他人に期待しない生き方や方法!相手に期待しすぎない!
他人に期待しすぎて、ガッカリしてしまう。わざとそうしたわけではないのに、裏切られたように感じる。他人に期待しない方法は?どうしたらいいの?ここでは、仕事、恋愛においての期待しすぎてしまった例を元に期待しない生き方を考えていきます。
目次
相手に期待しない生き方をしたい!
職場、学校、恋人、家族、友人。人は誰でも誰かと一緒に生活をしています。他人と生活することにおいて、自分がなにかしてあげたら、その相手に見返りを求めてしまいがちです。
「自分がこうしてあげたのだから、相手もこうしてくれるはず」
そう思ってしまうのは仕方のないことですが、無意識に期待しすぎてしまうと、相手がその期待に応えられなかった場合、がっかりした気持ちになってしまいます。裏切られたような気がしてしまったりすることも。
相手は故意に裏切ったわけではないのに、勝手に期待した挙句、勝手に落胆してしまう。そんな経験は、誰しもあることでしょう。
そうならない為には、他人にあまり期待しないことが大事です。では、誰かに依存せず、期待しすぎない生き方とはどういう生き方なのか。今回はそんな『他人に期待しない生き方』について紹介したいと思います。
他人に期待しすぎてガッカリするのはどんなとき?
「あの時、こうしてあげたのに」「どうして、やってくれないの?」「このくらいできるでしょう?」家族、恋人、友人、同僚。誰でも相手にこんなことを思ったことはあるでしょう。そしてそれに応えてもらえないと、ガッカリしストレスを感じてしまったりなんてこともあるでしょう。
では、人はどんな時に相手に期待してしまうのでしょうか。3つのパターンで考えてみましょう。
『恋愛をする=期待すること』?
恋愛において、相手に期待することというのは、当たり前ではないでしょうか。案外、恋愛をする=期待する、という事かもしれません。
例えば恋人の誕生日の事です。
いつもはお互い簡単にお祝いするだけ。でも、今年はサプライズしてみようかな?
何をプレゼントしよう?どんな祝い方をしよう?何日も前から計画して、一生懸命準備しました。当日はプレゼントもサプライズも喜んでもらえて、とても幸せな時間です。
それから数ヶ月後。今度は自分の誕生日です。恋人は何をしてくれるんだろう?と、どうしたって期待してしまいます。自分が恋人を大事にしていれば尚更のこと。
そして当日、恋人はお祝いの言葉をかけてくれました。え?それだけ?なんて思ってしまいませんか?
また、片思いなら尚更です。相手に好きになってもらいたくて、アプローチをする訳ですから、まさに見返りを求めているわけです。
恋人でも好きな相手でも、恋愛に関して相手に期待をしすぎてしまうと、落胆も激しいものになってしまいます。最悪、恋人の気持ちを疑ってしまったり、好きな人の嫌な面だと感じてしまったり。そういう意味でも、恋は盲目なのかもしれません。
承認欲求からくる職場での期待とは
朝起きて、出勤して、帰宅する。これを幾度となく繰り返している私たちですが、職場でももちろん相手に期待しすぎてしまうことはあります。
実績を上げても誰にも褒められなかったり、部下が思ったような出来でなかったり。
仕事をしているのですから、もちろん実績を認められたいという承認欲求は誰でもあるでしょう。しかし、それが過度になると、「こんなに頑張ったのに」なんて考えてガッカリしてしまいます。
また、『上司』というだけでとても優れた人だと思っていると、そうでない場面を見たときに落胆してしまうことでしょう。
ついつい甘えてしまう・家族や友人への期待
家族や友人は自分にとても近い存在です。なので、期待しすぎてしまうこともあるでしょう。
苦手教科のテストでがんばったけど、褒めてもらえなかった。
参観日に手を挙げて応えたのに、他の兄弟の所へ行ってしまって見てもらえなかった。
友達に旅行のお土産をあげたけど、特に何も反応がなかった。
なんてこと、ありませんか?これらも全て、無意識に期待して相手の反応のハードルをあげているのではないでしょうか。
他人に期待してしまう人の特徴
3つのパターン、あなたは覚えがありましたか?もちろん上に挙げただけではないでしょう。他人と関わって生きていく私たちは、少なからず相手に期待をしてしまいます。
次に、他人に期待しすぎてしまう生き方をする人の特徴について考えてみましょう。
他人を信用しやすい
少し話をしただけで、その人を信頼してしまう人がいます。こういった人は、この人ならやってくれる、と思ってしまうようです。他人に対してポジティブに考えられるので、悪いことではないのですが、期待する回数が多い分、裏切られる確率も増えてしまいます。
失敗を気にしない
たった1度、期待どおりでなかっただけで、他人に期待することをやめる人はあまりいないと思います。なぜなら、自分でも、自分が勝手に期待しているだけという事に気づいているからです。
失敗を気にしないタイプの人なら、なお更くりかえしてしまうのではないでしょうか。反省して次に活かせるタイプの人はこの場合には当てはまりませんね。
他人に優しくできる人
自分が他人に優しくできる人は、相手も優しくしてくれると思いがちです。意識していなくても、自分という基準があるので、他人に対して「当たり前にやってくれる」というハードルが上がってしまうでしょう。
とても良いことですが、ハードルが高い分、自分がガッカリしてしまうことも増えるでしょう。
他人の気持ちに疎い
相手の気持ちに疎く、相手の立場になって考えられない人は、『相手が自分を助ける余裕があるのか』ということが考えられません。なので、相手の状況もお構いなしに期待が膨らんでしまいます。
また、上に挙げた『やさしい人』と『相手の気持ちが考えられない人』という特徴が混ざると『独善的』になってしまいます。そういう人も当てはまるのではないでしょうか。
他人に依存しやすい
恋人、友人、家族、同僚。他人に依存しやすい人は、『誰かが助けてくれる』という心理が働きやすいのだそうです。
仕事で困れば同僚が、学校なら友人が、生活面なら家族や恋人が。といったように、その場その場で誰かに期待して助けを求めてしまうのかもしれません。
他人に期待しない人の特徴
期待しすぎる人の特徴を5つ挙げてみました。いくつ当てはまりましたか?では逆に、他人に期待しない生き方の人というのは、どんな特徴があるのでしょうか。みていきましょう。
パーソナルスペースがある
仲良くなったのに、なんだか一定の距離を感じる。そんな人、周りにいませんか?親しくなっても、一定の距離感が保てる人は、自分の時間を大事にできていると思います。
また、一定の距離があれば、他人を客観的に見ることができるので、他人にも過度に期待しすぎないで生きていけるのではないでしょうか。
失敗を次に活かせる
誰かに期待しすぎてガッカリしてしまった経験を『反省』として捉え、次に活かせる人です。あの人の実力はここまでではなかった。次はこのレベルで考えようと考えることができる人。
見返りがほしくてしたわけじゃない。だから、悲しむ必要は無い。といったように、ガッカリした経験を『出来事』ではく、『失敗』と考え、『反省』し、そして『次に活かす』というわけです。
それができれば、きっと相手に期待しすぎない生き方になるでしょう。
大きすぎるガッカリ
過去に誰かに裏切られた経験したことのある人、それで酷く傷ついた人は、他人に対して慎重になりがちで、期待しすぎない生き方になるはずです。特に心を許した相手に何かされた経験があればなお更です。
その経験を元に、無意識でも自己防衛をしてしまうこともあるでしょう。そういう人は、他人にもあまり期待しないで接しているのではないでしょうか。
相手をよく見ている
相手をよく観察できる人は、相手がどのくらい『できる』のかを見極めることができます。そうすると、過度に期待しないで仕事を任せたり、頼みごとができるはずです。それが期待しない生き方へとつながるでしょう。
他人に期待しない生き方!期待しない方法とは?
どうでしょう。どちらに多くあてはまりましたか?では、ここまで挙げてきた『期待しすぎる人の特徴』、『期待しない人の特徴』を踏まえて、いよいよ他人に期待しない生き方、期待しない方法を考えてみましょう。
期待していることに気づく
まずは、自分が他人に期待していることに気づきましょう。上に挙げた『失敗を引きずらない』タイプの人は特に、自分が他人に期待していることにすら気づいていない場合もあります。
相手に求めるハードル、客観的に見ると少し高くなっていませんか?それに気づけば期待しない生き方の第一歩です。
自分の時間を作る
まずは、自分の時間を作ることです。自分の時間を作ることで、他人への依存を抑えてみましょう。趣味があるならそれに没頭してみるのも良いでしょう。
落ち着いて、一人になれる時間を大切にすれば、結果的にパーソナルスペースの確保にもつながるのではないでしょうか。ということは、『期待しすぎない人の特徴』で挙げた、『パーソナルスペースがある』ということにもなります。
自分のことは自分でする
これも、他人への依存を抑える方法のひとつですが、『自分のことは自分でする』という方法。まずは、誰かに助けてもらおう、誰かがやってくれる、と期待しないで、身の回りのことを自分でやります。そうすれば、依存も抑えられて、自立した生活も促せて一石二鳥です。
相手の気持ちを考える
自分が何かしてあげたことを、相手が忘れている場合もあるでしょう。それより、相手に誰かを助ける余裕があるかどうかもわかりません。
また、期待するということは、見返りを求めてしまうということ。見返りを求めてしまうということは、無意識でも『してあげた』と思ってしまっているということです。
相手の気持ちを考え、思いやりを持てば、自然とそういったことも減って、期待しすぎないのではないでしょうか。
相手を観察してみる
何かを頼んだり、期待する前に、まずは相手をよく観察してみましょう。よく見ていれば、得意なことも苦手なことも見えてくることでしょう。
それがわかれば過度に期待しないで、相手の力量に合った物事を頼めるはずです。人間観察を普段からやっておくと、いざという時に期待しないですむかもしれません。
尽くすことをやめる
恋人でも友人でも、相手に何かしてあげることで見返りを期待してしまう人は、まず何かしてあげることをやめてみましょう。
自分から何かしてあげたという事実自体がないわけですから、過度に期待しないですむはずです。
仕事で期待しすぎないことのメリット
では、それらの期待しない生き方を実際に試してみたら、生活にどんな変化が生まれるのでしょう。
例えば会社では、ほとんどの場合が集団で仕事をしているとおもいます。助け合い、仕事を任せたり任されたり、実績を出したり。他人に期待しがちな空間ですが、ここで他人に期待しすぎない生き方ができたら、いったいどんなメリットがあるのでしょうか。
大きな失敗がなくなる
仕事で他人に期待しすぎない、ということ。つまり、同僚の力を過信しすぎないということです。
例えば、部下に仕事を任せる立場だった場合、失敗や思ったレベルまでできなかった事も最初から想定していれば、後で慌ててフォローすることもなくなるでしょう。
任せるのも上司の仕事ですが、フォローするのも上司の仕事です。ミスがあっても早めに対処できれば、大きなミスにはならないでしょう。
ストレスが軽減される
相手にガッカリすることがなければ、気持ちの浮き沈みも少ないということ。ただでさえストレスがたまりやすい、会社という場所で、余計なストレスを感じなくなるでしょう。
上司だからといって全員が人格者ではありません。相手も自分も人間ですから、合わない同僚だって居るでしょう。そう考えて期待しない生き方ができれば、今感じている余計なストレスはなくなるはずです。
人間関係にも影響が?
他人への期待というのは、相手にとって負担に感じることもあります。それが過度な期待となればなお更です。相手に伝わりやすく、それが部下への期待ともなれば相手は相当な負担でしょう。
相手に過度に期待しないで接していけば、ストレスを与えることもなく、自分もガッカリすることがないので、人間関係も円滑になるのではないでしょうか。
恋愛で期待しすぎないことのメリット
仕事で他人に期待しすぎない生き方ができたら、恋愛でも同じ生き方ができるかもしれません。では、恋愛での期待しない生き方とは、どんなメリットがあるのでしょうか。
自然体で向き合える
恋愛において相手に期待しない生き方というのは、自分も頑張り過ぎないということではないでしょうか。
仕事と比べて、恋愛は特に見返りを求めてしまいがちです。見返りということは、自分が相手にあれこれしてあげたという前提があるわけです。色々してあげることが当たり前の人は、『してあげた』という意識はないので、自然と見返りは求めません。
しかし、そうでない人は、相手も同じように努力してくれないとガッカリしませんか?そんな期待があるのだと思います。
よって、その期待をやめるということは、自分も『してあげた』と思うような『努力』をやめるということです。そうすれば、自分にも余裕が生まれて、自然体で恋人と向き合えることでしょう。
相手にやさしくなれる
余裕が生まれると、相手の気持ちを考えてあげることもできるでしょう。そうすれば、思いやりをもって恋人に接することができます。
相手にやさしく接することができて、より相手が愛しいと思えるかもしれません。もしかしたら、相手もさらに自分を好きになってくれるという可能性もあると思います。
距離感が生まれる
誰だって好きな人とはずっと一緒に居たいものです。片思いでも恋人でも、そうではないでしょうか。しかし、恋人との時間だけでなく、自分の時間も大切にすることができれば、相手との間に適度な距離感が生まれます。
必然的に依存も抑えられますし、相手のことを考える時間も増えます。恋愛において、相手のことを考える時間というのは、とても大事な時間ではないでしょうか。
また、社会人のお付き合いの場合、恋愛以外にもたくさんやることがあるわけですから、ひいてはこの距離がお互いの余裕を保ってくれることと思います。
期待しないということは諦めるということではない
いかがでしたか?他人に期待してガッカリしてしまう、誰しも経験のあることですが、他人にガッカリするというのは自分にとってストレスに感じます。
期待しない生き方ができれば良いのですが、難しいと感じる人もいるでしょう。期待しない方法、ガッカリしない方法も上に挙げただけではないで、自分にあった方法を探してみてください。きっとあなたの人間関係にも変化をもたらしてくれることでしょう。
他人に期待しない方法ということは、相手をありのまま受け入れるということです。つまり、他人を最初から見下したり、諦めるというわけではありません。相手のことを思いやって生きていくという方法なのです。
期待しすぎなければ、相手がしてくれた少しのことで感謝が生まれます。また、自分の行為も『してあげた』と思わなくなり、当たり前に他人にやさしくすることができるでしょう。その感謝や、やさしさが、人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。