョウバン水原液を更に水で薄めて使用しましょう。ミョウバン水原液の材料は「漬物コーナーにある焼きミョウバン50g」「1.8リットル入りペットボトル」だけ。

ペットボトルに1.5リットルの水とミョウバン50gをいれて溶けるまで2~3日放置するだけです。ミョウバン原液をそのまま、或いは少し薄めて靴にスプレー。化粧水の場合はもっと薄めて使うようにしてみましょう。

なかなか匂いが取れない場合の靴の洗い方

臭い取り対策をしたものの、なかなか臭いが取れない時もあるでしょう。その場合は靴を洗いましょう。布やスニーカーの靴、革靴の洗い方を簡単に説明します。

布靴・スニーカーの洗い方

布靴・スニーカーは手洗いか洗濯機で洗う方法があります。手洗いの場合は「洗剤」「40度のお湯」「靴用ブラシ」「洗面器」を準備します。酵素系漂白剤を使用すると汚れは取れやすくなるのでおすすえmです。

汚れが酷い場合はぬるま湯と洗剤を入れた洗面器に付けておいてからブラシで洗います。その後陰干しをします。

洗濯機で洗う場合は洗濯ネットに入れて洗います。汚れをあらかじめ落としてから洗濯機に入れます。洗濯機の設定は通常コースで問題ありません。洗い終わった後は同じく陰干しをしましょう。

革靴の洗い方

革靴も水洗いが出来ます。ただし高くて質の良い物に関しては仕上がりの保証が出来ませんので、古くなった革靴で試してみてからの方がいいでしょう。基本的に「スエード、ヌメ側、エナメル」は水洗いできませんので注意しましょう。

革靴の場合は洗面器で手洗いです。40度程度のぬるま湯と靴用洗剤歯ブラシなどを準備して手洗いをします。その後陰干しをして終了です。乾いた後は靴用油をしっかり塗る事を忘れずに行います。

革靴の水洗いは多くても半年に1度が限度です。頻回に洗うと革の部分が固くなってしまうので注意しましょう。

靴を匂わせない予防・対策方法

最後に「靴を匂わせない予防・対策方法」をご紹介しましょう。臭い始める前に手入れをしておけば余計な手間がかからずに済みます。

①靴箱の空気の入れ替え

まず玄関の靴箱は定期的に空気の入れ替えをしましょう。玄関先で靴箱を開けっぱなしにはしないお宅が多いと思いますが閉めたままだと臭いがこもってしまいます。

ただし靴の臭いが部屋に充満するのも嫌だと思うので、天気の良い日に玄関の扉をあけて靴箱を開放する方が良いと思います。

②靴を乾燥させる

外から帰ってきたら靴を乾燥させる習慣をつけましょう。雨に濡れたらなるべく早くドライヤーで乾かすこと。雨に濡れていなくても革靴などは臭いがこもりやすいので新聞紙を詰めて乾燥させる事。乾燥剤を入れること。

押し入れなどに入れる除湿シートを下駄箱の中に入れておくのもおすすめです。とにかく乾燥を心がける、これだけでも臭いがつかなくなります。

③中敷きを変える

靴の中敷きを変えるのも臭い取りの効果が期待できます。中敷きは靴屋さんに行けばいろいろな種類の物が販売されていますので靴を買いに行った際に見ておきましょう。100均にもインソールは売られています。

また中敷きは紙製の使い捨てタイプのお得な物も販売されています。楽天などで100足分5000~6000円で購入できるのでこまめに変えたい人はおすすめです。

④靴下は除菌する

靴下を除菌するのも靴の臭いを防止するのに効果があります。靴下の臭いは汗と雑菌が原因となっています。普通に洗濯しただけでは臭いが取れない場合には「酸素系漂白剤」「洗濯用洗剤」を併用して殺菌と洗濯を行いましょう。

靴下の除菌は40度のお湯・漂白剤・洗剤を入れた洗面器に1~2時間漬け込んでおいてから洗濯機を回せばOKです。洗濯が終わったら日光や乾燥機でよく乾燥させましょう。これだけでも靴下の臭いはなくなり靴の臭い予防にもなるでしょう。

⑤足もしっかりケア

更に自分の足もしっかりケアをしましょう。ケアのポイントは「足裏の角質を除去する」「足の汗を小まめに拭く」ことです。

角質の除去はスクラブなど専用の物を使用し足裏や指の間を綺麗に除去するようにします。お風呂の際に毎回足の角質も綺麗に落とすように習慣づければいいでしょう。

靴下が汗や雨で濡れてしまって交換する際には、足全体もしっかり拭き取るようにします。また市販の制汗剤や汗取り用シートでサッと足の裏をふくだけでも違います。

靴の臭いの原因を知って対策しよう

臭くなった靴の消臭方法や臭いの消し方を一紹介しました。これから夏にかけて汗をかくとともに靴の中も高温多湿の環境になります。靴の臭いが気になる人は臭いの原因を知って対策をしておきましょう。

どれも難しい方法ではありません。時間がないときは消臭スプレーや中敷きを変える、余裕があれば靴を洗うなど生活に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

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