加藤敬二(劇団四季)の退団理由はパワハラ?ミュージカル俳優の今現在に迫る
劇団四季の名俳優として長年活躍していた加藤敬二さんですが、2018年に後輩へのパワハラ騒動が起き、その後劇団四季を退団してしまっています。今回は、そんな加藤敬二さんの現在やパワハラ騒動について、詳しく調査していきましょう。
目次
加藤敬二のパワハラは本当にあったのか?
加藤敬二さんは、世界的に有名な劇団「劇団四季」に所属する名俳優として活躍していました。ダンサーとしても活躍していた過去がある加藤敬二さんは、鍛え上げたしなやかな体と生まれつきの表現力の高さで、劇団四季のトップ俳優にまで上り詰めたのです。
しかし、2018年に後輩俳優をパワハラ行為で追い詰め、自殺に追いやったという噂が流れ、世間からバッシングを受けました。この衝撃的な事件以降、加藤敬二さんは表舞台に姿を見せることが少なくなっています。
そこで、今回は最近パワハラ問題で注目された加藤敬二さんの現在や経歴について、詳しく調べていきましょう。加藤敬二さんの現在が気になっている人は、ぜひ注目してみてください。
加藤敬二とは?
加藤敬二さんは、19歳で故郷の石川県から上京し、東京の大手ダンススタジオに所属するダンサーとして活躍し始めました。ダンサーとして場数を踏み、実力をつけていった加藤敬二さんは、22歳の時に大手劇団「劇団四季」のオーディションに挑戦します。
見事オーディションに合格した加藤敬二さんは、その後ミュージカル俳優として注目を集める存在となり、劇団四季のトップ俳優として活躍します。次第に舞台の振付や演出も担当するようになり、加藤敬二さんは劇団の重要人物になっていきました。
加藤敬二のプロフィール
本名 | 加藤敬二 |
生年月日 | 1962年3月7日 |
現在の年齢(2019年現在) | 57歳 |
出身地 | 石川県 |
血液型 | A型 |
活動内容 | ミュージカル俳優 |
所属グループ | 無し |
所属事務所 | 元劇団四季 |
大な作品 | 舞台クレイジー・フォー・ユー |
加藤敬二さんは16歳の頃からダンスに熱中しており、19歳の頃にダンサーを志して上京します。東京の大手ダンススタジオに所属すると、ダンスにより打ち込み実力をつけていきました。
次第に演技や舞台にも興味が湧いた加藤敬二さんは、22歳頃に劇団四季のオーディションを受け、合格を果たします。
実力のある役者がそろっている劇団四季の中で、加藤敬二さんはしなやかな身のこなしや演技力の高さで、一目置かれる存在になるのです。劇団四季の看板俳優としての地位を確立すると、舞台の振り付けや演出にも深く関わるようになります。
しかし、2018年に後輩の俳優に対するパワハラ騒動が起き、世間から批判を受けてしまうのです。
両親と兄は奇術師
石川県金沢市に生まれた加藤敬二さんの父は、プリンス東陽という芸名で活躍していた奇術師でした。父親と同じく実母と実兄も奇術師として活動しているそうです。
幼い頃から兄と共に両親の仕事を見ていた加藤敬二さんは、9歳の頃から両親のショーのアシスタントを務めていました。この幼少期の経験は、後の劇団四季での活躍に活かされたのでしょう。
加藤敬二の経歴
最近報道されたパワハラ疑惑の影響のためか、現在はあまりメディアに取り上げられていない加藤敬二さんですが、輝かしい経歴を持っているのです。以下では、加藤敬二さんの経歴について、詳しく取り上げていきましょう。
16歳からダンスレッスンを始める
加藤敬二さんは16歳の時に、地元石川県金沢市内にあったダンススクールでダンスレッスンを受け始めました。
体のバランスが良く、運動神経も良かった加藤敬二さんは、真面目に練習を重ねてめきめきとダンス技術を高めていったのです。
ダンスチームのメンバーで活躍
加藤敬二さんは高校を卒業すると、ダンサーを夢見て上京します。名倉加代子ダンススタジオに入ると、仲間と切磋琢磨し合いながら実力をつけ、ダンスチーム「ダンディーズ」のメンバーに抜擢されたのです。
その後は、テレビ番組やコンサートのバックダンサーとして活躍することが増えた加藤敬二さん。紅白歌合戦や、松田聖子さんのコンサートのバックダンサーを務めたこともあるそうです。
1984年に劇団四季のオーディションに合格
演技や華やかなショーにも興味があった加藤敬二さんは、22歳の時に劇団四季の舞台オーディションに参加しています。劇団四季の代表作「キャッツ」のオーディションに見事合格した加藤敬二さんは、ミストフェリーズ役として出演したのです。
実は加藤敬二さんは、かつてニューヨークで「キャッツ」を鑑賞し感銘を受けており、特にミストフェリーズ役に憧れていました。そのため、その憧れの役に抜擢された時は、飛び上がるほど嬉しかったでしょう。
数々の作品に出演
加藤敬二さんはダンサー活動で培ったしなやかな身のこなしや、演技力の高さで劇団四季の中でも目立つ存在となります。
劇団四季の有名作品にも多く出演し、特に「コーラスライン」や「ウエストサイド物語」などでの目覚ましい活躍で、知名度を上げたのです。
劇団四季の振付や演出も担当
劇団四季に所属した加藤敬二さんは、有名作品の多くに出演し続けます。1989年に主役を演じた舞台「ユタと不思議な仲間たち」で、振付も担当し高評価されました。
さらに、1998年には長野オリンピックの開会式で、ダンサーの子供達への振付指導も行ったのです。また、舞台の演出も行うようになった加藤敬二さんは、劇団四季のリーダー的存在になっていきました。
加藤敬二の主な出演作品
加藤敬二さんは様々な舞台に出演し、その演技とダンスの才能を発揮しました。以下では、加藤敬二さんの魅力が良く伝わってくる舞台作品を、いくつか取り上げていきましょう。興味がある人は、ぜひ実際に鑑賞してみてください。
クレイジー・フォー・ユー
加藤敬二さんは、1993年に公開された劇団四季の舞台「クレイジー・フォー・ユー」に、主役のボビー・チャイルド役で出演しました。
1930年代のニューヨークを舞台にした劇で、タップダンサーの夢を諦め家業の銀行業を継いだボビー・チャイルドの悲恋を描いています。
自分の銀行の差し押さえに合う劇場の娘ポリーに恋をするボビー・チャイルドを、加藤敬二さんは情熱的に演じました。完成度の高いタップダンスや、良く響く力強い歌声で、多くの観客を虜にしたのです。
キャッツ
1983年から劇団四季で公演されている舞台「キャッツ」は、ニューヨークのゴミ捨て場近くで暮らす野良猫たちの賑やかな日常を描いた作品です。
劇団四季ではオリジナルの要素も加えながら、現在まで上演し続けており、2018年には公演回数が10,000回を超えています。
加藤敬二さんは魔術を使う黒猫ミストフェリーズと警察すら利用して悪事を働く赤毛のマキャヴィティを演じているのです。加藤敬二さんはバネの効いたしなやかなダンスを披露し、2つの役を魅力的に演じています。
はだかの王様
「はだかの王様」は、劇団四季で1964年から現在まで公演されている人気舞台です。傲慢でおしゃれ好きな王様が、詐欺師に騙され裸のままパレードを行い、笑いものになってしまうというストーリーは有名でしょう。
加藤敬二さんは「はだかの王様」に、王様を騙す詐欺師スリッパ役で出演しています。迫力のある演技とキレのある激しいダンスで、加藤敬二さんは人気を集めました。
加藤敬二は劇団四季を退団していた
加藤敬二さんは22歳で劇団四季に入った後、30年以上人気ミュージカル俳優として活躍し続けました。しかし、2018年に後輩へのパワハラ事件が起きると、激しいバッシングを受け、劇団四季を退団してしまったのです。
以下では、加藤敬二さんの劇団四季退団の原因となったパワハラ騒動について、確認していきましょう。
加藤敬二のパワハラで団員が自殺未遂
2018年7月に、劇団四季の新人俳優であった一色龍次郎さんが、都内のマンションの5階部分から転落する事故が起こります。その後、一色龍次郎さんは命を取り留めたものの、自殺しようとして転落したことが明らかになったのです。
当時一色龍次郎さんは、大先輩であった加藤敬二さんから理不尽に罵倒されたり、無視されたりすることが多く、精神的に追い詰められていました。
そのため、この事件の報道で、日常的に加藤敬二さんが後輩にパワハラをしていたという疑惑が持ち上がったのです。
パワハラ騒動の経緯
加藤敬二さんのパワハラ騒動はネット上でも拡散し、加藤敬二さんに対する批判の声が多く挙がったのです。当時28歳であった一色龍次郎さんは、加藤敬二さんのデビュー役であるミストフェリーズ役に選ばれていました。
キャッツの舞台稽古において、長年同じ役を務めた加藤敬二さんは、新人俳優の一色龍次郎さんにしっかり指導していたそうです。しかし、その指導の中で、加藤敬二さんはパワハラと受け取られるような行為を度々していました。
一色龍次郎さんは加藤敬二さんからの無視や暴言などに耐えられなくなり、自殺未遂をしてしまったのです。
自殺未遂のその後は?
飛び降り自殺をした一色龍次郎さんは怪我を負ったものの、命は取り留めました。しかし、事態を重く見た劇団四季は、第三者委員会を作り、この事件の細かい調査を行ったようです。調査結果はプライバシーの問題から公開されていません。
加藤敬二の退団理由はパワハラ?
指導していた後輩の自殺未遂事件に、加藤敬二さんも相当ショックを受けていたようです。劇団四季内での調査が終了すると、加藤敬二さんは劇団四季を退団してしまいます。
ファンに一切の説明をせず、ひっそりと退団してしまったため、パワハラの責任を取っ手辞めたのではという噂が流れているのです。しかし、この噂の確かな根拠は見当たりません。
加藤敬二のパワハラ騒動で自殺未遂をした一色龍次郎とは
加藤敬二さんのパワハラによって精神的に追い詰められ、自殺未遂に至ってしまった一色龍次郎さんとは、どのような俳優なのでしょうか?一色龍次郎さんは愛媛県で生まれ育ち、20歳の時に劇団四季のオーディションに合格しています。
翌年から舞台に立つようになり、2011年公演の舞台「ジーザス・クライスト・スーパースター」でデビューを果たしたのです。
その後、誠実に舞台演技に向き合い続け実力をつけた一色龍次郎さんは、2016年に舞台「キャッツ」のキャッツのミストフェリーズ役に選ばれます。
「キャッツ」の舞台でも存在感を示し、周囲から期待を集める俳優になっていた一色龍次郎さんですが、2018年に加藤敬二さんからのパワハラで苦しみ、突如自殺未遂をしてしまいました。
当時28歳だったという一色龍次郎さんは、現在も劇団四季に所属していますが、まだ俳優活動に復帰していないようです。
加藤敬二の妻や子供は?
最近パワハラ騒動で世間を騒がせ、劇団四季を突然退団してしまった加藤敬二さん。そんな加藤敬二さんには妻子がいます。以下では、加藤敬二さんの妻や子供についても、詳しく取り上げていきましょう。
結婚相手は山崎佳美
加藤敬二さんの妻は、劇団四季の人気女優山崎佳美さんです。山崎佳美さんは加藤敬二さんと同じく、数々の有名舞台で主役を演じ、劇団四季の看板女優として有名でした。
多くの舞台で共演した2人は交際を経て1997年に結婚します。山崎佳美さんは1998年に長女を出産し、直後に劇団四季を退団したのです。
山崎佳美とは
18歳の時に劇団四季に所属した山崎佳美さんは、遠くまでしっかり響く伸びやかな歌声と、繊細な演技で人気女優となりました。
劇団四季退団後は育児や家事に専念していましたが、最近音楽活動を始めており、大楽グループ「パンドラBOX」のリーダーとして各地で演奏を披露しているそうです。
加藤敬二さんは山崎佳美さんの女優としての実力だけでなく、パワフルで前向きな部分にも惹かれたのかもしれません。
子供は娘と息子の2人
加藤敬二さんと山崎佳美さんの間には、長女と長男が生まれています。1998年に長女のさや香さんが生まれ、2007年に長男のゆづるさんが誕生したそうです。
2人とも元気に育っているようで、山崎佳美さんはSNSに子供達のことを幸せそうに綴っています。ちなみに、2019年現在さや香さんは20歳で、ゆづるさんは11歳のようです。
加藤敬二の現在の画像は?
上記の画像は、2019年に俳優の高嶋政伸さんが開催した朗読会に参加した加藤敬二さんの画像です。一番右端にいる加藤敬二さんは、穏やかな笑顔を向けています。スレンダーな体型やダンディーな顔立ちと雰囲気は若い頃のままです。
劇団四季退団後はしばらくファンの前にも現れなかったので、元気そうな加藤敬二さんの現在の姿に、安心するファンは多いでしょう。
現在俳優活動に復帰しつつある加藤敬二
今回は2018年に起きた後輩俳優へのパワハラ騒動で、劇団四季を退団した人気ミュージカル俳優加藤敬二さんについて、詳しく取り上げました。加藤敬二さんはパワハラ騒動によって、長年貢献してきた劇団四季を退団しています。
しばらく加藤敬二さんは謹慎状態でしたが、最近ではフリー俳優として活動し始めているようです。パワハラ事件をしっかり反省した上で、これからも俳優として輝き続けてほしいと願うファンは多いでしょう。