岩盤浴の効果的な入り方とは?入浴方法や順番・楽しみ方なども紹介

岩盤浴の効果的な入り方や、入浴方法や順番・楽しみ方などを紹介します。岩盤浴とは、天然石を敷き詰めた温かい寝床に横になって汗をかくことで、で様々な効果を得られるようにしたものです。効果的な入り方でダイエットや冷え性の改善も期待できます。

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目次

  1. 1正しい入り方で岩盤浴を楽しもう!
  2. 2そもそも「岩盤浴」とは?
  3. 3ミネラル岩盤浴もおすすめ
  4. 4岩盤浴の効果
  5. 5岩盤浴の入浴前の準備とマナー
  6. 6岩盤浴の効果的な入り方
  7. 7岩盤浴の楽しみ方!みんなの暇つぶし方法
  8. 8岩盤浴の注意点
  9. 9【Q&A】岩盤浴をもっと知りたい!
  10. 10岩盤浴で楽しくストレス発散しよう!

正しい入り方で岩盤浴を楽しもう!

岩盤浴とは天然石を敷き詰めた温熱寝床で汗をかく入浴です。実際にお湯の中に入るわけではなく、サウナと似ています。床からの熱によって、大量の汗をかきますが、サウナよりも低温になっているため、比較的長くいられるのが特徴です。

長い間、温まって汗をかくと毒素も排出すると言われています。更に免疫力やダイエット効果もあるため、人気となっています。現在は様々な入浴施設やスポーツクラブでも岩盤浴を設置しています。

お風呂の場合は裸になるので、混浴ができませんが、岩盤浴は洋服を着たまま入るのでカップルでも楽しむことが出来ます。正しい岩盤浴の入り方で効果を実感してみましょう!

そもそも「岩盤浴」とは?

そもそも「岩盤浴」とは何でしょうか。岩盤浴とは、冒頭でも少しお話したとおり、天然石を敷き詰めた床の下に温水や温熱機を設置し、温かい寝床の上で寝転がる方式の入浴です。石の上に寝るので熱すぎないよう汗をかいてもいいような服を着たまま寝ます。

日本人は入浴と言えばお風呂に入ると思いますが、服を着たまま寝転がって、汗をかくまで温まるのが岩盤浴の特徴です。更に遠赤外線によりまんべんなく温める効果や、天然石から発するマイナスイオン効果も期待できます。

家庭のお風呂は、塩素が入った水道水を温めただけですが、岩盤浴は天然鉱石から出るイオンの良い影響を受けるというアドバンテージがあります。

ミネラル岩盤浴もおすすめ

通常の岩盤浴でも様々な効果が期待できますが、もっと効果のある入浴をしたい方は「ミネラル岩盤浴」もおすすめです。

全国に支店のある「嵐の湯」は薬効のある鉱石を敷き詰めて、温水を流しミネラル成分が皮膚と呼吸の両方から入るような工夫をされています。岩盤浴やサウナよりも蒸気分が多いのも特徴で乾燥肌の人はしっとりとした肌になる効果も期待できるでしょう。

岩盤浴の効果

ここからは岩盤浴の効果を見ていきましょう。岩盤浴と通常の入浴法との違いは、温度が低め(40度前後)なので、長く入れることや、皮膚がふやけないこと、天然石によるイオン効果です。

また、長めに入ることで汗が綺麗になるため、天然の(自分の身体から出た)油で皮膚がスベスベになります。入浴の場合は温泉でなければ、皮脂を奪う結果になりますが、岩盤浴では皮脂は奪われないということが大きなメリットになります。

痩せる効果

岩盤浴の効果の一つ目は「痩せる」ことです。痩せるといっても「汗をかくから」ではありません。一時的に汗をかいて体重が減っても、お水をたくさん飲めばすぐに戻ってしまいます。

では、どのような効果で痩せるのかと言えば、体内が温まることでカロリーが消費されることや、長い間体の温まりが持続するので、一時的に代謝が上がることが痩せる効果につながっています。

もう一つ重要なのが「デトックス」です。肥満に悩む人は毒素を溜めこんでいて、代謝が正常に行われずますます太る結果になっています。岩盤浴の効果的な入り方によって、代謝を阻害していた毒を汗と共に出すことができ、結果的に痩せることになるのです。

美肌効果

美肌効果に関しては、前述のように自分の身体から出る天然の皮脂により、肌がスベスベになる事が、直接的な理由です。

温泉でも美肌効果を得られますし岩盤浴でも、お湯に皮脂を奪われることがないため、肌はスベスベになっていきます。また、汗をかくと皮脂の汚れも出てくれるので、毛穴もすっきりするので白くてきれいな肌になります。

むくみ解消効果

岩盤浴の効果の三つ目は「むくみ解消効果」です。岩盤浴では汗をどんどんかくので、喉が渇きます。水を沢山飲む事で体内の循環が早くなり腎臓もたくさん働きます。

それによって、たまっていた体内の水分も汗や尿となって押し出され、むくみの解消効果が得られます。冷え性で循環が悪い人は、岩盤浴をしてたくさん汗をかけば、むくみも解消されるかもしれません。

デトックス効果

この章の冒頭でも説明しましたが、岩盤浴にはデトックス効果もあります。毒素は「皮脂腺」と「尿」から出ていきます。体内の代謝を阻む有害毒素には水銀などの重金属があります。それらは人の脂肪細胞に多く存在しています。

つまり皮脂腺には有害な毒が溜まっており、これが天然石の遠赤外線効果で外に押し出されるのです。また、アンモニアや尿酸など体内で作られる毒素もあります。これは血流にのって腎臓へ送られ最後に尿となって排泄されます。

岩盤浴で大量の汗をかくと、水分も取るようになるので腎臓がフルに働くようになります。そのため尿から排泄される毒素の量も増えるのです。

免疫力を高める効果

最後は「免疫力を高める効果」です。皆さんは「ヒートショックプロテイン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ヒートショックプロテインとは、熱によるストレスで増える特殊なたんぱく質のことです。

これが増えると、身体の中の炎症を抑えたり、酸化作用を緩和したり、免疫機能アップする働きをするのです。癌患者さんに温熱療法を行うのは、この効果も狙ってのことです。

低い温度のお風呂に長く入ったり、岩盤浴をおこなうとヒートショックプロテインが増えるので免疫力を高めることが出来るのです。

岩盤浴の入浴前の準備とマナー

岩盤浴の効果が分ったところで、岩盤浴の入浴前の準備とマナーを説明しましょう。準備については、岩盤浴の施設によって違う場合がありますので、ホームページなどで持ち物の確認をすることを、おすすめします。

着替え

温泉に入った時と同じく、岩盤入浴後は綺麗な衣類に着替えたいでしょう。Tシャツなどの着替えは準備しておくと良いかと思います。

岩盤浴の施設では、ほとんどのところが「指定された館内着」の貸し出しがあり、それを着用するように言われます。その際に「ブラジャーもパンツも脱ぐ」ように言われます。下着を取るのは、汗を大量にかくため蒸れるのを防止するためです。

しかし、下着をつけて入りたいという方もいると思います。その場合には替えの下着も用意します。また、入浴後はしばらくの間体が温かい状態が続いて、汗が引かないことがあります。汗をかいたら着替えられるように、多めに着替えを用意しておきましょう。

持ち物

基本的な持ち物は「着替え」「バスタオル」「タオル」「飲み物」「化粧水」「ブラシ」「ドライヤー」「塗れた衣類を入れるビニール袋」などです。しかし、施設によってはタオルがセットになっていたり、別途レンタル料を取り、貸し出すところもあります。

ドライヤーや化粧水、ブラシは館内に備えてあるところが多いでしょう。飲み物は、持ち込み禁止の場合があります。前述したとおり、指定された館内着の貸し出しがあるところが、多いのですが事前に持ち物の確認をしておきましょう。

まとめますと、「着替え以外は手ぶらで済む」ところと、「そうではない」ところがあります。館内に準備されているものを事前に確認してから行きましょう。

水分補給

入浴前、入浴中、入浴後の水分補給は必要です。飲む量の目安は「1リットル」。汗を大量にかく人はもっと飲むようにします。飲む物は「お水」が基本です。カフェイン入りのもの、アルコールは厳禁です。

カフェイン入りの物は利尿作用があるので、水分の補給には適していません。夏場の脱水予防でもカフェイン入りの飲み物は推奨されていないのもこのためです。アルコールも浸透圧の関係で、水分補給にはならず、かえって脱水を引き起こします。

また、糖分のある飲み物も控えましょう。体内の水分の入れ替えの意味もあるので、水素水や天然水などを飲むのがベストです。

入浴時のマナー

入浴中のマナーに関しては、館内施設の注意書きに従いましょう。基本的なマナーは「持ち込み禁止の物は持ち込まない」「大きな音を立てない」「大きな声で喋らない」です。また、岩盤浴の前には、体を綺麗に洗うようにします。

大きな音は立てない、大きな声で喋らないのは、周りの人が落ち着いて入浴できないからです。リラックス効果を求めてきている人が多いので、注意しましょう。施設によっては「おしゃべり」もしないように言われる場合があります。

また、自分の家ではないので清潔には気を使いましょう。落ちた髪の毛は拾ってゴミ箱に捨てる、水分はよく拭き取ってから更衣室に入るなど、最低限のマナーは守りましょう。

岩盤浴の効果的な入り方

岩盤浴に行っても、あまり温まらない内に終わりにしてしまう人、逆に無理して入る人などがいます。次は岩盤浴の効果的な入り方について説明します。

手順と時間

岩盤浴の入り方には特に決まりはないですが、推奨されているのは、入浴と休憩を入れてトータルで90分程度入る方法です。

はじめに、シャワーなどで体を綺麗にして岩盤浴用の衣類を着用します。その後は「仰向けで10分~15分」「休憩を10分~15分」「仰向けで10分~15分」・・・を繰り返します。仰向けとうつぶせの割合は「7:3」がおすすめです。

入り始めの時には、一回の入浴の間にコロコロ体位を変える事はせず、温まるまで同じ姿勢を保つようにしましょう。

冷え性の人の入り方

では、冷え性の人はどんな入り方をするといいのでしょうか。冷え性の方は、お腹が弱い虚弱体質の人が多いので、うつぶせの割合を多くしてお腹を温めるようにします。

「仰向けが7割」「うつぶせが3割」から「仰向けが6割」「うつぶせが4割」程度にして入るようにしてみましょう。もっとお腹を温めたい時にはうつぶせの割合を多くしても構いません。

偏頭痛の人の入り方

偏頭痛(片頭痛とも表記される)の人は、岩盤浴に入ると頭痛が誘発されてしまう場合があるので、注意が必要です。偏頭痛の原因は、現時点では明らかになっていません。

有力なのは「三叉神経」という、痛みを感じる神経から、痛み物質が出て頭痛が起きるという説です。周囲の血管からの圧迫により、三叉神経が刺激されるのでは?とも言われています。

血管が広がる岩盤浴や熱い入浴では、神経の刺激を起こす事があるので「熱すぎる」「頭痛が起こりそう」と思ったら入る時間を短くしましょう。また脱水やミネラルの不足でも頭痛は起こりやすくなるのでミネラル水を十分に取るようにしましょう。

岩盤浴の効果を更に高める呼吸法

岩盤浴では、自律神経を整える呼吸法でリラックスできると、身体が隅々まで温まります。人間はリラックスしている状態で体内の隅々まで血液が行き渡るようになっているからです。自律神経を整える呼吸法とは「呼気を長くする」方法です。

「最初に息を吐く」「4秒かけて息を吸う」「7秒かけて息を吐く」のが一般的なやり方です。吐くときは口をすぼめて少しずつ息を出すようにしましょう。ただ、暑くて息が苦しい、と言う場合は無理をせず自然な呼吸で構いません。

岩盤浴の効果的な頻度とは?

岩盤浴の効果を高めるために、ほぼ毎日通うような人がいます。しかし岩盤浴は大量に汗をかくので、消耗も激しいです。水分やミネラルを補給したとしても一時的にミネラル不足にもなります。

したがって、毎日入るのはお勧めできません。効果的な頻度は「週に1~2回」です。定期的に汗をかいて循環を促しヒートプロテインを増やすようにしていきましょう。

岩盤浴の楽しみ方!みんなの暇つぶし方法

ここからは、岩盤浴の楽しみ方!みんなの暇つぶし方法をご紹介します。岩盤浴では、おしゃべりをするのは、控えめにするように言われるので、何をしていればいいのか分からない人も多いようです。

スマホなどの機器は熱さで壊れてしまう危険があるので、やめた方がよく持ち込み禁止の物もあります。事前に確認をしておきましょう。

ひたすら寝る

岩盤浴では「ひたすら寝る」という人が圧倒的に多いようです。比較的低温な岩盤浴は、ウトウトするのにピッタリと言えます。

本当に寝なくても、軽く目を閉じてぼーっとしているのもいいでしょう。リラックス効果を高めるためにも、頭の中を空白にしているのが一番良い入り方です。

ただし、寝すぎてしまい長い間入浴する事になると脱水になる危険があるので、注意しましょう。

ペーパー本を持っていく

「入浴中は暇でしょうがない」という方は、ペーパー本を持っていくと言う手もあります。持ち込み禁止されているところは、控えた方がいいですが、本を読んでいられるので暇を潰すことは出来るでしょう。

ただし、紙の本なので本はふやけてダメになります。古本屋で安く購入したものなどを活用するようにしましょう。

ストレッチをする

軽くストレッチをするのも、暇つぶしになるでしょう。腰が痛い人は温まっている間に、腰を伸ばすストレッチを、肩が痛い人は肩の運動をするなど、普段は動かしずらい関節を動かすようにしてみましょう。

熱さが苦手な人は、ストレッチだけでも息が苦しくなる場合もあるので無理をしない程度にしておきましょう。

岩盤浴の注意点

岩盤浴に入る際の注意点についても、説明しましょう。岩盤浴に入る時の基本は「体調に合わせて無理をしないこと」です。

空腹時や満腹時は避ける

岩盤浴の注意点でもう一つタ大事なのは「空腹時や満腹時は避ける」ことです。個々の体質によりますが、入浴中に血糖値が下がる場合があり、空腹で入ると更に血糖値が下がってしまうことがあるからです。

また、満腹の時は胃腸が活発に働いており、血流も消化管に多く流れています。食後は消化管に血流を集中させて、消化を促すために岩盤浴は避けた方がいいでしょう。

岩盤浴後は代謝がよくなり吸収力も高まっています。ミネラル分やビタミンの多いもの、温かい物を食べるようにしましょう。

飲酒後は禁止

先ほども説明しましたが、アルコールを飲んだ後の入浴は、脱水を引きおこす原因になるので絶対に禁止です。レジャー施設などでは、館内で飲食ができる場所もありますが、岩盤浴をする場合はお酒を飲んでからの入浴は避けましょう。

体調が悪いときは無理しない

一番大切なのは「体調が悪いときは無理しない」ことです。元気な人でも毎日通うようなことは避けましょう。高血圧や心臓の病気などがある人は必ず医師に相談してください。

岩盤浴は体力を消耗するので、病気の時や病気の直後で体力がない時に入ると、更に体力を奪われることになります。

しかし、腰痛や肩こり、ストレス性の不眠などがある時は、岩盤浴で改善する場合もあるので、定期的に通ってみて効果を実感できるようなら続けてみましょう。

【Q&A】岩盤浴をもっと知りたい!

最後に【Q&A】岩盤浴をもっと知りたい!と題して、岩盤浴の素朴な疑問について解説します。

Q.岩盤浴とお風呂の順番は?

岩盤浴とお風呂の順番に悩む人は多いようですが、「岩盤浴を後に」した方がいいです。理由は体内から出る天然の皮脂を流すのは勿体ないからです。

美肌効果のある温泉であれば、岩盤浴後に温泉に入るのも構わないと思います。しかし普通のお風呂に入ったり、長いシャワーで洗い流すようなことは避けましょう。

Q.生理中に入ってもいいの?

生理中の入浴については、施設によって禁止されていることがあります。経血で岩盤が汚れてしまうからです。ただ、生理のときこそ、身体を温めて生理痛を軽くする効果も期待できます。分からない場合はスタッフに聞いて相談してみてください。

入る場合は経血量の少ない生理の終わりの頃にしておく事をおすすめします。汗を多量にかくので、ナプキンを付けていても、外に染み出てしまい岩盤を汚してしまう場合があるからです。

入る時間を短めにすること、ナプキンはマメに変えるようにしましょう。抵抗がなければ薄い紙パンツを履くのもいいでしょう。

岩盤浴で楽しくストレス発散しよう!

岩盤浴の効果や入り方について説明しました。岩盤浴は効果的な入り方をすれば、楽しめる上にダイエットなどの嬉しいオマケもついています。男女混浴なので彼氏とのデートで楽しむこともできます。もちろんお友達とも楽しめます。

ストレス発散と免疫力アップ、単純に楽しむため、いろいろな活用の仕方があると思います。岩盤浴に興味を持った人は楽しい岩盤浴ライフをしましょう。

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