高校生の門限は何時なの?門限の平均時間などは?
まさに子供と大人の境にいる高校生の門限は、特に決める際にもめやすいでしょう。そこで、今回は高校生の門限の平均時刻や、門限の決め方などを調査したいと思います。門限を守らない高校生に対する対応法も紹介するので、高校生の子を持つ親御さんは、特に注目してみてください。
目次
高校生に門限は必要なのか?
高校生になると行動範囲が広がるだけでなく、友達と遊ぶ頻度も高くなるでしょう。しかし、まだ成人していない高校生が夜遅くまで外で遊んでいると、危険な目に遭ってしまう可能性もあります。
そのため、高校生の子供がいる親御さんの多くは、門限を設けることが多いでしょう。しかし、健全な成長のためには、成長期である高校時代に新しい経験を積み重ねることも重要です。そのため、門限の時間設定で悩んでしまう親御さんもいるでしょう。
そこで、今回は高校生の門限の平均時間や、適切な門限の決め方などについて取り上げていきましょう。高校生の子供の門限設定で困っている親御さんは、ぜひ参考にしてみてください。
高校生の門限の平均時間は?
高校生の門限の目安を知りたくても、周囲の人には聞きにくいものでしょう。そこで、以下では高校生の門限尾平均時間や、門限を守る高校生の割合などについて、具体的に紹介していきたいと思います。
高校生の門限の平均時刻に関心がある人は、ぜひ注目してみてください。
門限がある家庭の割合
高校生の子供がいる都内の約350世帯へのアンケートによると、約半数の世帯で門限を設定しているようです。意外と門限を設けていない家庭も多く、そのような家庭では高校生の子供は平均で午後10時頃までに帰宅しているというアンケート結果も出ています。
特に門限は無いという家庭のほとんどでは、頻繁に子供と連絡を取ったり、人気のない所にはいかないように注意したりといった子供の防犯対策を行っているようです。
門限の平均時間
高校生の子供の門限を設定しているという世帯の平均門限時刻は、午後10時~11時です。しかし、子供の性別によって門限時刻には差があります。
基本的に男子よりも女子の方が門限時刻が短くなる傾向にあり、女子高校生の門限時刻の平均は午後9時頃で、男性高校生の平均門限は午後11時となっているのです。
門限を守っている高校生の割合
反抗期に入りやすい高校時代には、親に決められた門限のルールをわざと破ってしまうということも起こるでしょう。
実際に親から決められた門限時刻をしっかり守って生活しているという高校生は全体の約4割で、たいていの場合は守っているという高校生は全体の約5割程度でした。
門限を守っている高校生の割合は、合わせて9割ほどとなります。意外にもほぼ100%の高校生が門限の重要性を意識しているようです。
夜にイベントがある時の高校生の平均門限時刻とは
夏祭りやフェスなどが、夜間に開催されることもよくあるでしょう。このような時には、特に門限の時間決めが難しくなるでしょう。高校生の特別な日の平均門限時刻は、午後9時とされています。
多くの人が集まるイベント時には、安全面を考慮していつもよりも早めの門限を設定する親が多いのでしょう。
高校生に門限が必要な理由
特に自由な子育てを意識している親御さんは、ほぼ大人に近い年齢の高校生に門限を設けることに違和感を感じることもあるえしょう。以下では、高校生に門限を設定することが必要になる理由について、詳しく調査したいと思います。
高校生の門限の必要性がいまいち分からないという人は、ぜひ以下の内容をしっかり確認してみてください。
深夜の外出は補導対象
ほとんどの都道府県では、安全確保の理由から、18歳未満の青少年が深夜や早朝に外出すること禁じる条例を出しています。
この条例では平均して午後11時~午前4時の間の青少年の外出を禁じており、この時間帯に子供が出歩いていると、警察官に補導される可能性が高いのです。
さらに、都道府県によっては16歳未満の子供の場合は、午後8時から午前4時までの外出が禁止されています。高校生の子供をこの時間帯に連れ回している場合も、警察官から注意されます。
悪質と判断されれば、30万以下の罰金になることもあるので、高校生の子供にはしっかり門限を決めておいた方が安心でしょう。
犯罪に巻き込まれにくくするため
犯罪に巻き込まれないよういするためにも、高校生にはある程度の門限を設けておいた方が良いとされています。まだ警戒心が薄い高校生を標的にした卑劣な犯罪は、特に都市部で多く起きています。
都市部には高校生が好むお店が多いため、門限を設けていないとそのような犯罪の被害者になる確率が上がってしまうでしょう。
また、深夜には高校生を勧誘しようとする反社会的組織の構成員とも出会いやすくなります。そのため、高校生の子供の安全のためにも、門限ルールを決めるようにしましょう。
防犯意識を高めるため
高校生の子供に、防犯意識を高めさせるとういことも、門限が必要である理由の1つと言えます。高校生活では、今後の人生を安全に歩むために、防犯意識を高める必要があります。
塾通いや部活、友達付き合いなどで行動範囲が飛躍的に広がる高校時代に、帰宅時間に注意する癖をつけることで、大人になってから危険な目に遭いにくくなるでしょう。
高校生の門限を決める時のコツ
門限を決める際には、心配のあまりつい親が高校生の子供に押し付けるような態度を取ってしまいやすいでしょう。しかし、自立心や反抗心も強くなる時期の高校生の子供にきちんと門限を守ってもらうためには、子供の意見もきちんと聞き入れることが重要です。
以下では、高校生の門限を決めるコツをいくつか紹介しましょう。
子供に時刻を決めさせる
高校生の子供自身に門限を決めさせるということは、親子関係に悪影響を与えずに門限を決めるコツと言えるでしょう。子供に門限時刻を決めさせることで、子供は親から信頼されていると実感できます。
また、自分で決めたということが、門限を守るモチベーション維持にもつながるのです。
住んでいる地域の条例を親子で確認する
住んでいる地域の青少年の夜間外出に関する条例を、親子でしっかり確認するということも、門限をスムーズに決めるコツです。条例に違反した時の罰則もきちんと親子で確認し合うことで、子供自身に門限を積極的に守ろうという意識が芽生えやすくなります。
子供の予定に合わせて時刻を決める
子供の予定に合わせた門限を作るということも、門限設定で親子喧嘩しないためのコツです。子供にも塾通いや部活といった予定があるでしょう。その予定に合わせて門限を細かく決めておくことで、子供の精神的な負担が減るのです。
高校生が門限を破った時の上手な対処法
門限をしっかり決めていても、高校生の子供自身がその門限を守らなければ意味がありません。以下では、高校生が門限を守らなかった時の、適切な対処方法も具体的に取り上げましょう。
門限を守ってくれない高校生の子供に困っている親御さんは、ぜひ以下の方法を実践してみてください。
冷静に守れなかった理由を聞く
門限を守らない高校生の子供に対する対処法には、怒らずに門限を守れなかった理由を冷静に聞くという方法が挙げられます。日々様々なことが起こる高校生生活では、門限をどうしても守れなくなってしまうこともあるでしょう。
そのため、子供を一方的に叱らず、まずはその理由をきちんと聞き出してみてください。親が自分の話を冷静に受け止めてくれる経験をすることで、子供は親に物事を報告しやすくなります。
門限がある理由を分かりやすく話す
門限がある理由を具体的にかつ分かりやすく説明するということも、門限を守らない高校生への適切な対処法と言えるでしょう。門限の必要性が分からないために、何となく門限を破ってしまうという高校生も多いのです。
そのため、あくまで穏やかな態度で子供に門限の大切さを具体的に伝えることで、門限を守ってもらえやすくなります。
親子双方が納得できる方法で門限を決めよう
今回は、特に設定が難しい高校生の門限の時間について、詳しく調査しました。高校生活を楽しく謳歌してもらうためにも、親はしっかり門限について子供としっかり話し合うようにしましょう。
門限は親ではなく子供本人の安全のためのルールであることを忘れず、双方が納得できる門限を決めることができれば、親子関係も良好になりやすくなります。高校生の子供の門限決めで困っている人は、ぜひ今回取り上げた門限設定の方法を試してみてください。