ローションパックの効果的なやり方!コットンで肌がプルプル?
手軽に始められるスキンケアとして今人気なのがローションパックです。ローションパックは、化粧水とコットンがあればすぐにできるスキンケアで、お肌の保湿して表面を整え、健康的なお肌にしてくれます。ローションパックの正しいやり方やおすすめの化粧品についてまとめました。

目次
ローションパックとは?【スキンケア】
ローションパックとは、化粧水に浸したコットンをパックのように肌の上に数分間置き、化粧水を肌に浸透させるというスキンケアのやり方です。お風呂に入った後や洗顔後に化粧水を使う人は、手で直接化粧水をつけている人が多いですが、ローションパックは、化粧水が肌により浸透するおすすめのスキンケアのやり方です。
普通のコットンを使ってスキンケアをしてもいいのですが、ローションパック専用に作られた「佐伯式のチズコットン」というものがあるので、そちらを使ってスキンケアをするのもおすすめです。
ローションパックの頻度としては毎日行うのがベストだと言われています。毎日ローションパックを行うことで、肌が潤い整肌効果が期待できます。
お肌がプルプル?ローションパックの効果は?
洗顔をすることによって、肌に必要な油分である皮脂まで落としすぎてしまい、そのままにしておくと肌の水分はどんどん失われ乾燥の原因にもなります。皮脂は肌の表面で汗などの水分と混ざり合い、皮膚の水分が蒸発するのを防いだり、刺激から肌を守る役割があります。
化粧水は洗顔後の肌の水分を補う役割があり、より効果的に化粧水を肌に浸透させるやり方がローションパックです。乾燥を防ぐことにより、肌トラブルが起きないお肌を作ることができます。
化粧水がお肌の隅々まで浸透!
化粧水を手で付けたりコットンでパッティングするより、ローションパックをするほうが顔全体、お肌の隅々まで化粧水が浸透します。お肌の表面を水分で満たすことで、お肌のハリが増し、毛穴を引き締める効果もあります。
ローションパックで化粧水をお肌に浸透させることで、お肌が潤い、その後に使用する化粧品の浸透もよくなります。
お肌を整える効果!すべての肌トラブルに対応?
ローションパックによって、お肌の表面が滑らかに整えられることで、化粧品の効果がでやすくなると共に、お肌のトラブルを自ら防ぐことのできるような肌に整える「整肌」の効果もあります。
肌トラブルはお肌の乾燥が原因で引き起こされる場合もあるので、ローションパックは効果的です。吹き出物を落ち着かせたり、日焼けなどの鎮静にも効果があります。
ローションパックの効果的なやり方
ローションパックをより効果的に使うためには、正しいやり方の手順を把握しておくことが大切です。間違ったやり方でローションパックを行うと、逆効果になってしまうこともあります。
①化粧水を肌になじませる
入浴後、洗顔後は、ローションパックの準備をしている間にも、お肌の水分は失われていくと言われています。そのため、ローションパックの前にお肌に化粧水をしっかりとなじませます。
ローションパックを貼るまでの時間も、できるだけ短い方が効果的です。
②水で湿らせたコットンに化粧水を染み込ませる
まず、コットン全体を水で湿らせ、両手で挟んで水がポタポタと落ちてくるくらいまで水気を切ります。その上から500円玉くらいの大きさの化粧水をコットン全体になじませます。
化粧水だけでコットン全体を湿らせようとすると、化粧水がたくさん必要になり、ローションパックをするには少し濃すぎるため、お肌に負担がかかってしまいます。そのため、最初にコットンを水で湿らせる必要があります。
コットンを湿らせる水は水道水をおすすめします。こだわりがある方は精製水などでもいいですが、毎日続けていただきたいスキンケア法なので、お金もそこまでかからない水道水でいいでしょう。
③コットンを薄く割いていく(目・鼻・口用に3つぐらい)
水と化粧水を染み込ませたコットンを3枚に割いていきます。目・鼻・口の部分は適当な大きさの穴をあけます。コットンを割くときは、できるだけ薄く割くようにしましょう。
コットンを割くときに、薄く延ばしてあげることで、お肌全体をカバーすることが可能になり、均等に潤いを与えることができます。
④コットンをお肌に貼りつける(3~5分程度)
割いたコットンを、顔の下半分、目の周り、首の順番に貼り付けていきます。厚みに余裕があるコットンは引き延ばして、ちょうどいい薄さにしましょう。貼り付けるときに、リフトアップするような感覚で、コットンを横上に引き上げながら貼るのがコツです。
ローションパックの時間は3分程度です。3分以上だとお肌の水分がコットンに戻ってしまい、3分以下だと物足りないです。
コットンの上からラップをかぶせたり、シャワーキャップに目・鼻・口の穴をあけてかぶせたり、お風呂の湯船の中でローションパックを行うと、スチーム効果があるので5~10分程度できます。
⑤コットンを剥がし乳液やクリームをつける
ローションパックを行った後は、手で軽くハンドプレスして美容液をつけ、目元や口元には専用のクリームをつけるのがおすすめです。最後に蓋の役目であるクリームや乳液をつけます。ローションパックを行ったことにより、お肌が整い、化粧品の効果がでやすいお肌になっています。
美容液・クリーム・乳液をつけるときは、下から上に向かってつけることをおすすめします。上から下に向かってつけると、顔が下がってしまう原因になります。頬を上げるような感覚でお肌に乳液などをつけていきましょう。
毎日は面倒!専用フェイスマスクで簡単ローションパック!
100円ショップなどでフェイスマスクを購入してきて、コットンを使ったローションパックのようにマスクを化粧水に浸してパックするのもいいですし、シリコンマスクを使ってローションパックをするのも効果的です。しかしコットンパックを毎日やるのは面倒という方もいると思います。そんな方にはおすすめのフェイスマスクをご紹介します。
今おすすめなのは、「プリュEGFディープモイストマスク」という美容液マスクです。20枚で1,335円(税込)とかなりお手頃な価格で販売されています。
国産ピュアコットンを100%使用した、お肌に優しい柔らかい質感です。セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの10種類の高級美容成分を含んでおり、マスク1枚に対して1本分の美容液(20ml)を染み込ませてあります。これは、1枚500円程度の高級シートマスクと同等の配合量なのでかなりお得です。
ローションパックをする時の注意点!
ローションパックは、正しいやり方でやれば効果を得ることができますが、やり方を間違えたり、ローションパックの頻度を自分のお肌の状態にあった頻度にしないと逆効果になってしまいます。ローションパックを行うときにやってはいけないことや注意点をご紹介します。
長時間のローションパックはしない!
パックを長時間やった方が効果が出やすいと思っている人がいますが、ローションパックは長時間行うと逆効果になってしまうことがあります。
ローションパックに使用する化粧水は、ほぼ水分なので蒸発しやすいです。コットンに染み込んでいる化粧水や水分が蒸発していくと、肌の水分もいっしょに蒸発してしまいます。
普通にローションパックをするときは、長時間の使用は控えましょう。
ローションパックを行う頻度に注意!
ローションパックは毎日、少しの時間を使って行うことが勧められていますが、乾燥や肌荒れ、その他お肌のトラブルがあるときはローションパックの頻度を控えましょう。
ローションパックは、お肌を健康に保つためのスキンケアのやり方であり、毎日に行うことが推奨されていますが、自分のお肌の状態を確認しながら、自分に合った頻度でローションパックを行ってください。
毎日のローションパックで、お肌の状態が気になるようであれば、一度使用を控え、日にちを空けてから再度行ってみてください。ローションパックの頻度を減らしお肌の状態が安定してきたら、再度頻度を増やし毎日続けるようにしましょう。
ローションパックは毎日行うことでお肌に潤いを与え、お肌の表面を整えるスキンケアのやり方なので、頻度を減らしすぎたり、毎日やらない期間が続いたりすると効果がなくなったり、元の乾燥したお肌の状態に戻ってしまいます。自分の中でベストな頻度を見出してローションパックを実践するのがいちばんです。
ローションパック前にしっかり洗顔を!
ローションパックの一通りの手順を始める前の大前提として、洗顔をしっかり行っていることが大切です。
ローションパックは、美容成分をお肌にしっかり浸透させることが目的のスキンケア法なので、不要な皮脂や汚れがしっかりと取り除かれていなくてはなりません。また誤った洗顔方法でお肌に過度な刺激が与えられていないこと、お肌が荒れていないことも、ローションパックを行う上での大切な条件です。
肌荒れなどでローションパックの頻度を減らしているのに、肌の状態が変わらない場合は、ローションパックの頻度の問題ではなく、洗顔のやり方に問題があるかもしれません。
自分に合う洗顔料で優しく洗顔をしてみてから、ローションパックの頻度を調整していくというのも一つの手です。
コットンを湿らせた水を絞りすぎない!
コットンを化粧水に浸す前に水道水などで湿らせますが、そのコットンに含まれた水を絞り過ぎてしまうのも良くないです。手で握って絞ってしまっては、後でコットンを割くときに大変ですが、手や指で挟んで水を切ったときにコットンに指の後が残らないくらい水気を残しておくことが大切です。
ローションパックは、時間をかけて行うスキンケアのやり方なので、水で湿らせた時の水分が足りていないと逆に肌が乾燥してしまい、ローションパックをした意味がなくなってしまいます。
コットンを広げたとき、顔に隙間を作らない!
「目の下が気になる」「頬の毛穴が気になる」と言って部分的にしかローションパックを行わない人もいますが、それ以外のローションパックをしていない部分が乾燥してしまいます。ローションパックを行う際は顔全体にまんべんなくコットンを乗せるようにしてください。
スキンケアを行う上で、乾燥は一番の敵です。部分的にローションパックを行ってスキンケアしても、ローションパックを行ってない部分が乾燥していては、お肌全体の調子も良くならないですし化粧のりも悪くなってしまいます。
ローションパックのおすすめの化粧水は?
ローションパックを行うときは、できるだけアルコールや界面活性剤の入っていない化粧水がおすすめです。アルコールが入っている化粧水などは、夏場はスッとして気持ちがいいのですが、お肌の油分や水分を蒸発させてしまうため、乾燥に繋がる可能性が高くローションパックには不向きです。
特に、PGやDPGといった刺激の強い成分や、合成香料や合成着色料が入っている化粧水でのローションパックはおすすめできません。
またエイジングケアに効果があっても、ローションパックには不向きな化粧水もあります。ビタミンC誘導体という成分は、浸透させることで美白やコラーゲンを増やす力が増しますが、その分刺激が強いので注意しましょう。
明色スキンコンディショナー
マリーアントワネットが愛したヴェルサイユローズの保湿成分を含んだエキスを配合している化粧水です。お肌を整える成分としてオーガニックローズ水を配合しており、お肌に潤いを与え、ハリとツヤがあるお肌にしてくれます。
明色スキンコンディショナーは、1,026円(税込)でお求めいただけます。
ネスノ バランスセラム
お肌本来の力が働くように、お肌の表面の環境を整えることを目的に作られた化粧水です。オイル・アルコール・界面活性剤を配合していない無添加の化粧水なので、理想的な肌環境を作り出すことができます。
ネスノバランスセラムは、2,211円(税込)でお求めいただけます。
ナチュリエ スキンコンディショナー(ハトムギ化粧水)
ローションパックを推奨している佐伯チズさんもおすすめしている化粧水。天然保湿成分のハトムギ由来成分が配合されています。使うと肌がしっとりする化粧水ですが、べたつきはありません。無駄なものが入っていないシンプルな成分でできていて、ローションパックにおすすめです。
500mlで650円と大容量なので、ローションパックに惜しみなく使うことができると、多くの方々から支持されています。顔だけでなく全身に使うこともできます。
ちふれ 化粧水ノンアルコールタイプ
ローションパックに嬉しいノンアルコールタイプの化粧水で、肌触りが優しいのが特徴です。ヒアルロン酸とトレハロースを配合しており、しっかり肌を保湿し敏感肌を包み込んでくれます。
180mlで600円と低価格な化粧水でありながらも、シンプルでいい商品を求めている人からたくさんの支持を集めています。
ローションパックにおすすめのコットンは?
ローションパックに使用するコットンに決まりはなく、基本的に好きなものを使っていただいて大丈夫なのですが、ローションパックをするのに特におすすめのコットンをご紹介します。
佐伯式 チズコットン
ローションパックで使用するコットンの中で最もおすすめされているのが、佐伯式のチズコットンというコットンです。チズコットンとは、ローションパックをするために作られた佐伯式のオフィシャルコットンです。
チズコットンは、7×16cmのものが主流ですが、少し大きめの8×20cmのものでもローションパックに使用できます。
チズコットンは、31枚入りで2,980円(税込)でお求めいただけます。
資生堂 ビューティーアップコットン
資生堂から発売されている「ビューティーアップコットン」は、天然の綿を何層にも積み重ねて作られているコットンなので、とても柔らかい肌触りで肌に優しく、ローションパックにピッタリのコットンです。
コットンを割いたときでも毛羽立ちにくく、化粧水や乳液の含みがいいので、肌に優しく触れるだけで化粧水を残らず肌に届け、角層の奥まで行き渡らせます。
108枚入りで300円というかなりお得なお値段で、肌が弱い方でも安心して使うことができ、感肌やアレルギー体質、ニキビ肌の方でもトラブルなく利用していただける天然のコットンです。
無印良品 はがして使えるコットン
大判タイプで4枚にはがして使うことができるので、使い勝手の良さが人気のコットンです。1枚ずつはがすのがとても簡単なので、顔にピッタリとフィットさせてローションパックをすることができます。
60枚入りで210円というコストパフォーマンスが高い商品なのですが、それに加えて毛羽立ちもなく、伸びもいいので、ローションパックやコットンパックを行っているユーザーの方から支持されています。
コットンラボ オーガニックコットンパフ
農薬や化学肥料を使わず、自然本来の色と素材そのものが魅力的なのがオーガニックコットンパフです。漂白処理していない綿花から作られているので、素材を自然のまま使いたい方やオーガニックにこだわりがある方におすすめです。
200枚で480円とオーガニックコットンとしては値段が安いのも人気の理由です。オーガニック100%でふわふわな手触りにハマる人が増えてきています。
毎日のローションパックが面倒な人におすすめ
ローションパックをおすすめのスキンケアのやり方としてご紹介してきましたが、忙しくて時間が無かったり、毎日ローションパックをするのが面倒な人は「キレイの先生 バラに満ちるオールインワン」を使ってスキンケアするやり方もおすすめです。
たくさんの美容スペシャリストの方々の教えを取り込んだ化粧品で、水を一滴も加えず、バラの美容成分のつまったローズウォーターを贅沢に使用しています。
バラの優しい香りに包まれながら、美容成分98%の力でお肌をお肌に潤いを与えます。
ローションパックと平行してできること
ローションパック自体は優れたスキンケアのやり方で、頻度を調節しながら正しいやり方で行えば効果はでますが、より健康なお肌にするためには何が必要なのでしょうか?それは「日々の生活習慣の改善」です。そこでキーワードとなってくるのが「ターンオーバー」です。
ターンオーバーとは?
ターンオーバーとは、お肌が生まれ変わるサイクルのことです。美肌になるためには保湿の他に、お肌の新陳代謝でもあるターンオーバーを促進してあげる必要があります。
ターンオーバーが遅れたり、ターンオーバーが乱れたりすることで、肌トラブルがお肌に残ったままになってしまうのです。
睡眠をとる
睡眠は人間が生きていくうえで必要不可欠なものです。私たちの体は、眠っている間に再生と修復を繰り返しています。睡眠をとることによって、脳や体の機能が回復し心身ともに健康になるだけでなく、お肌も健康になるのです。
理想的な入眠の時間は、22時から夜中の2時までです。「お肌のシンデレラタイム」とも呼ばれており、肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」の分泌が盛んになる時間帯です。
そして6時間以上の睡眠をとることで肌の修復が行われると言われています。睡眠は肌のターンオーバーのサイクルとも密接に関わっているのです。
食生活を改める
食生活を改めることは、体の健康状態を良くするだけでなく、お肌の状態も良くしてくれます。忙しい人はあまり食事に気を遣えていない人が多いです。ファーストフードやコンビニで済ませることも多いかもしれませんが、それでは栄養が偏ってしまいます。
お肌に必要な栄養素は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどです。緑黄色野菜などを中心に食生活を見直してみましょう。自分で料理をする頻度を増やしてみるのもいいかもしれません。
美しく健康なお肌になるために
ローションパックを行う上で一番大切なのは、正しいやり方で毎日続けることです。間違ったやり方では逆効果になってしまいますし、毎日続けることでより大きな効果を実感できます。
コットンと化粧水を選ぶときにも、自分の肌にあうかどうか、毎日続けられる値段なのかなど、いろいろな商品を比べてみることをおすすめします。自分の肌に合っていない化粧水やコットンを使って毎日ローションパックをすると、肌の状態が悪化してしまうこともあり得ます。
毎日ローションパックを行う中で、お肌の調子が悪かったりお肌のトラブルがあるときは、正しいやり方を見直してみたり、少し頻度を減らして時間を置いてみるなど、お肌の健康と上手に付き合っていくことが大切です。
今のスキンケアのやり方で効果を実感できていない方や、お肌のお手入れを始めようとしている人は、ぜひローションパックをおすすめします。自分のお肌で効果をすぐに実感できるはずです。あなたも毎日のスキンケアのやり方を見直してみてはいかがでしょうか。