ポインセチアの花言葉は?クリスマスに飾る理由と白・赤色などの意味
クリスマスの花を言えば何を思い浮かべますか?そう、ポインセチアですよね。クリスマスシーズンによく見かけるポインセチアですが、どんな花言葉を持っているのでしょうか。色によって花言葉は違うのでしょうか。花言葉の由来も含めて調べて紹介していきます。
目次
ポインセチアとはどんな花?
ポインセチア、と言われてどのような花を思い浮かべますか?クリスマスシーズンによく見かけるあの赤い花のイメージでしょうか。実はポインセチアには色々な色があります、白、赤、ピンクと実はカラフルなバリエーションがあるのです。緑の葉との美しい対比も有名です。
まずポインセチアという花がどんな由来で名付けられて、どのような歴史を辿ってきたのかを紹介していきます。クリスマスのデコレーションには欠かせないポインセチアの花言葉についても後ほど紹介します。クリスマスの贈り物にいかがでしょうか。
ポインセチアの名前の由来
ポインセチアの名前の由来は何からきているのでしょう。実はポインセチアは通名で、標準和名は「ショウジョウボク」という名前なのです。アメリカでは「Christmas Flower」と言うのが標準の名前です。赤と緑はクリスマスの定番カラーです。
ポインセチアという通名がついた由来は、ポインセチアを発見したアメリカの初代メキシコ大使「ポインセット博士」にちなんで名付けられています。ポインセット博士は植物博士で、ポインセチアをアメリカに持ち帰り流通させた人物です。
ポインセチアの歴史
ポインセチアの原産国はメキシコ・中央アメリカです。元々メキシコに生息しており、原住民はこの赤い色素を染料として利用していました。その後19世紀に入り、先ほども紹介したポインセット博士によりポインセチアはアメリカに持ち帰られました。
アメリカに持ち帰られたポインセチアは、ポインセット博士により品種改良を加えられ、現在のポインセチアの形になりました。日本には明治時代に初めて持ち込まれ、赤い色がショウジョウ(赤い顔の猿)に似ていることからショウジョウボクと名付けられました。
ポインセチアの特徴
ポインセチアの特徴は、何と言っても美しい真っ赤な色彩を放つ姿でしょう。実はこの赤い部分を花と思っている人が多いのですが、この部分はポインセチアの葉で、花は真ん中の黄色い部分なのです。葉が大きく、美しい色彩を放つのが特徴といえます。
ポインセチアの持つ赤い葉と緑の葉のコントラストが非常に美しく、クリスマスのテーマカラーである赤と緑が含まれていうことで、クリスマスには欠かせない花とされています。
ポインセチアの花言葉
さて、ポインセチアの名前の由来や歴史を紹介してきましたが、ポインセチアの花言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。クリスマスに出回る花だけあって、ポインセチアの花言葉にはクリスマスにまつわるものが多いです。
白・赤・ピンクと色によっても花言葉は違います。原産地のメキシコでは「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」とも呼ばれるポインセチアの花言葉を、日本での花言葉と海外での花言葉に分けて紹介していきます。
ポインセチアの日本での花言葉
花言葉は国ごとに違う意味を持つのをご存知ですか?ポインセチアの花言葉も日本と海外では少し意味合いが違うようです。それではまず、日本でのポインセチアの花言葉を紹介していきます。
祝福
赤と緑のクリスマスカラーをあしらったポインセチアの花言葉は、祝福という意味を持ちます。クリスマスにイエス・キリストの生誕を祝福する習慣から、祝福という花言葉がつけられたようです。緑と赤でクリスマスにぴったりなポインセチアらしい花言葉ですね。
聖夜・聖なる願い
ポインセチアの花言葉には「聖夜・聖なる願い」というものがあります。元々クリスマスカラーの定番の赤と緑は「イエスの血」と「永遠の命」を表しています。赤と緑の対比が美しいポインセチアはそのためクリスマスに飾る花として愛されています。
そのため、クリスマスを意味する「聖夜」や「聖なる願い」という花言葉が名付けられました。
私の心は燃えている
その他のポインセチアの花言葉に「私の心は燃えている」というものがあります。原産国のメキシコでは「情熱」を表す花のポインセチア、日本でも真っ赤な色が情熱的に燃えさかる心を表現しているとして、私の心は燃えているという花言葉が付けられました。
ポインセチアの海外での花言葉
次に、海外でのポインセチアの花言葉を紹介します。日本と同様海外でも赤と緑のクリスマスカラーの色として、クリスマスに飾られるポインセチアですが、花言葉は少し日本の花言葉と違っているようです。
purity(清純)
ポインセチアの花言葉には「清純」というものがあります。混じりっけのない赤が清純の証とされていたのですね。実は日本では白のポインセチアに「清純」ピンクのポインセチアには似た意味あいで「純潔」という花言葉が与えられています。
be of good cheer(元気を出しなさい)
赤と緑のクリスマスカラーで、クリスマスに飾る花としてお馴染みのポインセチアですが、実は海外には落ち込んでいる人にポインセチアを贈るという風習があります。赤い色が元気付けてくれるという意味合いで、花言葉も「元気を出して」という意味を持っています。
ポインセチアの花言葉と意味【色別】
ポインセチアといえば赤のイメージが強いですが、実はポインセチアには白・ピンク・赤等の色のバリエーションがあります。花言葉は花の色によっても違いますので、次は色別にポインセチアの花言葉を紹介していきます。
赤いポインセチアの花言葉
赤いポインセチアの花言葉は「祝福」「聖夜」「私の心は燃えている」等です。先ほども紹介しましたが、赤と緑のクリスマスカラーでおなじみの赤いポインセチアはクリスマスのテーマフラワーとして、日本でも海外でも広く愛されています。
白いポインセチアの花言葉
白いポインセチアの花言葉は「清純」「慕われる人」「あなたの祝福を祈る」です。白=清純の象徴です。白は親しみやすい色の象徴でもあるので、慕われる人という花言葉を持っているようです。
また、赤色のポインセチアは「祝福」という花言葉を持っていましたが、色が白になると「あなたの祝福を祈る」という花言葉に意味が変わるようです。
ピンクのポインセチアの花言葉
ピンクのポインセチアの花言葉は「純潔」「思いやり」というものになります。薄いピンクのポインセチアの色はまさに純潔な乙女を思わせる色合いです。そしてその優しい色合いが「思いやり」という花言葉をつける由来になったのでしょう。
ポインセチアの花言葉の由来
ポインセチアの花言葉を色別に何個か紹介してきましたが、特に印象的なのが「私の心は燃えている」というものと、「清純」というものではないでしょうか。今回はこの2つの花言葉をピックアップして花言葉がつけられた由来を紹介します。
花言葉「私の心は燃えている」の由来
まず、ポインセチアの花言葉「私の心は燃えている」はどのような由来で付けられたのでしょうか。まず、特徴的なのはポインセチアの鮮やかな赤い色、メキシコの原住民が赤い染料の原料として使用したこの鮮やかな赤い色が炎と情熱を意味しています。
この赤い色が情熱と燃え盛る炎を表すことで、燃えるように熱い心を象徴する花とされてました。ポインセチアの持つあざかやな赤い色から日本の花言葉では私の心は燃えているという意味を持たせています。
花言葉「清純」の由来
次に、海外でのポインセチアの花言葉「清純」の由来について調べてみました。ポインセチアの原産国はメキシコです。当時のメキシコには原住民が住んでおり、原住民は赤い葉から色素を取り、幹から出る樹液を解熱剤として使用していました。
原住民はポインセチアを「清純の象徴」として扱っていた事に由来します。メキシコの先住民はポインセチアの鮮やかで混じりっけのない色・樹液の白から「清純なもの」を連想して、そこからポインセチアを清純さのシンボルとしていたそうです。
ポインセチアの種類
ここまでポインセチアの歴史や、色別の花言葉を紹介してきました。赤と緑が代表的なポインセチアの姿として象徴的ですが、実はポインセチアには赤や白・ピンク等の色のバリエーションがあることもお伝えしました。
さらに、ポインセチアはポインセット博士に品種改良を加えられた後も、多くの愛好家に愛されて品種改良を施されています。ポインセチアと一概にいっても多くの品種があるのです、ここではポインセチアの品種を紹介していきます。
ウィンターローズ
ポインセチアの品種の1つとして有名なのは「ウィンターローズ」という品種ではないでしょうか・色は主に赤・ピンクと白がミックスしたような葉が特徴的です。緑の葉の部分は他のポインセチアとそう変わりはないように見えます。
赤やピンクの葉の部分が、ウィンターローズは八重咲きのようになっているのです。他の葉よりも、幾重にも重なっている葉が、丸くて豪華な印象を与えます。クリスマスのギフトとして大変人気なポインセチアの品種の1つです。
レモンスノー
次に紹介するポインセチアの品種は「レモンスノー」という品種です。レモンスノーはその名前の通り、いつもの赤と緑のポインセチアではなく、薄く白みがかった黄色と緑の葉の対比が美しいポインセチアです。
クリーム色と表現するのがもっとも適切かもしれません。いつもの赤と緑のポインセチアに飽きた方が、クリスマスシーズンにはレモンスノーのポインセチアを育てたりしているようです。
プリンセチア
次に紹介するポインセチアの品種の1つは「プリンセチア」です。名前の由来は「プリンセス」と「ポインセチア」と掛け合わせたものです。その名の通り、ピンク色が鮮やかで大変可愛らしいポインセチアの一つ、まさにプリンセスの風格です。
さらにプリンセチアは、ピンクの葉が通常のポインセチアよりも密度が高めに生えるため、ピンクの密度が高いです。色のバリエーションとしてはピンク色・ホットピンク・白みがかったベビーピンク等可愛らしい色合いが多いです。
カルーセルピンク
最後に紹介するポインセチアの品種は「カルーセルピンク」です。カルーセルピンクってどんな色?とお思いかもしれませんが、簡単にいえば濃いピンク色のポインセチアです。赤に近い鮮やかなピンク色で、緑の葉とのコントラストが映えます。
カルーセルピンクは濃いピンクの葉の部分はフリル状になっていて、通常のポインセチアよりも少しゴージャスな印象です。遠目に見ると赤にも見える濃いピンクとフリル状の葉があいまって、豪華なポインセチアと言えるでしょう。
ポインセチアをクリスマスに贈る理由
ポインセチアはクリスマスフラワーと呼ばれるように、クリスマスのデコレーションとして有名です。それでは何故ポインセチアはクリスマスの定番の花とされるようになったのでしょうか。その由来は17世紀に遡ります。
フランシスコ修道会の修道士がポインセチアを見つけ、ベツレヘムの星に似ていると連想します。ベツレヘムの星はキリストが生まれる際に空に輝き人々を導いた星でクリスマスの象徴です。
さらにクリスマスのテーマカラーである「キリストの血を表す赤」「永遠の命の象徴である緑」をあしらったポインセチアの花を、クリスマスの象徴として飾る習慣が始まったと言われています。
ポインセチアを飾って楽しもう
さて、ここまで紹介してきたようにポインセチアは赤以外にも白やピンクの花もあります。クリスマスシーズンで有名ですが、実はポインセチアは常緑樹です。短日植物そいって日照時間が短くなるにつれて、葉が赤やピンクに染まる特徴を持っています。
ポインセチアは原産国がメキシコだけあって、実は寒さに弱い植物です。0度以下になると葉が落ちてしまうため、窓際や陽のあたる暖かい場所に置いてあげましょう。
ポインセチアの素敵な寄せ植え
ポインセチアを飾って楽しむのにオススメなのは、寄せ植えです!様々な植物と一緒に植えることで、ポインセチアの美しい赤色やピンク色を引き立たせて、とても可愛らしいクリスマスデコレーションを作ることができます。
オススメなのはシクラメンの白い花との寄せ植え、赤色を引き立てる白を入れることで、赤・緑・白と完璧なクリスマスシーズンのデコレーションを演出できます。意外と簡単に出来るので、ぜひ今年のクリスマスにいかがでしょうか。
おしゃれなポインセチアのアレンジメント
その他にポインセチアを使ったアレンジメントもクリスマスシーズンに出回っているのを見たことがあるのではないでしょうか。実はポインセチアを作ったアレンジメントは意外と簡単で、自分でアレンジメントしてみるのがオススメです。
クリスマスにぴったりの松ぼっくりを入れたり、黄色い花を入れたりすることでクリスマスにぴったりのアレンジメントを作ることもできます。クリスマスリースを作るのも大変オススメです。自分の好きなアレンジメントでクリスマスを楽しみましょう!
クリスマスといえばポインセチア!アレンジメントも楽しもう
さて、ポインセチアの由来や花言葉について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ポインセチアに興味が湧いたという方もいるのではないでしょうか。ポインセチアを見かけると、クリスマスがくるな、と嬉しい気持ちになりますよね。
自宅で寄せ植えやアレンジメントをしてみることで、さらにポインセチアを楽しむことができます。インスタグラムにもたくさんアレンジメントが載っていますので、クリスマスを楽しむ一つとしてポインセチアを取り入れてみましょう。