褒められたい人の心理!褒めてほしい人って?

人から褒められたい。人間ならだれしもそう思うものです。しかし、その思いが強い人がいます。どうして私たちは人から褒められたいと思うのでしょうか?褒められたい人の心理とは?その心理や原因をご紹介します。また、褒められたい心理の対処法をまとめました。

褒められたい人の心理!褒めてほしい人って?のイメージ

目次

  1. 1承認欲求が強すぎる人ってどんな人?
  2. 2褒められたい人の心理とは?
  3. 3褒められたい気持ちが強くなる原因
  4. 4褒められたい人の特徴
  5. 5褒められたい気持ちを解消させる方法
  6. 6褒められたい気持ちが強い人への上手な接し方
  7. 7褒められたい症候群とは?
  8. 8褒められたい心理を理解して上手に対処しよう

承認欲求が強すぎる人ってどんな人?

人間であればだれでも褒められたいという願望を持っています。褒められればうれしいし、否定されたら悲しくなります。しかし、その気持ちが過度に強い人がいます。承認欲求が強すぎるのです。

承認欲求とは、人に認めてほしいという欲求です。私たちが集団として生きていくうえで必要な欲求ですが、承認欲求が強いと生き苦しさを感じるでしょう。その心理や原因についてご紹介します。

褒められたい人の心理とは?

人から褒められたい、認めてほしい、というのは自然な欲求です。私たちは多かれ少なかれこの気持ちを持っています。しかし、中には見苦しく感じてしまうほど褒められたい気持ちが強い人がいます。

友人や同僚の中にも褒めてアピールを頻繁にする人がいるかもしれません。最近ではSNS上でリア充自慢をする人もよく見かけます。では、褒められたい人の心理とはどのようなものでしょうか?4つご紹介します。

認めてほしい

褒めてほしい人は言動で自分の事をアピールします。当然ですが、「すごいね」という言葉を期待しています。このように人から認めてもらえることで自分の承認欲求を満たしたいのです。

もし、ほかの人が褒めてくれず、自分の期待通りにならなかったらどうでしょうか?承認欲求の強い人は不機嫌になったり、怒り出したりする人もいます。もしくは、ほかの人に何とか褒めてもらおうとエスカレートする可能性もあります。

関心を払ってほしい

いわゆる「かまってちゃん」とも言えるでしょう。人の注意を自分に惹きつけるために自慢話をしたり、目立つ行動を取ったりします。周囲の人に関心を払ってほしいのです。

ほかの人に無視されることを過度に恐れ、褒められることが関心を払われることだと考えています。しかし、そのような行動が続くと、周囲の人はうんざりしてしまうでしょう。

自分を肯定してほしい

褒められたいと強く願う人は、たいてい自分に自信がありません。それで、まわりの人に褒めてもらうことで、自分は間違っていないと再確認します。

しかし、まわりの人の褒め言葉で自信を保っている人は、自分の価値をほかの人の基準にゆだねることになります。常にほかの人を意識しなければいけません。強すぎる承認欲求は本人を苦しめることになるでしょう。

存在意義を確かめたい

自分の言動を肯定してほしいという願望を、さらに人の存在意義にまで掘り下げることができます。自分に自信がない人は、今のままの自分ではいけないと感じています。それで、人に褒められて、今の自分でもいいんだと確認しているのです。

ただし、人から褒められて得られる効果は一時的なもの。しばらくすればまた自分の存在意義を確認するために、褒めてアピールをするでしょう。問題の本質を改善しない限り、ずっと続くことになります。

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褒められたい気持ちが強くなる原因

褒められたい人の心理を見ていくと、その人の抱える問題が見えてきます。そして、少し悲しく感じるかもしれません。褒められたい人は、その欲求を満たすために無意識に行動しています。本人は気づかなくてもそのパターンからは抜け出せません。

では、どうして褒められたい心理が強くなってしまうのでしょうか?その原因は何でしょうか?多くの場合、子供時代の環境が大きく影響します。親との関係です。2つの点をご紹介します。

褒められた経験がない

子育て方法は家庭によってさまざまですが、あまり子供を褒めない家庭があります。自分も親から褒められた経験がなく、自分の子供も褒めることができません。褒めると子供が調子に乗って悪い結果になる、という思いがあるのかもしれません。

しかし、子供は褒められないと自己肯定感を培うことができません。自分の行っていることは正しいんだ、というOKサインを親から出してもらう必要があります。

子供時代に親からあまり褒められた経験がないと、大人になってからほかの人に褒めてもらおうとするでしょう。それが褒められたい人の心理です。

頑張ったときだけ受け入れてもらえた

これは難しいポイントですが、頑張ったときだけ褒められると、人は無限に頑張ってしまうことがあります。承認欲求はとても強い欲求です。承認欲求が満たされないと大きなストレスを感じます。

もし子供のときに、頑張ったときだけ褒められたらどうでしょうか?普通の自分はダメで、頑張ってはじめて受け入れられると勘違いしてしまうことがあります。特に兄弟姉妹がいて、兄弟間の競争がある場合、子供は親の関心や愛を得ようと努力します。余計に頑張ることを覚えるでしょう。

褒められたい人の特徴

ここまでは、褒められたい人の心理や原因を紹介しました。では、具体的に褒められたい人にはどのような特徴があるのでしょうか?特徴の中にはわかりやすいものもあります。しかし、中には意外なものもあるかと思います。

自分には褒められたいという強い欲求はないと感じている人も、実は承認欲求が強かったというケースがあります。褒められたい人の特徴を4つご紹介しますので、チェックしてみてください。

自慢話が好き

自慢話が好きな人は、だれもが認める褒められたい人でしょう。最近起きたことや自分が持っているものなど、何かにつけて自慢します。中には自分の自慢話をするために、特定のトピックをほかの人に投げかける人もいるでしょう。

パッと見はほかの人に関心を払ういい人に見えますが、結局は自分の自慢がしたい人だとわかります。また始まったと、うんざりされてしまうでしょう。

愚痴が好き

愚痴が好きな人も褒められたい人です。これは意外に思う方もいるかもしれません。愚痴をよく語る人は、自分が大変だということをアピールしています。ほかの人に認められ、褒められたいと感じているのです。

人間関係がこんなに大変だとか、病気に悩まされているなど、しょっちゅう愚痴を語ります。たまに会う人であれば聞き流せるかもしれませんが、いつも愚痴を聞かされたらどうでしょうか?迷惑に感じてしまうでしょう。

頑張るのが好き

黙々と頑張る人も褒められたい心理が強い人です。特にアピールするわけでなくても、黙々と仕事を頑張る人がいます。根底には人に褒めてほしいという承認欲求が隠れています。

頑張り屋さんは悪い人ではありません。みんなの期待に応えようと勤勉に頑張ります。しかし、ときにストイックに頑張ってしまうこともあります。自分の限界を超えてしまうこともあり、これ以上頑張れないと感じることもあるでしょう。

人に褒められたいという心理が動機となっている場合、頑張り続けないといけないループにはまってしまいます。もし自分にこの傾向があるならば、一度自分を見つめなおしてみるといいでしょう。

SNS投稿が好き

家族や友人、仕事関係の人とつながれるSNSは、とても便利なツールです。知り合いの近況を確認したり、連絡を取り合ったりして、より豊かな人間関係を楽しむことができます。

その一方で、SNSにはまってしまう人がいるのも事実です。投稿をやめられなかったり、投稿した後の反応が気になってしかたなかったり、中毒と言えるほどSNSに縛られてしまいます。

これも承認欲求の表れです。適度にSNSを利用するのは問題ありません。しかし、のめりこむと褒められたい心理が強く働き、抜け出せなくなります。日常生活に支障を来たす場合もありますので、注意しましょう。

褒められたい気持ちを解消させる方法

褒められたい人の特徴は自慢話が好きな人だけかと思っていた、という方もいるでしょう。しかし、頑張り屋さんや愚痴が好きな人など、意外に思える特徴もあります。

もし、自分が承認欲求の強い人だと気づいたら、どう対処できるでしょうか?褒められたい気持ちを解消させる方法があります。自分に合うものを試してみてください。

自分の気持ちに気づく

嘘かと思えるかもしれませんが、気づいただけで癒やされるというケースもあります。自分は人から褒められたいと思っていたんだ。こう気づくだけで本当の自分とつながり、癒やされてしまうのです。

このときに、できれば子供時代の記憶や感情ともつながるといいでしょう。親にあまり褒めてもらえなかったから、褒めてほしいと強く思うようになったんだな。今までずっと頑張ってきたのは、親に褒めてもらいたかったんだな。

このように自分の気持ちに気づくと、温かい気持ちが芽生えます。自分を大事にしたいという考えも生まれるでしょう。日々自分の感情に目を向け、本当の気持ちを意識するのがポイントです。

自分で自分を褒める

褒められたい心理が強い人は、自分に厳しい人が多いです。すごい頑張っているのに、自分はまだまだだ、自分を否定してしまいます。

しかし、自分を否定したい気持ちを受け入れたうえで、自分を褒めてあげましょう。よく頑張りました、と自分を肯定してあげるのはいかがですか?人に褒めてもらおうとするのではなくて、自分で自分を褒めて肯定するのがポイントです。

たとえ結果が思ったほどうまくいかなかったとしても、頑張ったことを褒めてあげましょう。もしくは自分の動機を褒めてあげるのも1つの方法です。人を助けたいと思った気持ちやよりよくしたいという願いは褒める価値があります。

ありのままの自分を受け入れる

自分を褒めてあげましょうとは言いましたが、ダメな自分を受け入れることも重要です。できていない部分も含めて、今の自分を肯定するのです。成功していなくてもいい。欠点があってもいいのです。

先ほどの自分を褒めるワークを行うときも、ムリして自分を美化する必要はありません。人間だから失敗するときもある。完璧には行えない。バランスの取れた見方で自分を受け入れてあげましょう。

ダメな部分を受け入れたら、人間として成長しないではないか?そう思う方もいるかもしれません。大丈夫です。自己肯定感を手に入れた後のほうが、挑戦する勇気が増加します。結果として魅力的な人間になりやすくなります。

気持ちを適度に吐き出そう

褒められたい気持ちや認められたい願望はだれにでもあります。そして、承認欲求は生きていくうえで健全な欲求です。その承認欲求をすべて否定して抑える必要はありません。適度に吐き出すのは大事です。

ポイントは適度に吐き出すことです。ほかの人に自分の気持ちを話すときは、自分の愚痴や自慢話だけになってしまわないように気をつけましょう。相手の近況にも心から関心を払い、話す割合がお互い50:50くらいになると最善です。

適度であればSNSを利用することもできます。知り合いには話せないけど、SNSであれば匿名で投稿できます。投稿した内容に反応や評価があれば、承認欲求をある程度満たすことができるでしょう。ただし、SNSははまりやすいのでやはり注意が必要です。

褒められたい気持ちが強い人への上手な接し方

自分の承認欲求の満たし方は分かったけれど、ほかの人の褒めてほしい心理にはどう対処すればいいのでしょうか?褒められたい気持ちが強い人への上手な接し方をご紹介します。

友人や会社の同僚であれば、言動を無視するわけにもいきません。だからといって、いつも自慢話や愚痴を聞かされれば、自分にストレスがかかってしまいます。上手な対処法を学んでストレスを軽減しましょう。

適度に褒める

相手は褒めてほしいと思っています。適度に褒めてあげる分には問題ありません。適度に相手の欲求を満たし、よい関係を保つことができます。

しかし、過度に相手に合わせる必要はありません。「そうだったんですか」と、話を聞いてあげるだけで十分なときもあります。それだけで認めてもらえたと、承認欲求が満たされることも多いからです。

もし、相手に寄り添いすぎると、相手に頼られるようになります。褒めてほしいときはいつでもあなたを探し、自分の承認欲求を満たそうとします。そうなると、聞き手の負担が大きくなり、ストレスです。褒めるときは、適度に褒めるだけにとどめておきましょう。

こちらの話も聞いてもらう

相手と健全な人間関係を築いていきたいなら、こちらの話も聞いてもらうようにしましょう。相手が話したことに関連して、自分のこんなことを経験したということを伝えます。相手もあなたのことを大事に思っているのであれば、あなたの話によろこんで耳を傾けるでしょう。

もし、あなたの話に耳をかさず、自分の話ばかりしようとするなら、相手はあなたを都合のいい存在としか思っていないかもしれません。そのような人とは健全な人間関係を気づいていくのは難しいでしょう。相手について知る方法として用いることもできます。

会社の同僚や上司など、仕事と割り切って付き合う場合、あえて関係を自分の話を聞いてもらう努力を払う必要はありません。適度に相手を褒めたり、話に付き合ったりするだけで十分です。

SNS上ではスルーするのもあり

SNS上ではスルーするという方法もあります。まったく知らない人のコメントや投稿はスルーしてしまいましょう。明らかに自慢投稿や愚痴りネタが多い場合、ブロックしてしまうのも方法です。

知っている人とSNSでつながっている場合でも、スルーすることはできます。見たタイミングが悪く忙しいときだったなどの言い訳を用意して、あえて反応しないのです。相手も薄々あなたの態度を感じ取り、あなたに対しては褒めてほしいアピールをしなくなるでしょう。

褒められたい症候群とは?

最近では褒められたい症候群という言葉も誕生しています。承認欲求オバケという言葉を使う人もいて、問題の重大さを見て取れます。

これまで挙げてきた内容も褒められたい症候群に当てはまると言えますが、特に深刻な状態が褒められたい症候群の特徴です。人に褒められたいというアピールが強く、人間関係に支障が出てしまっていたり、頑張り過ぎて心身が疲弊してしまったりします。その場合、すぐに対処が必要です。

褒められたい心理を理解して上手に対処しよう

褒められたい気持ちは、マズローの欲求5段階説にも含まれる承認欲求です。自己実現にも欠かせない欲求で、適度に持っていれば、健全な人間関係を楽しむことができるでしょう。しかし、その欲求に問題を抱えている人がいるのも事実です。

今回、褒められたい気持ちが強い人の特徴や対処法もご紹介しました。まずは自分を見つめなおしてみれば、今まで問題と感じていたことの原因を見つけることができるかもしれません。そして、褒めてもらいたい気持ちが強い人が身近にいる場合、上手な付き合い方を試してみてください。

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