大学のヤリサーの実態とは？特徴やヤリサーで有名な大学も紹介

90年代から大学生の深刻な傷害事件や死亡事件の温床となっている「ヤリサー」の問題が、全国に知られるようになりました。好奇心旺盛な大学生たちを加害者や被害者にしてしまうヤリサーに関する事件は、最近も起きてるのです。

今回は、実態が掴みづらいという大学のヤリサーの真実に迫っていきましょう。ヤリサーの表向きの特徴や、ヤリサーの賢い見分け方などについても紹介するので、ヤリサーと関わりたくないという大学生はぜひ確認してみてください。

「ヤリサー」という言葉はニュースや新聞で見聞きしているものの、具体的にはどのようなものか理解できない人もいるでしょう。

ヤリサーとは、一見普通の大学生の爽やかなサークルのようですが、実際には乱交のみが目的の集団と化しているサークルのことを指します。

スノボーやテニス、DJといったことを目的にした至って普通のサークルのように見えるため、新大学生が騙されるようにして入ってしまうことがよくあるのです。

90年代後半から、ヤリサー内で強姦事件や致死傷事件などが多発するようになり、ヤリサーの存在が全国に知れ渡りました。

ヤリサーは長い間ベールに覆われたものでしたが、いくつかの大学のヤリサーによる事件が報道されるようになり、ヤリサーの実態が明らかになりました。以下では、ヤリサーに関する事件が報道された大学と、そのニュースの内容について取り上げていきましょう。

2016年に起きた慶應大学のヤリサー「広告学研究会」のメンバーによる未成年の飲酒事件と淫行事件は、記憶に残っているという人も多いのではないでしょうか?

広告学研究会のメンバーが起こした性的暴行の事件によって、慶応大学の名物行事ミスコンが中止に追い込まれたことも広く報道されました。多くの著名人や偉人の母国として知られる慶應大学にも、過激なヤリサーがある事実は多くの人に衝撃を与えたでしょう。

日本のトップクラスの偏差値を誇る名門早稲田大学でも、2000年代にヤリサーの事件が起きています。そのヤリサー「スーパーフリー」は1982年に立ち上げられ、当初は健全なパーティーや飲み会、旅行などを楽しむサークルだったそうです。

しかし、99年頃から乱交目的のヤリサーに変わっていき、2000年代には無理に酔わせた女性メンバーを輪姦する事件を起こしました。

事件が明らかになる前から、もはや日常的に女性メンバーを標的にした性的暴行が行われており、被害者は約400名ともされています。この被害者の膨大な数に、多くの人が絶句しました。

2016年には、日本の最高峰の大学である東京大学にもヤリサーがあることが発覚しています。東京大学の誕生日研究会というサークルが、女性メンバーに対してマンションの一室でわいせつ行為をしたとして、サークルの幹部数名が逮捕されました。

サークルは同年に立ち上げられたばかりでしたが、すでに多くの女性メンバーが同じ被害に遭っていたと思われます。逮捕された学生の中には、大学院生もいたことで、教育界に激震が走りました。

ヤリサーには、様々な特徴があるとされています。以下では、ヤリサーの実態がよく現れている特徴についても、詳しく紹介していきましょう。ヤリサーの特徴を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

ヤリサーの大きな特徴には、表面上健全なサークルに見えるということが挙げられます。ヤリサーの幹部大学生たちも、乱交や輪姦目的のサークルと堂々と表面しながら活動することは、問題になるとよく分かっているのです。

そのため、新入メンバーを集めたりスムーズにサークルを運営したりするために、普段から表面上は普通の安全なサークルを装っています。その表向きの健全さに騙され、新大学生がヤリサーに入ってしまうのです。

インカレである率が高いということも、ヤリサーの特徴と言えます。「インカレ」とは「インターカレッジサークル」の略語で、複数の大学のサークルが共同で運営するサークルです。

他大学とのサークルメンバーとも気軽に交流できるので、友達の輪が広がったり良い刺激を受けたりすることができる形式のサークルです。

しかし、ヤリサーはこのインカレのメリットも利用します。他大学のサークルメンバーとわいせつ行為をすれば、自分が所属する大学内で自分の悪い噂が流れにくいのです。

そのため、より乱交行為のハードルが低くなり、インカレのヤリサーは短期間で過激化しやすいとされています。

ヤリサーの特徴には、合宿が多いということも含まれます。運動系のサークルを装うヤリサーでは、特に強化合宿と称して、乱交や輪姦目的の合宿を頻繁に行っているようです。

合宿では夜に必ず飲み会があり、その場で女性メインバーを酔わせ、乱交パーティーのような状態になってしまいやすいとされています。

多くの大学のサークルの中に紛れ込んでいるヤリサーは、その実態を見抜くことが難しいとされています。以下では、あまり知られていないヤリサーの実態について、具体的に取り上げていきましょう。

新メンバーが入ってしばらくの間は、一般的なサークルとして活動し、ある時突然乱交行為が始まるということはヤリサーではよくあるそうです。新メンバーを逃がさないために、ある程度の信頼関係を築いてからヤリサーとしての本性を露わにします。

新メンバーにもお酒を飲ませた上で乱交の様子を見せるので、新メンバーの大学生もその異常な光景を受け入れてしまいやすいようです。

巧みな話術で女性メンバーをコントロールするということも、ヤリサーの実態と言えます。

ヤリサーを掌握している男性メンバーの多くは高いトークスキルを身に着けており、そのメンバーから女性メンバーは説得され、乱交や輪姦の被害者になってしまいやすいのです。

説得が上手くいかない場合は、女性メンバーにお酒を大量に飲ませ、泥酔させてから強引なわいせつ行為に及ぶこともあります。

幹部が暴走するとうことも、ヤリサーの実態でしょう。実際に女性メンバーとわいせつ行為ができるのは、幹部メンバーのみということも珍しくなく、幹部の学生だけが盛り上がり異常なヤリサーになってしまいやすいのです。

ヤリサーに関わりたいくないけれども、ヤリサーの実態が良く分からず、不安という新大学生もいるでしょう。そこで、以下ではヤリサーを見分ける方法も、詳しく取り上げたいと思います。

合宿の頻度が高すぎるということは、ヤリサーを見分けられるポイントと言えます。合宿はヤリサーにとって絶好の乱交チャンスなのです。そのため、ヤリサーは合宿が多くなる傾向にあります。

運動系のサークルを装うヤリサーは、特にこの傾向が強いので注意しましょう。

ヤリサーを見抜くポイントには、新入生歓迎会の開始時刻が異常に遅いということも挙げられます。本来、新歓は新メンバーとサークルメンバーとの顔合わせの場なので、あまり遅い時間には開かれません。

ヤリサーでは、開始時刻をわざと遅くして新メンバーに無理にお酒を飲ませ、帰る手段を無くさせた上でわいせつな行為をすることがよくあるのです。

ヤリサーのメンバーに目を付けられると、頻繁に勧誘されることもあるでしょう。そのような時には、しっかりと断ることが重要ですが、その後の人間関係が気になりはっきり断れない時もあると思います。

そのような時には、バイトや大学での勉強で忙しくなっている様子を相手に見せることがおすすめです。バイトや勉強の話題をさり気なく出して、アピールしましょう。そうすることで、相手が諦めてくれやすくなります。

今回は、ヤリサーの驚くべき実態や、ヤリサーの見分け方などを取り上げました。実際に大きな事件を起こしたヤリサーが、有名な大学にもあることを知り、驚いた人は多いでしょう。

健全なサークルを装っていることが多いヤリサーですが、よく観察するとヤリサーの特徴がよく表に出ていることが多いのです。新大学生はその特徴を覚え、ヤリサーと普通のサークルを見分けて自身の身を守ってください。