お嬢様言葉23選まとめ!上品な挨拶から悪口まで口調や言葉遣い一覧
お嬢様言葉は独特です。非お嬢様言葉とはたくさんの違いがあります。「ありがとう」のような身近な言葉にもその特徴は見られ卯量です。お嬢様言葉に見られる口調、言葉遣い、挨拶、そして悪口をご紹介しながら、その上品さに迫っていくことにしましょう。

目次
お譲様言葉とは?上品な感じ?
お嬢様言葉という言葉を聴いたことがあるでしょうか。お嬢様と非お嬢様には言葉使いに違いがあるといわれているようです。特にお嬢様言葉と非お嬢様言葉との違いが顕著に表れるのが、口調や言葉使い、挨拶、そして悪口であるといわれています。
お嬢様言葉と言うと、何やらお上品なかんじをイメ―ジするという方も少なくないでしょう。しかし、お嬢様言葉というのは単に上品なだけではないようです。お嬢様言葉の神髄に迫っていきましょう。
お嬢様言葉を使う人なんているの?
実際のところ、お嬢様言葉を話す人は少数派です。しかし、テレビで貴族の生活に密着した番組などでは、実際に使っている人がいるということが確認されています。雲の上の存在にも感じられますが、存在するのは事実です。
お譲様言葉の特徴【口調編】
上品なお嬢様言葉ですが、口調にもその特徴というのは表れているようです。ここではお嬢様言葉の口調に見られる特徴についてご紹介いたしましょう。お嬢様言葉というのは一つ一つの言葉に注目しなくても、口調から上品さがうかがえるのです。
とにかくおしとやか
お嬢様言葉の口調に見られる特徴として、とにかくおしとやかであるということが挙げられます。お嬢様言葉の口調の上品さというのは、それそのものだけで成り立つものではありません。お嬢様言葉というのは振る舞いの上品さなどに裏付けられるものなのです。
したがって、お嬢様らしい上品なふるまいを心がけていれば、お嬢様言葉はより一層上品に見えるということなのです。たとえば、ギャルが無理やりお嬢様言葉で話したとしてもなかなかお嬢様に見えないというのは納得でしょう。
ゆっくりと話す
お嬢様言葉の口調に見られる特徴として、ゆっくりと話すということが挙げられます。お嬢様言葉というのはいつでも余裕たっぷりです。したがって、お嬢様言葉というのは決してマシンガントークのように急いで話すということはありません。
お嬢様言葉というのはいつもゆっくり話されるものなのです。お嬢様言葉というのは自分の独自のテンポ感に相手を合わせることによって、自分の上品さをアピールしているのでしょう。
語尾を上げない
お嬢様言葉の口調に見られる特徴として、語尾を上げないということが挙げられます。語尾をいちいち上げる話し方というのはなんとなく下品に見えてしまうため、お嬢様言葉としては好ましくないものです。したがって、お嬢様言葉では語尾は挙げません。
とはいっても、語尾をあげることもあります。たとえば、相手に何かを訪ねるという時を考えてみてください。そのような差異はいくらお嬢様言葉であるとは言っても語尾を上げる必要があるのです。
語尾を伸ばさない
お嬢様言葉の口調に見られる特徴として、語尾を伸ばさないということが挙げられます。お嬢様言葉において、語尾を伸ばすということも低俗の象徴とされてしまいます。したがって、お嬢様言葉においては語尾を伸ばすということは慎むものなのです。
語尾を伸ばすことがお嬢様言葉にそぐわないというのはなぜかというと、なんとなくけだるさが言葉に出てしまっているからです。けだるさというのはお嬢様言葉にとっては望ましくないものなのです。
スピードが一定
お嬢様言葉の口調に見られる特徴として、話すスピードが一定であるということが挙げられます。非お嬢様の場合、会話がヒートアップしてくると、どうしても興奮して話すスピードが早くなりがちです。しかし、そのようなことはお嬢様言葉にはふさわしくありません。
お嬢様言葉はいつも一定のスピードで話されます。だからこそ、お嬢様言葉は相手から安心して聞いてもらえるということでしょう。お嬢様言葉の口調に見られる特徴の中でも非お嬢様が最も参考にしやすいのではないでしょうか。
お譲様言葉の特徴【言葉の語尾編】
さて、お嬢様言葉の口調に見られる特徴がわかったことでしょう。次は、お嬢様言葉の語尾に見られる特徴について見ていきましょう。お嬢様言葉らしさが最も顕著に表れるのがお嬢様言葉の語尾です。ここにお嬢様言葉の最大の特徴があります。
お嬢様言葉を非お嬢様が真似する場合はお嬢様言葉の語尾だけマネするという場合が多いのではないでしょうか。お嬢様言葉らしく「~ですの?」という言葉をお嬢様の気分で使ったこともあるのではないでしょうか。
ですの
お嬢様言葉の語尾に見られる特徴として、「ですの」が挙げられます。このお嬢様言葉の語尾は小説やドラマでもおなじみでしょう。お嬢様言葉は語尾に無意識のうちに上品さが表れてしまうのです。お嬢様言葉というのは決してわざと話されているわけではないのです。
お嬢様言葉をふざけて使ってみたい日お嬢様にはおすすめのお嬢様言葉の語尾です。
ですこと
お嬢様言葉の語尾に見られる特徴として、「ですこと」というのが挙げられます。このお嬢様言葉の語尾も小説やドラマでおなじみでしょう。優雅な雰囲気が感じられるお嬢様言葉の語尾です。しかしややわざとっぽさを感じさせやすいお嬢様言葉の語尾でもあります。
お嬢様言葉の語尾の中で最も実際に使われる頻度が少ないと言えるでしょう。
て
お嬢様言葉の語尾に見られる特徴として、「て」が挙げられます。たった一文字のお嬢様言葉の語尾ですが、この一つのお嬢様言葉の語尾だけで、おしとやかさを存分にアピールすることができていると言えるでしょう。つつましさが感じられるお嬢様言葉の語尾です。
このお嬢様言葉は特に疑問形で用いられるということが多いようです。
遊ばせ
お嬢様言葉の語尾に見られる特徴として、「遊ばせ」というのが挙げられます。このお嬢様言葉の語尾は古語の「あそばす」に端を発しているといわれています。つまり、お嬢様言葉の語尾の中でも、特に歴史が深いお嬢様言葉の語尾であるということができます。
このお嬢様言葉の語尾には主に勧誘などの意味が込められているようです。
ですわ
お嬢様言葉の語尾に見られる特徴として、「ですわ」というのが挙げられます。このお嬢様言葉の語尾は特に何かに対する意見を述べるときに上品さを演出するために使われることが多いです。柔らかな言葉遣いの中に確かな意思が感じられるお嬢様言葉の語尾でしょう。
お嬢様言葉の語尾としてつかうには、関西弁と勘違いされることもあるので、話し方には注意です。
お譲様言葉の特徴9選【言葉遣い編】
お嬢様言葉の語尾に見られる特徴というのがわかったことでしょう。ところで、お嬢様言葉の特徴というのは語尾だけではなく、普段のちょっとした言葉遣いにもつい表れてしまうようです。お嬢様言葉というのはナチュラルさが大切なのです。
お嬢様言葉の中で言葉遣いに関するものは、第一人称に関するお嬢様言葉から、話し方全体にまつわるお嬢様言葉まで、ジャンルは多種多様です。様々なお嬢様言葉の言葉遣いについて見ていきましょう。
わたくし
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、第一人称が「わたくし」になることが挙げられます。「わたし」というのが非お嬢様言葉としては普通ですが、お嬢様言葉は自分の呼び方も丁寧にすることによって、よりお嬢様言葉らしくしているのです。
「わたくし」というお嬢様言葉を使っている方がいれば、お育ちのよいお嬢様である可能性があります。お嬢様言葉には注意です。
さま
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、他の人を呼ぶときに「さま」を付けるという特徴が見られます。非お嬢様というのは他人を呼ぶとき、「さん」を付けるのが一般的ですが、お嬢様言葉では「さま」を付けることによって、より丁寧さが増します。
「さま」というお嬢様言葉は使われた側も少し背筋がピンとしてしまうようなお嬢様言葉なのではないでしょうか。
トイレに行くときも工夫する
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、トイレに行くときも専用のお嬢様言葉が存在します。お嬢様言葉では「お花を積みに行ってきます」というお嬢様言葉が定番のようです。用を足しにいくときに森の奥へ行くことに由来するお嬢様言葉です。
また、大の方をするときのお嬢様言葉として、「バラの気を伐採してまいります。」というお嬢様言葉もあるようです。
おから始まる
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、「お」から始まるということが挙げられます。お嬢様言葉においてはなんでも「お」から始まるというのはお嬢様言葉でも定番です。あらゆるものに対して丁寧な態度を見せるのがお嬢様言葉なのです。
お嬢様言葉としては、比較的非お嬢様言葉との格差が少ないと言えるでしょう。「お茶」もお嬢様言葉の一つです。
さようでございます
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、「さようでございます」が挙げられます。非お嬢様は「そうですね」というところをお嬢様言葉ではこのようにお嬢様らしい言葉で表現するのです。ホテルの受付でもたまに耳にするお嬢様言葉でしょう。
お嬢様言葉はこのように同意するときもお嬢様らしい物言いであることがわかります。
ありがとうの前にどうもを付ける
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、非お嬢様言葉のありがとうの前に「どうも」を付けるということが挙げられます。お嬢様言葉では「どうもありがとう」というお嬢様言葉を用いるので柔らかな口調で言われるとお嬢様感が増す言葉でしょう。
しかし、非お嬢様でも使う人は見られるためにお嬢様言葉の中では非お嬢様言葉との格差は小さい言葉でしょう。
考慮させていただきます
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、「考慮させていただきます」というお嬢様言葉が挙げられます。非お嬢様言葉の「嫌だ」もお嬢様言葉ではこのようにぼかすのです。お嬢様言葉としてはいかにもお嬢様らしい柔らかさが伺えます。
お嬢様言葉の中でもあえて本心を言わないというお嬢様言葉の闇が見えるお嬢様言葉でもあります。
否定・肯定はオブラートに包む
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、否定・肯定をオブラートに包むということが挙げられます。否定に関しては先ほどのお嬢様言葉に見られる通りですが、非お嬢様言葉の「うん」もお嬢様言葉においては「おっしゃる通りでございます」となります。
お嬢様言葉において「オブラートに包む」というのはお嬢様言葉の鉄板技であるといえます。
しかし、はっきり言わなければならないときの方法もある
言葉遣いに見られるお嬢様言葉の特徴として、お嬢様言葉だからと言ってはっきりということもあるということが挙げられます。
秋篠宮様の婚約会見の際、記者が紀子様に「初恋は礼宮さまですか?」と尋ねて、紀子様が礼宮様に「お答えしてもよろしいですか?」と尋ね了承を得ると、「はい、そうでございます」と、はっきりと答えたのです。
お譲様言葉の特徴4選【挨拶編】
次はお嬢様言葉の挨拶に見られる特徴について見ていきましょう。
ありがとう存じます
お嬢様言葉の挨拶に見られる特徴として、「ありがとう存じます」という挨拶が挙げられます。お嬢様は「ありがとう」の言葉にも工夫をすることがわかります。ありがとうに見られる言葉遣いもさすがといったところです。
恐れ入ります
お嬢様言葉の挨拶に見られる特徴として、「恐れ入ります」という挨拶が挙げられます。お嬢様というのは「すみません」という言葉ではなく、さらに上品さを感じさせる言葉に置き換えるのです。
ごきげんよう
お嬢様言葉の挨拶に見られる特徴として、「ごきげんよう」は定番の挨拶でしょう。去り際にこの言葉を言うことによって、相手の幸運を願うのです。相手へのありがとうという気持ちとエールを兼ね備えた言葉です。
失礼いたします
お嬢様言葉の挨拶に見られる特徴として、「失礼いたします」という挨拶が挙げられます。お嬢様は断りを入れるときにこの言葉を用いるようです。「失礼します」という言葉をさらに謙遜した形の言葉です。
お譲様言葉の特徴4選【悪口編】
つぎは、お嬢様言葉の悪口について見ていきましょう。
苦手です
お嬢様言葉の悪口として、「苦手です」という悪口が挙げられます。「嫌い」という言葉ではなく遠回しな「苦手」という言葉をチョイスしているところがミソです。
健康的ですね
お嬢様言葉の悪口として、「健康的ですね」という悪口が挙げられます。「デブ」という言葉もこんなにスマートな言葉で言われると逆に「ありがとう」と言ってしまいそうです。
世渡りが上手ですこと
お嬢様言葉の悪口として、「世渡りが上手ですこと」という悪口があります。「ずるい」という言葉から相手への非難を避けるために、このような言葉に変化したのでしょう。
個性的でいらっしゃる
お嬢様言葉の悪口として、「個性的でいらっしゃる」という悪口があります。「変だ」という言葉も差別的なので、このようなポジティヴな言葉に置き換えるのです。「ありがとう」と返してしまいそうです。
お譲様言葉と非お嬢様言葉の違い!
お嬢様言葉と非お嬢様言葉にはどのような違いがあるのでしょうか?
流行語は使わない
お嬢様言葉と非お嬢様言葉の違いとして、流行語は使わないということが挙げられます。お嬢様は俗世にまみれた言葉は使わないというのは大きな違いです。
下品な言葉は必ずオブラートに包む
お嬢様言葉と非お嬢様言葉の違いとして、下品な言葉をオブラートに包むという違いが挙げられます。お嬢様は決して、「バカ」のような直接的で汚い言葉は使わないというのが非お嬢様との違いなのです。
考えながら話す
お嬢様言葉と非お嬢様言葉の違いとして、考えながら話すという違いが挙げられます。お嬢様は決して言葉を適当には発しません。微妙なニュアンスの違いも考えるのです。
お嬢様言葉を使ってみよう
さて、今回はお嬢様言葉について見てきましたがいかがでしたでしょうか。お嬢様は「ありがとう」のような日常的な言葉でも違いを見せつけるということがわかったのではないでしょうか。
お嬢様言葉で話してみるというのは、単に楽しいだけでなく知らず知らずのうちに自分の振る舞いも向上させるものです。騙されたと思って使ってみてはいかがでしょうか。