気分が乗らない時の対処法!気分がなかなか乗らない原因も紹介
気分が乗らない時は休んだ方が良い?それとも気分が乗らない時でも頑張って続ける?誰でも「どうしても気分が乗らない!何もしたくない!」と思ったことはあるでしょう。気分が乗らない時の効果的な対処法や、気分が乗らない原因などを紹介していきます。
目次
気分が乗らない時にやる気を回復させたい!
今日はどうしても気分が乗らない!何もしたくない!と思ったことはありませんか?でも、試験や納期が目前に迫っている、何とかしてやる気を出さなければ、、、と気持ちだけ焦るような事は、誰にでもあるでしょう。
気分が乗らない時は、一旦休んだ方がいいのでしょうか?それとも、頑張って続ける方がいいのでしょうか?なぜ人間は、気分が乗る時と乗らない時があるのでしょうか?そして気分が乗らない時の原因には何があるのでしょう?
今回は気分が乗らない時に、どうやってやる気を回復させればいいのか、また、気分がなかなか乗らない原因について説明します。勉強や仕事が捗るように、自分の気分をあげていきましょう!
気分がなかなか乗らない原因とは?
はじめに、なかなか気分が乗らない原因について見ていきましょう。気分が乗らない原因は、一つではありません。体調が今一つだから気分が乗らない時もあれば、その作業自体が好きではない、自分に合っていない、と言うこともあり得ます。
「気分が乗らないから、これは自分には合っていないんだ」と早急に結論付けてしまうのも、勿体ないですし、受験勉強や仕事など、途中でやめるわけにはいかない事もあるでしょう。
いずれにしても大切なのは、「なぜ気分が乗らないのか」を分析することです。それによって、対策も見えてくるはずです。
心身共に疲れている
気分が乗らない原因の一つ目は「心身ともに疲れている」事です。特に睡眠不足の時には、集中も出来にくいですし、ミスも増える原因になります。
試験や仕事の納期などが迫っている時は、疲れていても「頑張らないと」と焦りますが、思い切って休んで疲れを取る方が、勉強や仕事が捗るものです。
感情の先取りをしている
気分が乗らない原因の二つ目は「感情の先取りをしている」事です。感情の先取りとは、その行動をおこなう前から、嫌な気持ちを想像し心の中で体験することです。
たとえば、毎日筋トレをする目標があったとします。筋トレは、なかなか辛いものですが、筋トレを開始する前から、筋肉の痛みやしんどさを味わってしまうのです。そのため、気分が乗らない結果となります。
義務感や強制感がある
義務感や強制感があるときも、気分が乗らない原因になります。義務感や強制でやらされている行動ほど、気分が乗らないことはないでしょう。
子供が勉強を嫌がるのは、義務感からおこなっているからです。勉強が面白しろいと感じるようになれば、気分が乗らないことは、少なくなるはずです。
人は義務や強制されるのを嫌う
人は、義務や強制によって何かをする事を嫌います。その理由は、自由を奪われるからです。たとえば、誰かに捉われて拘束されたとします。動こうとしても動けない状態になったら、誰でも気が狂いそうになるでしょう。
これと同じことが、心でも起こります。実際に身体を拘束されていなくても、義務や強制で「やらされている」と感じてしまうと、人はやる気を失うものなのです。
また、誰にも強制されていないのに、自分で自分に強制をする場合もあります。気分が乗らないことが多い人は、自分で自分を強制し義務感でおこなっていないか、見直してみるといいかもしれません。
気分が乗らない時の対処法
ここからは、気分が乗らない時の具体的な対処法について、紹介していきます。人は強制や義務感に駆られると、気分が乗らないことが増えます。しかし、自ら始めた事なのにも関わらず、どうしても気分が乗らない事もあるでしょう。
人が持つ才能には、それほどの差はなく、あるとすれば「どれだけ継続できるか」だと言われます。「継続力」こそ、本当の才能と、いう方もいます。
継続をしていく事は、時に苦痛に感じますが、ちょっとしたコツを掴むだけで、想像していたほど苦痛を感じずに続ける事はできます。どれが自分に合う継続法なのか、試しながらやってみてください。
簡単な作業からはじめる
どうしても気分が乗らない時は、「簡単な作業から始める」とスムーズにいくことがあります。運動を始める時にも、「ウオーミングアップ」をおこないます。それと同じで、脳のウオーミングアップをおこなって、弾みをつけるのです。
例えば、勉強をするときには、いきなり問題を解き始めるのではなく、問題文をノートに書き写したり、解答欄を作る、などの考えなくても淡々と出来る作業をします。掃除が嫌だなと思ったら、とりあえず掃除機を目に付く所に置くだけにします。
運動するのが嫌だなと思ったら、簡単にできるストレッチだけその場でおこないます。どんな事でも、自分が「これなら簡単にできる」という事前作業から始めるようにしてみましょう。
終わりを決めてから始める
あらかじめ「終わり」を決めてしまってから、始めると気分が乗ることがあります。終わりの決め方は「時間」「内容」のいずれかでおこないます。
たとえば「今日は30分間で終わりにしよう」と時間を区切ります。いつもは、1時間かけておこなう作業を「30分にしよう」と半分にしてしまう事で、やる気が起きる事があります。内容で区切るときは、今日は●●だけやったら終了」と決めておきます。
「それでは最終的な目標が達成できないよ?」と感じる方もいるでしょう。しかし、やり始めさえすれば気分が乗ることもあるので心配はいりません。また、目標設定の仕方が間違っている(負担が多い)」事もあるのでその場合は見直しをする事も必要でしょう。
ご褒美を決めて始める
ご褒美を決めてから行動を開始するのも、気分を乗せるには良い方法です。ご褒美の内容はちょっとした事で構いません。たとえば「この教科書の一章だけ解いたら、美味しいお昼ご飯を食べよう」と、楽しみを作っておきます。
子供の躾をするときに「ご褒美を上げるのはNG」と考える方がいます。ご褒美欲しさではなく、行動自体に喜びを感じてほしいという願いからです。でも、それは子供も性格によりますし、ご褒美欲しさでも、結果的によい習慣が付けばいいのです。
また、ご褒美欲しさに行ったことであっても、やり始めれば弾みがつく、ということもありますし「楽しい」と感じることもあります。したがって、ご褒美目当てで行動を始める事は悪いことではありません。
手順を簡略化する
何かの行動や作業をするときに、手順が複雑でやることが多いと、気分が乗らなくなることがあります。行動心理学では、「悪習慣をやめる時は手順を複雑化する」「良い習慣をつけたいときは、手順を簡略化する」と上手くいくという法則があります。
ダイエットのために、お菓子をやめたい時は、お菓子を買い置きせずお店まで買いにいくハードルを設けます。反対にランニングの習慣をつけたいときは、目の付く所に運動着と靴を準備して、すぐに取り掛かれるようにします。
気分が乗らないときは、「何かをしたくない」時なので、それを阻んでいる何か、をなるべく簡単にしてあげます。そうすることで、スムーズに取り掛かれるようになるでしょう。
音楽をかける
気分が乗らない時には、音楽をかける、ラジオを聞くなどで気分を上げるようにしてみましょう。音楽は自分が好きな物だったら何でも構いません。
この曲をかけると「やる気スイッチが入る」という音楽やラジオ番組を決めておき、始めるようにすると、習慣づけにも役立つでしょう。
環境を変えておこなう
いつも聞いている音楽をかけても、ラジオを聞いても、「気分が乗らない」「やる気がでない」という場合は、環境を変えておこなうのも良い方法です。
自宅で勉強をしている人は、図書館に行って勉強をしてみる、学校の学習室でおこなうなど環境が変わるだけで、やる気が出る事があります。
人は環境による影響を受けやすいものです。図書館や学校の学習室で、皆が勉強をしている環境に身を置けばそれだけで意欲が出る事もあるのです。
【状況別】気分が乗らない時に試したいこと
続いては、「状況別」に、「気分が乗らない時に試したいこと」をご紹介します。義務感を生じやすい「仕事」で気分が乗らない時の対処法や、恋愛で気分が乗らない時、友達に誘われたけれど気分が乗らない時の対処法について説明をします。
仕事の場合
仕事は、一番義務感を感じやすいので、気分が乗らない頻度が多いかもしれません。またオフィスでは、音楽を聴きながらというわけにもいきません。
仕事で気分が乗らないときは、考えなくても出来るような雑務から始めると一番スムーズにいくようです。デスク周りをきれいに整理整頓する、パソコンのフォルダを整理する、メールを読んでから整理するなど、普段できないような事をしてみましょう。
また、作業を小分けにして、達成感を得られるような工夫をするのもお勧めです。なかなか終わらない大きな仕事より、小分けにして出来たら「マル」を付ける方が作業効率は上がります。
恋愛の場合
恋愛で「気分が乗らない時」とは、お互いに飽きが生じている時ではないかと思います。それ以外では、体調が今一つで、楽しめない事もあるかもしれません。
恋愛で気分が乗らない、会っても楽しめない時には、少し距離を置くのがベストです。恋人と合わなくなってきたら、別れる事になるかもしれませんし、距離を置くことでまた、気持ちが盛り上がるかもしれません。
「距離は置かずに何とかしたい」と思う場合は、今まで行ったことのない場所にデートに行く、衣装の趣味を変えて今までとは違う雰囲気を作ると、新鮮さが増すでしょう。
友達からの誘いの場合
友達からの誘いで、どうしても気分が乗らない時もあるでしょう。その場合は「無理をしないこと」が一番です。
誘いを受けるときは、遊びや飲み会などが多いと思いますが、一緒に来る友達に嫌いな人がいる、とか、その遊び自体が気が進まない場合もあるでしょう。気分が乗らない事に無理して付き合っても、がっかりする事は多いと思います。
ただし、はじめておこなうような遊びや、初対面の人がいる、という理由で「嫌だな~」と感じているのであれば、積極的に行く事をおすすめします。新しい遊びや経験、出会いを通して、自分の幅が広がることがあるからです。
気分が乗らない時のおすすめアイテム
どうしても気分が乗らない時のアイテムには、一体どんなものがあるのでしょうか。「こんなことぐらいで、気分は変わるの??」と思うかもしれませんが、意外にやってみると気持ちが落ち着いてやる気になるかもしれません。
ハーブやアロマ
ハーブやアロマは、実は気分を変えるための特効薬です。アロマの香りには、人をリラックスさせたり、意欲を出させたりする作用があります。海外では医療の現場でも取り入れられています。
気分が乗らない、やる気を出したい、と思った時には、「ペパーミント」や「レモン」など頭をスッキリさせるアロマにしてもいいでしょう。
気持ちがソワソワして集中できない、少し疲れている、といった時には「ジャスミン」「シダーウッド」など緊張を和らげ、気分を落ち着けるアロマを焚くことでかえって、意欲が増す場合があります。
花や観葉植物
お花や観葉植物を飾るのも、気分を乗せるいいアイテムとなります。植物には空気をきれいにする役割もありますし、緑を見ることで視覚からリラックス効果が得られ、ストレスが和らぎます。
気分が乗らない時は、緊張やストレスが原因となる事も多いです。したがって、無機質な部屋よりもお花や観葉植物がある方が、仕事や勉強が捗る事もあるのです。
コーヒーやハーブティー
コーヒーやハーブティーは、気分を上げるための、最強アイテムです。コーヒーには、抗酸化作用のあるポリフェノールなどの物質が含まれているほか、コーヒーの香りだけで緊張感が和らぐと言われています。
あまり仲良しではない人と会う時も、コーヒーのにおいがするだけで、お互いの緊張がほぐれるような効果も期待できるのです。またカフェインの作用で頭もスッキリするでしょう。
コーヒーが苦手という方は、ハーブティーもおすすめです。ミントティーや、ジャスミンティーには、頭をスッキリさせたり、ストレスを緩和する効果があります。ストレスで気分が乗らない時にはおすすめです。
気分が乗らない時に聞きたい曲
気分が乗らない時に、聞くと良い最強の曲も2つご紹介します。誰でも「これを聞くと元気が出る!」と思う曲があると思います。お気に入りの曲を見つけてください。
WANIMA「やってみよう」
WANIMAは、3人グループのロックバンドです。「やってみよう」は、auのコマーシャルソングにも使われていたので、ご存知の方も多いでしょう。
聴くだけで元気のでる「WANIMAのやってみよう」は、気分を上げたい、元気を出したい、という時におすすめです。
DA PUMP「U・S・A」
DA PUMP「U・S・A」も、昨年に大ヒットした曲です。イントロからノリが良いので、気分が乗らない時には元気が貰えるでしょう。
気分が乗らない時は原因別に対策を
気分が乗らない時の対処法や、気分がなかなか乗らない原因も紹介しました。気分が乗らない時の原因は一つではなく、体調が悪い、睡眠不足で集中できない、ただ何となく気分が乗らない、など様々なものがありました。
疲れや睡眠不足のときは、無理せずに休むことが大切ですし、ストレスが原因になっている場合は、それを解消する事が大事です。
また、何となく乗らないな、という時には、ご褒美を上げたり、手順を少なくするなど「自分がこれならやろと思うかも」という内容に自分で変えてしまいましょう。