100均のプチプチ！ダイソー･セリアで販売している梱包材を紹介

知っている人は知っていますが、100均のダイソーやセリアなどには、あのプチプチが売られています。メルカリやフリマ、ヤフオクなどへ頻繁（ひんぱん）に出品なされておられる方には、おなじみではないでしょうか。

いくら便利でも、プチプチなんかに散在するのはもったいない。そう思う人も多いもしれません。しかし、100均ならば安く大量に購入できるのです。形を選ばず何でもラッピングできるすぐれもの、プチプチをもっと積極的に生活に取り入れてみては、いかかでしょうか。

100均でよく売られているプチプチの正式名称は、気泡緩衝材（きほうかんしょうざい）です。漢字の字面を見ると、おう、ごもっともという感じ。風流にいえば三次元風呂敷、味も素っ気もなくいえば梱包材ですが。

プチプチはダンボールとセットで使う場合が多いようです。プチプチの密着部が本体を守り、丸まって四隅の角のスキマを埋め、ダンボール内部での摩擦（まさつ）とあばれを封じ込めます。

100均のプチプチは物を包んで損傷から守る梱包材としてだけでなく、様々な使い道があります。その構造を見ればわかるように、プチプチは小分けされた空気の層から出来た集合体です。その利点を活かした使い道が、いくつかあるようです。

空気の層には熱を閉じ込める効果があります。二重窓やダウンジャケットなどが、すぐに思いつきますね。冬場に窓に貼るだけで、飛躍的に暖房効率が良くなるようです。100均のセリアには、窓に貼って暖房効率を上げる、おしゃれなプチプチが売られています。

説明の必要もないと思いますが、そう、あの通称プチプチの語源になった行為ですね。秘けつは何も考えないこと。指でひたすらプチプチやってください。いや、指を動かすんじゃない。あなたが指になるのです。Don't think.Feeeel.

保育園などで絵を描く材料として、100均のプチプチが利用されているそうです。ペタペタはんこを押すように、パイナップルやトウモロコシ、ブドウなどを描くのに便利だとか。

100均ショップダイソーは、日本全国、海外にも展開する100均の有名ブランド店です。プチプチ梱包材のサイズが充実しています。小型店にはなくても、店員さんにカタログから取り寄せてもらうことが出来ます。

ダイソーの「梱包エアマット」は、自由な大きさにカットできる大判タイプと小判複数タイプがあります。用途に合わせサイズを選びましょう。大判サイズは100均のプチプチ梱包材の中でも、もっともポピュラーな商品です。
 

ダイソーの「梱包用エアマット」は日本製と表記があり、安心です。燃やしてもダイオキシン等の有毒ガスが発生しない材質を使用しています。大判でよゆうを持った梱包ができます。
 

ダイソーの「あると便利なクッション袋」は枚数は少なめですが、一点物に適しています。大きなお皿や家電ガジェットなどの、まとめづらいものに適しています。袋状のものは、とくにサイズを確認してから購入しましょう。
 

「あると便利なクッション袋」の43cm×32cmは青色をしていますが、無色透明か半透明なものがあるかは不明です。

ダイソーの「ハート型クッションシート」は全体がピンク色で、プチプチの気泡の形がハート型をしています。注意点としては、売られているコーナーがちがう場合あります。特殊なサイズにも気をつけてください。
 

ダイソーの「プチプチ付き封筒」は、他の100均と比べ複数サイズがあります。主に4種類が置かれ色は白が多いようです。封筒型は小さいホームセンターでは置いてないことが多いようですから、身近な100均の方が購入しやすいかもしれません。

値段は一番よく使うB5長4で次の通り。ホームセンターが100枚で税込84円。(1枚当たり約1.2円)。ダイソーが120枚108円(1枚当たり約1.1円)。

※こういった閉じた形のものはムダな出費をおさえるため、きちんと、入り切るサイズを確認してから100均に行きましょう。
 

100均ショップセリアのプチプチは梱包材としてだけではなく、実用的で、おしゃれなインテリアとして売られているものがあります。

「バブルシート」は梱包材以外にも使え、可愛くて種類が豊富です。英国紙柄や雪の結晶、ノルディック柄などが多種そろえてあります。取り扱いもしやすく、水だけで窓に貼れ、カンタンに剥がせます。インテリアのアレンジがお手軽リーズナブルに楽しめます。

セリアの「クッション衝撃シート」は100×100cmで、ダイソーの120×120より少し小さめになります。
セリアの30cm×30cmの枚数は7枚で、ダイソーの12枚より少ないです。
1枚あたりの値段も、セリアよりダイソーの方が安いようです。
 

セリアの「クッション衝撃シート袋」は、他の100均のダイソーやキャンドゥに比べ枚数が多いです。
 

セリアの「プチプチ付き封筒」は宛名（あてな）のシールが2枚ついています。他の100均のプチプチつき封筒は、封筒とプチプチが一体化されているものが多いですが、この商品は封筒とクッションがバラけているのが特徴です。紙を入れるときにムダに折らずにすみそうですね。
 

100均ショップキャンドゥのプチプチ梱包材には、なぜか正方形がないようです。じっさい、身の回りの日用品を見渡せば、正方形のものはほとんど見ない気がします。プチプをカットしないまま大型のものを包む場合は、キャンドゥのプチプチ梱包材を選ぶのも手かもしれませんね。

キャンドゥの「エアークッション・シートタイプ」は、他の100均ダイソーやセリアの大判より、やや小さめになります。また、正方形のものがありません。
 

キャンドゥの「エアークッション・袋タイプ」は、他の100均ダイソーやセリアより、袋状梱包材のサイズが良く見つかるそうです。ただし、必ずあるとは限りません。とくに小店舗の場合は他の店も同様です。

※キャンドゥの袋状プチプチ梱包材には正方形のものがなく、すべて縦長になっています。
 

そっちょくにいって、どちらが表でどちらが裏かはありません。用途によります。それぞれの使い勝手で選ぶだけです。

原則的にいうと、擦れに弱い物に当たる面が平ら、ということです。
それに加え、作業のしやすさが尊重されます。
 

100均ショップでおなじみのプチプチはアメリカ発祥です。事の発端（ほったん）は1957年に技術者のアルフレッド・フィールディングとマーク・カヴァネスが、簡単に掃除できる壁紙を作ろうと思い立ったことでした。

二人はまず、紙面に織物の風合いの模様をつけたビニールをのせ、防水性の高い壁紙を作ろうとしました。しかし、あやまってビニールに気泡が生じてしまい、失敗しました。その偶然の現象に目をつけたのでしょう、壁紙は緩衝材へと転化されました。

1960年に二人はシールド・エア・コーポレーション（Sealed Air Corporation）を設立し、バブルラップ（Bubble Wrap）という名で気泡緩衝材は登録商標されました。

気泡緩衝材はプチプチと呼ばれ親しまれていますか、日本での登録商標は川上産業です。川上産業のプチプチは、もちろん100均ショップでも、たくさん売られています。川上産業ではプチプチの新境地を求め「プチプチ文化研究所」を打ち立てました。おそれいったことにシンクタンクなんだそうです。ゲーム業界とのコラボもしています。

プチプチはビニールでできているのではなく、ポリエチレンでできているため「燃えるゴミ」扱いです。しかし、自治体によっては異なる場合があります。コスパと使い勝手がよいので100均で買いすぎて、まちがった捨て方をしないよう気をつけましょう。