疎まれるの意味とは?疎まれる人の性格や特徴・疎まれた時の対処法
なぜか周囲によく疎まれるという悩みを抱えている人や疎まれるとはどういう意味かわからないという人のために、疎まれるとはどういう意味かということから、疎まれる人の性格や特徴、そして疎まれた時にどのように対処していけばよいのかなどいろいろ紹介していきます。
目次
疎まれるの意味とは?
最初に疎まれているとはどういう意味かについて紹介します。疎まれるとは、相手から面倒がられたり、親しみをもたれず、相手が自分とできるだけ接しないようにしている状況という意味になります。
疎まれるは嫌われるという意味?
疎まれているという意味を紹介しましたが、つまり疎まれているということは嫌われるという意味なのかと思う人もいるでしょう。
好意的ではないという意味では同じですが、疎まれるの場合は表面上は嫌であることを態度に出さずにできるだけ距離を離そうとするという意味なのでニュアンスが少し異なります。
疎まれるの読み方
疎まれるとはどういう読み方をするのかわからないという人もいるでしょうが、疎まれるの読み方は「うとまれる」です。
疎まれるの類義語
疎まれているとはどういう意味か紹介しましたが、疎まれているの意味と似た言葉(類義語)を紹介します。
疎まれているの類義語とは「避けられる」「遠ざけられる」「隔てを置かれる」「煙たがれる」「よそよそしくされる」などです。
疎まれるの対義語
疎まれるの意味と反対の意味を指す言葉「対義語」も紹介します。疎まれるの対義語とは「慕われる」「好まれる」「親しまれる」などです。
疎まれる人の性格
疎まれているとはどういう意味かついてわかったところで、次は疎まれているとはどういう性格をしているかについて紹介します。
物事を否定的に捉える性格
よく周囲から疎まれている人のなかには、物事を否定的に捉える性格の人がたくさんいます。
否定的な性格の人は、みんながどうすればうまくいくかを知恵を出し合っているところで「うまくいくわけがない」という意見を出したり、みんなが褒めているところに「そこまで褒めることではない」と言ったりしてしまいます。
そうすることが場がしらけてしまったり、重苦しい雰囲気になってしまうのでそういった場面が続くと、あの人がいると空気が悪くなると周囲が思うようになって疎まれるようになってしまいます。
自己中心的な性格
周囲から疎まれている人のなかには自己中心的な性格の人も多いのも特徴です。自分中心でしか物事を考えることができずに周囲に気配りができない人や、たくさんいる人のなかで自分が中心になっていないと気が済まないという人は多くの人から疎まれてしまいます。
なかには、複数の人がいるときに、自分が中心となることができなかったり、一番ではないという状況になった時に不満を口にしたり、和を乱すような迷惑行為を起こしたりする人もいて、当然そういった人は疎まれる人になります。
真面目過ぎる・いい人過ぎる性格
「疎まれる人の性格とは?」と聞かれると、悪い性格をイメージしがちですが、なかには真面目な性格、良い人も少なくありません。
しかし、真面目過ぎたり、良い人過ぎるという性格だと集団の中では少数派になってしまうことが多く、浮いた存在となってしまい、疎まれる人になることも少なくありません。
自信過剰な性格
周囲から疎まれる人のなかには自信過剰な性格の人もたくさんいます。自分に自信を持つことは悪いことではありませんが、実力や実績が伴わないまま過剰に自信をもっていると、その言動で周囲から疎まれることになってしまいます。
また、自信過剰な性格の人は自分の非を認めない傾向があるので、それが大きな原因となって周囲から疎まれるケースも少なくありません。
疎まれる人の特徴【行動編】
周囲から疎まれる人というのは、普段から疎まれるような行動をしてしまっているものです。本人は疎まれるような行動はしていないと思っている人も少なくないでしょう。
ここでは、疎まれる行動とは具体的にどのような行動かを紹介していきます。
よく首をつっこむ
よく疎まれる人には、あまり関係ないところに何かと首をつっこんでくる人が多いのが特徴の一つです。話が盛り上がっているところに急に割って入ってきて見当違いなことを話し始めたり、自分の話をし始めたりして、話の腰を折ってしまいます。
また、誘われてもいないのに、断りもなく飲み会やレジャー、イベントに突然現れたり、聞いてもいないのにアドバイスを始めたりするのもこういうタイプの人の行動の特徴です。
自分は仲良くやっているつもりでも周囲からは疎まれてしまい、余計に誘われなくなったり、話の輪に入ってこないように余計に距離をとられてしまうようになります。
時間を守らない
疎まれている人のなかにはルーズな人が多いのが特徴です。特に時間にルーズで約束した時間を守らない人が多いです。
事情があってどうしても間に合うことができなかったり、数分遅れてしまうということは誰にでもあることですが、時間にルーズは人は平気で頻繁に約束を守りませんし、数時間遅れたりするのも珍しくありません。
また、遅れてきたのにしょうもない言い訳をしたり、反省の色があまりみられなかったり、また約束の時間が過ぎてから「1、2時間遅れる」と連絡がきたりと、遅れたときの対応も不誠実であるため信頼を失い、疎ましい人と思われるようになります。
必要以上に世話を焼く
疎まれる人には世話焼きな人が多いのも特徴です。本人からすれば親切なことをしてあげていると思っていますが、周囲からは頼まれてもいないのに世話を焼いてくると思われてしまっていることが多いです。
全く見返りを求めていなかったり、世話の焼き方が的確で本当に助かる場合もあるかもしれませんが、多くの場合、世話をしてやっているというのを前面に押し出して来たり、世話の焼き方が的が外れています。
さらには、申し出を断ると不機嫌になったり、怒ったりしてくる人もいます。その結果、余計なお世話と思われて、周囲から疎まれる人になってしまいます。
話を盛ったり嘘をついたりする
疎まれる人の行動の特徴と言えば、よく嘘をついたり、話を大きく盛ったりする人が多いということです。
自分をよく思われようとしたり、立場が悪くなったときにごまかそうとして、平気で嘘をついたり話を大げさにしたりします。本人はうまく話せていると思っていても、周囲には嘘や大げさに言っていることはバレているケースがほとんどです。
多くの場合、周囲はそれを指摘せずに話を聞いていますが、なるべくこの人とは話をしないようにしようと思うようになって距離を置くようになります。
疎まれる人の特徴【態度・言動編】
疎まれる人の行動の特徴について紹介しましたが、今度は、疎まれる人の態度や言動の特徴について紹介します。
疎まれる人の態度や言動も、自分がそのようなことをしてしまっているという自覚がない人が多いので、自分が気付かないうちにやってしまっていないかチェックしてみると良いでしょう。
不愛想な態度をとる
疎まれる人の態度の特徴で不愛想な態度を取る人というのも特徴の一つです。本人は普通にしているつもりであっても、周囲からは不機嫌そうに見えるので、近寄りたくなくなります。
また、話しかけても無表情で「はい」「いいえ」「わかりました」と短い言葉を返してくるだけの人も多く、周囲に不愉快な印象を与えます。
マナーが悪い
周囲に疎まれる人でマナーが悪い人が多いのも特徴です。喫煙スペースではないところで喫煙やポイ捨てをしたり、周囲に人がいるのに大声で話をしたり、店員に横柄な態度をとるようなマナーが悪い人と一緒にいると不愉快になってしまいます。
またマナーが悪い人と一緒にいると、自分までマナーが悪い人のように周囲から見られている気がして恥ずかしくなってしまいますし、一緒にいたくないと思うので、距離をおくようになります。
人のプライバシーを軽んじる
疎まれる人のなかには人のプライバシーを軽んじた言動をとる人が多いのも特徴です。人にはプライバシーなことは自分だけや本当に親しい仲間だけにとどめておきたいこともたくさんあります。
しかし、そのプライバシーな部分をたまたま知ったり、ここだけの話として話してくれた話などを簡単に周囲に漏らして拡散してしまう人がいます。問い詰めると、別にこれくらい周囲に知られても大丈夫だよ、と言いますが、大丈夫かどうかは本人が思うことです。
こういう人には大切な話はできないと周囲は思うようになり、雑談などはしてもプライバシーに関わるようなことは話さなくなります。
不潔な身なりや不潔を思わせる態度をとる
周囲から疎まれる人のなかには、周囲から不潔と思われるような身なりや態度を取る人も少なくありません。
ヨレヨレだったり、シミがついている服を着たり、髪の毛がボサボサ、爪が伸びている、爪の中が黒くなっているなど、見た目が不潔なケースもありますし、鼻をほじったり、食べ方が汚いといった行動で不潔な印象を与える人もいます。
また、しっかりとケアをしていても汗っかきであったり、体臭が出てしまう人もいますが、仕方がない部分はあっても、周囲からは疎ましいと思われることがあります。
疎まれる人の原因
疎まれるの意味や、疎まれる人の性格や特徴を紹介しましたが、疎まれる人になってしまうのはどういったことが大きな原因となるのでしょうか。
仮に周囲から疎まれた時に原因がわからないと対処することができません。そこで、疎まれる人の原因について紹介します。
ネガティブな言動で不快になる
人から疎まれる人になる原因で、ネガティブな言動が多いのが大きな原因となっているケースもよくあります。
人の意見に対して否定的な言葉ばかりを発していたり、愚痴や陰口ばかり叩く人、自分はダメな人間だと自分を卑下する人と一緒にいると、自分まで暗い気持ちになったり、みじめな気分になってきます。
そのためこの人といると楽しくないとか、不快になる思うようになり、周囲の人は距離を置くようになります。
不適切な言動で不快になる
人から疎まれる人のなかには不適切な言動が大きな原因となるケースも多いです。
マナーが悪い人やおせっかいな人、自己中心的な人など、その場の空気や相手の気持ちを考えない言動をする人は、その場の雰囲気やそこにいる人達の気分を害してしまいます。
そうした言動を繰り返しているうちに、周囲に人はなるべく関わらないようにしようと思うようになります。
特異な存在になっている
周囲から疎まれる人のなかには、その集団のなかで特異な存在となっていることが原因で疎まれる人もいます。
大金持ちや成功者、キャリア、若くて格好いい(もしくはかわいい)といった人がそうではない集団のなかにポツンといると、扱いにくいとかただの嫉妬などで周囲から疎まれることもあります。
優秀な人や、人間的に出来過ぎている人なども、一緒にいると自分が惨めになるということで距離を置かれることもあります。このように、本人に悪い原因があるのではなく、優秀過ぎた結果、全体から見ると特異な存在になって、それで疎まれることもあります。
人から疎まれた時の対処法
ここまで紹介してきたように、疎まれる人はたくさんいますし、疎まれるようになる場面や原因はいろいろあるので、自分が疎まれる人になってしまうこともあるかもしれません。
疎まれた時に、きちんと対処することができなければ、疎まれたままになるかもしくはさらに疎まれる存在になってしまいます。
もし、自分が周囲から疎まれた時はどのように対処していけばよいでしょうか。ここでは、疎まれた時の対処法を紹介します。
人との距離感を意識する
人から疎まれた時の対処法として、距離感を意識してみることも大切です。疎まれた時に距離感を振り返ってみると必要以上に相手との距離を詰め過ぎてしまっている人、離れすぎている人もたくさんいるでしょう。
人は一般的に、自分のプライバシーにどんどん侵入してくる人は疎ましいと思うものですし、逆に距離を取り過ぎる人も疎ましいと思います。
特に、自分がズカズカとプライバシーに踏み込まれても平気という人や、人との距離を遠くにおきたがるという人は、人との距離感をつかめていない人が多いので、相手はどれくらいの距離感をのぞんでいるのかを考えるのがまずは対処として必要です。
近寄りやすい表情や雰囲気を意識する
不愛想な表情や不潔な印象を与えることで、周囲から疎まれる人も多いので、それが原因で疎まれた時は、近寄りやすい表情や雰囲気を意識することが対処法になります。この対処法は疎まれた時だけではなく疎まれないようにするための予防にもなります。
不愛想に見えると指摘されたことがある人は、常に笑顔を心がけることと、ちょっと大げさなくらい笑顔をつくることが対処法のポイントです。
また、身だしなみをしっかり整えて見た目を清潔にする際には、自分のニオイにも気を配るのを忘れないようにしましょう。体臭やペットのニオイは自分では気づきにくいので、家族や親しい人にチェックしてもらうとよいでしょう。
ネガティブな言動を控える
人から疎まれた時は、ネガティブな言動をしていないか振り返り、ネガティブな言動を控えるのも対処法として大切です。ネガティブな言動をしていると、周囲もネガティブな気持ちになってしまうので一緒にいたくないと思ってしまいます。
ネガティブな思考というのは簡単に変えることができるものではないかもしれませんが、人にはネガティブな気持ちにさせないようにしようと心がけ、愚痴や陰口、自分を卑下するような発言を控えることから始めてみるとよいでしょう。
守るべきことをきちんと守る
人から疎まれた時は、守るべきことを守るようにすることも対処法の一つです。人から疎まれた時はマナー違反をしたり、約束や時間を守らない、借りた物を返さないということで相手に不快な思いをさせていないか振り返ってみると良いでしょう。
守るべきことをきちんと守るのが人から疎まれた時の対処法と言われてピンとこない人もいるかもしれませんが、こうしたことを一つずつきちんと守っていくことを積み重ねて相手から信頼してもらうことは大切です。
即効性のある対処法ではないかもしれませんが、よく時間に遅れるなど思い当たることがあるという人は、きちんと守るようにしていきましょう。
感謝や謝罪は言葉でしっかり伝える
人から疎まれた時は、相手への気持ちをしっかりと言葉にして伝えることも対処法の一つです。特に感謝や謝罪はしっかりと言葉にして相手に伝えることが大切です。
疎まれる人のなかには、ありがとうやすみませんでしたとしっかりと伝えないことで疎まれる人も少なくありません。
言葉にしなくても、感謝しているとか申し訳ない気持ちはあるというのではなく、言葉にしないと気持ちは伝わらないものだと思って、しっかりと言葉で伝える習慣をつけましょう。
疎まれる人と好かれる人の違い
世間では、どこにいっても好まれる人もいれば、疎まれてしまうことが多いという人もいます。好まれる人と疎まれいる人との違いは何なのでしょうか。
聞き上手かどうかの違い
人から好かれる人と疎まれる人との違いは、聞き上手かどうかでもよくわかります。
人から好かれる人は聞き上手な人が多いです。相手の話を遮ることなく、適度に相槌をうって相手に気持ちよく話をさせることができるので、相手もまた話たいと思うようになります。
一方、相手の話を否定したり、話をろくに聞かずに自分の話ばかりするという人とは、次に話をしたいとは思いません。
周囲に合わせることができるかの違い
好かれる人と疎まれる人とでは、周囲に適度に合わせることができるかどうかが違います。
周囲に適度に合わせるというのはイエスマンになるという意味ではなく、きちんと自分の意思はもっていて、言うべきところは言うけど、人に無理に押し付けたり主張が強すぎたりすることなく、バランスをとって周囲と調和することができるという意味です。
逆にイエスマンになって必要以上に周囲に合わせようとしたり、強い自己主張ばかりする人は、周囲から浮いてしまい、疎まれてしまいます。
相手の気持ちを汲み取ろうとしているかの違い
人に好かれる人と疎まれる人の違いは、相手の気持ちを汲み取ろうとする姿勢にも違いがあります。相手がどのような感情でどのようなことを望んでいるのかを考えて相手に接するのと、そうではないのとでは大きな差が出るのは言うまでもありません。
相手の気持ちを100%汲み取ることはできませんが、それでも汲み取ろうとする気持ちは相手に伝わりますし、そういう人には周囲の人も自然と集まってくるでしょう。
世話焼きの人は、一見相手のことを思っているように見えますが、相手の気持ちを汲み取ろうとせず、自分が世話を焼くことで感謝されたいとか、優越感に浸りたいという気持ちが強いため、疎まれてしまうことが多くなります。
あなたは人から疎まれている?チェックしてみよう!
疎まれる人について紹介してきましたが、もしかして自分も気づかないうちに疎まれていないだろうかと不安になって人もいるでしょう。
ここで、疎まれる人になりやすいかどうかの診断を紹介するので、気になる人はチェックしてみましょう。
疎まれやすい人診断
□時間にルーズだ
□人に世話を焼いて感謝されるのが好き
□話題の中心が自分じゃないと嫌だ
□身だしなみは全く気にしない
□ありがとうやごめんなさいが素直に言えない
□人が何かしているとつい首をつっこんでしまう
□ネガティブでよく愚痴をこぼす
□不愛想だと指摘されたことがある
□真面目過ぎると指摘されたことがある
□自己主張はほとんどしない
診断結果
【当てはまる数が0から3 疎まれる心配なし】
人から疎まれることは心配する必要はないでしょう。これまで通り良い距離感で人と接していくと良いでしょう。
【当てはまる数が4から6疎まれる可能性ちょっとあり】
問題なく過ごせている人も多いと思いますが、場合によっては人に疎まれる可能性もあるので注意が必要です。
【当てはなる数が7から9疎まれている可能性あり】
すでに気付かないうちに疎まれている可能性があります。自分の言動を振り返ってみましょう。
【当てはまる数が10疎まれている可能性大】
周囲から疎まれている可能性大です。自分の言動を振り返り、改善するべきところは一つ一つ改善していきましょう。
人から疎まれない人生を歩もう
人から疎まれるということは、悪い感情を向けられるということであり、人生にとってはプラスではありません。
人から疎まれる原因や理由はいろいろありますが、人と接するときは人から疎まれるようなことがないように普段の生活から気を付けておきましょう。