バンギャメイクやり方!いいカラコンを選んでライブを楽しもう
ライブで目立つにはやっぱりバンギャメイク!キメキメのバンギャメイクやファッションで、ライブを盛り上げましょう。バンギャメイクをしてみたいけどやり方がわからない人必見。カラコンを使ったバンギャメイクのやり方もご紹介します。
目次
バンギャメイクをしてみたい!
憧れのバンドのライブ、行く前から興奮します。何を着ていくか、髪形やメイクはどうするか、迷う時間も至福です。ビジュアル系バンドのライブなら、バンギャメイクをしてみたいと思う人も多いかもしれません。
バンギャメイクに挑戦してみたいけれど、やり方がよくわからない人のために、初心者でもできるバンギャメイクをご紹介します。
そもそも「バンギャ」とは?
「バンギャメイク」と聞いて何を連想しますか?「おばさんのギャル風メイク?」とか、「アバンギャルドなメイク?」とか、「般若メイク?」とか思った人は時代遅れです。
太眉、ガングロ、ヤマンバ、ギャル、ナチュラルなど、メイクも流行り廃りがありますが、今ひそかに人気なのがバンギャメイク。バンギャルメイクとも言います。
「バンギャ」とは、「バンド好きなギャル」「バンドギャル」の略語です。バンドの中でも、とくにビジュアル系、V系のバンド推しの女性のことを「バンギャ」「バンギャル」と呼びます。略して「ギャ」とのみ呼ぶ場合もあります。
ビジュアル系、V系バンドファンの、年長の女性のことを「オバンギャ」、男性のことを「バンギャ男」「ギャ男」と呼ぶこともあります。
「バンギャ」は、ビジュアル系、V系バンドのファンの総称として使われることもありますが、どちらかというと、ビジュアル系、V系バンドの熱心な追っかけをしている女性を指すことのほうが多いです。
バンギャの特徴
アイドル好き、ジャニーズファンなどに比べると、まだまだ認知度が低く、実態がわかりづらいバンギャ。ビジュアル系、V系バンドのファンと聞いても、ピンとこない人も多いかもしれません。
謎のベールに包まれて、近寄りがたいイメージもあるバンギャの特徴をご紹介します。
髪形が特殊
「バンギャ」は、お気に入りのバンドのメンバーと似通った髪形にする傾向があります。ビジュアル系、V系のバンドのメンバーは、その性質上、かなり目立った髪形にしているので、ファンの「バンギャ」も、一般的なセンスからは外れた髪形をしていることが多いです。
「バンギャ」のヘアスタイルは、ステージ上のパフォーマンスやライブ会場ではまったく違和感はありませんが、街中では相当目立ちます。
メイクが濃い
ファンは、少しでも好きな人に近づきたい、同じようなファッションやヘアスタイルをしてみたいと思うものですが、「バンギャ」は、とくにその傾向が顕著です。
髪形もそうですが、ビジュアル系、V系バンドのメンバーは、メイクもバッチリキメていますから、「バンギャ」も同じようにしっかり目のメイクを好みます。
とくにポイントは目元で、シャドーやアイラインを多用し、カラコンを使っている人も多いです。
追っかけで忙しい
追っかけと呼ばれる人は、好きなアーティストの行く先々についていこうとします。「バンギャ」もご多分に漏れず、お気に入りのバンドをどこまでも追いかけます。
ビジュアル系、V系のバンドは、ライブ活動に重点を置いているので、「バンギャ」は、あっちのライブハウス、こっちのライブハウスと、忙しく追い続けることになります。
時には昼夜で違うライブハウスに出演したりもするので、アイドル並みに、分刻み、秒刻みのスケジュールをこなしていたりします。
ライブにつぎ込んで貧乏
「バンギャ」にとって、お気に入りのバンドのライブは、絶対に外せないイベントですが、ライブはタダではありません。入場料のほかに、CDやグッズがあれば買いたくなりますし、ファッションやメイクにもこだわりたいとなるとお金はいくらあっても足りません。
しかも、「バンギャ」にとって、ライブは授業やバイト、仕事より優先順位が上です。ライブの追っかけが忙しくてバイトができないという人も少なくありません。
一般受けに興味はない
「バンギャ」が好きなのは、推しのバンドとその音楽、世界観なので、価値観が合わない人にどう見られようと、どう思われようと、痛くもかゆくもありません。
「バンギャ」の見た目はいわゆる「普通」の感性からは大きく外れていますが、TPOに合わせてファッションやメイク、髪形をどうにかしようとは思いません。
ちょっと変わった人、近寄りがたい人と思われて、恋人もできにくいかもしれませんが、そんなことは二の次三の次で、お気に入りのバンドのこと以外は眼中にないのが「バンギャ」の特徴です。
バンギャの種類とメイクの特徴
同じバンドを追っかけていても、「バンギャ」のファッションやメイクには違いがあります。また、好きなバンドの系統によっても、違いが生まれます。おもな「バンギャ」の種類と、メイクの特徴をご紹介します。
ボーイッシュバンギャ
中性的な魅力を持つボーイッシュバンギャ。服装は黒が基調で、比較的タイトなスタイルを好みます。ホストのような雰囲気もあり、美形が多いのが特徴でもあります。ロック系、パンク系の音楽ファンに多いタイプです。
肌の色は透けるように白く、青白いといってもいいほどで、全体的に色素の薄いイメージで、カラコンはライトブラウンやブルー、グリーンなどを使い、幻想的で蠱惑的な雰囲気を醸し出します。執事のような、ヴァンパイアのような、体温を感じさせないメイクが特徴です。
パンク系バンギャ
素肌に革ジャンだったり、髪色が赤や緑や黄色だったり、編み上げのニーハイブーツを履いていたりと、何かと派手でカラフルなファッションが特徴のパンク系バンギャ。バンドメンバーとそっくりのファッションやヘアスタイル、メイクをキメていることも多いです。
強めのファッションですが、女らしさも取り入れつつ格好良くまとめるセンスの良さが光ります。ドクロや十字架をモチーフにしたシルバーアクセサリーや衣装を身につけているのもパンク系バンギャの特徴です。
メイクはあらゆる種類のバンギャの中で最も濃いめで、個性的です。口紅の色も多種多様、耳にずらっと並んだピアスや鼻ピアスも特徴の一つです。
ロリータ系バンギャ
ロリータ系バンギャは、バンドメンバーの真似をしているというより、バンドメンバーの好みに合わせていることが多いようです。また、バンドの目指す世界観が、ロリータの世界観とシンクロしているということも、バンギャにロリータ系ファッションを好む人が多い理由です。
「ロリータ」は、深田恭子さん主演の『下妻物語』で脚光を浴び、きゃりーぱみゅぱみゅさんの登場で、一躍人気になりました。メイクの特徴は大きな目とピンクの唇です。瞳を大きく見せるカラコンや、可愛い模様の入ったカラコンを使用する場合もあります。
お人形のようなゴリゴリのメイクをする人もいますが、可愛い女の子を追及して一般受けする可愛いメイクをする人もいます。ロリータ系にはゴスロリも含まれます。
基本のバンギャメイクのやり方《メイク編》
バンギャメイクのやり方は、バンギャの系統によっていろいろありますが、基本的なやり方をご紹介します。慣れてきたら、自分好みのバンギャメイクにアレンジしてください。
ベースメイク
バンギャの肌は、艶を出さず、マットに仕上げるのが基本です。多少厚塗りになってもかまいません。素肌感をなくし、作り物めいた雰囲気を醸すように努めしましょう。血色は悪いくらいのほうが格好いいので、下地には青系がおすすめです。
アイブロウメイク
目頭と眉頭を近づけると、男性的な眉を描くことができます。眉頭が目頭と離れている女性らしい眉をしている人は、思い切って眉頭を剃ってしまう方法もあります。眉山を高くとり、鋭角的な眉を心がけましょう。ペンシルで眉を描いたら、コンシーラーで眉周りを整えるときれいです。
アイメイクとつけま
バンギャの目元は釣り目が基本です。歌舞伎の隈取にようにしっかりアイラインを入れる場合もあります。目頭にも目尻にも、ダークカラーのアイライナーを入れ、目力を強調します。目尻は厚めに塗るのがより効果的です。
つけまつげは上下ともにつける前に、ビューラーでしっかりめに巻いておきましょう。上のつけまつげは目の幅より長めにカットします。瞼につけてからもう一度ビューラーで形を整えます。
シェーディングの入れ方
立体感を出すためには、シェーディングとハイライトが有効です。鼻筋にすっと入れるだけでも効果は絶大です。顔の小さく見せたい部分にシェーディング入れて、大きめのブラシでぼかします。次に、ハイライトを、鼻筋や頬骨など、高く見せたい部分に入れ、ぼかします。
チークの色と入れ方
バンギャメイクのメインはアイメイクです。そして、少し不健康そうな肌色のほうが、格好よく見えるので、チークは寒色系のものを薄く入れる程度にします。目元を目立たせるために、あえてチークは使わないという方法もあります。
リップの色
リップカラーの定番は深紅です。血のように赤いリップを二度塗りし、グロスを足します。ボルドーもよく使われます。ファッションやヘアカラーに合わせてパープルやブラックも素敵です。
基本のバンギャメイクのやり方《カラコン編》
バンギャメイクではカラコンもよく使われます。カラコン一つでメイクの完成度が格段に上がるので、バンギャメイク初心者にもおすすめのアイテムです。カラコンを使ったバンギャメイクのやり方をご紹介します。
カラコンの選び方
つけるだけでガラッと印象が変わるカラコン。バンギャメイクの仕上げにカラコンは不可欠といってもいいでしょう。目力アップには、赤やグリーン・ピンクなど普段使いのカラコンとは一味違った色のものを選びましょう。。
その日のファッションに合わせるのもいいですし、髪色を派手にキメているなら、髪色とカラコンのカラーを合わせると、統一感が出て迫力が出ます。
ボーイッシュやパンク系のバンギャなら、格好いい印象のレッドやグレー、クールなブルーやグリーン、ロリータ系なら、可愛い印象のピンクやパープルなどがおすすめです。
おすすめのカラコン
カラコンは多くのビジュアル系、V系バンドのメンバーやバンギャが愛用するアイテムですが、目立ちたいなら人とは違ったカラコンをつけるのもおすすめです。カラコンの種類はたくさんありますが、特におすすめの2つをご紹介します。
ホワイトのカラコン
カラコンの中でもインパクト抜群のホワイト。ハロウィンやオカルトパーティで使ったことがある人もいるかもしれません。普段との印象のギャップを楽しみたい人、ライブで目立ちたい人にはとくにおすすめのカラーです。
オッドアイのカラコン
オッドアイとは、左右の瞳の色が違うこと。猫のオッドアイが有名です。人間でもごくごくまれにオッドアイを持つ人がいますが、ミステリアスでとても魅力的です。
左右で違う瞳の色は、見る人の心をざわめかせますが、それこそバンギャメイクの真骨頂といえるでしょう。
基本のバンギャメイクのやり方《髪型編》
バンギャメイクを格好良くキメたら、髪型にもこだわりましょう。もちろん、好きなバンドのメンバーの髪型を真似したり、ファッションに合わせて髪色を変えたり、好きな髪型にできたら最高ですが、ファッションやメイクと違って、髪型はそう簡単には変えられません。
学校やバイト、会社に行くのに、ぶっ飛んだバンギャヘアではさすがに許されないということもあるでしょう。本番以外はごまかしが利く、おすすめのバンギャヘアをご紹介します。
1.万能のウルフカット
バンギャメイク初心者におすすめなのが、誰にでも似合ってアレンジのバリエーションンも豊富なウルフカットです。頭頂部を軽くするエアリーウルフならスタイリングも簡単です。
ワックスで立体感を出し、レイヤー部分を遊ばせるとセクシーでワイルドなバンギャヘアに、カールをつければロリータ風にもアレンジできます。普段はレイヤー部分を縛っておけば、堅い職場でも浮きません。
オンとオフでイメージがガラッと変わるので、隠れバンギャにもおすすめのヘアスタイルです。
2.ロリータ系なら前髪ぱっつんロング
エキゾティックなロリータ系バンギャの定番はぱっつんロングです。ウルトラロングならそれだけでインパクトは絶大です。前髪を止めればまた雰囲気が変わります。ロングヘアは巻いたり編んだり上げたりと、変化が楽しめるのがポイントです。
リボンやカチューシャでアクセントをつけても素敵です。カラーリングは大変なので、エクステを上手に使うのがおすすめです。
また、ロングとボブのミックスであるロブもバンギャに人気の髪型の一つです。後ろはボブ丈で、前に行くほど長くなる髪型で、首筋から鎖骨にかけてのラインをセクシーに見せてくれます。
3.ボーイッシュにはスジ盛り
スジ盛りは、ホスト風のヘアスタイルの定番です。慣れるまではスタイリングに時間がかかりますが、ボーイッシュバンギャならぜひマスターしたいテクニックです。
コツは、手を抜かずに少しずつ束にしてスタイルのこと。ワックスとヘアスプレーをしっかり目に使うことです。
バンギャメイクに合う髪の色は?
バンギャの髪色は十人十色。禁色なんかありません。メイクやファッションとバランスがとれていれば、黄色でも緑でもレインボーでも何でもありです。
でも、バンギャメイク初心者には奇抜なカラーはハードルが高いですし、普段の生活を考えると、あまり思い切った髪色にしにくいという人もいるでしょう。
そこで、比較的日常生活に支障が出にくく、かつバンギャメイクに似合う髪色をご紹介します。
オールマイティな黒
どんな髪型やメイクにもしっくりくる黒なら、普段の生活にも支障はありません。バンギャというと、ど派手なファッションやヘアスタイルをイメージしがちですが、黒髪のバンギャは結構多いです。
ライブのときは、メッシュを入れたり、カラーエクステでアクセントをつけることも可能です。
品のいいアッシュカラー
赤味がかった日本人独特の重い髪を、透明感のある外国人風の髪に変えてくれるアッシュカラー。アッシュを施すだけで、今までとは違った髪色が実現できます。
アッシュカラーなら、ブラウン系の髪色でも派手になり過ぎず、上品でなおかつおしゃれのセンスも感じさせます。奇抜なバンギャの中では、かえってエレガントな髪色が目立つので、おすすめです。
基本のバンギャメイクのやり方《ファッション編》
バンギャ御用達ブランドも存在するくらい、バンギャファッションは個性的です。もちろん、好きなバンドの系統によってセレクトするファッションも違ってきますが、基本的なバンギャファッションについてご紹介しておきます。
1.カジュアルファッションにアクセサリーをプラス
バンギャというと、ゴスゴスのゴスロリやロリロリのロリータ、はたまたトゲトゲの革ジャンにピチピチのパンツをイメージする人が多いかもしれませんが、格好いいプリントのTシャツにジーンズでも、全然問題ありません。
普段着っぽく見せないコツは、スカルやクロスのアクセサリーやチェーンなどを効果的にプラスすること。このやり方ならライブ会場に行く途中で、好奇の目にさらされることもありません。
2.鎖骨が見えるトップス
ロリータ系、パンク系バンギャファッションで愛用されるのは、体のラインがはっきり出るカットソーのトップスやビスチェです。鎖骨の美しさを強調するように、胸元が大きくくれたタイプが多用されます。色は黒がエロくなり過ぎないのでおすすめです。
3.ボーイッシュなパンツスタイル
ロリータ系以外は、ハンサムなファッションが人気です。白いシャツにベスト、スリムなパンツで中性的なコーディネイトを目指しましょう。シャツのボタンは上から3つ目くらいまで外してちょっと砕けた雰囲気を出すのがポイントです。
バンギャにおすすめのブランド
バンギャファッションをしてみたいけれど、どこで売っているのかわからないという人も多いかもしれません。普通のブランドの服をアレンジすることも可能ですが、バンギャファッションに初挑戦する人には、おすすめのブランド情報があったほうが、わかりやすいかもしれません。
有名なのは『h.NAOTO』です。ビジュアル系の第一人者、X JAPANやGACKTなどトップアーチストにも愛用者が多いです。こわかわいいイラストで人気の『HANGRY&ANGRY』は、『h.NAOTO』のカテゴリー・ブランドです。
『h.NAOTO』は、とにかく多様なアイテムを扱っており、パンク、ゴスロリ、コスプレなどいろんなジャンルのバンギャに対応可能です。このほかにも、バンギャファッションを手掛けている通販サイトもありますから参考にしてみてください。
バンギャメイクでライブを楽しもう
バンギャメイクというと、怖い、気持ち悪いと眉をひそめる人がいるかもしれませんが、バンギャメイクは普段とは違う世界に連れて行ってくれる魔法の鍵のようなもの。日常を飛び出して、いつもとは違う自分になれます。
バンギャメイクでなくてはライブに行けない、というわけではありませんが、バンギャメイクをしているだけで、バンドやファンとの一体感は高まります。せっかくお気に入りのバンドのライブに行くのなら、バンギャメイクでバンドの世界観にどっぷりつかってみませんか?