ラオスの治安は悪い?女性の旅行や観光での危険性や注意点も紹介

豊かな自然や世界遺産のあるラオスは、最近世界各国の観光客から熱い視線を注がれています。そんなラオスに関心があるものの、治安が不安で旅行に踏み出せない人もいるでしょう。そこで、今回はラオスの治安やラオス旅行での危険性、注意点などについて紹介したいと思います。

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目次

  1. 1ラオスの治安は?安全に旅行できる国?
  2. 2ラオスとはどんな国?
  3. 3気になるラオスの郷土料理
  4. 4ラオスの治安は良い?悪い?
  5. 5ラオスで控えたい危険なバスでの移動
  6. 6ラオス旅行での注意点
  7. 7ラオスは女性が一人で旅行しても大丈夫?
  8. 8ラオスのおすすめ観光スポット3選
  9. 9ラオス旅行の際には行きたいエリアの治安をしっかり確認しよう

ラオスの治安は?安全に旅行できる国?

カンボジアやタイ、ミャンマーと陸続きの国であるラオスは、海には接していないものの、自然豊かな高原や山に囲まれている国です。

ルアン・パパンの街やワット・プーを含んだ古代遺産群が世界遺産として認定されており、ユニークな独特の文化もあることから、人気の観光地となっています。

また、お盆や釈迦の誕生日などを祝う風習は、日本と似通っていることから、特に日本からの観光客に注目されているラオス。そんなラオスに一度は旅行してみたいと思っていても、治安が不安で尻込みしている人もいるでしょう。

そこで、今回はラオスの治安や旅行の際の注意点などについて、詳しく取り上げていきたいと思います。特にラオスでの旅行を計画してる女性は、しっかりラオス旅行での注意点を確認してみてください。

ラオスとはどんな国?

ラオスはインドシナ半島にある国で、共和制を敷いている国です。タイやカンボジア、ミャンマーに接している内陸国で、面積の約7割が山や高原となっています。「キープ」という通貨が使用されており、ヴィエンチャンという町が首都とされているのです。

人口は約700万人のラオスでは、独自の文化を大切に維持していることから、毎年世界各国からたくさんの観光客が訪れています。

また、ラオスでは国民のほとんどが仏教を信仰しており、タート・ルアンという荘厳な仏塔もあることから、世界各地の仏教徒からも注目されているのです。

気になるラオスの郷土料理

ラオス旅行の際には、ぜひラオスの郷土料理の思い出を作ってみてください。日本と同様にお米が主食のラオスでは、「カオ・ピヤック・セン」という、米粉から作った麺を使用した麺料理が人気です。

ライムやもやし、ハーブなどが多く使用されており、カリカリの揚げたパンのようなトッピングも付いています。

また、地元の野菜をたっぷり挟んだバゲットサンド「カオ・チー・サイ・クワン」も、ラオスで人気の郷土料理です。フランスの植民地であったラオスでは、意外にもバゲットサンドが郷土料理として根付いています。

さらに、日本の焼き鳥とよく似た「ビン・カイ」という郷土料理も、ラオスで人気のある豪華な料理です。鳥肉を大きな串に刺して、甘辛いタレを付けながら炭火でじっくり焼いた料理で、地元の老若男女からも人気を集めています。

ラオスの治安は良い?悪い?

内戦や他国との戦争で長い間苦難の時を過ごしてきたラオスは、現在はASEANに所属していますが、あまり近代的な開発が進んでいません。

さらに、近年まで政情や経済状況も安定していなかったこともあり、観光客を狙った窃盗の犯罪が、主要な観光地で度々発生しています。

比較的安全というイメージのある首都や人気観光地でも、突発的な傷害事件が起こることもまれにあるそうです。そのため、特に女性単独でのラオス旅行では、夜間の外出を控えたり、治安が特に悪い場所は避けたりといった注意を払う必要があります。

しかし、古くから他の民族と生きてきたラオスの人々の雰囲気は静かでのんびりしており、特別治安が悪い場所はあまりありません。殺人や傷害に至る事件の発生率も比較的低く、特に主要な観光地や首都では特に低くなっています。

そのため、ラオス旅行では常にスリには注意を払う必要はありますが、人通りの多い町や主要な観光地では、それほど治安を危険視することはないでしょう。

ラオスで控えたい危険なバスでの移動

ラオスの治安は特別悪いという訳ではありませんが、特に女性単独のラオス旅では、避けるべき危険なバス移動もあります。日本ほど車が普及していないラオスでは、小回りの利くトゥクトゥクやタクシーなどの移動手段が現地の人に親しまれているのです。

しかし、ラオスでは現地の人も利用を渋る危険なバスもあるので、観光客はバス移動の際には特に注意を向ける必要があるのです。ラオスのバスの中には、観光客は利用を避けた方が良いとされる危険なバスもあります。

以下では、観光客には避けることをおすすめするラオスでのバス移動について、具体的に紹介していきましょう。

シェンクワンへのバスでの移動

世界遺産候補とされるジャール平原や、戦争の際に実際に使用された塹壕などで、観光客の注目を集めているラオス北部の街シェンクワン。

アメリカ軍によって投下されたという不発弾も、いまだに多く残っていることから、ラオスの苦難の歴史を学ぶ場所として注目されています。しかし、そのシェンクワンに向かうバスの利用はおすすめできません。

バスが通る道路には、度々反政府組織の兵士や、山岳で活動するゲリラなどが出没するとされています。日本の外務省でも、その情報を開示しており、シェンクワン行きのバスの利用は危険という注意をしているのです。

ビエンチャン・アンパバーンへの夜行バス

険しい山が連なっているラオスでは、まだ交通整備がそれほど進んでいません。さらに、雨季があるラオスでは、向かるんだ険しい山道を通らざるを得ないことも多いのです。

実際にラオスの交通事故発生率はとても高いので、交通事故発生率が特に高い夜行バスは基本的に利用しないようにしましょう。

また、ラオスの首都ビエンチャンや、世界遺産に認められた古い都ルアン・パパンへ向かう夜行バスは、特に事故が発生しやすいとされています。

さらに、後進国への支援を行っている日本の組織「JICA」によると、ルアン・パパン行きの夜行バスのルートの中には、ゲリラの襲撃に遭いやすいルートもあるそうです。

そのため、交通事故だけでなく、危険な事件に遭わないようにするためにも、首都やルアン・パパン行きの夜行バスの利用は避けてください。

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ラオス旅行での注意点

ラオスでの旅行を安全に楽しむには、行く場所の治安の良さや悪さを知ることと、ラオス旅行での注意点をしっかり守ることが重要になります。そこで、以下では、ラオス旅行での注意点を詳しく見ていきましょう。

ラオスでの一人旅を楽しみたいと思っている女性は、身を守るために、特に以下の注意点を意識してください。

夜間の一人歩き

ラオス全体の治安は、特に悪いとは言えないものの、特に土地勘のない観光客は犯罪の被害に遭いやすいとされています。また、最近まで反政府組織が活発な動きを見せていたラオスでは、現在でも夜間には傷害事件が起こることもあるのです。

そのため、観光客がむやみに夜間外出することは危険とされています。特に危険性が高い、女性観光客の夜間の一人歩きは、絶対に避けるべきでしょう。

人の少ない場所には行かない

敬虔な仏教徒が多いラオスでは、地元の人々の多くは素朴で優しい雰囲気を纏っています。そのため、人の目が行き届いている大きな通りや首都付近の治安は、比較的良いと言えるでしょう。

しかし、まだ経済状況は悪いラオスでは、人気のない場所では凶悪な事件の発生率が高くなっています。そのため、特に狙われやすい女性観光客は、人気の少ないエリアや狭い道路などにはいかないようにしてください。

現金をたくさん持ち歩かない

のんびりした国民性のラオスでは、比較的凶悪事件の発生率は低くなっています。しかし、金銭の強奪を目的にした犯罪発生率は高く、その点では治安が悪いと言えるのです。

特に、先進国からの観光客には、多額の現金を所持しているというイメージもあります。そのため、観光客は窃盗犯罪の対象にされやすくなっているのです。ラオスの旅行時には、多額の現金を所持したまま移動しないように注意しましょう。

ちなみに、強盗犯に襲われた時には、ある程度の現金を犯人に渡すことで、身を守れることもあります。そのため、ある程度の金銭はすぐに取り出せる場所に隠し持っておくと、より安心でしょう。

派手な服装は控える

派手な服装を控えるということも、ラオスで楽しく観光をするために重要なことです。派手な服装の観光客は、経済的に余裕のある人物と思われ、地元のスリ犯に目を付けられやすくなります。

そのため、特に女性はラオス旅行の時におしゃれをしたくても、派手になりすぎないように注意しましょう。また、高価そうな時計やアクセサリーを付けていることでも、窃盗被害に遭いやすくなってしまいます。

そのため、あまり高価な貴金属を身に付けないということも、忘れないようにしましょう。

荷物から目を離さない

治安が特に悪いとは言えないものの、まだ経済発展が進んでいないラオスの旅行では、置き引きも多発しています。そのため、観光客は特に置き引き犯に狙われやすいため、自分の荷物から絶対に目を離さないようにしましょう。

置き引き犯は、集団で親切な地元の人になりすまし、巧みに置き引きを行うこともあります。そのため、治安が特別悪いエリアでなくても、荷物管理の意識は高く維持するようにしてください。

ラオスは女性が一人で旅行しても大丈夫?

最近まで反政府組織が多く存在していたラオスには、治安が悪いというイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、現在は政情が安定しているラオスには、世界遺産や独自の文化などを目当てに多くの観光客が世界各国から訪れています。

凶悪な犯罪発生率も下がり治安も改善しているため、ラオスは注意点を守れば単独で女性が旅行をしても問題ない国と言えるでしょう。

しかし、ラオス国内の治安レベルはエリアによって大きく異なるので、旅行の際には巡りたい場所の治安をしっかり確認することが重要になります。安全にラオス旅行を楽しむには、特に治安が悪いと思われる場所には絶対に近寄らないという意識も大切です。

ラオスのおすすめ観光スポット3選

まだ治安が悪い場所があるラオスの中には、治安が良いとされている見どころ満載の観光スポットもたくさんあります。ラオスの旅行に慣れておらず、治安の悪さに不安を覚えている人は、ぜひこの人気観光スポットを巡ってみてください。

以下では、女性の1人旅行でも安心して楽しむことができる、ラオスの人気観光スポットを3つ紹介していきましょう。

1.シーパンドン

ラオスで治安のよい観光地を探している人には、ラオスの南端にある群島「シーパンドン」がおすすめです。カンボジアとも接している広大なメコン川に浮かぶ群島シーパンドンには、いくつもの小さい島があり、島民は主に漁業や稲作などで生活しています。

このシーパンドンでは、アジアの滝の中で最も水量が多いとされるコーンパペンの滝や、絶滅危惧種に認定されているカワイルカなどを観ることができるのです。

ラオスの中でも特にのどかな雰囲気で治安が良く、自然豊かなシーパンドンは、20年ほど前から世界各国の観光客に注目されるようになりました。

現在では、観光客が利用しやすい大規模な宿泊施設やレストランなども続々登場しており、ラオスを代表する観光リゾート地になりつつあります。

2.ルアンパバーン

ラオスでなるべく治安が良く、歴史を感じられる観光地を巡りたい人には、世界遺産に認められている「ルアンパバーン」(ルアン・パパン)をおすすめします。

カーン川とメコン川という大きな川に挟まれている街で、75年にラオス革命が勃発するまで、豪華な王宮が存在していました。

長い歴史をもつ荘厳な寺院もたくさん残っているだけでなく、貴重な自然や少数民族なども存在しているため、街全体が97年に世界遺産に登録されたのです。

見晴らしの良い展望台のあるプーシーの丘や、王宮があった時代の歴史を学べる王宮博物館など、観光客を楽しませるスポットが街の中にたくさんあります。

また、王宮博物館の前の通りでは、お土産にぴったりな品々が安い価格で販売されているナイトマーケットがほぼ毎日開かれているのです。さらに、象と触れ合ったり少数民族の村に泊まったりするサービスなどもあり、地元寺院の修行僧による托鉢も見物できます。

観光客向けのホテルやレストランなどもきちんと整備されているので治安も良いですし、地元の薬草サウナを体験することもできるのです。

3.バンビエン

治安のよいエリアで、川のアクティビティを楽しみたい人には、バンビエンをおすすめします。

首都のビエンチャンと人気観光地ルアンパバーンの丁度中間地点に位置するバンビエンでは、メコン川を浮き輪でのんびり下るチュービングや、飛び込みといった水のアクティビティを楽しめるのです。

ブルーラグーンと呼ばれる綺麗な池は、バンビエンの中で屈指の飛び込みスポットとして人気を集めています。また、コスパが良く洗濯代行サービスもあり、ネット環境も整っている綺麗な宿泊施設が多く、安心かつ快適に滞在することができるでしょう。

深夜まで営業している飲食店も多く、夜間でもそれほど治安が悪くなりません。また、リースナブルな価格で地元の様々な料理を楽しむこともできます。

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ラオス旅行の際には行きたいエリアの治安をしっかり確認しよう

今回は最近世界遺産や独特のほのぼのとした雰囲気から、観光地として人気が高まっているラオスの治安について、取り上げました。

ラオスの治安の良し悪しは、エリアによって大きく変わるので、特に女性が単独で旅行する際には、観光するエリアの治安の危険度の事前調査は欠かさないようにしましょう。

また、今回紹介した通り、ラオスには危険度が低く女性1人でものびのび楽しめる観光地もあります。ラオスでの一人旅に興味があるけれど、治安が心配という女性は、ぜひ今回紹介した観光地を巡るラオス旅行に挑戦してみてください。

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