ハンドスピナーの遊び方は？初心者にもわかりやすく解説！

電気を使わずにどこにでも持ち出して遊べるハンドスピナーは、最近大人も子供も楽しめるおもちゃとして注目されています。しかし、ハンドスピナーで遊んだことが無い人にとっては、ハンドスピナーはどのように遊ぶものなのかイメージしにくいものでしょう。

そこで、今回はハンドスピナーの基本の遊び方を、初心者にも分かりやすく解説していきたいと思います。初心者と中級者、上級者別におすすめのハンドスピナーの回し方も紹介していくので、ハンドスピナーに興味がある人は参考にしてみてください。

まず最初に、ハンドスピナーとはどのようなおもちゃなのか、確認していきたいと思います。ハンドスピナーが良く分からない人は、最初にしっかり基礎知識を把握しておきましょう。

ハンドスピナーとは、アメリカで生まれたコンパクトサイズのおもちゃです。中心部分にボールベアリングと呼ばれる構造になっているため、中心部分を持ったまま羽をはじくと勢いよく回り続けます。

ハンドスピナーは、1993年にキャサリン・ヘッティンガーというアメリカ人女性によって、重い病気を患う娘でも遊べるおもちゃとして考案されたおもちゃです。

1997年にはアメリカで特許を取っていたそうですが、特許の更新にかかる料金が工面できず、2005年に特許切れとなってしまいました。

その後、2016年に複数のおもちゃメーカーからハンドスピナーが販売されると、アメリカの子供や若者の間で人気になります。同年に日本でもハンドスピナーが流行し、2017年には流行語大賞にハンドスピナーが選出されたのです。

日本でハンドスピナーブームを巻き起こしたのは、人気ユーチューバーのヒキカンとセイキンとされています。

ヒキカンとセイキンがそれぞれの動画でハンドスピナーを紹介しただけでなく、合同の動画内でハンドスピナー対決をしたり、ハンドスピナーに名前を付け合ったりしました。

それらの動画の影響によって、主に若い層の人々にハンドスピナーが広まり、流行語になるまでのブームになったのです。気になる人は、ぜひヒキカンとセイキンのハンドスピナー動画を実際に観てみてください。

ハンドスピナーは、実は欧米では異なる名前で呼ばれています。欧米ではハンドスピナーは”fidget spinner”と呼ばれているのです。

”fidget”とは「いじる」や「落ち着かない」といった意味の英語で、ハンドスピナーで遊ぶ様子からこのような名前になったとされています。

欧米では、ハンドスピナーのように手で触りながら無心になって楽しめるおもちゃ全般は、”Fidget Toy”と呼ばれるのです。欧米で「ハンドスピナー」という名前が通じないとは、驚きでしょう。

ハンドスピナーには様々な形状があることを、皆さんはご存知でしょうか？形状によってハンドスピナーが回転する時の見た目は大きく変化します。さらに、技の成功させやすさも変化するのです。

そこで、以下ではハンドスピナーの形の種類を、いくつか説明していきましょう。ぜひ、ハンドスピナー選びの参考にしてみてください。

羽が3つにはっきり分かれている形状のハンドスピナーは、トライタイプと呼ばれる形のハンドスピナーです。最も多いタイプのハンドスピナーで、木材や金属などの様々な素材のものがあります。

色やデザインの幅も特に広く、技も成功させやすいので、ハンドスピナー初心者には特におすすめの形と言えるでしょう。

ハンドスピナーの形には、トルクバータイプ又はストレートタイプとも呼ばれる、2枚羽タイプの形もあります。回転する力が強いので、安定感が抜群という特徴があるのです。

金属で作られているものが多く、ある程度の重量があるので、ハンドスピナー初心者でも長く回転させ続けやすいでしょう。

この形のハンドスピナーには比較的重いものが多いので、大技に挑戦したいと思っている人は、なるべく軽いものを選ぶことをおすすめします。

羽根の先が繋がって円状になっている形のハンドスピナーは、サークルタイプと呼ばれます。サークルタイプのハンドスピナーは、回転していると羽部分のデザインが変わって美しく、回転しているハンドスピナーにより癒されることができるでしょう。

羽部分が繋がっていることで、回転が止まりやすいので、大技を繰り出すハンドスピナーにはあまり向いていません。しかし、羽部分のデザインの幅が広く、回転している時の様子が特に美しいので、回るハンドスピナーを見て楽しみたい人にはぴったりでしょう。

ハンドスピナーは変わった形状をしたおもちゃなので、ハンドスピナー初心者の中には基本の遊び方がよく分からないという人も多いでしょう。そこで、以下ではハンドスピナーの基本的な遊び方を具体的に説明していきたいと思います。

ハンドスピナー初心者の人は、まず基本の遊び方をしっかりマスターしていきましょう。

机や床に置いて羽をはじいて回すという方法は、ハンドスピナーの基本の遊び方です。ハンドスピナーは羽が回り続ける様子を見て楽しむおもちゃであるため、羽をはじくだけで楽しむことができます。

なるべく安定した床や机の方が長く回転を楽しめるので、ぜひ何もない床や机の上でハンドスピナーを回してみてください。ただ回る羽を見続けるのみですが、一度試すと癖になる面白さに気付くでしょう。

ハンドスピナーの基本の遊び方には、人差し指と親指で真ん中部分を摘まみ上げ、羽をはじいて回すという方法も挙げられます。

手が小さく持ちにくい場合は、中指で持つと安定しやすいでしょう。ハンドスピナーを軽く弾くだけでも、数分間は羽が高速で回り続けます。その様子を見て楽しむのです。

ハンドスピナーを持つ手の平部分に羽が当たってケガしないように、最初は慎重に羽を回しましょう。

ハンドスピナーの基本の遊び方には、片手で回転させて楽しむという方法もあります。まず、親指と中指で、縦にしたハンドスピナーの中心部分をしっかり持ちましょう。人差し指か薬指で羽部分を勢いよく弾いたら羽を回転させることができます。

片手で回転させられる技術は、ハンドスピナーの華麗な技を習得するために必要な技術です。ハンドスピナーに慣れたら、ぜひ片手回しができるように練習してみてください。

ハンドスピナーの遊び方を学んだ後は、早速ハンドスピナー初心者向けの技や回し方を紹介していきましょう。ハンドスピナー初心者の人は、ぜひ以下の技や回し方からマスターしてから、さらに高度なハンドスピナーの技に挑戦してみてください。

初心者向けのハンドスピナーの遊び方の1つは、スイッチアップという技です。回転しているハンドスピナーを左右の手に持ち替えます。

まず、片手でハンドスピナーを回転させたら、もう片方の手に向かって軽く投げ、ハンドスピナーの回転を止めずに持つ手を変えたら成功です。

このスイッチアップで、軽やかに左右の手に回転しているハンドスピナーを移動させるとよりスタイリッシュな技になります。必ずハンドスピナーの中央を持つように意識することが、成功のポイントです。

インフィニティは、スイッチアップを応用させた初心者向けのハンドスピナーの遊び方です。まず、片手でハンドスピナーを回した後、ハンドスピナーの回転力を消さないように、片手を素早く回転させながらもう片方の手にハンドスピナーを移します。

スイッチアップよりも滑らかに、左右の手にハンドスピナーを移動させることができてかっこいいでしょう。

初心者向けのハンドスピナーの遊び方には、ジャイロトスも挙げられます。ジャイロトスとは指先に回転しているハンドスピナーを乗せ、その後もう片方の手にハンドスピナーを飛ばし、指で挟んでキャッチできたら成功です。

指に乗せてから飛ばすので、より素早くハンドスピナーを移動させることができ、左右の手で繰り返すとより華やかな技になります。

以下では、中級者向けのハンドスピナーの遊び方も、いくつか解説していきましょう。初心者向けの遊び方をマスターしたら、ぜひ以下の中級者向けの遊び方にも気軽に挑戦してみてください。

チェンジアップは、回転しているハンドスピナーを大きく投げ、片方の手でキャッチするという技です。スイッチアップと似ていますが、大きく投げるという点で異なります。投げる際には顔に羽が当たらないように、十分注意してください。

ハンドスピナー中級者向けの遊び方には、リバースソニックという技もあります。リバースソニックとはハンドスピナーの羽を持ちながら本体を上に飛ばし、回転させながら指でキャッチするという技です。

羽部分を持って本体を上に飛ばす際には、羽を回転させることを意識して、振り上げるように飛ばすと成功しやすいでしょう。

手だけでなく足も使うレグスWEEPも、中級者のハンドスピナーの遊び方です。基本的には初心者向けのスイッチアップと同じですが、足も使うので見た目がとても華やかになります。

まず、ハンドスピナーを回転させて片手で持ち、左右どちらかの足を軽く上げます。そして、上げた足の太ももの裏を通すようにして、ハンドスピナーをもう片方の手に移動させたら成功です。

左右の足でこの技をできるようにすると、上げる足を入れ替えながら連続してハンドスピナーを移動させる大技もできるようになるでしょう。

初心者向け、中級者向けのハンドスピナーの遊び方ができるようになったら、いよいよ上級者向けのハンドスピナーの難しい遊び方にも挑戦してみましょう。以下では、上級者向けのハンドスピナーの遊び方を詳しく取り上げていきます。

サンシャインスイッチは、ハンドスピナーを投げて受け取るという技を、左右の足を入れ替えながら行う上級者向けの遊び方です。

まず、片手で回るハンドスピナーを持ち、左右どちらかの足の裏を通しつつ上に向かって大きく投げます。そして、もう片方の足を上げてその裏に手を通し、その手でハンドスピナーを受け取れたら成功です。

足を上げる所で混乱して失敗しやすいので、何度も練習してコツを掴みましょう。

プラズマバウンズとは、背面からハンドスピナーを飛ばし、太ももで落ちるハンドスピナーをバウンドさせてからキャッチするという大技です。

まず、回っているハンドスピナーを片手で持ったら、背面から上に大きく投げましょう。落ちてくるハンドスピナーを片方の太ももで受け、バウンドさせながら片手キャッチできたら成功です。太ももで受けてバウンドさせる所が特に難しいでしょう。

PINEアップルペンは、ハンドスピナーをペンの小さな先に乗せるという繊細な技です。まず、片手でハンドスピナーを回転させたら、もう片方の手でペンを持ちます。そのペン先にハンドスピナーを乗せることができたら成功です。

ペンを使うので、ハンドスピナーを安定させることがより難しくなります。

ハンドスピナーは老若男女が気軽に遊べるアイテムです。そのため、ハンドスピナーの難しい技ができなくても、様々な方法で遊ぶことができます。以下では、技ができない人でもできるハンドスピナーの遊び方を、いくつか紹介していきましょう。

1つ目には、ハンドスピナーを手や机などの上で回転させて、どれだけ長い間回し続けられるかということを競う遊びが挙げられます。ハンドスピナーは回っている様子を見ているだけでも楽しいアイテムなので、回転を見ている間も無心になって楽しめるでしょう。

ハンドスピナーを回転させるだけで楽しめる遊び方なので、老若男女で一緒に楽しむことができます。家族で一緒にハンドスピナーを楽しみたい人は、ぜひこの遊び方を家族で試してみてください。

回転させたハンドスピナーを、机や床に置いてぶつけ合わせ、回転が止まらなかった方が勝ちという遊びもおすすめです。喧嘩コマのような単純な遊び方ですが、大人同士の対決でも意外と盛り上がります。

子供と大人での対決もできるので、子供と一緒に遊んでも楽しいでしょう。

今回はハンドスピナーの遊び方や技のやり方などを解説しました。ハンドスピナーを極めて見たい人は、ぜひ今回紹介した技を簡単なものからマスターしていってみてください。

また、誰でも気軽に挑戦できるハンドスピナーは、友達と盛り上がりたい人にもぴったりのアイテムです。ぜひ基本の遊び方を友達に教えて、ハンドスピナーを大勢の人と楽しんでみてください。