佐良直美の今現在！キャッシーとの騒動に関しても紹介！

佐良直美さんは、歌手として芸能界デビューを果たし、のちに女優やタレントなど、幅広い活動をしてきました。また、日本レコード大賞の新人賞と大賞を受賞した、女性歌手としては初めての快挙を成し遂げた人物としても、名実ともに知れ渡っています。

キャッシーとのスキャンダル報道で芸能界から遠ざかり、それ以来、佐良直美さんが表舞台に立つことは数少なくなっていますが、佐良直美さんの歌手としての実力は、現在でも確かなものとなっています。

佐良直美さんは、過去にNHK紅白歌合戦では13回の出場を果たし、そのうちの5回は紅組の司会も務めるなど、芸能界の中では実力のある女性歌手として活躍していました。

人柄が良く、少しシャイな一面もありますが、それらとは正反対の魅惑的でハスキーな歌声が、とても魅力的であったとされています。

佐良直美さんは、日本大学芸術学部を卒業後に、女性歌手として芸能界デビューを果たしました。デビュー曲として発売された「世界は二人のために」は、120万レコードの売り上げを記録し、さらには第9回日本レコード大賞で新人賞を受賞しました。

また、発売された同じ年には第18回NHK紅白歌合戦に初出場するなど、佐良直美さんの芸能界デビューは幸先が良く、とても華々しいものとなっています。

1967年に歌手としてデビューし、新人賞の受賞や紅白歌合戦の初出場など、華々しいデビューを飾ったその2年後の1969年には、第11回日本レコード大賞で「いいじゃないの幸せならば」が大賞として受賞されました。

当時は日本レコード大賞の新人賞と大賞をダブル受賞した女性歌手は現れていなかったため、佐良直美さんが日本で史上初のダブル受賞を果たした女性歌手として、世間に大きく名が知れ渡りました。

また、その翌年には、芸術分野での業績に新しい道を開拓した人に授けられる「芸術選奨新人賞」も授与されています。

1974年には、当時TBSテレビドラマの中でも人気だった「肝っ玉かあさん」や「時間ですよ」などのと並んで放送されていた、テレビドラマ「ありがとう」の第4シリーズの女優として出演しました。

佐良直美さんが、女優としてのデビューに花が開いたのは、当時活躍していたプロデューサーの石井ふく子さんとの出会いがきっかけでした。石井ふく子さんが佐良直美さんの女優としての素質を見抜き、当時手掛けていた「ありがとう」に出演してほしいと頼んだようです。

佐良直美さんの華やかな芸能活動に幕を下ろしたのは、1980年にスキャンダル報道された「キャッシーとの熱愛報道」がきっかけでした。女優やタレント業を務めていたキャッシーこと、森栖キャサリンさんが佐良直美さんとの同性愛関係を暴露したのです。

現在ではさまざまなセクシャルマイノリティが受け入れられつつありますが、当時は同性愛だということは当人たちにとってはマイナスなイメージが強く働き、この報道以降、佐良直美さんに対する印象が大きく変化したようです。

スキャンダル報道の影響か定かではありませんが、同年に開催されていたNHK紅白歌合戦も落選となり、1987年には完全に、佐良直美さん本人が歌手や芸能活動を長期休業するとの発表をし、表舞台から遠ざかることになりました。

佐良直美さんとキャッシーとの熱愛報道は、当時は大きな話題を呼び、人々に多くの衝撃を与えていました。

キャッシーとのスキャンダル報道をきっかけに、芸能活動を長期休業することになった佐良直美さんですが、果たして佐良直美さんが、キャッシーと同性愛関係であったことは事実だったのでしょうか。その真相を解明します。

テレビ朝日のワイドショー番組「アフタヌーンショー」に出演したキャッシーが、佐良直美さんと同性愛関係であり、同じ家で寝泊まりをしたこともあると暴露したのですが、真相は寝泊まりしたことは事実であっても、同性愛関係ではなかったようです。

佐良直美さん本人も、キャッシーとの同性愛関係を否定しており、「なぜこのような事態になったのか、自分でも理解できずに驚いている」と酷く困惑していました。

しかし、現在でもキャッシー本人からの佐良直美さんに対する説明は一切なく、どのような理由で「佐良直美さんと同性愛関係があった」と暴露したのかが明かされていない状態です。

芸能界での活動を長期休業し、表舞台から去ってしまった佐良直美さんですが、現在はどのような活動をし、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

また、今後再び歌手として、復帰する予定はあるのでしょうか。それとも、まったく別の事業の道に進むのか。佐良直美さんの現在を、調査してきました。

芸能活動を長期休業してから、佐良直美さんは一切テレビなどに顔を出すことはなくなり、本人も出演依頼がきても断ることが多かったようです。しかし、2019年の2月に放送された「爆報！THE フライデー」に出演し、32年ぶりにその姿を世間に見せました。

また、ただ出演するだけではなく、「衝撃の初告白SP」と称して、かつて世間を賑わせたキャッシーとの同性愛生活の事実や、そのときの佐良直美さんの心境を、初めて公の場で語ったのです。

当時、佐良直美さんの家は豪邸で、多くの知人や友人を集めてホームパーティーを開催していたようです。そのうちの一人にキャッシーがおり、そのパーティーを機会にキャッシーと佐良直美さんが親しくなったそうです。

しかし、キャッシーとの同性愛生活は事実無根で、キャッシーが公開した「佐良直美さんからのラブレター」も、佐良直美さんは書いた覚えのないものだと訴えました。

現在ではキャッシーがそのようなことを暴露したのは「人気者の佐良直美さんに嫉妬して、はめようとした」という一説が推測されています。

佐良直美さんは芸能界から遠ざかったあと、1993年に家庭犬のしつけ教室「アニマルファンスィアーズ」、略してAFCを立ち上げ、みずから会長として現在でも主宰しています。海外から講師を招いて、各地で動物に関するセミナーも開催し、実業家としての力を注いでいるようです。

2010年に歌手として一時期復帰し、「いのちの木陰」や「お・か・え・り」などのシングル曲を発売しましたが、あまり積極的な歌手活動はしておらず、現在は実業家としての活躍が主体となっています。

また、他には動物に関する著書「ワンちゃんとおでかけ」「動物の神様に生かされて」なども出版しており、2011年には徹子の部屋で三匹の愛犬を連れて出演するなど、愛犬家としての一面も見せています。

佐良直美さんがこのように、現在さまざまな動物たちのために活動しようと決めたのには、ある出来事が関係しています。

昔、飼い猫を飼っていた佐良直美さんは、とある飼い猫の不思議な行動に疑問を持ち、すぐに動物病院へ行ったところ、飼い猫に卵巣がんがあったことが発覚したようです。早期発見できたから助かったものの、少し遅ければ手遅れになる可能性もありました。

その飼い猫の出来事をきっかけに、佐良直美さんは「動物の神様が動物のために生きなさい」と、仰っているに違いないと決意し、それから動物たちのために精力を注ぐようになりました。

歌手だけではなく、女優やタレント、実業家など、さまざまな面で活躍をして名を広げた佐良直美さんですが、現在は結婚されているのでしょうか。また、結婚している場合は子供もいるのか、誰もが気になるところでしょう。

ですが、佐良直美さんは現在結婚されている様子はなく、現在でも独身のようです。結婚するよりも、今は動物たちのために生きているといってもよく、焦る様子もなく動物愛護活動のために生き生きとしています。

また、昔から佐良直美さんは男性に対して積極的ではなく、消極的な部分が強く出ていたため、一部では交際経験がないのではとの噂も立ち、そのために過去のキャッシーとの同性愛関係の報道に対しても、同性愛の疑惑が少なからずあったため、反発する声が少なかったようです。

歌手や女優としての活躍は、ほとんどなくなってしまいましたが、佐良直美さんが残した作品は現在でもさまざまな人の心に強く残されています。女性歌手の史上初のダブル受賞の経歴もあってか、作品の人気は今でも衰えていません。

佐良直美さんがどのような作品を残してきたのか、代表的な作品をそれぞれご紹介していきましょう。

歌手としてデビューしてから、華々しい芸能界デビューを飾った佐良直美さんの歌声は、今でも人々の耳に残っていることでしょう。

一見すると可愛らしい見た目をしている佐良直美さんですが、その歌声はとてもパワフルで、大人びた魅惑的な歌唱力を持っています。そんな誰もが心惹かれる歌声を持つ、佐良直美さんの数多くの楽曲の中でも、特に代表的な作品をご紹介しましょう。

デビュー曲ともなった「世界は二人のために」は、佐良直美さんの作品の中でも、最も多く人々の心をとりこにした楽曲ではないのでしょうか。この「世界は二人のために」は、当初歌詞が前半部分しかなく、短いものとなっていました。

しかし、明治製菓「アルファチョコレート」のCMソングとして起用されるときに、後半部分にさらに歌詞が追加され、そして初めて現在の形で世にリリースされたのでした。

この楽曲は、第9回日本レコード大賞の新人賞を受賞しただけではなく、1968年には第40回選抜高等学校野球大会での、選手入場行進曲にも選ばれています。また、NHK紅白歌合戦では、13回の出場のうち、3回も歌われました。

第11回日本レコード大賞の大賞を受賞した「いいじゃないの幸せならば」は、1969年に発売された8枚目のシングル曲です。作曲者は、佐良直美さんのデビュー曲「世界は二人のために」を手掛けた人と同じ作曲者の「いずみたく」さんです。

2008年には歌手の桑田佳祐さんにカバーされるなど、この曲に魅了された人物も数多く、「世界は二人のために」と並んだ傑作の楽曲となっています。

受賞作品である「世界は二人のために」「いいじゃないの幸せならば」の二作に注目が集中していますが、佐良直美さんの作品は受賞作品以外にも、その真価を発揮している楽曲は数多くあります。

1967年5月にデビュー曲「世界は二人のために」に発売された同年の12月には、二つ目のシングル曲「私の好きなもの」が発売されました。

こちらも上記二作と負けず劣らずの作品で、ジャズのようにゆったりとした、けれどどこか心が弾むようなリズミカルな音楽と歌声が、佐良直美さんの楽曲の特徴だと決定づけたものでした。

佐良直美さんは歌手としての活躍が多く、その内向的な性格から、女優として作品に残ったものはあまりありませんが、数少ない作品であるからこそ、女優として出演した作品は、佐良直美さんの素顔がハッキリとわかる作品として残っています。

佐良直美さんが出演した中でも特に世に話題になったのは、テレビドラマ「ありがとう」が有名です。「ありがとう」は1970年から1975年にかけてTBSで放送されたテレビドラマで、全4シリーズあり、シリーズ最高視聴率では56.3%もの記録を叩き出しました。

佐良直美さんは第4シリアスのカレー屋編で登場しており、同じく女優の京塚昌子さんとともに、仲睦まじい母娘の役を演じました。

NHK紅白歌合戦や日本レコード大賞の新人賞や大賞のダブル受賞など、さまざまな輝かしい経歴を残した佐良直美さんは、現在では歌手だけではなく、実業家として、動物たちのためにさまざまな活動をおこなっています。

スキャンダル報道での出来事にも負けずに、多方面で活動している佐良直美さんが、今後どのような活躍を見せるのか、期待して見守っていきましょう。