2018年11月25日公開
2018年11月25日更新
頭囲の平均サイズは?頭周り・頭の大きさの測り方!
自分の頭の大きさは平均よりも大きいのか小さいのか、ふと気になったことがある人は多いでしょう。特に顔の大きさに比例する頭囲のサイズが気になるという人は少なくないと思われます。そこで、今回は頭囲の測り方や平均サイズを紹介していきましょう。
目次
頭囲の大きさで悩んでる人は多い
皆さんは自分の頭周りの大きさを把握して居いるでしょうか?頭囲が大きいと顔全体が大きく見えたり、体のバランス全体が悪く見えたりしやすいとされています。そのため、自分の頭囲は他の人よりも大きいのか小さいのか、気になっている人は意外と多いのです。
また、帽子を選んでいる時に、何となく帽子のサイズがしっくりこないという時は結構あるでしょう。実は、帽子のサイズを調整する時の基準は頭囲になるのです。
そのため、頭囲はしっかり正しい測り方で測る必要があります。そこで、今回は頭囲の正しい測り方や男性女性別の頭囲の平均サイズなどを、詳しく確認していきましょう。
また、頭囲を小さくする方法も後半で触れるので、特に頭囲が大きいことがコンプレックスになっている人はぜひしっかり確認してみてください。
そもそも「頭囲」とは?
そもそも、頭囲という言葉をあまり聞いたことがない人も少なくないでしょう。頭囲とは頭周りの大きさのことを指し、帽子のサイズ選びでの重要な基準になります。
頭囲が大きいと顔全体が大きく見えてしまいがちなため、頭囲の大きさは見た目に大きく影響するとされているのです。以下ではまず頭囲の正しい測り方を見ていきましょう。
正しい頭囲の測り方
自分の頭周りをしっかり測ったことがある人は少ないでしょう。しかし、帽子のサイズの基準となる頭周りのサイズは、正しい測り方でしっかり測る必要があります。
そこで、以下では頭囲の正しい測り方を紹介しましょう。さらに、頭長や頭幅の正しい測り方も合わせて見ていきたいと思います。
頭囲の測り方
頭囲の正しい測り方は、耳のつけ根に指を2本当てたすぐ上を水平に測るという方法です。まず、額にメジャーの0cmの部分をを当てて、後頭部に向かってメジャーを巻くようにすると測りやすいでしょう。
1人では正確に測れないこともあるので、そのような場合は無理をせず、誰かに手伝ってもらうことをおすすめします。また、髪の毛が邪魔で上手く測れないという場合は、水泳用のキャップを被ってから測ってみてください。
頭長の測り方
頭長とは左右の眉毛の間から、後頭点までの直線距離のことを指します。後頭点とは後頭部で一番眉間から遠い部分です。頭長を正確に測るには滑動計という計測器が必要ですが、大体の頭長の長さなら滑動計がなくても測ることができるでしょう。
まず、メジャーでしっかり眉間と後頭点を結ぶラインをはっきり示します。そのラインに沿って、定規を横から当てて頭長を測りましょう。
ちなみに、後頭点は眉間がある高さよりも少し高い位置にあることが多いのです。後頭点を探す時はぜひヒントにしてみてください。
頭幅の測り方
頭幅は頭部の中で一番幅が広い箇所の大きさを指します。頭長と同じく直線距離で測るため、正確に測るには滑動計が必要です。しかし、メジャーと定規があれば、大体の頭幅は測ることが可能でしょう。
まず。耳の少し上の部分でメジャーを水平に巻きます。そして、そのメジャーに沿って定規を水平に当てて頭幅を測りましょう。
ちなみに、日本人は欧米人よりも頭幅が広く頭長が短い傾向にあります。顔の凹凸がはっきりしている欧米人は頭の奥行きがあり、凹凸が少ない顔立ちをしている日本人は頭幅が広くなるそうです。
頭囲・頭長・頭幅の平均サイズ
頭囲や頭長、頭幅などのサイズを他人と比べる機会はなかなか無いでしょう。そのため、頭囲や頭長、頭幅の平均サイズが気になる人もいると思います。そこで、以下では男性と女性別に頭周りや頭長などの平均サイズを取り上げていきましょう。
男性の平均サイズ
18~34歳までの男性の頭囲の平均サイズは、57.5cmです。また、60~84歳の男性では頭囲の平均サイズは57.1cmとされています。
さらに、18~34歳までの男性の頭長の平均サイズは18.9cmで、60~84歳の男性では頭長の平均サイズは18.8cmとなっているのです。また、頭幅の平均サイズは18~34歳までの男性で16cm、60~84歳の男性では15.8cmとなっています。
頭周りだけでなく頭幅や頭長のサイズ全体は、年齢と共に小さくなっていく傾向にあるようです。男性も女性も頭囲が平均よりも大きいと、顔が大きく見えやすいので、自分の顔の大きさを知るためにもしっかり頭囲を測っておきましょう。
女性の平均サイズ
女性の平均サイズも見ていきましょう。頭周りの平均サイズは18~34歳までの女性では55.1cmで、60~84歳の女性では54.6cmとなっています。また、頭長の平均サイズは18~34歳までの女性で17.8cmで、60~84歳の女性では17.9cmとされているのです。
さらに頭幅の平均サイズは18~34歳の女性で15.3cmであり、60~84歳の女性では15.2cmとなっています。男性も女性も年齢と共に頭全体のサイズが小さくなっているようです。
頭囲が大きいと顔が大きく見えるので、頭囲の大きさがかなり気になる女性も多いでしょう。しかし、顔が大きくても似合うファッションはあるので、過剰に気にする必要はありません。
赤ちゃんの頭囲
赤ちゃんは頭部がまだまだ成長過程にあるため、数カ月単位でかなり頭囲が変化していきます。赤ちゃんの頭囲が正常に大きくなっていれば問題ありません。
しかし、頭囲が平均よりも大きすぎたり小さすぎたりすると、さまざまな健康上の問題がある可能性が高くなるのです。
つまり、赤ちゃんの頭囲は健康状態を示すサインと言えます。そこで、以下では赤ちゃんの頭囲の平均サイズや、頭囲の大きさから考えられる健康上の問題についても、取り上げていきましょう。
赤ちゃんの頭囲の平均サイズ
生まれたばかりの赤ちゃんの頭囲の平均サイズは、男の子で約33.5cm、女の子で約33cmとされています。しかし、生後1ヶ月目で赤ちゃんの頭囲の平均サイズは、男の子で焼く36.8cm、女の子で約36cmにまで大きくなるのです。
3カ月目には頭囲の平均サイズは男の子で約41cm、女の子で約40.2cmになります。さらに、生後6カ月目では男の子は約43.5cm、女の子は約42.7cmになり、1歳になる時には男の子は約46cm、女の子は約45.2cmになるのです。
赤ちゃんの頭囲は乳児検診で測るので、乳児検診では赤ちゃんの頭囲もしっかり確認しましょう。
平均よりも赤ちゃんの頭囲が小さい場合
平均の頭囲サイズよりも、赤ちゃんの頭囲が小さい場合は小頭症という病気である可能性が考えられるのです。診断基準値は、赤ちゃんの頭囲のサイズと平均的な赤ちゃんの頭囲サイズの差を3倍にした値を、赤ちゃんの平均的な頭囲サイズから引いた値になります。
この値よりも赤ちゃんの頭囲サイズが小さい場合は、小頭症と診断される可能性が高くなるでしょう。小頭症は赤ちゃんの心身の発達を妨げる病気です。小頭症になってしまう原因には、さまざまなことが挙げられます。
例えば、染色体の異常や胎内感染、中枢神経に有害なウィルスや細菌が入り込むことで起きる中枢神経感染症などです。また、根本的な治療法はまだ見つかっていないので、対症療法中心の治療となります。
平均よりも赤ちゃんの頭囲が大きい場合
赤ちゃんの頭囲が頭囲発育曲線の上限値を超えている場合は、巨頭症である可能性が高くなります。巨頭症とは、赤ちゃんの心身の発達を阻害するだけでなく、てんかんや運動障害などを引き起こす可能性もある病気です。
巨頭症の原因には、脳内の髄液が多くなりすぎる水頭症や脳腫瘍、髄液が溜まった網膜が袋状になって脳を圧迫してしまうくも膜のう胞などが挙げられます。
また、まれに5番染色体の異常によって引き起こされるソトス症候群が、巨頭症の原因になることもあるのです。
巨頭症の主な治療法は、脳内に溜まった髄液や血液を出す外科手術になります。しかし、その原因によって巨頭症の治療法は大きく異なるので、巨頭症の原因に合う治療法を探す必要があるでしょう。
帽子のサイズの選び方
帽子のサイズ選びでは、頭周りの大きさが重要な基準になります。しかし、自分の頭周りの大きさが分かってても、帽子を上手く選べずに困っている人は少なくないでしょう。
以下では帽子のサイズの正しい選び方を紹介したいと思います。帽子のサイズ選びで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
選び方のポイント
帽子のジャストサイズは、頭周りの大きさに1cmを足したサイズとされています。そのため、帽子を選ぶ時は自分の頭周りの大きさに1cm足したサイズで選ぶようにしましょう。
ちなみに帽子の頭囲はSSサイズの帽子では53cm、Sサイズの帽子では54~55cmでMサイズの帽子では56~57cm、Lサイズの帽子では58~59cmでLLサイズの帽子では60~61cmとなっています。
また、2Lサイズの帽子では62cmで3Lサイズの帽子では63cm、4Lサイズの帽子では64~65cmで5Lサイズの帽子では65~66cmになっているのです。
さらに、男性用のフリーサイズの帽子では58cm、女性用のフリーサイズの帽子ではで57cmとなっています。
頭囲が大きくなってしまう原因
顔の大きさが気になる人の中には、頭囲の大きさも気になっているという人が多いでしょう。頭囲はなぜ大きくなってしまうのでしょうか?以下では、頭囲が大きくなってしまう原因を見ていきましょう。
頭囲が大きくなる遺伝子の影響
頭囲が大きくなる主な原因は、遺伝とされています。遺伝で頭囲が大きい場合は、生まれた時から頭囲が大きいので、大人になってから小さくすることは難しいとされているのです。
ほとんどの親戚や家族の頭囲も大きい場合は、特に遺伝が原因である可能性が高いでしょう。
幼少期から頭を圧迫し続けたことによる頭蓋骨全体の歪み
生育過程の中で頭を圧迫している時間が長いと、頭全体の形が微妙に歪んで、頭囲が大きくなってしまうこともあります。例えば、きつい帽子やヘルメットを幼少期から被っている時間が長いと、頭囲が大きくなりやすいとされているのです。
頭部で起きる深刻な病気
頭囲が大きい原因が、深刻な病気である可能性もあります。例えば、脳と頭蓋骨の間に血が溜まってしまうくも膜下血腫や、脳を守っているくも膜の下で髄液や浸出液が溜まってしまうくも膜下水腫などの病気です。
急に頭囲が大きくなったと感じたり激しい頭痛がしたりする場合は、必ず病院で診察を受けましょう。
頭囲を小さくする方法
頭囲が大きければ大きいほど顔が大きく見えやすいため、できるだけ頭囲を小さくしたいという人がほとんどでしょう。以下では、頭囲を小さくする方法を3つ確認していきたいと思います。頭囲を小さくしたい人は、ぜひ試してみてください。
割り箸を水平に咥えて頭蓋骨の歪みを解消する
頭囲が大きくなってしまう原因の1つには、頭蓋骨全体の歪みが挙げらえます。その歪みを効率的に矯正するには、歯の歪みを整えることが有効です。歯の歪みの矯正には、数分間割り箸を水平に口に咥える方法が有効とされています。
割り箸を咥えることで口周りの筋肉も鍛えられるため、口周りのたるみ解消にも効果が期待できます。頭囲を小さくしたい人は、ぜひ家でリラックスしている時に割り箸を咥えてみてください。
固い食べ物を積極的に食べる
頭囲を小さくするには、固い食べ物を積極的に食べて顎の関節の歪みを治すことも有効とされています。頭蓋骨とつながっている顎の関節の歪みを整えることで、頭囲が大きくなる原因である頭蓋骨の歪みを効率的に解消できるのです。
小魚や固めの昆布などをよく噛んでいると、顔全体の筋肉が鍛えられますし、脳によい刺激が送られて頭の回転が速くなることもあるでしょう。唾液もたくさん分泌されるので、虫歯や歯周病の予防にもなります。
このように固いものを食べるという方法には、頭囲を小さくする以外にも多くのメリットがあるのです。頭囲を小さくしたい人は、ぜひ一度この方法を実践してみてください。
頭部全体の血行を改善する
頭囲は頭部がむくむことで大きくなることもあります。そのため、マッサージや保温などで頭部の血行を改善することも、頭囲を小さくする方法の1つとして挙げられるのです。
頭の血行を改善することで、頭皮や頭髪の状態がよくなることもあります。そのため、寒い冬は必ず帽子をつけたり頭をマッサージできる器具を使ったりして、ぜひ頭部の血行を改善していきましょう。
まず頭囲を正しい測り方で測ってみよう
今回は頭囲の正しい測り方や平均サイズなどに迫っていきました。顔の大きさだけでなく全身のバランスにも大きく影響する頭囲の大きさは、多くの人が気にするものでしょう。しかし、今回紹介したように、頭囲を小さくする方法もあるのです。
自分の頭囲のサイズを知らないという人は、ぜひ一度今回取り上げた正しい測り方で測ってみてください。そして、頭囲の大きさが気になったら、今回紹介した頭囲を小さくする方法を実践してみることをおすすめします。