ウーパールーパーの寿命の平均は?長生きさせるコツも紹介
ウーパールーパーをペットにしたいと考えている人はウーパールーパーのことを詳しく知っておかなければいけません。寿命はどれくらいなのか、ペットとして長生きさせるためのコツとは、ウーパールーパーの寿命を少しでも長くするためにはコツが必要なのです。
目次
ウーパールーパーを飼育する前に知っておきたいことを紹介!
ウーパールーパーをペッとで飼いたい!そう思われる方はウーパールーパーが長生きできる飼い方を覚えておかなければいけません。ウーパールーパーの寿命を少しでも伸ばして長生きさせてあげるには最低限おさえておかなければいけない飼育のための知識が必要なのです。
せっかくペットとしてウーパールーパーを飼育するのであれば少しでも寿命を延ばし長生きしてほしいものです。せっかくペットとして飼育してもすぐに病気になってしまったりで長生きできず短い寿命でその一生を終わらせるのはとてもかわいそうです。
ウーパールーパーの寿命を長く保ち、病気にならず健康で長生きできる知識について詳しく説明していきます。
ウーパールーパーとは?
ウーパールーパーとは1980年代に突然日本に出現した謎の生命体です。主に水中にすみ、ピンク色の体に大きなつぶらな目を持ち、顔の両側にあるひれのようなひらひらが特徴的な生物です。
その外見からエリマキトカゲのようなトカゲの一種と間違われますが違います。水中にすむ生物で、魚でもありません。ウーパールーパーの正体はカエルと同じ両生類で、サンショウウオに属している生き物なのです。
サンショウウオの種類といっても実際はあまりサンショウウオには似ていません。カエルのオタマジャクシに似た外見をしており。サンショウウオの中でも変態に属します。日本ではその愛くるしい見た目からペットとして飼育している人もおり、キャラクターグッズなども販売されており、すでに認知されています。
ウーパールーパーの平均寿命
ウーパールーパーの平均寿命は12年から20年ほどで意外と長いです。しかしこれらの平均寿命は正しく飼育すればの話です。世界的に見れば意外と長寿のウーパールーパーも日本でのペットとしての平均寿命は2~3年ほどで、多くの飼育者がウーパールーパーの寿命を短くさせています。
なぜこのように平均寿命が短いのかというと、適切な生活環境が整っておらず、間違えた飼育方法で飼育され、ウーパールーパー自体に無理をさせているからなのです。
大切なペットとして適切な正しい環境で飼育すればウーパールーパーは10年から12年、長いものでは20年も生きることができることがわかっています。
ウーパールーパーの餌
ウーパールーパーの飼育に必要なエサは、魚肉、でんぷん、小エビなどで作られた人工飼料がエサとして主に与えられます。常温で保存できるために扱いやすいのですが、食いつきがやや悪いのが難点です。
ウーパールーパーが自然界で食べているものをもとに作られた人工飼料がエサとなるほかに、水中に生息するアカム̪シを冷凍した冷凍アカム̪シなどをエサにします。
冷凍アカムシは栄養価も高く、体が小さく体力のないウーパールーパーにはおすすめです。人工飼料、冷凍アカムシなどがウーパールーパーの主なエサとなります。
エサの与え方は
体の小さいウーパールーパーにはエサは1日1回食べさせてあげれば十分です。体の大きなウーパールーパーでも、それほどエネルギーは使わないので一週間に数回程度エサを与えれば十分です。
ウーパールーパーの飼育に必要なもの
ウーパールーパーの飼育に必要なものは、大き目の水槽、フィルター、カルキ抜きが最低限必要になります。
安価なもので用意すれば、3種類すべて揃えても、7000円から10000円ほどですべてそろいます。
照明や水草などを用意したとしても、10000円もあれば飼育に必要なものはすべて揃えることができます。
ウーパールーパーの価格
ウーパールーパーは熱帯魚屋さんなどで販売されています。種類もありますが価格は大体大きさで決まります。10センチメートル以下の幼いウーパールーパーなら一匹1000円以下で売っています。
10センチ以上の体の大きさになると、種類や色によって値段は変わってきます。大体2000円から5000円ぐらいの間で販売されているものが多いです。小さいウーパールーパーは、まだ幼く、弱いものと思ってください。人間の赤ちゃんと同じです。
登場間もなくは値段も高めだったウーパールーパーも、現在は安価で購入することができます。
ウーパールーパーを長生きさせる方法
ウーパールーパーを長生きさせるにはコツがいります。そのコツとは正しい飼育環境のもと飼育することです。比較的丈夫なウーパールーパーは、正しい生活環境でマメにお世話してあげることで10年を超えて生きることができます。海外では25年ほども長生きしたウーパールーパーがいたことも確認されています。
ウーパールーパーを長生きさせたいのであれば、正しい飼育環境を作ってあげましょう。
水質に気を配る
ウーパールーパーの飼育には水槽と水が一番のポイントとなります。ウーパールーパーは成長すると25センチメートルほどにもなるので水槽は大き目の50センチメートルほどのものを用意したほうが無難です。
ウーパールーパーの飼育に適している水質は、PH中性から弱酸性が適しているといわれていますが、それほど過度にこだわる必要はありません。
ウーパールーパーを長生きさせるには水質より水温に気を付けたほうがいいでしょう。
適温を保つ
ウーパールーパーが暮らしていたのはもともと高地であるメキシコの湖だといわれており水温は、夏でも25度程度、日本で飼育するとなると最も重要なのは夏場の水温ということになります。
水温が30度ほどにもなる日本の夏の水温はウーパールーパーにとって、過酷な環境となってしまいます。最近では様々な保冷方法やクーラー、ファンなどがあるので水温が25度を超えないような環境を維持してあげると。ウーパールーパーの負担が軽くなります。
冬場の保温は室内飼育であれば過度の保温の必要はいらないでしょう。ウーパールーパーが好む20度から25度ぐらいの水温を常に保ってあげると寿命は長くなります。
病気やケガを防ぐ
ウーパールーパーを長生きさせるには、病気やケガにも注意しなくてはいけません。よく水槽の中にウーパールーパーの隠れ家となる石を置く人がいますが、石の表面が鋭いものだとウーパールーパーの体に傷がつく場合があります。
また、水の交換を長期間放置しておくと病気のもととなります。ウーパールーパーがけがや病気にならないために、適度に水のケアをしてあげましょう。
強力なフィルターが必要
ウーパールーパーの正しい飼育には強力なフィルターは欠かせません。水槽の水を汚す量はフンの量と比例しています。ウーパールーパーは魚と比べると何倍も水を汚してしまいます。つまりそれだけ強力なフィルターが必要になるのです。
多くの飼育者が外掛け式フィルターや投げ込み式型フィルターで飼育していますが、小さいときはそれでいいのですがウーパールーパーが大きくなるとフィルターのキャパシティを超えてしまいます。
大きくなったウーパールーパーのフンの対応には最低でも上部式フィルターか強力な外部式フィルターを使用してろ過してあげないと水はきれいになりません。
大きな水槽で飼育する
ウーパールーパーの飼育に最も重要なのは大きな水槽です。最初のうちは小さなウーパールーパーも、大きくなると25センチメートルほどまで成長します。
小さな水槽では身動きが取れなくなるので最低でも50センチメートルほどの水槽で飼育するのが好ましいでしょう。複数のウーパールーパーを飼育するのであればさらに大きな水槽が必要になります。大きな水槽でなければフンの量も多いので水の汚れも早くなります。
大きな水槽と強力なフィルター、マメな水交換、これがウーパールーパーの寿命を延ばし長生きさせるコツとなります。
ウーパールーパーがなりやすい病気とは?
ウーパールーパーは水槽に水が汚れていたりすると病気を発症します。ウーパールーパーの病気について見ていきましょう。
水カビ病
ウーパールーパーの体に白い綿のような物が付いている。それは水カビ病です。水カビ病は放置しておくと細菌が傷口から侵入してウーパールーパーの体が腐ってしまいます。
水カビ病の原因は、水槽内に、アンモニアや亜硝酸がある環境が原因です。つまり水槽内に濾過バクテリアが不足していることが原因です。透明だから水がきれいというわけではありません。
原因はフンや食べ残しが原因となります。水カビ病にならないようにマメに水槽の水は交換してあげましょう。
ぷかぷか病
ぷかぷか病はウーパールーパーの体内にガスが溜まってしまい身体が水面に上がってしまい自力で水に潜れなくなる病気です。食べ物を消化するときに何らかの原因でガスが発生する場合があります。
原因は消化器官が弱っていたり、エサが酸化しているのが原因となります。ぷかぷか病の治療には、胃ゾンデと呼ばれる専用の特殊な器具で体内のガスを抜くことで治療します。
ぷかぷか病の症状が出たら早急に動物病院などで受診して体内のガスを抜いてもらいましょう。ぷかぷか病は食べ物が原因だけでなく、水質の悪化でも発症します。古いエサを与えたり、汚い水を放置しないようにしましょう。
腹水症
腹水症はウーパールーパーのおなかの中に液体が溜まり、水面に上がることが出来なくなる病気です。腹水症になるとみるみるおなかが膨れてきます。
治療は注射器などでおなかの液体を抜くか、投薬で治療されます。ぷかぷか病と同じように素人ではできないので、症状が見られたら専門の獣医師にかかって治療してもらいましょう。
ウーパールーパーをペットとして飼う前の注意点
ウーパールーパーをペットとして飼う前に注意して胃のが、ウーパールーパーは共食いするということです。
基本的に小さいうちの飼育は単独飼育が原則的です。幼いウーパールーパーを一つの水槽で一緒に飼うと共食いをしてしまうので注意しましょう。
ウーパールーパーをペットで飼いたいのであれば、大きな水槽に強力なフィルター、低めの水温を保つ、マメな水の交換、これだけは絶対守るべきポイントとして注意しましょう。
水槽の天使!ウーパールーパーを長生きさせよう
水槽の天使と呼ばれるウーパールーパーは長生きしないと思われているようですが適切な飼育方法で育ててあげればその寿命は長いです。
すぐに死んでしまうのは飼育の仕方が間違っているからなのです。正しい飼育方法で水槽の天使を長生きさせてあげましょう。