イヤホンの静電気で耳がパチパチ痛い!防止する対策方法を紹介
冬場にイヤホンで音楽を聴いていたら、「バチッ」と静電気が起きた経験ありませんか?初めてだと、携帯やイヤホンの故障と勘違いしてしまいがちですが、実は静電気なんです!そんなイヤホンの静電気の対策方法や、静電気を除去するアイテムを紹介します!
目次
イヤホンの静電気で耳が痛い!どうしたらいいの?
音楽を聞いていたら、耳が「バチッ」となって、耳が痛い経験ありませんか?突然、静電気がくると、耳も痛いし、テンションも下がります。また静電気のせいで、気軽にイヤホンで音楽が聞けなくなることもしばしば…。
そんな冬によく起こるイヤホンの静電気ですが、しっかり対策をすれば、あの痛いイヤホンの静電気も起きなくなります!今回はイヤホンの静電気の原因や対策方法・対策アイテムをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
どうしてイヤホンから静電気が起きるの?
あの痛いイヤホンから「バチッ」となる原因である静電気ですが、どうして、イヤホンから静電気がおきるのでしょうか?そもそも静電気が発生するのは、体に溜まった静電気が、電気が伝わるドアノブや人に触れたときに、静電気が「バチッ」と放出されるときに起きます。
イヤホンの静電気の場合は、静電気が溜まる媒体が体ではなく、スマホ等のデバイスに溜まります。どうして、デバイスに静電気が溜まるのは、下敷きで頭を擦った後に、ドアノブなどに触ったとき、静電気が起きる現象と似ているそうです。
乾燥している時にイヤホンを使うと、スマホなどのデバイスに静電気が溜まっていきます。そして、静電気が溜まったタイミングで、耳にイヤホンをかけた時、静電気を耳で感じ「バチッ」となり耳が痛いのです。
初めて、イヤホンから静電気を感じたときは、あまりにも痛いので、イヤホンが壊れてないか不安になるかもしれません。ですが、使っていたデバイスやイヤホンに、問題があったわけではないので、安心してください。
イヤホンの静電気の原因とは?
イヤホンから静電気が起きてしまうことは、わかりました。しかし、イヤホンから静電気が起きやすい原因は、どんなことがあるでしょうか?しっかり原因を知って、イヤホンからの静電気を起こさないようにしましょう!今回は3つ紹介します。
着ている衣服
冬のなどは寒いのでセーターを着ると思います。そのセーターがナイロン・ポリエステルなど合成繊維だと、静電気が溜まりやすくなります。
合成繊維は、綿・ウールなどの天然繊維と比べると、吸湿性が低いようです。そのせいで合成繊維は、静電気が溜まりやすいので、静電気が起きやすいのです。
特に冬場は乾燥しやすいので、静電気が起きやすい季節です。静電気を起こしたくない人は、ショッピングの時に、静電気の起きやすい合成繊維を確認すると良いかもしれません!
冬場の空気の乾燥
そもそも冬に静電気が多いのは、空気が乾燥しているからですが、なぜ乾燥していると、静電気が起こりやすいのか、知っていますか?
静電気が起きるのには、湿度が関係しています。湿度が高いと、静電気の発生量は少なく。反対に、湿度が低いと、静電気が多くなります。
難しい話かも知れませんが、湿度が低くなると、物質の表面に吸着水分量が減少し、電気伝導性が下がります。そして電気伝導性が下がると、今度は電荷漏洩の速度を遅くします。すると、静電気が溜まりやすく、静電気が起きるのです。
つまり、水は電気を通します。水分があると、静電気は溜まらずに、自然に放出されてしまうのです。しかし、冬場は空気が乾燥していますし、人によっては水分もあまり取らないこともあるでしょう。すると、体内の水分が少なくなるので、静電気が自然に放出されず、体に静電気が溜まってしまうのです。
衣服との摩擦
乾燥だけでなく静電気は、服がこすれることでも発生します。特に服の組み合わせによって、静電気が溜まりやすい組み合わせがあるんです。
服はこすれると、プラスに帯びる服とマイナスに帯びる服があります。このプラスとマイナスの数値が離れていればいるほど静電気が起きやすくなるんです。
例えば、フリースとセーターの組み合わせですが、フリースによく使われるポリエステルは、マイナス。自然素材のウールセーターはプラスなので、この組み合わせは、静電気が起きやすいのです。なので、服についている取扱い表示で素材を確認すると良いかも知れません。
このプラスやマイナスは、「繊維の摩擦の帯電列」というもので確認できる、下の表で確認してください!また、服の組み合わせだけじゃなく、マフラー・靴などの小物の組み合わせでも、静電気が起きやすくなるので、気を付けましょう!
+の電気を帯びやすい | -の電気を帯びやすい | |||||||||
羊毛 | ナイロン | レーヨン | 木綿 | 絹 | アセテート | ビニロン | ポリエステル | アクリル | ポリ塩化ビニール | ポリエチレン |
静電気でイヤホンが故障することはある?
今のところ、静電気でイヤホンが故障したという報告はないようです。しかし、イヤホンの静電気を経験したことない人が、故障と勘違いしてしまったエピソードがありました。
大手メーカーでも、注意書きとして、「空気が乾燥する時期で使用すると、耳がピリッと痛みを感じることがあります。それは、ヘッドホンの故障ではありません。人体に蓄積された静電気によるものですので、対策として、静電気が起きにくい天然素材の服を身に着けることで、静電気が軽減されます。」と書かれています。
イヤホンの静電気への対策方法
イヤホンから起きる静電気の原因は、いくつかありましたが、それに対する静電気の対処法をご紹介します静電気を防ぐ方法としては、静電気を「ためないようにすること」「静電気を逃がすこと」がポイントです!
すこしでも、耳が痛い思いをしないように、しっかり静電気対策をしましょう!
加湿する
先ほどもお伝えしましたが、湿度が低いと、静電気が起きやすくなります。静電気が起こりやすい湿度というものが公開されおり、その湿度は、約40%以下と言われています。
加湿する方法として、加湿器だけでなく、エアコンの湿度を管理することや、ストーブにヤカンを置く、タオルを濡らして、部屋に干しておくなどの方法があります。ご家庭に合う加湿方法で乾燥と共に、静電気を防ぎましょう!
しかし、加湿しすぎも気をつけましょう。湿度が高すぎることによって、デバイスやイヤホンが故障したり、ノイズが発生したりすることもあるので、湿度計などを使いながら、機械にも気を遣いながら、加湿をするよう気をつけましょう。
綿生地の衣類を着用する
吸湿性の高い綿などの天然繊維の服は、静電気が放出されやすいので、静電気が起きにくいです。
また綿は、「繊維の摩擦の帯電列」では、丁度中間にあたり属しており、帯電しにくい素材なんです。なので、綿以外の素材を合わせても、プラスとマイナスの差がすくないので、静電気が起こりにくくなります。
また綿の素材だけでなく、帯電しやすい素材でも似たような素材、つまり「繊維の摩擦の帯電列」で近い物同士の組み合わせなら、静電気が起こりにくいです!
イヤホンを触る前に壁を触る
もっとも身近な静電気対策として使用される「壁を触る」ですが、この一手間で、静電気の90%が回避できるそうです。
やり方は、とても簡単で、この方法をするときは、指先だけでなく、手のひら全体でやるほうが効果的だそうです。
1.静電気が起こるものを触る前に、壁を触る。 2.だいたい1秒ぐらい触り続けます。 |
便利な静電気除去グッズを紹介
イヤホンからの静電気対策方法でも、効果があらわれなかった場合は、便利な静電気除去グッズで、イヤホンからの静電気対策をしましょう!
静電気防止スプレー
種類によって効果などは違いますが、静電気防止スプレーを服にかける事によって使用することによって、静電気を溜めるのを防ぐことができます。
だいたいの静電気防止スプレーは、アルコールを溶かし、界面活性剤が入っています。なので、水とくっつきやすい成分が含まれているため、静電気が放出しやすいのです。
静電気除去キーホルダー
静電気除去キーホルダーは、たいていのものが、触りたい物に静電気除去キーホルダーをピタッとつけることで、静電気を防ぐことができます。
結構、静電気除去キーホルダーの使用方法を間違って使ってる方がいるので、静電気除去キーホルダーを使うときは、付属されている説明書をしっかり確認しましょう!
静電気除去グッズはこちらも
しっかり静電気対策で冬場の音楽を楽しもう!
あの痛いイヤホンからくる静電気ですが、日頃からしっかりと静電気対策をしていれば、起きにくいでしょう!
特殊な方法は一切ないので、冬場のイヤホンからくる静電気を感じたくない人は、静電気除去キーホルダーを付けたりなどで、対策をすると良いかも知れません!