ブリッジの運動効果ややり方!ブリッジダイエットで痩せる?
誰もが1度はしたことがあるであろうブリッジ。このブリッジの運動効果がスゴイと話題になっています。ここではダイエットや女性特有の様々な悩みを解決する効果が期待できるブリッジダイエットのやり方や、ブリッジの運動効果を詳しくご紹介していきます。
目次
ブリッジで痩せられるってホント?
ブリッジが美容やダイエットに効果的だと話題になっていますが、本当にブリッジをすることで痩せることができるのでしょうか…?その答えはイエスです。
ブリッジには体のゆがみを和らげたり、血行促進、代謝アップなどの効果が期待でき、その結果痩せることに繋がっていくということなのですが、子どもの頃には確かにブリッジが出来ていたはずなのに今は出来ないという人や、本当に痩せられるのかと疑問に思う人は多いのではないでしょうか?
一日一回でいいと言われるブリッジダイエット。確かにブリッジの消費カロリーは一回2~3キロカロリーととても少ないのですが、ブリッジを毎日続けていると着実に痩せやすい体を作っていけるのです。ここでは、ブリッジの運動効果やダイエットについて詳しくお話していきます。
そもそもブリッジとは?
子どもの頃体育でやったことがあるという人が多いであろうブリッジ。そもそもブリッジとは何かというと、ヨガでは『アーチのポーズ』と呼ばれるストレッチの一種です。
本来は直立した状態から状態を後ろに反らし、背中を地面につけないように足の裏と手もしくは頭で体を支える状態をいい、この形が橋のように見えることからブリッジと呼ばれるようになったそうです。
ブリッジの運動効果
ダイエットに効果的と話題のブリッジですが、その運動効果は痩せることが期待できるだけでなく、簡単なやり方で嬉しい効果がたくさん得られます。きっと今日からブリッジがしたくなる、ブリッジの運動効果を見ていきましょう。
体の歪みを整える
私たちは普段からスマホを触ったり、パソコンでの作業を長時間したりと、気づかないうちに『前かがみ』の姿勢になっていることが多くあります。
それがひとつの原因となり猫背になったり、骨盤や肩甲骨が歪んでしまっている人が多いと言われていますが、ブリッジをすることで、この前かがみの姿勢とは真逆の体を反らす姿勢をとるので、体の歪みを整えることができます。
体の歪みが改善されると代謝がアップする、女性に多い悩みである冷えが改善するなどの様々な嬉しい変化が体に起こります。そして、この嬉しい変化こそがブリッジ運動で痩せるということに繋がっているのです。
便秘解消
ブリッジ運動をすることで体のゆがみが改善され痩せ体質へと導くその効果のひとつとして、多くの女性が悩んだことがある便秘解消も挙げられます。
ブリッジをするとお腹周りの筋肉を伸ばすことができるので、大腸が刺激され、腸の動きが良くなるため便秘解消に効果があるのです。
便秘が解消されると腸内環境が良くなり、さらに代謝がアップするため、便秘解消とともに美肌効果も期待できるのです。
むくみや冷えの解消
体の歪みが矯正されると、血液の巡りがスムーズになり、新陳代謝が活発になります。
血行が良くなり、新陳代謝が活発になるだけでなく、老廃物の排出も促すことができるため、ブリッジはむくみや冷えの解消につながるのです。また、むくみや冷えの解消は、ブリッジがダイエットに効果的だといわれる要因のひとつです。
また、血行が良くなることでお肌の調子も整いやすく、顔色も良くなると言われています。
生理痛が和らぐ
むくみや冷えが改善されることで、生理痛が和らぐことも期待できると言われています。
なぜ生理痛が和らぐのかというと、ブリッジによって冷え性が改善されると子宮の辺りの血流も良くなるとともに、卵巣の機能も高くなることから生理痛の痛みの原因であるプロスタグランジンという物質が骨盤内に溜まりにくくなるからです。
普段使うことのない筋肉を刺激するブリッジの姿勢は、ダイエット効果があることで注目を集めていますが、女性特有の悩みを解消する手助けをしてくれるのです。
ダイエットとストレッチでシェイプアップ効果
全体重を自分の腕・脚で支えるブリッジは、普段の生活ではほぼ使うことのない筋肉が使われます。
また、骨盤の歪みが改善されることで、血行が良くなり、代謝があがることで冷えやむくみなどの体の不調の改善とともに、消費カロリーがアップするため、シェイプアップ効果が期待できるのです。
では、具体的にどの部分のシェイプアップが期待できるのかというと、背中・小尻・お腹・脚・二の腕です。ただし、突然痩せて見えるようになるのではなく、少しずつ効果が現れてきますので、正しい方法で無理なく、毎日継続することが大切です。
ブリッジをする際の注意点
子どもの頃、誰もが一度はしたであろうブリッジ。子どもの頃からブリッジが出来ないと悩む人は少なく、ほとんどの子どもは簡単にブリッジをこなすことが出来ると言われています。
しかし、大人になってからブリッジをしようとすると、昔のようにはいかないこともしばしば…。
無理をしてしまうと、首や腰、肩などを傷めてしまうこともありますので、ブリッジをする際は注意が必要です。
ストレッチを忘れずにする
ブリッジは普段使わない筋肉を使いますから、準備運動をせずにブリッジをすると、腰や肩、首などを傷めてしまう危険があります。
健康面にも美容面にも効果てきめんと話題のブリッジ。ですが、怪我をしてしまっては本末転倒です。
ブリッジをする前には必ず準備運動をして、体をほぐしてから行いましょう。
首の筋肉に力を入れない
無理にブリッジの型をとろうとした時、つい首に力を入れてしまう人は多くいますが、ブリッジをするときには首に力を入れないように注意する必要があります。
首に力が入ると首を傷めてしまうので、ブリッジをする時は首に力を入れず、頭は後ろに自然に落とすようにしましょう。
マットや硬くない床の上でする
硬い床の上でブリッジをすると、怪我の心配があります。ですから、ブリッジを行う際は、必ずマットの上や硬くない床の上で行いましょう。
ヨガマットを敷いたり、カーペットの上が手軽です。
ブリッジダイエットの種類とやり方
ブリッジダイエットには、基本のブリッジ、ショートブリッジ、サイドブリッジ、フロントブリッジ、正座ブリッジの5種類のやり方があります。
それぞれのブリッジのやり方を動画とともにご紹介していきます。1日1分のブリッジを毎日、そして半年続けてみましょう。
1.基本のブリッジ
まずは誰もが小学生の時にやったであろう、基本のブリッジのやり方をご紹介します。まず、仰向けに寝て両ひざを立てます。この時、膝の真下にかかとが来るようにしましょう。
そして、手の指が足の方向を向くように手を耳の横に置き、肘は広がってしまわないように耳につけておきましょう。次に腕の力を使い、お尻を浮かせ、さらに腕の力を使い胸を頭側の壁に向かって押し付けるようなイメージで体を押し上げます。
2.ショートブリッジ
三角ブリッジとも呼ばれるショートブリッジは肩と頭が床についた状態で行うブリッジで、基本のブリッジのやり方が難しいという方でもやりやすい、比較的簡単なブリッジです。
やり方は、まず仰向けになって膝は立て、胸の前に両手を重ねた状態で寝そべります。この時、体勢が辛い方は両手は体に沿って床に下ろしておいても構いません。
お尻が落ちてしまったり、腰が反り過ぎてしまわないよう、体が一直線になることを意識しながらお尻とお腹に力を入れてお尻を持ち上げます。
3.サイドブリッジ
体幹を鍛える運動としても知られるサイドブリッジのやり方です。
横向きに寝て下側の肘を立てます。足は可能であれば伸ばし、下側に来た足と下側の肘を軸に体を持ち上げますが、苦しいようでしたら両ひざを曲げ、下側の膝と肘を軸に体を持ち上げます。
この時、上側の手は体にまっすぐ添える、もしくはまっすぐ上に伸ばします。頭の先から足の先までが一直線になることを意識しながら行いましょう。また、体幹を鍛えることができるサイドブリッジはお腹を意識的にへこませて行うことで効果がさらにアップします。
4.フロントブリッジ
フロントブリッジは基本のブリッジのように仰向けの状態からするのではなく、うつぶせの状態から始めるブリッジのやり方で、プラークとも呼ばれています。
まずうつぶせに寝て、肘を肩の真下の位置に付きます。この時、脇はしっかりとしめておきましょう。両足は揃えて伸ばしておき、つま先をついて、お尻とお腹に力を入れて体を持ち上げます。
5.正座ブリッジ
基本のブリッジが難しい方にオススメなのが『正座ブリッジ』です。
やり方は、まず正座をしてお尻の後ろに手をつき、首の力を抜きます。頭を後ろに落とし、お腹と胸を天井に向かって突き上げるイメージで上げます。
これを無理のない範囲で数秒×数回行いましょう。
ブリッジダイエット体験者の口コミ
一日1分のブリッジを毎日続けるだけで痩せやすい体質に変化していく、辛い生理痛やダイエットの時に無理な食事制限をしたりすると特に陥りやすい便秘も解消されるなどの効果を聞けば、ブリッジダイエットをやってみようかなと思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、そんなに簡単に痩せるものなの?と疑問に思っている人も多いでしょう。そんな時頼りになるのが体験談です。実際にブリッジダイエットを試した人の口コミを見てみましょう。
口コミ①肩こりが解消されました。
来年の春に結婚式を控えており、運動が大嫌いな私でも痩せれる方法を探していたところ、ブリッジダイエットが話題だと聞きやってみることにしました。もともとの目的は痩せること。ダイエットとして始めたのですが、ブリッジダイエットを始めてから3日目頃から肩が軽くなっていることに気づきました。
仕事がデスクワークということもあり、以前から頭痛や吐き気を伴うこともある酷い肩こりに悩まされていたのですが、ブリッジダイエットをきっかけに長年悩んでいた肩こりが解消されました。
もちろん始めは筋肉痛にもなりましたが、結果的にダイエットにも効果があり、私は特に太ももとウエストに効果が現れました。一番期待していたのは二の腕だったのですが、効果が出やすいところ、出にくいところがあるのかもしれません。
口コミ②最初は辛い…でも、続けて良かった!
アラサーの私はある日自分の背中に肉が乗っていることに気づいてしまいました…。下着の上に脂肪が乗っているではありませんか。立派なオバサン。そんな自分の姿に悲しくなっていた時、ブリッジダイエットの存在を知りました。
ブリッジするだけなら試しにやってみるかとブリッジの体勢をとってみると、かろうじてできるものの、1分もブリッジをするなんて無理でした。自分の筋肉のなさや運動不足を感じた瞬間でもありました。そして翌日には筋肉痛。しかし、1週間なんとか続けた時に効果が見えてきました。
ブリッジの体勢が辛いとは感じなくなったのです。そこからは日課としてブリッジを無理なく続けることができ、ブリッジダイエットを始めてから1年、今では背中も引き締まり、姿勢も良くなりました。一日1分のブリッジで後ろ姿に自信を取り戻すことができました。
口コミ③寝つきが良くなりウエストも2センチダウンしました!
お腹周りが細くなったらいいなと期待を込めて始めたブリッジダイエット。正直始めは辛くて、すぐやめてしまおうかと思いました。だってブリッジができないんですもの…。
しかし、ブリッジダイエットは昔懐かしのあの形のブリッジでなくても効果があるという情報をネットから得て、フロントブリッジで続けてみることにしました。1か月後、フロントブリッジではなんだか物足りなくなり、基本のブリッジに挑戦。ブリッジができるようになっていました!
始めてから1か月で見た目に変化は見られなかったものの、筋肉がついてきたかなという感じと、冷え性が改善され寝つきが良くなりました。それから半年、ブリッジを続けてウエストはマイナス2センチ、心なしか足もスッキリしたように思います。
ブリッジができない原因は?
誰しも一度はしたことがあるであろうブリッジ。しかし、子どもの頃はたしかに出来た筈なのに、大人になってからブリッジをしようと試みたものの、ブリッジができなくなっていたという人は少なくありません。
年齢を重ねていくうちに体の柔軟性が失われることや、筋肉量が少なくなっていること、そして体型が変わることがこの原因だと言われています。
ブリッジダイエットをするためにはブリッジが出来るということが必要不可欠ですから、できない原因を知り、解消する必要があります。
腕や体幹の筋肉がない
ブリッジは腕の力で自分の体を持ち上げますから、当然腕の力がないとブリッジをすることはできません。
また、腕の筋肉があればブリッジができるのかというとそうではなく、手・足・首を除いた体幹と呼ばれる胴体の部分の筋肉(お腹の筋肉や背中の筋肉)がないことも原因と考えられます。
ブリッジに適した腕の筋肉を付けるには逆腕立て伏せ、体幹の筋肉を増やすには、お腹の筋肉と背中の筋肉を鍛えるトレーニングを行い、改善していきましょう。
肩まわりの柔軟性がない
筋肉には問題がないのにブリッジができないという場合には、肩周りの柔軟性がないことが原因でブリッジをする際に体が持ち上げられないということが考えられます。
肩周りをほぐすストレッチを継続して行いましょう。
ブリッジができない人のためのトレーニング法
ブリッジができない人は他の方法でトレーニングしましょう。最初はできなくても徐々に体を慣らすことが大切です。
ブリッジの型に慣れるトレーニング法
まず、布団を丸めます。そして、その上に腰が当たるように仰向けに寝そべります。
この時、両腕と両足をしっかりと地面に着けることを意識しましょう。そうすることで、ブリッジの型に慣れていきます。
特に腕の力が弱い人にオススメのトレーニング法です。
壁を使ってトレーニング
壁に背中を付けて立ち、両足のかかとを壁から20センチほど離した位置に置きます。(壁に斜めに寄り掛かった体勢になります。)基本のブリッジのように手を耳の横につけて壁に触れます。
無理のないように両手とお腹に力を入れて頭と背中を壁から離します。その状態をキープしましょう。慣れてきたら、かかとと壁の位置を離していき、手をつく位置も低くしていきます。
ブリッジダイエットで痩せない場合は?
ブリッジダイエットでブリッジを毎日継続して行った人の多くが体が引き締まっているのを実感し、ブリッジダイエットに成功していますが、頑張って続けているのに体重が全く落ちない、効果を感じないと悩んでいる人もいます。
その原因として考えられるのが、ブリッジダイエットには食事制限が一切なく、ブリッジで消費されるカロリーもかなり少ないことが考えられます。
ブリッジダイエットは『ただ体重を落としたい』という人には不向きなダイエット法で、体重もしっかり落としたいと考えるのであれば、ブリッジに加えて食事内容の見直し、さらに水泳やジョギングなどといった有酸素運動を取り入れてカロリーを消費するといった対策をとりましょう。
ブリッジダイエットで綺麗になろう
1日1分のブリッジを継続することで体の歪みを改善し、血行が良くなることで、シェイプアップだけでなく多くの女性が悩む冷えやむくみ、生理痛や便秘の解消にも効果が期待できるブリッジダイエット。
体の内側から綺麗にしてくれる、そしてなにより無理なく行うことができるブリッジダイエットは、辛いダイエットのイメージをきっと覆してくれるでしょう。あなたも今日からブリッジダイエットをはじめてみませんか?