決断ができない時って?決断する仕方を紹介

仕事で、恋愛で、決断を迫られることはよくあります。そんなとき、決断力がない、なかなか決断できないと悩んでいる人はいませんか?決断できない人の心理や、決断できない理由、それを克服し、思い切って決断する方法をご紹介します。

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目次

  1. 1決断するのが不安!どうしたらいい?
  2. 2なかなか決断できない人の心理とは?
  3. 3決断できない人の特徴
  4. 4決断できない時ってどんな時?
  5. 5決断できないことのデメリット
  6. 6決断が必要な時に決断する方法
  7. 7決断力を鍛えるには?
  8. 8相談するときにはほぼ決まっている

決断するのが不安!どうしたらいい?

人生は決断の連続です。朝食のメニューや今日の服装のような些細なことから、仕事や恋愛など重要な問題まで、誰もが、朝起きてから夜寝るまで、日々何がしかの決断を繰り返しています。

でも、決断するのが苦手で、なかなか決断することができない人にとっては、悩ましく、不安な時間の連続ともいえます。

すぱっと気持ちよく決断することができたら、どんなにいいだろうと思っている人も少なくないでしょう。自分の決断に自信を持てないときは、どうしたらいいのでしょうか。

なかなか決断できない人の心理とは?

「一刀両断」「即断即決」、あっという間に決断することができる人がいるかと思えば、「優柔不断」「遅疑逡巡」、なかなか決断できない人もいます。

後先考えずにパッと決断する人も問題ですが、迷い迷っていつまでたっても決断できない人も、困ったものです。なかなか決断できない人は、何が原因になっているのでしょうか。決断できない人の心理を探ってみましょう。

失敗するのが怖い

決断できない人は、その決断によって引き起こされる結果に怯えている場合があります。悪い状況ばかりを想像して、一歩を踏み出す勇気を持てずにいます。恐怖心が心理的な足枷になって、決断することを躊躇わせています。

なかなか決断できない人は、「~でなくてはならない」という固定観念に縛られている場合が多くあります。理想を追い求めるあまり、視野狭窄に陥って、多様性や柔軟性を失ってしまっています。

「失敗してもリカバリーすればいい」と発展的に考えられないので、その時の決断が全てのような錯覚に陥ってしまいます。過去に失敗したことが、心理的な傷になっている場合もあります。

他の方法があるのではと迷っている

決断できない人の心理は理解できる部分もありますが、堂々巡りをしているだけの場合も多いです。決断しようとした端から、でもやっぱりと不安が頭をもたげます。迷いが迷いを生んで、問題がどんどん複雑化し、心理的にパニックを起こしてしまいます。

決断できない人は、「最善」を目指し過ぎる傾向があります。ですから、「もっと他の選択肢があるのではないか」といつまででも模索し続けてしまい、結局何も決められないという事態に陥ってしまいます。

他人の目が気になる

両親、教師、先輩、上司など、幼いころから威圧的な人に囲まれて育った人は、他人の評価に非常に敏感で、決断を迫られると心理的圧力を感じ、自分の意志を強く持つことができなくなることがあります。

こんな決断をして怒られないか、失望されないか、馬鹿にされないかなど、決断することより、他人の目にどう映るか、そんなことばかりが気になって、肝心の物事の本質が見えなくなってしまいます。そうなるともう何のための決断かがわからなくなってしまいます。

なかなか決断できない人の中には、「右顧左眄」、人の意見を気にし過ぎている人も少なくありません。心理的に自立できていない証拠です。

決断できない人の特徴

重要な決断をする場面で慎重になるのと、いつもぐずぐずと悩んでなかなか決断できないのとでは、意味が違います。あなたの周りを見回してみてください。気持ちいいほどきっぱりと決断を下す人はいませんか?反対に、イライラするほど決断が下せない人もいるでしょう。

「決断する」ということができない人には、心理的、性格的または行動に特徴があります。決断できない人の特徴を見てみましょう。

自分に自信がない

決断できない人は、日常の些細な行動においても、どこか自信なさ気でおどおどしています。自分の判断、自分の意見に自信がなく、いつも誰かの後を付いて回っています。

過去の何かがトラウマになっているのかもしれませんし、成功体験が極端に少ないか、ほとんどないのかもしれません。自己評価が低く、心理的劣等感に苛まれています。

自意識過剰で他人の評価が気になるけれど、自分に自信が持てない。なかなか決断できない人に多くみられる心理的特徴の一つです。

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依存心が強い

決断できないのは、「できない」のではなく、「しない」のかもしれません。決断できない人は、自分が決断しなくても、誰かが何とかしてくれると思っている場合もあります。

決断できない人には、大きく分けて2つのパターンがあります。1つは、「決断したいと思っているけれど決断できない」決断力に欠けるパターン。もう1つは、「本音では決断したくない」決断放棄のパターンです。

決断力に欠ける人は、そばにいる決断力のある人に依存し続けた結果、決断する経験が不足しているだけなのかもしれません。決断を放棄している人は、「決断する」こと自体から逃げているので、口では何を言っても、最終的に決断することはなくズルズルと現状を引きずります。

完璧主義

結果に完全を求める完璧主義者は、ときとして決断を恐れます。この決断が間違っていたらと想像すると、身動きが取れなくなってしまいます。

「隠忍自重」「慎重居士」は、軽々しい行いをしないという、好ましい意味で使われる四字熟語ですが、度が過ぎるとただの臆病、引っ込み思案です。石橋は、叩いて渡るから向こう岸に行けるのであって、叩いているばかりでは進展はありません。

決断できない人は、先へ先へと思いを巡らせるあまり、不安ばかり目についていることが少なくありません。「案ずるより産むがやすし」「為せば成る」と気楽に考えることができないのが、完璧主義で、決断できない人の特徴です。

過去にとらわれている

痛い目にあったら、次からは慎重になるのは、人間の学習能力のなせる業で、悪いことではありません。むしろ、過去から学ぶことができるのは、素晴らしい資質です。ところが、過去の失敗にこだわるあまり、未来が見えなくなってしまう場合があります。

もう二度と失敗したくないという心理はわかりますが、「あのときこうだったから」と決断を先延ばしにして、せっかくのチャンスを失うこともあります。過去を引きずって悲観的になるのは、決断できない人によくある特徴の一つです。

決断するときには、命がある限り、何度でも挑戦することができると開き直る豪放磊落さも必要です。

決断できない時ってどんな時?

いつもは剛毅果断なのに、今回に限って決断できないということもよくあります。重要な問題ほど、決断するには勇気も、決意も必要です。伸るか反るか、人生の一大事ともいえる決断のときこそ、なかなか決断できないものです。

決断力のある人でさえ、決断するのを躊躇するのはどんなときでしょうか。

彼氏との関係を見直すとき

大好きな彼氏に裏切られた、許す?許さない?そんな逡巡を経験した人は少なくないかもしれません。裏切られたショックは大きいけれど、まだ彼のことを嫌いになれない、そんなときはどうしたらいいでしょう。

感情的になって軽々に決断し、後悔した人も多いでしょう。決断を先延ばしにし、再び痛い目にあった人もいるでしょう。決断できないときは決断しないほうがいいという人もいます。長く迷い、悩むことが必要なこともあります。

彼氏との関係を考え直すときに、なかなか決断できないのは当然です。が、情にほだされてなんとなく決断を躊躇うのは愚の骨頂です。

恋愛で悩んだとき

告白するかしないか、付き合うか付き合わないか、恋愛は、始まりからもう決断を迫られます。恋愛の行方もそうですし、将来についても考えることはいっぱいです。

一番重大な決断は、恋愛が結婚に発展しそうなときでしょうか。結婚はその後の人生を変える一大イベントです。「好きだから」ですべて即決できれば幸せですが、家のこと、仕事のこと、将来のことを考えると簡単に決断できる問題ではありません。

ただ、悩んで悩んで悩みぬいてそれでも決断できないときは、もう一度よく考えたほうがいいかもしれません。結婚は、勢いも必要です。ブレーキになるような要素がどこかにあるから、決断できないということも考えられます。

重要な仕事を任されたとき

大きな責任が伴う仕事上の決断を任されたときは、慎重になるのは仕方がありませんし、むしろ当然といえます。それこそ、周りへの影響、失敗したときの損害、仲間にかける迷惑、自分の将来など、頭の中をいろいろなことがぐるぐると回るでしょう。

どれほどの自信家でも、重要な仕事上の決断には勇気が必要です。とくに、まわりに頼りになる上司や指導者、仲間がいない四面楚歌の状態で、決断を下さなくてはならないときには、胃が痛む思いでしょう。

しかも、仕事上の決断はタイムリミットが設けられていることがほとんどです。時間制限のある決断ほどプレッシャーになるものはありません。また、仕事以外でも、早期退職や転職も、同じようになかなか決断できない案件の一つです。

決断できないことのデメリット

決断できない人は、知らず知らずにうちに、いろいろな不利益を被っています。決断できないことの一番のデメリットは、時間を無駄にしてしまうことです。迷う時間が長ければ長いほどその後の行動に移す時間が削られます。

単純に考えても、人生の限られた時間のうち、迷っている時間が多いのは、とてももったいないです。それだけではありません。

決断できない人は、頼りない人という印象を与えるので、重要な仕事などは任せてもらえません。スキルアップや出世のチャンスを逃している可能性もあります。

決断が必要な時に決断する方法

慎重に決断したほうがいい場合もたくさんありますし、決断が早いことだけがいいというわけではありませんが、決断を下さなくてはならないときに決断できないのは困りものです。

今、決断を下す必要があるときに、きちんと決断を下すことができるようになる方法をご紹介します。

最善を目指さない

決断を下せないのは、結果にこだわり過ぎているからという場合もあります。「最善」ばかり気にかけていると、まだ他の方法があるかもとか、失敗したらどうしようとか、迷いが強くなり、決断力が鈍ります。

最善を目指すのではなく、選んだ道で最善を尽くすという意識を持てば、決断を下しやすくなります。

決断するリスクより決断しないリスクを考える

決断できない要因の一つは、決断することによって生じるリスクに対する恐怖、不安、怯えです。まだ起きてもいない未来の出来事を恐れ、決断することができずにいます。

では、反対に、決断しないことで生じるリスクについて、考えてみたらどうでしょう。例えば転職を考えたとき、転職せず、今の仕事を続けるリスクは何でしょう。もちろん、転職しないという決断も、一つの選択肢ではあます。

自分の責任において何も決断できないというのが、最悪の選択です。決断するリスクと決断しないリスク、引き比べてみて、決断しないリスクのほうが大きいとわかったら、決断せずにはいられなくなるとは思いませんか?

直観を信じる

人間の直観力は案外馬鹿になりません。もしどうしても決断できないなら、自分の直観を信じてみるのも一つの方法です。後付けの言い訳は必要ありません。何となくでも、第一印象でも、自分の感覚に従って決断することも大切です。

人の助言や手助けを頼るということは、その決断の責任を押し付けるということです。自分の責任において決断するためには、自分を信じるしか道はありません。

決断力を鍛えるには?

決断力は、ないよりはあったほうが、断然人生を有意義に過ごすことができます。とはいえ、決断力は、そう簡単に身につくものでもありません。だからといって、決断力のある人をただただ羨んでいても埒があきません。

何とかして決断力を鍛える方法はないものでしょうか。そう考えている人は多いでしょう。大事なときにきちんと決断することができるように、決断力を鍛える方法をご紹介します。

問題をシンプルに考える

決断力を鍛えるには、何が一番大切なのか、問題の本質を見抜く力が必要です。余計な情報はシャットアウトして、何のために、誰のために決断するのか、シンプルに考える癖をつけましょう。

考えれば考えるほど、どうすればいいのかわからなくなるというのはよくあることです。迷ったら、紙に書くのも効果的です。なぜ決断が下せないのか、障害になっているものは何なのか、視覚化することで整理でき、単純化することができます。

慣れてくると、瞬間的に決断に必要な情報だけ、つかみ取れるとれるようになるはずです。

二者択一の訓練をする

鍛えるためにトレーニングが必要なのは体ばかりではありません。決断力を鍛えるには、頻繁に決断を迫られるシーンを用意することです。そうはいっても難しいことではありません。

髪を下していく?アップにする?口紅は赤にする?ピンクにする?パンツ?スカート?選択の機会はそこらじゅうに転がっています。

反射神経を鍛えるように決断力を鍛えるためには、二者択一を繰り返すのが効果的です。ランチのメニューで、デートの行き先で、「どっっちにする?」と常に自分に問いかけ、決断する癖をつけてみてください。「決断する」ことへの抵抗感が、徐々に薄れていくはずです。

他のプランを用意する

プランAがダメだった場合、プランB、それも頓挫した場合はプランCというように、常に次善の策を用意しておくことで、決断力は飛躍的にアップします。

そもそも決断できないのは、失敗を恐れるからで、その失敗の可能性を限りなく低くできれば、簡単に決断は下せます。「これしかない」という状況では、誰だって決断に迷いが出ます。「これがダメでもあれがある」という心の余裕があれば、決断することは怖くありません。

相談するときにはほぼ決まっている

どうしようか迷ったとき、親しい人に相談する人は多いです。でも、相談を持ち掛けるときには、無意識のうちに自分の選択の後押しをしてくれる人を相談相手を選んでいます。自覚がないだけで、心の奥では、もうすでに決断しているのです。

自分は決断力がない、なかなか決断できないと思っている人も、本当はきちんと決断しているのかもしれません。必要なのは、その決断を行動に移す勇気です。その勇気がないから困っているという人も多いかもしれませんが、考えていても勇気は湧いてきません。

思い切って行動して、いい結果が得られたら、それが成功体験になって自信がつきます。卵が先か鶏が先か、迷っていても解決しません。自分を信じて行動してみてはいかがでしょうか。

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