負のスパイラルの意味とは?ネガティブスパイラルって?

何をしても空回りする、何度もミスが続いてしまう、そんな経験はありませんか?今あなたにそんな経験が立て続けに起こっているのであれば、それは負のスパイラルに陥っているということかしれません。今回はそんな負のスパイラルを断ち切る方法をご紹介します。

負のスパイラルの意味とは?ネガティブスパイラルって?のイメージ

目次

  1. 1負のスパイラルや負のループから抜け出したい!
  2. 2「負のスパイラル(ネガティブスパイラル)」の意味とは?
  3. 3「負のスパイラル」の逆の言葉は?
  4. 4「負のスパイラル」に陥る原因
  5. 5負のスパイラルから抜け出す方法《仕事編》
  6. 6負のスパイラルから抜け出す方法《恋愛編》
  7. 7負のスパイラルから抜け出す方法《人間関係編》
  8. 8あなた次第で負のスパイラルはいつでも断ち切れる

負のスパイラルや負のループから抜け出したい!

何気ない一言で相手から要らぬ誤解を受けてしまったり、自分のせいじゃないのに誰かの責任を押し付けられたり、あ~何で私にばかりこんなことばかり起きるの!

そう思ったことはありませんか?何で周りのせいなのに私にだけこんなことが次々と起こるの?そう思うとイライラが止まらない!そう感じたことはありませんか?

例えば仕事で急なトラブルが連続して起こったせいで謝罪の連絡をするハメになったり、上司の責任を押し付けられたりということも会社の中で経験した人も多いでしょう。

また恋愛でも折角あげたプレゼントが相手に受け入れられなかったり、思いもよらなかった一言で誤解される、更には口喧嘩になってしまったということもあるでしょう。

とはいえネガティブなことや空回りすることがが立て続けに起こるとメンタル的にも辛いものです。もしあなたに今そんなことが立て続けに起こっているとしたら、それは負のスパイラルというものに陥っている可能性があります。

「負のスパイラル(ネガティブスパイラル)」の意味とは?

心が折れそうな負のスパイラルとは、どのような意味なのでしょうか?スパイラルとは、訳すると螺旋(らせん)や連鎖という意味になります。負のスパイラルとはその言葉通り、マイナスやネガティブに感じることが次々と連鎖するように起こることを意味します。

また現実に起こることだけではなく、心理的にもひとつの物事をネガティブに捉えたりマイナスに考え続けてしまうことも同じ状態であり、心の負のスパイラルというべき状況と言えるでしょう。

「負のスパイラル」の類語

負のスパイラルとは、怖い言葉に聞こえますが似たような類義語にはどのような言葉があるでしょうか?似たような言葉を私達は日常や会社でも使うことがあります。

スパイラルとは、螺旋のようにグルグルと同じパターンを繰り返す、もしくは連鎖するという意味でもあります。似たような言葉ですと「ループ」や「循環」というものが似たような言葉と言えるでしょう。

「悪のループ」や「負の循環」とは日常的には使うことはあまり無くとも「悪循環」という言葉は社会でもよく使われる言葉です。例えば「この状況を改善しないと、このままでは悪循環だね。」など職場でも誰かが口にして聞いたことがある人も多いでしょう。負のスパイラルとは、類似の言葉に言い換えると「悪循環」を指す言葉でもあります。

「負のスパイラル」の逆の言葉は?

負のスパイラルの反対である対義語とは、どのような言葉があるでしょうか?「良いスパイラル」や「好スパイラル」とは、稀に使う人がいたとしても一般的な言葉ではないでしょう。負のスパイラルの対義語にピッタリと当てはまる言葉は無いようです。

そのかわりよく使われる類似語の「悪循環」には日本語でも対義語があります。その対義語とは何でしょうか?

「悪循環」の対義語

「悪循環」の対義語とは、どのような言葉でしょうか?「悪」の一文字の反対語としては「善」や「良」が使われますが、一般的には「善循環」や「良循環」という言葉は使うことは無いでしょう。

「悪循環」の対義語は「好」の文字を使い「好循環」となります。負のスパイラルの類似語である「悪循環」はマイナスの悪いことばかり引き寄せる状況ですが「好循環」とは、逆にプラスの好ましい現実を次々と引き寄せる状況を意味します。

どちらかを選べるとしたら、好ましい現実ばかり引き寄せる「好循環」の状況を選びたいものです。

「負のスパイラル」に陥る原因

何をやっても空回りする上手くいかないという、負のスパイラルは出来れば陥りたくないものです。知らない間に私達は負のスパイラルに陥ってしまうこともあるでしょう。それにはどのような原因があるのでしょうか?

何故か運が悪く感じることも何をやっても空回りする状況も、負のスパイラルを引き寄せているにはそれなりの原因がありそうです。でもあなたが今そのような状況でも大丈夫です。

負のスパイラルに陥っていてもその原因さえ分かれば、逆に好循環の状況に軌道修正することが出来ると思いませんか?

愚痴やネガティブな言葉に注意

あまりにもネガティブなことが立て続けに起こると、ついつい愚痴も出てしまうものです。人としてあまりにも理不尽な扱いを受けたりすれば怒りや愚痴も出てきて当然でしょう。そんな時は感情的に溜め込むよりも、思いっきり自分のネガティブな本心を言葉に出して良い時もあります。

しかし日常的にそんなに気分の悪くない時でも、パートナーに対してや職場などで愚痴や不満をこぼすのが常習化していたら要注意です。

言葉は言霊と言われるほど現実を引き寄せる強力なツールと言われます。ネガティブな言葉ばかり口にして外に出せばネガティブな負のスパイラルとして現実化してもおかしくはないでしょう。また周囲から見ても愚痴や不満が多い人の近くは気持ちの良いものではなく、むしろ遠ざかりたいと思われます。

負のスパイラルに陥りやすい人とは、言い換えれば不満や愚痴が出る状況を作り出すのが上手な人とも言えるでしょう。自分が口にする言葉を日頃から意識してチェックしてみましょう。

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いつも過去に囚われる

負のスパイラルに陥る人は、上手くいかなかった過去を何度も繰り返し思い出してしまいがちです。生きていれば過去の失敗や苦い思い出のひとつはあるものですが、負のスパイラルに陥る人はその経験さえもあらゆる場所で何度も思い起こしてしまいます。また苦い過去を何度も経験している人も多いでしょう。

例えば苦手だった人の名前を思い出すと苦手意識が甦り話すことをつい避けてしまったり、失敗してしまった経験のある作業を他の人につい押し付けてしまったり、過去の恋人が住んでいた駅に降りるのも躊躇してしまったりということはありませんか?

今の時点で目の前にある人や物事は現在のものです。その当時の人や仕事とは全く関係が無いものまで、無意識に過去と結びつけてネガティブに捉えていては、いつまでも負のスパイラルに囚われたままになってしまいます。

小さな幸せに目を向けない

負のスパイラルに陥る人は、望む理想が高いのも一つの原因となりえます。いつも高い理想を追い続け、それを達成出来なかった自分の過去や現実に不平や不満を溜めこみがちです。しかしどのような理想を追い続けてはいても、日々の一瞬一瞬の幸せさえも忘れてませんか?

一息ついてみれば、来週末には楽しいイベントを予約していたり、気のおけない友人との釣りや一緒に遊ぶ時間があったり、また通勤の途中のカフェでは美味しそうなドリンクメニューが増えていたり、気になっているドラマをゆっくり見る時間があったりと、あなたの周りでは小さな幸せを感じる機会は沢山あるはずです。

ひとつのことに囚われすぎて、毎日の小さな幸せを過少評価し過ぎてませんか?小さな幸せ時間を心からゆっくりと味わうことは、あなたの心にも余裕という彩りを与えます。その余裕が負のスパイラルから抜け出すきっかけとなることでしょう。

身体の疲労感に気付かない

ネガティブな負のスパイラルに陥る人は、思考も常にネガティブに働きます。その原因は過去の子供時代や社会での理不尽な経験でもあるでしょう。しかしネガティブ思考になるのは、身体に溜まった疲労感も原因となることがありますし、それに伴う運動不足も原因となりえます。

常に睡眠の質が悪かったり、耳鳴りがする、頭痛がする、肩が凝り過ぎて痛い、疲れが取れないなどの症状はありませんか?身体に不快な症状が残っていれば、前向きな気持ちになることは更に難しくなるでしょう。

負のスパイラルに陥ってネガティブ思考になっていると感じたら少しの時間を捻出して、運動やダンス、ヨガなどの時間に当ててみましょう。睡眠の質も上がり身体もリフレッシュ出来れば考えも前向きになります。負のスパイラルも断つことが出来るようになるでしょう。

負のスパイラルから抜け出す方法《仕事編》

負のスパイラルとは言っても様々なタイプがあります。あなたがもし今陥っているとしたら、どのような状況のものなのでしょうか?ここからはもう少し踏み込んで、具体的なケースで負のスパイラルからの脱出法をご紹介していきます。

一つ目は会社での負のスパイラルの脱出法です。毎日仕事をする場所で、営業や販売成績が伸びないとか、同じミスを繰り返してしまうなど、負のスパイラルに陥ってしまったら心が折れそうになるでしょう。

そんな会社での負のスパイラル、いわゆる悪循環はどのように断ち切ればいいのでしょうか?具体的に対策をご紹介します。

仕事とは人助けであると認識する

負のスパイラルに陥りがちな人は、自分の現状に手いっぱいで心に余裕が無くなりがちです。しかし仕事とは、文字通り「仕える事」です。会社でもどんな場所でも、誰かが誰かの手を借りていかなければ成り立たたず、生きていくのも難しいものなのです。

負のスパイラルに陥ると自分の現状ばかりに目がいきがちですが、今のあなたの仕事も誰かの人助けです。単調な事務の仕事でさえ、そこに無ければ業務がままならない意味があります。

ここは自分の失敗やミスを卑下せずに、俳優や女優になったつもりで誰かの人助けに回ってみませんか?自分がどうにかなりたいという気持ちではなく、ここではどうすれば人の助けになるだろう?どうすれば周りが気持ち良く仕事が回るだろう?と客観的に気持ちを切り替えてみましょう。
 

好循環で上手くいっている人を見つける

負のスパイラルに陥ってるかもしれないと感じたら、一人で抱え込まずに上司や先輩や周りの同僚に相談するのもひとつの方法です。

しかし相談する場合のポイントはネガティブな発言や愚痴を一緒に言い合うだけの同僚には相談しないことです。ネガティブな愚痴を受け止めてはくれても、ポジティブな解決策は一緒に見出すことは難しいでしょう。

負のスパイラルを断つには、周りから見ても好循環を引き寄せているポジティブな人に意見を求めることです。気分が落ち込んでいると楽しそうに仕事をしている人は近寄りがたい印象を持ちがちですが、心に余裕がある好循環を引き寄せる人物でしたら一緒にいても気分が良いですし、親身に相談に乗ってくれる可能性も高いでしょう。

振り返りの時間を作る

負のスパイラルに陥る人は、基本的にとても真面目です。真面目だからこそ多くの仕事をこなしたいという気持ちを抱え込んでいないでしょうか?スピーディに仕事をこなせるは理想的なことですが、ミスにミスを重ねてる状況は周りの為にもならないでしょう。

積もり積もればその気持ちが焦燥感となり、負のスパイラルを更に引き寄せてしまう原因となってしまいます。

例え納期があったり周りに急かされたとしても、負のスパイラルという悪循環に陥ってしまっていると感じたら、意識してひとつの仕事の後に冷静な振り返りの時間を作る方がかえって効率的と言えるでしょう。

負のスパイラルから抜け出す方法《恋愛編》

それでは恋愛で負のスパイラルに陥ってしまっていたら、どのように対処すればいいのでしょうか?プライベートの恋愛という心のオアシスで辛い思いは誰しもしたくないでしょう。

しかし彼女をふとした言葉で怒らせたり、喜ぶ顔が見たくてあげたプレゼントが気に入ってもらえず、気まずい経験をしたことがある人は多いでしょう。そんなことが次から次にあったら2人の間には気まずい時間しか流れなくなってしまいます。

そんな恋愛の負のスパイラルを断ち切るにはどのようにすればいいのでしょうか?

相手の話に耳を傾ける

恋愛で負のスパイラルに陥ってると感じる場合は、相手とのコミュニケーションの中ですれ違いが生まれている状態でしょう。相手はこう感じているのだろう、こう考えているのだろうと、予想したり察したりするのはいいのですが、肝心な話を聴くことが疎かになっていませんか?

負のスパイラルに陥っていると感じたら、一度相手の話を復唱出来るくらいじっくり聴いてみましょう。ミスコミュニケーションを防ぐ為にも、相手の話を一旦受け入れる姿勢を見せることは大切なことです。

それでも分からないと感じることがあれば、一度相手の話を受け入れた後に「これはこういうことでいい?」と焦らず一呼吸置いて話をすり合わせてみると良いでしょう。

恋愛の上では誰しも対等と認識する

恋愛での負のスパイラルに陥る原因のひとつは、相手と比べた時に感じる自分自身への劣等感かもしれません。相手との学歴や収入の差や年齢などの若さなども原因となりえるでしょう。

しかしどのような劣等感であっても、その気持ちが強くなる過ぎると焦燥感に繋がります。焦燥感を持つほど相手の話は素直に耳に入らなくなりますし、相手への気遣いも空回りになることも多くなるでしょう。空回りをする度、怒らせてしまう度に、焦りが焦りを呼んでいませんか?

焦燥感を感じているとお互いの気持ちが行き詰っていきます。一旦冷静になる時間を意識して持つようにしましょう。健全な恋愛やパートナーシップでは、お互いが対等な関係を築くことが大切です。

ひとりの時間や友人との時間も充実させる

恋愛の負のスパイラルに陥るのは、一緒にいる相手への依存心も原因のひとつです。恋愛のパートナーとしていっしょにいる時間は楽しいものですが、ひとりになる時間や、友人と一緒に遊びに行く時間を持っていますか?負のスパイラルに陥っている時は積極的にひとりの時間や、恋人以外の人との時間も持ってみましょう。

恋人と一緒にいる時間の中では持てなかったひとりの時間を持つことで自分の趣味に没頭したり、行きたかった場所に行くことで自分自身が満たされ充実感を感じることが出来るでしょう。また友人との時間はあなたに新しいパートナースップの考えや新しい視点をもたらしてくれるでしょう。

負のスパイラルから抜け出す方法《人間関係編》

それでは負のスパイラルが人間関係に及んでしまったらどう対処すれば良いのでしょうか?人と人とは相性があるとはいえ、人間関係がいつも悪循環に陥ってしまうのは悲しいことです。

人間関係には良くも悪くも、小さい頃の友人との嫌な思い出や、親や学校の教師から受けた態度なども人間関係に悪影響を及ぼしていることもありますが、出来るのならどこでも楽しい人間関係を作りたいものです。

ここでは人間関係での負のスパイラルを断つ方法をご紹介します。

人間関係を作ることは迷惑を掛け合うことでもある

人間関係で負のスパイラルに陥ってると思うあなたは、人間関係自体に面倒臭さを感じていませんか?特に今まで人間関係が上手く築きにくいと苦い経験をした人は、人間関係自体に煩わしさを感じることも多いでしょう。

人間関係はお互いに良いメリットを与え合うこともありますが、煩わしさや面倒臭さい部分などの迷惑を掛け合うデメリットを共有することでもあります。しかしそのデメリットも含めてお互いの良い部分をシェアしたり、楽しい時間を分かち合えるのが人間関係です。

人間関係では「迷惑をかけないようにする」ではなく、「迷惑を掛け合っても許しあう」気持ちで向かい合ってみましょう。
 

弱い部分も時には素直に見せる

人間関係で負のスパイラルに陥っている場合は、周りや相手に対して完璧な自分の姿を見せようという気持ちが緊張感を生み出しているのが原因となりえます。良い関係を築こうとするあまり自分の弱い部分を隠したり、見栄を張ったりしていないか振り返ってみましょう。

人は誰しもが完璧ではないのです。むしろ弱い部分や出来ない部分を見せることで人間として一緒に成長していこうという一体感も生まれます。また人間関係を健全に築きたいと考える人は無意識に誰かをサポートしたいと思っているものです。

良い部分はもちろん弱い自分も自分で認めて見せられる、そんな素直なコミュニケーションが出来る人は、肩の力が抜けた関係を築きやすいでしょう。ひいては負のスパイラルを断ち切ることにも繋がります。

相手の受け取り方の自由を尊重する

人間関係で負のスパイラルに陥りがちな人は、相手が自分の言葉をどう受け取ったかとても気にする傾向にあります。後から「変に思われたかな?」とか、「誤解を与える言い方をしてしまったかも。」と、あれこれ考える癖があるでしょう。

しかし相手に愛情や親しみを込めて伝えた言葉であれば、相手がどういう受け取り方をするかは相手の感情の自由です。生まれも育ちも異なる人間が同じ言葉を同じように受け取るとは限らないでしょう。言葉をどのように受け取るかは最終的には相手に任せましょう。

その上で相手の気分が明らかに害されたり、誤解を与えているようであれば、「そんな意味で行ったわけじゃないんだ。ごめんね。」と相手へのアフターフォローの気遣いを忘れないようにしましょう。

あなた次第で負のスパイラルはいつでも断ち切れる

次々とネガティブなことが起こる負のスパイラルに陥ってしまう時は心底辛いものです。もし今あなたがそのような状況に陥っているようでしたら、精神的にも心が折れそうになるでしょう。

しかしその悪循環ともいえる状況はあなた次第でいつでも断ち切ることが出来るのです。自分自身を責めずに一旦冷静になって、まずは心の余裕を取り戻しましょう。心のゆとりを取り戻せば、負のスパイラルと思えていたことも案外小さな事だったと気付いたり、スムーズな解決策が思いつくはずです。

また負のスパイラルを断ち切ることはあなたに大きな自信を与え、逆の好循環を引き寄せる学びにもなるでしょう。

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