人に嫌われてもいい！他人にどう思われてもいい！

様々な人間関係を続けていると周りの人から嫌われてる気がするタイミングはあるものです。人から嫌われるのは良いものではありませんが、「嫌われてもいい」と感じるときもあります。

そんな、人から嫌われてもいいと思うときというのはどのようなタイミングでしょうか。「職場」、「友達」、「恋愛」という場面においてそれぞれ確認していきましょう。

また、嫌われてもいいと思う人の心理や嫌われてもいいと思うことによるメリット、嫌われてもいいと開き直る方法なども取り上げていきますので、チェックしてみてください。

嫌われてもいいと思うときにはどのようなものがあるでしょうか。基本的には「嫌われるのは望まない」のが普通の考え方ですが、そうは思わないというタイミングもあるものです。

どのようなタイミングがあるのか、「職場」、「友達」、「恋愛」とそれぞれのパターンにおいて嫌われてもいいと思うときをご紹介します。

職場において、嫌われてもいいと思うときには、仕事への影響を優先した場合が考えられます。嫌われることを避けていては正しい指示が出せないときや、必要な指摘ができないときです。

自分自身が上司という立場の場合に特にこういった指示や指摘をする場面は多くなります。それを「嫌われたくない」という理由で避けていては上司としての務めが果たせません。

また、同僚に対する場面や、上司に対する場面であっても、「仕事上言うべきこと」があった際にはやはり「嫌われてもいい」という判断で対応しなくてはならない場面はあるでしょう。

友達に対して嫌われてもいいと思うときには、「相手のため」という感情が働いたときがあります。「これを言うと嫌われるかもしれないけど、相手のためにも言うべき」というものです。

友達が何か間違ったことをしようとしているときや、極端な例でいうと法に触れるようなことをしようとしているときに、「嫌われてもいいから止める」というのは、友達としてやるべき対応でしょう。

ただ、「ママ友」という立場になると、自分が嫌われるということを考えるだけではなく、子どもへの関わりが出てきます。この場合には自分が嫌われてもいいという感情だけで行動せず、より慎重に考える必要があります。

恋愛の場面において相手に嫌われてもいいと思うときについても、友達との関係と同じく「相手のため」ということが多いでしょう。相手のことを好きであればあるほど、こういったケースが増えていきます。

相手のため以外にも、嫌われたとしてもこれを言わなければ2人の関係が崩れてしまう、良くない方向に行ってしまうという場面でも嫌われてもいいと思う場面はあります。

たとえば「相手の嫌なところを指摘する」などです。それを我慢するのは簡単だけれど、それは今だけの話で、それが積み重なったときに「嫌いになってしまうかもしれない」と考えれば嫌われてもいいから言うべきという判断にもなります。

嫌われてもいいと思う人の心理にはどのようなものがあるでしょうか。本来であれば嫌われるというのは避けたいものであるにも関わらず、それでも「嫌われてもいい」と思うのには、どのような心理が働いているのかをご紹介します。

嫌われてもいいと思う人の心理には、「気を遣いたくない」というものが挙げられます。気を遣いたくない理由は様々で、気を遣うような相手ではないとか、気を遣わない関係でいたい、などがあります。

人間関係においてある程度の気を遣うのは関係を円滑にするために必要な行為ではあります。ですが、「気を遣わない間柄」というものも存在しています。

気を遣わないからこそ仲良くいられるような人に対して、「嫌われたくない」と考えて行動や言動を制御してしまったら、かえってその関係が崩れてしまうケースもあるので、そういったときに「嫌われたくない」という心理が働きます。

嫌われてもいいと思う人の心理には、「嫌われてもいいから意見したい」というものもあります。これだけはどうしても譲れない、という意見があるときなどに表れる心理です。

「これを言ったら嫌われるかもしれないけど譲れない」というような意見があるときには、嫌われてもいいという覚悟を持って意見をするでしょう。

つまりその意見を我慢して言わないことのほうが、嫌われるよりももっと嫌なことであるケースになります。そういった場面では「嫌われてもいい」と思うのです。

嫌われてもいいと思う人の心理には、「特に仲良くなりたいと思わない」というものがあります。仲良くなりたいと思わないので、「どう思われても別にいい」というような心理になります。

あえて嫌われるようなことを言ったり、行動したりしようとは思っていませんが、好かれようとも思わないのです。そのように考えていれば嫌われてもいいと思うでしょう。

嫌われてもいいと思う人の心理には、「仲良しの仲間がいるから気にならない」というものがあります。今目の前にいる人、もしくは人たちに嫌われても、仲良しの仲間がいるから気にならないということです。

その仲良しの仲間が自分のことを好きでいてくれて、自分の味方でいてくれるのであればそれでいい。別に他の誰かに嫌われようとも、それは大きな問題ではないし気にならない、ということです。

ただし、この考え方をもって人と接している場合には少し横柄な態度になりがちなので注意が必要です。あえて嫌われようとはしていなくても、明らかに良い印象を持たれないような態度は避けるべきでしょう。

嫌われてもいいと思うことによるメリットにはどのようなものがあるでしょうか。人から嫌われることはデメリットとも言えますが、その反面メリットになる部分もあるのでご紹介します。

嫌われてもいいと思うことによるメリットとしては、「自分を抑えなくていい」というものがあります。嫌われないような振る舞いをする場合、どうしてもありのままの自分というものは出しづらいケースが多くなります。

嫌われないようにと考えないことと同じく「好かれよう」ともしないことで、ありのままの自分でいることができます。自分が思ったことを言い、やりたいと思ったことをやる。そういったことが可能になるのです。

自分を抑えるのはストレスの原因となります。また、抑えた自分で嫌われたとしたら余計にストレスになりますので、嫌われてもいいと考えて自分を抑えないでいられるのは大きなメリットでしょう。

嫌われてもいいと思うことによるメリットには、「自分の時間を無駄に奪われない」というものもあります。嫌われないように相手の都合に合わせていると自分の時間を奪われるケースがあります。

たとえば、自分は10時がよかったのに、相手の都合に合わせて10時半になったとしたら、「30分」という微妙な時間が生まれます。その微妙な隙間時間というのは活用するのが難しいケースも多いです。

ボーッとしてしまったり、スマホで適当なニュースサイトなどを見て時間を潰したり。隙間時間は無駄な時間になってしまうケースも多いので、嫌われてもいいと考えるなら自分の都合の10時に合わせてもらうこともできます。

嫌われてもいいと思うことのメリットには、「気の合う仲間だけが残る」というものもあります。嫌われてもいいと考え、お互いに好かれようともしない中で、「それでも仲が良い」のであれば、それは本当に気が合う仲間なのでしょう。

そうではない人は段々と距離が開いていきますし、必要なときだけの関係になっていきます。人間関係が「スッキリする」という言い方もできます。

嫌われてもいいと開き直る方法にはどのようなものがあるでしょうか。開き直るというのは、「もういいや」とか「気にするのをやめる」というような意味になるので、そのように考える方法を取り上げていきます。

嫌われてもいいと開き直る方法には、「親友と呼べる人を見つける」というものがあります。これは、「仲良しの仲間がいるから気にならない」というもので挙げた心理と同じ状況です。

親友がいれば、たとえ親友以外の人に嫌われたとしても気になりません。また、もしかしたら嫌われるかも、というような状況でも親友という存在がいることで一歩踏み出すことができます。

嫌われてもいいと開き直る方法には、「趣味に没頭する」というものもあるでしょう。人との関わりだけが人生の楽しみではありませんから、趣味に没頭することで嫌われてもいいと開き直ることができます。

また、趣味に没頭していると「共通の趣味」を持った人と知り合えたりもしますので、誰かに嫌われても、別の誰かと仲良くなれるチャンスもあるので、そういった点でも開き直ることができるのです。

嫌われてもいいと開き直る方法には、「仕事を頑張る」というものもあります。これは「趣味に没頭する」と同じような形で開き直ることができます。

「自分には仕事がある」、「仕事を優先しなくては」という気持ちを持っていれば、たとえ嫌われても大丈夫と開き直ることができるのです。

また、その仕事で著しい成果を上げることができれば、そのことによって人が集まってくるケースも多く、それによっても嫌われてもいいと開き直りやすい状況になります。

嫌われてもいいと開き直る方法には、「○○だけの関係」だと割り切る方法もあります。これはたとえば、「仕事だけの関係」などが例に挙げやすいでしょう。

たとえ嫌われたとしても業務に支障があるようなことをしたら、それは相手の落ち度なので自分に責任はありません。そうやって割り切ってしまえば、嫌われることなど気にする必要もないのです。

嫌われてもいいと開き直る方法には、「相手が悪いと思い込む」という方法もあります。これはそれほど褒められた思考ではありません。

ですが、嫌われて落ち込んでしまうよりは、相手が悪いことにしてしまったほうが精神衛生上は良いです。相手が悪いと思い込んで、気持ちを切り替えて開き直ってしまったほうが次に進むことができます。

嫌われてもいいと思う人に贈る名言集3選をご紹介します。人との関わりにおいて偉人が残した名言を確認してみてください。

嫌われてもいいと思う人に贈る名言集には、「人の落ち度は許すより忘れてしまえ」というものがあります。許すのも大事ですが、忘れてしまえばそれきりです。

「許そうとする努力」も必要ありません。この名言の本来の意味とはズレますが、その人との関わりさえも忘れてしまえば、嫌われようが何をされようが自分の今後に関係ないのです。

嫌われてもいいと思う人に贈る名言集には、「他人に花を持たせよう。自分に花の香りが残る。」というものがあります。花を持たせるというのは、その人を立てたり、手柄を譲ったりすることを言います。

ですので、本来の意味である「花」ではないのですが、譲ってあげることで自分には花の香りに例えられるような、良いものが残りますよ、という意味になります。

「細道で犬に出会ったら、権利を主張して咬みつかれるよりも、犬に道を譲った方が賢明だ。たとえ犬を殺したとて、咬まれた傷は治らない。」という名言があります。

これは、犬を他人との関わりに置き換えて考えれば良いでしょう。たとえ勝ったとしてもなんらかの傷や痛みが残るということを言っています。

「人から嫌われることがない」という人がいますが、それはそもそもの人間関係が薄いからということが言えます。自分自身に置き換えて考えてみても、それほど関わりが濃くない人のことを嫌うことはないでしょう。

ですから、「嫌われる」というのは色々な人としっかり向き合って、自分の主張をちゃんとしているということです。嫌われることを恐れて、人とぶつかり合うことを避けていたら人間関係は薄いままです。

誰からも嫌われることがないというのは、良いことのようで実は寂しいこととも言えるので、「嫌われてもいい」という考えで、時には人とぶつかり合うことも大切なことなのです。

「嫌われてもいい」と考えるのは勇気がいることですが、それでもその考え方は理にかなっているものと言えるでしょう。ここまでに取り上げたようにメリットがあります。

また、誰にでも好かれるなんて不可能なのです。有名人や芸能人で多くの人から好かれている人であっても、必ずといっていいほど「アンチ」というものは存在しています。

そのように、誰にでも好かれるのが無理なのであれば、好かれようとする努力も無駄になるケースもあります。ですから「嫌われてもいい」という考えは、時に必要なものとなるのです。