察してちゃんの特徴!察してちゃんになる理由って?
あなたの周りに「察してちゃん」はいますか?察してちゃんが近くにいると、あまり心地良いものではないと思います。どうして察してちゃんになってしまうのでしょうか。察してちゃんの特徴と、察してちゃんになる理由をご紹介いたします。
目次
あなたの周りにうざい「察してちゃん」はいる?
世の中にはいろいろな人がいます。ちょっと困りものなタイプの人が周囲にいると、どう対応していいのかわからない時もあるのではないでしょうか。
人間には感情がありますので、いつでも元気!いつでもポジティブ!というわけにはいかないのは当たり前のことです。誰にだって落ち込むことや、元気がない時もあるでしょう。
しかし、「察してちゃん」は周囲を巻き込むタイプなので困りものです。一時的な感情ではなく「察してちゃん」は基本モードが「察して」オーラが全開な為、一緒にいると疲れてしまう人も多いと思います。
うざいから距離を置きたいと思うのが人として自然な気持ちだと思いますが、察してちゃんが恋人や夫婦、学校の友達や会社の人だとなかなかないがしろにできず、対応に困ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そもそも「察してちゃん」の意味とは?
「察してちゃん」とは、どういう人のことを指すのでしょうか。察するという言葉の意味は、様子や状況から事情を感じとったり、相手の気持ちをおしはかり思いやることや同情することです。
様子や状況を「空気」に例えて、重苦しい状況や様子のことを「重い空気」と言うこともあると思います。また、お店や人に対して「雰囲気が良くない」などと表現することもあるのではないでしょうか。
察するというのは、「空気を読むこと」や「雰囲気を汲み取る」ことでもあります。「察してちゃん」は自分の空気や雰囲気を、周囲にわかってほしいという希望を押し付ける人のことを指します。
「察してちゃん」の特徴《男性編》
男性は女性に比べ、感情を表に出すことが苦手とされています。しかし、度を越えた「察してちゃん」な男性は、女性だけでなく周囲を困らせてしまいます。「察してちゃん」な男性の特徴をご紹介いたします。
亭主関白に憧れている
ひと昔前とは違い、今のご時世では亭主関白は煙たがられる存在です。家族が寛げる空間が望ましいとされる家庭に「支配」は不要と考えられています。そういった理由から、男性が亭主関白に憧れを持っていたとしても、声を大にしてアピールしずらいものです。
察してちゃんな男性には、自分が一番でいたいと願っているという特徴があります。その為、家庭で圧倒的な支配力を持つ亭主関白に憧れることが多いのです。
世界は自分中心に回っていると勘違いしている
もし、察してちゃんな男性に「世界は自分中心に回っていると思っているでしょ?!」と聞いても、恐らく「そんなことはないよ」といった答えが返ってくると思います。しかし、人は言葉ではいくらでも嘘をつくことができますが、行動では嘘はつけません。
いつだって「行動」だけは正直なのです。社会生活を営む為には、自己中心的な考え方では周囲とうまくやっていくことができません。誰しも自分が大切だと思いますが、相手のことを思いやることも大切です。
お互いが思いやれてこそ良い関係を築くことができるのですが、察してちゃんな男性は自分のことを常に気にかけてもらいたい為、相手を思いやる余裕がありません。自己中心的な言動が目に付くのも、察してちゃんな男性の特徴です。
「疲れた」「忙しい」でアピール
本当に疲れている人は周囲にアピールする間もなく、身体を休めることを優先します。睡眠や休息を取ることに専念するのです。
また、本当に忙しい人は目の前のタスクをこなすことで手一杯なので忙しいアピールをするくらいなら、目の前のやるべきことに取り組みます。
察してちゃんな男性は、本当に疲れている時や忙しい時に周囲へアピールするのではありません。まだ「余力」がある状態で頑張っている自分を褒めてもらいたくて、労ってもらいたくて、「疲れた」「忙しい」という言葉を使って周囲へアプローチをするのです。
極論を振りかざす
恋人と喧嘩をしたら、すぐに「もう別れる!」という言葉で相手を試そうとするのも、察してちゃんな男性の特徴です。また、相手から別れ話を持ち出された場合も「死んでやる!」と自らの命を盾に相手の気持ちを繋ぎ止めようと必死になることもあります。
コミュニケーションは相手を思いやってこそ成立するものですが、察してちゃんな男性は自分を思いやることを優先する為、上手なコミュニケーションを取ることが非常に苦手です。
その為、どうしていいのかわからず極論を振りかざし目の前の問題を無理やり解決しようとパニックになることがあります。
「察してちゃん」の特徴《女性編》
男性に比べ、コミュニケーションが上手な女性は話すことや聞くことが得意です。しかし、それゆえに度を過ぎた発言や行動から、察してちゃんな女性に迷惑をしている人も多いのではないでしょうか。察してちゃんな女性の特徴をご紹介いたします。
空気を壊すことが得意
楽しい話や雰囲気は、誰もが好きだと思います。しかし、察してちゃんな女性にとって自分のことを察してほしい時に、楽しい話で周囲が盛り上がっている状況が嫌でたまりません。
その為、躊躇なくその場をしらけさせるような言動を使い、楽しい雰囲気をぶち壊してしまうのです。
不幸自慢をしたがる
人生一度も悲しいことは無くて、順風満帆!なんていう人は一人もいないと思います。どんなに運がいい人でも、ラッキー続きな人でも、誰にだって悲しいこと、辛いこと、思い出すだけで涙がでるようなことはあると思います。
しかし、だからこそ「私は不幸なんです!」といった不幸アピールをするような話は、悩み相談や愚痴の言い合いなどを除いてしないものです。それぞれ大変なことがあることは暗黙の了解のようなもので、あえて人に言わないのが普通です。
察してちゃんな女性は、それほど親しくない人にも不幸な身の上話や辛かった出来事などをアピールし、自分を特別扱いしてもらいたがるという特徴があります。
白馬の王子様を求めている
女性であれば、王子様のような素敵な人に愛されたいと思ったことはあるのではないでしょうか。優しい気持ち、誠実な思い、そんな素敵な感情を自分に向けてくれる人がいたら嬉しいですよね。
しかし、現実世界では、そんな感情を向けてくれる相手も人間です。あなたが相手に優しい気持ちを持ち、誠実な思いでいるからこそ、相手から大切に扱われるのではないでしょうか。
察してちゃんな女性は相手を思いやることや、誠実な振る舞いをすることよりも、いかに自分が大切にされてほしいのかということを一番に考えます。察してちゃんな女性は、一方的な願いを押し付けてくるという特徴があります。
考え方が凝り固まっている
察してちゃんな女性は、柔軟な考え方をすることが苦手です。周囲の価値観に触れて、自分を高めることができません。自分の考えが全てな為、違う意見に耳を傾けようとはしないのです。
自分は共感する器がないのですが、周囲から共感してもらわないと不安になってしまいます。そして、情緒がますます不安定になっていくのです。
「察してちゃん」になってしまう心理的原因
何でもわかってもらわないと気がすまない察してちゃんは、どういう心理的原因でそのようになってしまったのでしょうか。察してちゃんになってしまった心理的原因をご紹介いたします。
自分でもよくわからない
「どうしよう」という時が一番苦しいのではないでしょうか。自分が何を考えていて、何を感じて、どうしたいのかそれが明確にわかっていたら、問題の渦中にあっても軸がブレることはありません。
しかし、察してちゃんは、自分中心ではありますが、しっかりと自分自信と向き合うことができていない為、自分でも自分の気持ちがよくわかっていません。
自分の軸がしっかりしていないモヤモヤした気持ちから、自分でもわからない気持ちを周囲にわかってもらいたくて察してちゃんになってしまうのです。
愛に飢えている
自分を大切にできる人は、相手のことも大切にできます。自分を愛せる人は、自分以外を愛することもできるのです。察してちゃんは、「わがままな人」「自己中心的な人」と思われており、傍から見るとやりたい放題に見えるかもしれません。
しかし、実際は「満たされていない人」である為、気持ちは常に寂しさでいっぱいです。好き勝手しているように見えて、実はどうしたら自分の気持ちが満たされて幸せな気持ちになるのか知らないのです。
その為、周囲に愛を求めて察してちゃんになってしまうのです。愛情に飢えていますが、察してちゃんを愛してくれる人はそうそういないので、ますます気持ちが不安定になっていくのです。
自己評価が低い
自己中心的な言動が目立つ、察してちゃんですが自己評価は意外にも低いのです。自分の寂しさをわかってほしい、気持ちを理解してほしいと周囲に求め過ぎるので、周りのことを一切気にしてないようにも思われているのではないでしょうか。
しかし、感受性が人一倍高い傾向もあり、周囲から拒絶されることをひどく恐れているのです。自分を認め、ありのままの自分を受け入れてこそ精神的な成長ができるものです。
察してちゃんは自己評価が低いゆえに、人との関わり方に対して臆病になってしまい素直に振る舞うことができないのです。
みんなの「察してちゃん」エピソード
近くにいるとちょっと迷惑な「察してちゃん」は、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。近しい間柄だからこそ、どう接していいものか困ってしまうと思います。みんなを困らせる「察してちゃん」のエピソードをご紹介いたします。
だったら言ってよ!
大好きな彼氏とのデートを楽しみにしていた「察してちゃん」は、その日とびきりおしゃれをしました。普段は、ペタンコ靴やヒールを履くとしても5cmほどのものでした。
けれども、彼氏に可愛いと言ってもらいたい!という女心からデートの日に、新しく買った9cmヒールを履いて行きました。初めて履く靴であるうえに、普段よりもヒールが高い為、靴擦れしてしまい、履きなれないハイヒールに足も疲れてしまいました。
デートの最中にどんどん機嫌が悪くなる「察してちゃん」に、彼氏は心配して「大丈夫?」と声をかけます。しかし、「察してちゃん」は痛みと察してモードで、余計に口数が少なくなっていきます。彼氏は困ってしまいました。
せっかくのデートも、原因不明のまま楽しむことができません。「靴擦れしたの」「足が疲れちゃって」など一言伝えるだけで済む話ですが、「察してちゃん」は「普段とは違うヒールを履いてるのに、気にかけてくれない!」と心の中でモヤモヤしたまま不機嫌オーラを振りまくのです。
人任せにして文句しか言わない
優しい妻はエスパーとでも思っているのでしょうか?「察してちゃん夫」の口癖は「なんでもいいよ」です。妻が今晩の夕飯は何がいいのか尋ねますが「なんでもいいよ」といつものように返します。
妻は冷蔵庫にあるものでバランスの良い美味しい食事を作りました。しかし、テーブルに置いた瞬間「あ、いや。これはいいわ」と言ってメインディッシュに一切手をつけない「察してちゃん夫」はご飯とお味噌汁だけ食べてしまいました。
苦手な食材は入っていませんし、むしろ好物のはずですがなぜか食べません。せっかく作った料理に手をつけない「察してちゃん夫」に妻は心が折れそうです。
「そんなことないよ」が大好物
あえて自虐ネタな話をして、自己評価が低いことをアピールする「察してちゃん」の大好物は、「そんなことないよ!」という言葉です。
「私なんて可愛くないし、エステ通ってるけど全然だし」「早起きして会社行くしか脳が無いんだよ」「どうせ、とりえなんて無いし」などネガティブワードを吐き出し、「そんなことないよ!」という優しい否定を待っています。
あえて周囲が適当な言葉でスルーしてしまうと、さらに不幸話を持ち出して頑張っている自分を必死でPRします。「よく頑張ってるよ」「凄いよ」と本当は声をかけてもらいたいと思っているのです。
「察してちゃん」への対処法
「察してちゃん」もそれぞれで、いろんなタイプがいます。対処法を間違ってしまうと、ますますこじらせてしまいます。相手に合わせた対処ができると、こちらも変な労力を使わずに済みます。「察してちゃん」の対処法を相手別にご紹介いたします。
察してちゃんな彼氏への対処法
もし、あなたの彼氏が「察してちゃん」だったら、事あるごとに褒めましょう。男性は褒められることが大好きです。
「そんなことないよ」「いや、言い過ぎだから」と言葉では褒められたことに対して否定することもありますが、そんな時の表情をよく観察してみると面白いかもしれません。
きっと嬉しそうにしているはずです。自分に意識を向けてもらうことが大好きな「察してちゃん彼氏」は、褒め言葉でうまくコントロールしていきましょう。
察してちゃんな彼女への対処法
「察してちゃん」な彼女は、人一倍不安を抱えやすい体質であると心得ましょう。女性は「不安」からイライラやモヤモヤを発生させます。その為、「安心」を与えるとたちまち「察してちゃん発作」は抑えることができます。
「髪の毛切った?」「新しいネイル、可愛いね」「その口紅の色、好きだな」など察してちゃん彼女の容姿の変化を言葉にして伝えると良いでしょう。「私を見てくれてる」と安心し、心穏やかになるはずです。
察してちゃんな友達への対処法
うまく自己肯定をする力に欠けている察してちゃんは、自分の代わりに肯定してもらえることを望んでいます。
察してちゃんな友達には、共感しつつ、肯定してあげるようにしましょう。ないがしろにされていないと思い、察してちゃんな友達は少しおとなしくなるはずです。
察してちゃんな上司への対処法
人は尊敬してくれる相手に対し、敵意をむき出しにすることはありません。察してちゃんな上司には、「尊敬」で対応しましょう。たとえ、仕事ができなくても、責任逃れをする傾向があっても、人として1つくらいは尊敬できるところがあるはずです。
なんとか尊敬できることを探し出し、「あなたの良いところを知っています。とても尊敬しています」といったスタンスで接してみてください。上司としてのプライドをくすぐられ、察してちゃんな上司はきっと気を良くすることでしょう。
人は2つの感情を同時に持つことが難しいそうです。その為、気を良くした察してちゃん上司は、察してちゃんな発作をおこしずらくなるはずです。こちらとしても、ご機嫌でいてもらった方が仕事がしやすいですよね。
「察してちゃん」を治す方法
察してちゃんは治るのでしょうか。察してちゃんなことが自覚できた場合、意識を少しずつ変える努力をすることで治ると思います。どうしたら察してちゃんが治るのか、方法をご紹介いたします。
感謝の気持ちが大切
「感謝」は人が持つ悩みに対し、いろいろと対処できる特効薬でもあります。察してちゃんになるのは、自分が一番というスタンスが強すぎるからです。
もちろん自分は大切ですが、何事もバランスは必要です。誰かと関わりながら生きていく以上、自分以外に思いやりを持つことを忘れてはいけません。
感謝の気持ちがあれば、相手に対し自然と思いやりを持った言動をすることができます。「してもらってないこと」ではなく、「してもらったこと」に焦点を当てて考えると、感謝の気持ちが芽生えるはずです。
言わないと伝わらない
こんな風に言ったら嫌われるかも、誤解を招くかも、と臆病になり過ぎて言葉で伝えるということをサボってしまうのが察してちゃんの特徴でもあります。
言わなくても、態度でアピールしているので相手に伝えていることには変わりありません。言わないことで、余計に不信感を持たせてしまうケースも多いと思います。
親子でも、兄弟でも言葉を持ってしても分り合えないこともあります。恋人、夫婦、友人、上司と部下ならなおさら、言葉を用いたコミュニケーションで相手に自分の気持ちを伝えることが大切です。
相手の気持ちを想像してみよう
想像力は日々鍛えることができます。「自分の気持ち」「相手の気持ち」はそれぞれですが、お互いの気持ちがぶつかり合ったり、気持ちを知ることで良い関係を築いていくことができるのです。
お互いに影響し合うのが「気持ち」というものです。もし、あなたが相手の立場だったらということを想像するクセをつけてみてください。きっと、今までより優しく思いやりを持った言動で相手に接することができるはずです。
あなた次第で察してちゃんが変わる
過去と他人は変えられない、変えられるのは自分だけという言葉があります。周囲に期待をし過ぎると余計に疲れてしまうといったことは、日常茶飯事ではないでしょうか。
周りがみんな自分の思うとおりになったらどれだけストレスが無くなるだろう!なんて思うこともあるかもしれませんが、そんなことはあり得ません。全ては自分次第なのです。
言い換えれば、察してちゃんに困っていたとしても、自分次第でいくらでも変化を起こすことができるのです。昔から「馬鹿とはさみは使いよう」と言った言葉があるように、察してちゃんもあなた次第で、素敵な人になる可能性を秘めていると思います。
察してちゃんは、自分というものがうまく確立できていない発展途上の状態でもあります。あなたが褒めるとますます可愛くなろうと努力をし、尊敬すると仕事ができるよう努力をするようになるかもしれません。
可能性を秘めた察してちゃんを温かい目で見る余裕を持つことで、何かが好転するはずです。